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2012年8月22日 (水)

予言ではなく警告?それとも最後の良心(笑)

壊れゆくアメリカ  ジェイン・ジェイコブズ  日経BP社

 多分、シンプルな本なんだと思いますが(笑)タイトルにアメリカとありますが、著者は元米人で、現在は加に帰化しているのかな?後書きによるとベトナム戦争の時に息子さんへの徴兵拒否、戦争反対で加に移住したそーな…まさに反骨の人ですか?更に本書はそんな著者の遺作になるそーで、執筆時85歳…最期まで生き方のスタイルが変わっていないとゆー事なんだろか?いえ、本書に対しては賛否両論あるだろーけど、その姿勢だけは否定できまいと思うんですよ…

 どーゆー話しかというと、北米の黄昏についてかなぁ?取りあえず、いつもの目次からで、第一章 暗黒時代になだれ込む、第二章 家族は衰退する、第三章 資格崇拝と腐った大学、第四章 放棄されたサイエンス、第五章 いい加減な課税システム、第六章 自己管理できない"エリート"たち、第七章 スプロール化から悪循環へ、第八章 暗黒時代は避けられるのか、のラインナップ…北米社会の問題点についてと言った方がいーのか?忌憚ないご意見の数々が並んでいらっさる模様…

 文明の危機的状況という事なんだろか?で、それは何かというと「コミュニティと家族(これらは密接に関連しており、個別に論じることはできない)、高等教育、科学および科学にもとづくテクノロジーの効果的な実践(これも相互に深く関わっており、別々に検証することはできない)、税と政府の力(必要性と可能性について議論を要する)、知的プロフェッショナル(法学・医学・神学)による自己規制」という五つをメインに本書では論じているそな…

 アリス的に米、さんざん言ってきましたが鮫山警部補のNY話しとEQでしょかねぇ?ただ、北米というと、カナダ…アリス的にどだろ?そのうち国名シリーズで出て来る事あるのかなぁ?カナディアン・ロッキーの謎とか(笑)

 さて、本書は著者が都市と交通に興味というか、主点を置いているよーで、そこに人とはどーか?みたいな話しかなぁ?家族問題にしても、まず家ありきで、持ち家、貸家問題に突入しているんですよね…経済格差がますます大きくなってきているし、家を買うにもローン払えるか?貸りるにしても高くないか?ついでに狭くないか?とゆー根本的な話しになっている模様…中間所得者が減少している事や、高い離婚率もそれに関係ないとは言えまいと…結局、今住む家をキープするのがせいいっぱいで他に手が回らない状態に陥っているとゆー事らしー…で、犠牲になっているのが医療とか、教育とか、下手すりゃ食費というとこまで追い詰められているじゃないと…

 後は、自動車社会の功罪についても、早い話し、地元がなくなっていくという事ですかねぇ?若い内は、どこでも好きなとこ行くぜっヒャッハァーで済むかもしれないけど、年齢くってからも根無し草な生活は出来るのか?かなぁ?死ぬまで車を運転できるのか?二十歳の頃のよーには無理でも四十歳位ならキープできる?八十歳過ぎても?九十歳過ぎても?

 本書で象徴的なのは、熱波と老人でしょか?エアコンが壊れても窓を閉めたままで、衰弱死って…まず窓開けろよと日本人なら思うが、治安を考えると窓開けられない…水分もとらない…ならば一時的にどこかに避難といってもコミュニティが崩壊しているから老人のたまり場、逃げ場が近所にないと…

 大学についても、卒業証書を与えるビジネスとなっているとか、学生にとっては仕事が見つかり易い学部が一番という事に…特に学生の親にその傾向が強いとか…まぁお金だしているのは親だしねぇ…更に卒業証書偽造が求職者の30%越えとは…ちなみに「前のサンフランシスコ市長は、「自分の履歴書で嘘をついていない者なんかいないよ」と一笑に付したという」そな…行政のトップからそーですか(笑)

