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2012年8月14日 (火)

正義とは何か(笑)

アホでマヌケなアメリカ白人  マイケル・ムーア  柏書房

 何を今さらの本なんですが、もーすっかり時間もたったしのんびり斜め読みできるわーとめくってみたら…己の甘さに気がつく始末…今読んでも物凄く体力のいる本です、全体的にギャグテイストで軽く書かれているけど、本当コレ笑い飛ばしていいんですかぁー?(エコー付)この状況は今も変わりなしと見ていいんだろか?いとをかし、もといいと哀しか?

 まぁここまで赤裸々に書いたらセレブや権力者の皆様は皆気分悪いだろーと思う。それでも言論の自由の国アメリカだものって事で面目躍如なのかと思っていたら、あとがきに「出版前に「大統領を名指しで批判した部分の削除」を求められるなどの圧力がかかり、発禁寸前にまで追い込まれたそうです。でも、著者マイケル・ムーアはそうした圧力を断固としてはねのけ、敢然と出版に踏み切りました。当然のことながら、主要メディアは一切無視。書評も批判も全く載らないという放置状態にさらさられたにも関わらず、本書は今春の発売と同時に<ニューヨーク・タイムズ>ベストセラーリストの第1位になり、その後も長期にわたってトップ10に留まっています」とな…何かチョムスキーの発行事情を思い浮かべてしまったが、自由の国も大変な模様です(笑)

 まぁメディアの体たらくはいずこの地も皆それぞれに同じって事でオケ?なんでしょーかねぇ?例のブッシュの大統領選のカラクリも実はBBCが初めて報道したという件に、米にも大本営があったのか?と思ってしまった(笑)ちなみに、「狂牛病を知って以来、私は怖くて怖くて、もうハンバーガーは食べられなくなりました」(@オプラ・ウェンリー)と発言しただけでテキサスの牧場主たちは「1200万ドルの損害賠償」を求めて訴えたというのだから、何とも米らしいのか(笑)尤も、この訴訟でオブラ側の勝訴となり、曰く「今でも、ハンバーガーはひとつだって食べていません」とな(笑)米人でさえ、この反応なら外の国の人達の食の恐怖なんて…なんてなんでしょかねぇ(笑)

 アリス的にムーア、映画監督としてのムーアならアリスの領域なのかなぁ?わりとこーゆー風刺のきいた話はアリスは好きそーな気がするが?どーか?本書は初っ端から笑かしてくれて、例の911以来、米の航空機搭乗についてはそれなりにセキュリティーが厳しくなったのはよく分かるとしても、持ちこみ禁止目録に編み棒とか鈎針とか入るのもこれまた、へーへーへーだとしてもライターやマッチが持ちこみOKって、これ今でもなのか?日本は駄目だった記憶があるんだけど?違ったのか?

 ちなみに某情報提供によると「実はガスライターは、FAAが賛成してホワイトハウスに送った禁制品の原案の中にはちゃんと入っていたんです。ところが、タバコ業界がブッシュ政権に圧力をかけ、ライターとマッチを持込禁止リストから外させたんです。彼らのお得意様は、飛行機が着陸するやいなや、吸いたくてたまらなくなるんです。空が安全である限り、そういう人を罰することはできません」とな…さすが自由の国アメリカ(笑)

 ブッシュ大統領選出については、詳細は本書をドゾ。このカラクリが本当なら米ヤバイんじゃね?位で済まない気がするが?大統領の陰謀ならぬブッシュ家の陰謀ですか?ver.はどんどん進化するもんなんだぁ(笑)日本的にはそこに、アンドリュー・H・カード・ジュニア大統領首席補佐官がいるとこでしょか?「カードは、ブッシュ政権に加わる前はジェネラル・モーターズ社のチーフ・ロビイストで、今はなきアメリカ自動車製造者協会のCEOでもあった。この協会は、燃料の排出基準の強化に反対し、日本との貿易摩擦で戦った。カードは議会で、合衆国商工会議所ロビイング・グループの代表として、「乗客の権利法案」に反対した」素晴らしき転職術ってか(笑)

 それにしてもブッシュって逮捕歴のある人の集まりなのか?「1976年に飲酒運転で逮捕されたという事実を必死で隠蔽しようとしてましたからね」ってホンマでっかぁー?で、これまたローラ夫人も「17歳の時、彼女は自分でクルマを運転していて信号を無視した末に、級友のクルマに衝突して彼を殺していますからね」って…更に「ディック・チェイニーに助言だけは求めちゃダメですよ。彼は25年の間に、2回飲酒運転で捕まっていますからね!」って…車社会ならこんなもんなんですか?それにしても逮捕歴が三回ある大統領…うん、罪を憎んで人を憎まずだよね(笑)

 税金問題はどの国も深刻と見えて、米も実際はかなりこれまたヤバイ?これも今どこまで是正されているのか?ちなみに本書の当時は「会計監査院によれば、年収2万5000ドル以下の人に対する国税庁の会計検査は2倍になり、逆に年収10万ドル以上の人は25%も減ったという」とな…「企業が払う税金は26%も減り、一方あんた、つまり平均的アメリカ人の支払う税金は少なくとも13%も上がった」そー…

 「もちろん、みんながみんな大損したわけじゃない。この国には、新しく億万長者になった人間が5万6000人もいる-まあ、はっきり言やあ盗賊みたいな連中だ。最初から豊富な資金をもっていて、効率的に投資をしたのさ。そいつらが投資した先の企業は、自国の労働者のクビを切って、他の国の子供たちや貧乏人を働かせ、税金を減らしたところばかりだ。奴らにとって、「貪欲」というのは純然たる「美徳」だ。いやそれどころか、「絶対必要不可欠条件」ですらある」一人勝ちの経済って…まさに金こそ全てってか(笑)

 何かもー今読んでも、ハァーとため息が出てしまうお話のオンパレード…ブラック・ユーモアというよりジョーク…アメリカン・ジョークで流していいんですか?の世界が展開しているよなぁ?どこの章もそれなりにアレなんですけど、一際毒舌が冴えているというか、まるでスイフトのよーなたとえのところは幹細胞研究に反対していた共和党政権が、ロナルド・レーガンのアルツハイマー病罹患で風向きが変わった話とか…「ロナルド・レーガンの不幸のお蔭で、俺たちはフェデラルファンドによる幹細胞研究を手にすることができるようになった」とな…

 「この現象-つまり金持ちが、自分自身が犠牲者になったとたんに態度を変えるという現象-は、至る所で起こっている」そな(笑)NY市長のジュリアーニも自身が癌に侵された途端「長年の間、保険を受けていない子供たちへのヘルスケアを市の財源から行うことに反対してきた。が、全く突然、彼は回れ右をした」…チェイニーの場合は「ホワイトハウスが同性愛者に反対する法案を提出しようとするのを、黙って握りつぶしている。なぜか?彼の娘がレズビアンだからだ」…

 で、これを踏まえて著者は言う「だから俺は考えた。この国で、病人に援助を与え、差別されている人間を守り、苦しんでいる人の人生をよりよくするための方法はひとつしかない。権力を持つ者たちが、人生で考えうる最悪の病気、悲劇、環境に見舞われるように、一心不乱に祈ることだ。なぜなら、彼らが苦境に陥るや否や、彼たちすべてが救われる可能性が出てくるからだ」って…「そこで俺は、「満ち足りている人間に、可能な限りの禍いをもたらす祈り」を作った」うわー…病膏肓に入るってか(笑)

 目次参照  目次 国外 

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