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2012年8月 3日 (金)

真夏の夜の夢(笑)

笑い陰陽師  山田風太郎  講談社

 風太郎先生の忍法帖シリーズを求めての読書の旅も続くよ、どこまでもぉーですか(笑)甲賀から始まったそれできましたが、今回は今までとは毛色がかなり違うよーな?タイトルは陰陽師ですが、主人公は易者占いの夫婦、江戸で辻占いをしている設定のよー、して正体というか、前職というか、出身が旦那様は甲賀で奥様は伊賀だったと…ここまでで陰陽師なのか、占い師なのか、忍者なのか?そこが問題だ?というより問題か(笑)

 そして五つのお話からなるオムニバス方式の構成だと思うのですが、本書は一言で言うと男のロマンがメインかと…どゆー事かというと、下半身と妄想のドリーム小説といいましょーか(笑)昔、エログロナンセンスなんて形容があったけど、グロはないが、エロとナンセンスは全面に渡ってとりついている感じかなぁ(笑)多分、殿方には楽しい話だぁーとなるはず…ノンストップでそれしかないよーな気がする、するんだけどこれまた全編に渡ってギャグとジョークしかないよーな気がするぅぅぅいえ、当事者達は死活問題を含めて非常にシリアスなはずなんですけど、傍から見る分には、これは喜劇にしか見えないとこが何とも(笑)

 後、まぁこれまたエロス中心主義らしく、いっそ天晴れな位男性中心主義かなぁ?「むろん例外はあるが、一般的に、女のほうが男より無能力というのが公平な見方だ。正直なところを言わせてもらうと、男なら、不安で不安でじっとしていられないほど女は無能力といっていい」なんて科白が冒頭にあったりする位(笑)

 アリス的に、何故これかというと甲賀の御大に続けなんですが、本書は…変態性欲の権威の准教授なら分かるんだろか(笑)結局、登場人物達は皆エロスに振り回されている人々って感じだもんなぁ…で、悩み相談で易者を訪ねると…

 取りあえず、この易者夫婦、果心堂とお狛が一癖ある人物像で、互いに繰り出す甲賀秘伝、伊賀秘伝の忍術が何とも…忍術というより妖術という気がしないでもないけど、一例としては甲賀忍法独筋具とか…ええ、ドッキングと読むんですよ、本書全てに著者の遊び心が蔓延している模様…トータルして笑いしかないのか?だから本書のタイトルなのか(笑)

 本書はjまた至言の嵐でして(笑)「あらゆる女と同様、実質以上に自分を美人と思っている。とくに他の二人よりは自分のほうが美しいとみんな確信している」とか、「男に、女の好みなんかない。長いのもいいし、まるいのもいい。濃厚なのもいいし、薄味もまた悪くない」とか、「個人でも国家でもあまり強大な力をそなえると、それを天にふるい地にふるわずんばやまない欲求を禁じえないとみえる。いわゆる横車というやつである」とか、「だいたい女の不幸は、したがって家庭の、ひいては社会すべての悲劇のもとは、体力も生活力もない男がなまじ一人前の結婚生活をしようなんて、分際をわきまえない欲気をおこすところからはじまっていると断言してよろしい」とか…風太郎先生、何かあったのか(笑)

 さて、本書の解説もとい、対談は中嶋らも氏でして、著者と対談という名の壮大な世間話が素晴らしス(笑)ちなみに本書、著者によると売れなかった本らしーのですが、著者的判断でいくとA級作品だそーですので、後の評価は読んでごろーじろかな(笑)

 目次参照  目次 フィクション

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