 また、雇用拡大という神話についてや、科学的アプローチのあり方や(例としてジョン・スノー、エドワード・ジェンナーなど)、災害対策についても詳細は本書をドゾ。出来る出来ない以前に、例として挙げられているエンロン破綻の話し「連邦議会でこれらの不正経理と不正取引に前もって気づいていたかと問い質されると、ある役員は個人的には疑惑をいだいていたが、同僚との関係にひびが入るのを恐れて表沙汰にしなかったと答えた」とな…米の判断力とは何ぞやってか(笑)

 雇用創出について、とかく分割して仕事を増やせって言う話しがよく出て来る気がするが、「ゴミ収集車やリサイクルするトラックが通り過ぎた後で街を清掃し、週末で散らかった公園を片付けていた清掃労働者は、賃金が支払えなくなって姿を消した」辺りは、どーなるんだろー?雇用を創出した、効率化の為にカットした、そして街にゴミが舞う…市場経済万歳ってか(笑)

 税金問題はどこの国も似たよーなもんなんでしょかねぇ(笑)「カナダのネオコン政府は、豊かな納税者は雇用を創出に投資しているという仮定(言い訳)のもとに、まず税制上の優遇措置や軽減の形で彼らに利益を供与しようとする」って(笑)あぽーんしたら後は増税思考ってのも(笑)ついでに「有権者の間で政治家やその公約に対する不信感が増すこと」なのかもね、これも世界的に一緒っスか、奥さん(誰?)

 プロ意識と隠蔽工作のとこも、まずは犯罪「着服横領、背任行為、子どもの虐待、贈収賄」つぎに絶大な権力や影響力を持つ者を巻き込んだ隠蔽工作…仲間内こそ全てってかで、更に「すべてがうまくいくと人をたぶらかす警察の犯罪に近い行為」って…極端にまで互いをかばい合うって…警察、恐ろしい子って奴ですか?「商工業関係の企業は業界団体を結成して、自己の利益を追求するために政府に対しては圧力をかけ、一方で世間にむかってはクリーンなイメージを与えようとする」そな、でも結局「社会は知的プロフェッショナルは信じるがビジネス団体は信用していない。自己管理と自己規制は決して典型的な職業責任ではなかった」とな…

 この後、かのエンロンの話しになっていますが、詳細は本書をドゾ。「エンロンの会計士は証拠を隠蔽して会計の不正行為をおおい隠そうとした。巧妙に策謀して膨大な金を横領した役員たちは、会社の財務状況を知らなかったと主張し責任を逃れようとした」一切記憶にございませんなんですねぇ…これより笑えるのが「現実に欺瞞的行為などの悪行を働く部下は、自分がしていることを上司に報告しないように配慮する」方式だそーで、まさに秘書が勝手にしたんですってか(笑)この手の事って洋の東西を問わないんだなぁと感心しますた(笑)

 さて、米的見方としては「(セオドア・ルーズベルト)大統領が半世紀にわたって企業の破壊的なカニバリズムをなんとか食い止めたが、やがて1960年代になってカニバリズムは蘇り1980年代にはまた残忍さを増したことに気付くだろう」ですかねぇ…まさに金(勝ち組)こそ全ての世界だしなぁ…

 最後に、本書は殆ど米と加の事しか出てこないんですが、不思議と時々日本の記述が出てきます。何故か米人がよく引き合いに出すアイヌの事とか(でもハワイとかフィリピンの話しはまず出てこない/笑)、玄関の鍵の有無についてとか(日本の治安って…)、あるんですけど一番のそれは、項としての「日本とアイルランドは暗黒時代に陥らなかった」のとこですかねぇ…幕末からの日本のあり方を説明しているみたいなんですが、よーは西洋文明が入ってきても自国の文化が残っていると…

 まぁでも帝国の崩壊とかいう壮大なお話の前に汝の隣人を愛せよじゃないけど、まず認識からじゃね?と思うのは気のせいか?「アメリカ人に絶えずつきまとう罪は、アメリカ以外の場所は現実には存在しないと考えている節があることで、カナダに対してもほとんど関心を持っていない」って…街のコミュニティ以前に国のコミュニティとして、どーよ(笑)

 目次参照  目次 国外

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