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2012年9月23日 (日)

東京にて…

帰宅難民なう。  難民A  北辰堂出版

 コピーが、例えば、用意も心構えもない人間が帰宅難民になるとどうなるのか-。とか、東日本大震災がもたらした未曾有の災害から1ヶ月…帰宅難民で溢れ返った東京での混乱を振り返り、教訓とする一冊。なんですが、東京のとあるサラリーマンの通勤事情・特別編といった感じだろーか?この後、日本人なら20110311はどこで何していたかが必ず問われるんだろーなぁ…

 今さらですが、東北の地震において、東京は震度5強、耐震設計の建物は大丈夫だったけど、古い建物はそれなりに損傷(本書で言うなら著者のとこのビルの壁にも亀裂が入っていたり、九段会館の事故は報道されたり…)、お台場で火災も発生したりしたが、都内にいる人々にとっての一番の震災被害は交通機関の不通じゃなかろーか?臨時避難所で一泊した人が12万人だとか、それ以外にも徒歩で帰宅した人や、オフィスやホテルに泊まった人なんかをいれるといったい何人になるのか?都市というのは離合集散の地、交通機関に支障が出たら本当にえらいこっちゃになりまするとゆーのをこの日、都市圏の住人は実感したんじゃなかろーか?

 で、著者は江戸川橋(メトロ)近くの職場から大森駅(JR)近くの自宅まで、てくてく歩いて帰る事になると…距離にして約18km、時間にして6時間のドキュメンタリーが本書でしょかねぇ…

 アリス的に今回の本と重なる人というと片桐さんかなぁ?神保町から吉祥寺まで歩いて帰るというのは…神保町から新宿までは靖国通りをてくてくで何とかなりそーだけど、新宿から吉祥寺までは徒歩でとなると結構な距離になりそーだよなぁ?まぁ片桐さんもメディア系なんで当日は自社に泊まりとゆー事になったと思うけど?

 さて、著者は会社の同僚2人と一緒に江戸川橋駅から飯田橋駅まで様子を見に出ます。午後5時半でメトロは不通、飯田橋でJRも不通になっている事を知ります。で、まぁ今のネット社会、すぐに情報が入るよーで、携帯関係はほほ不通、しかも電池を持たせる為に長くは使えない…とゆー事でワンセグも中々使えない…しかもテレビ系は地震関連が主で帰宅難民情報系は皆無に近いとな…てな訳で、てくてく歩いていた人達はほぼ状況を知らずに帰宅中なう、だったらしー…

 まぁ著者は毎日新聞本社前を通過しているので、号外もらって少し知る事になるけど、これまた地震の規模に絶句する事になる訳で…非常事態では新聞を読むのも心を整えてからじゃないとヤバイ雰囲気…取りあえず東京は坂が多いので、なるべく平地の、これまたなるべく大通りを歩いて南下していく訳ですが、道は広くても人多しで、こーゆー時の為に裏道やらを知っておくべきかも?と…これまた普段なら携帯のマップを使用できるけど、電池切れを考えると使用できないのと、繋がらないという事でいざとなると己の頭というか、身体が勝負か?

 ついでに言うと、公衆電話は繋がるのでそちらから電話をかけよーにも電話番号を覚えていない…という事実が発覚する人多し…今は全て携帯のアドレスに記録している訳で、電話番号が分からないからかけられないという…更に本書によると携帯は不通だが、PHSは繋がったそーで、非常時には携帯よりPHSなのか?

 まぁとにかく現代人が六時間も歩き続けるなんて、そーそーにない事態ですから、普段なら何気ない事でもストレスが積み上がっていく感じで、これも詳細は本書をドゾ。コンビニで主食系が売っていないとか、長く歩くと折りたたみ傘やペットボトルの水も重く感じるとか、靴はスニーカーでも足にくるとか、途中の避難所というか、施設についてどこにあるか知らないとか、行ってみたら人がいぱーいでほぼ使えないとか、殿方でコレですから、ヒールの女性なんかどーなるのか?

 帰宅難民になったらの心得的な豆知識も掲載されているので、詳細はこれまた本書をドゾ。本書でおべんきょさせられたとこは多しなんですけど、個人的にはJRと東武と京浜と日暮里舎人ライナー沿線には住むのは止めとこうと(笑)やはり交通機関は復旧速度も大切じゃなかろーか?まぁ山手線なんかは最新のレールだの、最新の車体だの、最新のシステムだのでも風吹いたら止まるのが日常だもんなぁ…

 最後に本書で一番ハーヘーホーと思わされたとこは、ゴール近くの大森駅前に近づいてきた時の三人の動き…品川を過ぎたら人が減ってきたので歩く速度が三人ともバラバラになってきた時の行動ですね…同僚の一人が持病持ち兼革靴だった事もあって、歩く速度が遅れてくると、で自宅近くになって来てるからもう一人の同僚はそれこそ先頭きってさっさと歩くと、遅れた同僚は先に行ってくれというが著者的にはそーも行かず、結局、先行の同僚と遅れた同僚の中間を歩く事に…

 先頭の同僚は「「先に行け」と言われたものの、心配が勝ってそうもできないのであろう。かといって歩くペースを合わせるという考えは全くないらしい」となり、「後ろから来る同僚は遅れまいと必死についてくる。前を歩く同僚は時折立ち止まって振り返り、無言で後ろを見つめている。そんなに心配ならちょっとはゆっくり歩いてやれ、と言いたいが、それを言う気力もなくなっていた。この同僚にしてみれば今までゆっくりすぎるペースで歩きづらかったのかもしれない」とな…

 まぁある種極限状況ですから、誰も心のゆとりなんかないという事なんでしょか?うーん、いえ、思った事は素朴な疑問なんですよね。この遅れた人が、自分の母親だったらそれでも先頭の人はさっさと先に行ったのかなぁ?と…ちなみに子供だったら?更に配偶者とか、恋人だったら?友人、知人はともかく、上司だったら?うーん…

 それともう一つ、赤ちゃんのおむつの代用品の作成例が掲載されているんですが、これレジ袋のリサイクルなんですよ…汎用性高そうなのが○なんですけど、このレジ袋もエコのおがけで廃止の方向に進んでいる訳で…まぁ無ければまた違う代用品を日本人なら考えそーだけど、これまた、うーん…

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