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2012年9月11日 (火)

人は利を見て害を見ず、魚は餌を見て鉤を見ず(笑)

復興の精神  養老孟司 茂木健一郎 山内昌之 南直哉 大井玄 橋本治 瀬戸内寂聴 曽野綾子 阿川弘之  新潮社

 常に世間より一回りどころか二回りは遅れていると自覚しているんですが、本当ならば去年の内に読破してないといけない地震本かな?と…日本人ならこれから先、必ず聞かれるであろー20110311どこで何してたの答えの一つでしょーかねぇ?

 取りあえず、本書の発効日が去年の五月か六月頃のよーなので、まさに緊急発刊だったろーし、ついでに言うとまだ計画停電するのしないの?福島はどーなってんだぁー?とゆー緊迫感の中のお話なので、ある種臨場感はありまくりかもしれない…ただ、こちらに執筆してらっさる方は皆様、地震発生時に東北にいらっさった訳でないので、どちらかというと都市圏にいた方が主?地震からちょっと離れていたとこにいたけど、びっくりしたよ、というのが正直な感想でしょーか?

 ただ、この地震以後というか、日本という国についてか、皆様一家言ある方ばかりですので、その詳細は本書をドゾ。どちらの文章も拳振り上げ系ではなく、どちらかというと淡々とした文なのですけど、何か共通してああ日本人って気にさせてくれます(笑)結局、これは魔女宅か?「落ち込んだりしたけれど、わたしは元気です」取りあえずかな(笑)それとも、「日本政府はあわれだ。しかし、名状しがたい苦難を気高く優雅に耐えている日本人はすばらしい」(@ニコラス・クリストフ)なのか(笑)

 アリス的に地震というと、妃は船を沈めるかなぁ?ネタばれになりそーですが、先を読めるか?読めないか?不可抗力という名の自然というものにこれ程振り回されてる国民って、そーはいないよーな…「自然は常に中立です。だから「仕方ない」のです」(@養老)となる訳だけど、犯人にしてみればそれってありっスかぁーかな(笑)

 まぁ今回の大震災については、どちらかというと天災より人災の方が問題で、本書も多くの方が原発問題に触れていらっしゃいます。「原発の事故は、天災とは別と考えなくてはいけません。すでに人災の一種だという結論が出てしまいました」(@養老)、「需要が増えたら、電力会社はそれに応えるのが義務と考え、実際にそれに応えてきた。私企業としては、需要を増やそうとすることは自然なことなのでしょう。だから「電気を大切にね」と言いつつも、どんどん電気を使うようにしていたわけです」(@養老)でもって、「仕事は世の中、つまり公のためにすべきだ、と私はいつも言ってます。専門家は短期的な損得、業界の利害ではなく、もっと大きな社会での影響を考えなくてはいけない」(@養老)「嫌かもしれないけれども、上層部の人も(原発の)近所に住まなくてはいけなかったのです」(@養老)、「平和のときに出世する軍人を戦場に出しても役には立たない。東京で政治をやるのには向いていたけれども、現場では役に立たないタイプの軍人がいたのです」(@養老)と、養老先生の項だけでも、凄いぞ東○電力ってか(笑)

 まぁ「心の平静は指導者に不可欠の資質である」(@リデル・ハート)トップなんて、この国にいるのか?のノリだしなぁ(笑)「リーダーがしっかりしているのなら、福島原発で危険な復旧活動をしている人びとは、当然のように「人のために尽くす」ことを疑わない。この意味でも、首相や東京電力の経営者たちにも「己が身を顧みず」という覚悟を当然もってほしい」(@山内)これまた、そんなトップこの国に…

 ましてや「問われるべきは「想定」の内外ではない。「想定すること」それ自体である。「想定」によって条件付けた現実以外を相手にしなくなった、あるいはできなくなってしまった、我々「人間」なのである」(@南)責任感?何です?それ?の世界が蔓延中ってか(笑)だから「次の原発は国会議事堂の隣りか東電本社前につくるくらいの「取引」を、中央が地方とする覚悟を持たないかぎり、まず申し訳が立たないだろう」(@南)もし、本当に申し訳ないと思っているならば、ですか(笑)

 千代田区の南端はとゆーと「政治家は大火の際に一致団結して協力できない」(@大井)って、どーよ(笑)「不確実なことについて聞かれた時には、正直に、どのくらい不確実であるのかを真っ当に答えなければならない。それが「知的誠実さ」である。英語圏で教育を受けると、この点にはとくに敏感になる。一例をあげると、4月13日に清水正孝・東京電力社長は、記者会見で収束の見通しを聞かれ「一日も早く」「全力を挙げて」と繰り返した。これは典型的なはぐくらしであり、不誠実という印象を与える」(@大井)印象と事実の違いって(笑)

 そんな一日も早くの東電サマは「体調を崩して入院してしまった社長に代わって会見の席に現れた東京電力の会長が、「福島第一原発を廃炉にする」と言明したのは、大震災発生から三週間近くがたとうとする頃だった。それを知って私は、「ということは、今まで"廃炉にする"という明確な方針を持たずにいたわけ?」と、またしても東京電力のあり方にあきれた」(@橋本)東電の全力って…

 でもまぁ国的にも「あきれることに、これだけ大きな災害であるにもかかわらず、「国の顔」がまったく見えなかった。たまに顔を出しても、あまり役に立つようなことをしたり言ったりしているようには思えない。その代わり、被災した自治体の首長以下は大奮闘だ。役所の職員から自衛隊員、NPO関係のボランティアから、福島第一原発の作業員、原発に冷却水の放出作業を行った東京消防庁のメンバーをはじめとして、現場にいる人間は頑張りづめだ。でも、上の方にいる人間は、なにもしない-なにをしているのかさっぱり分からない。していることが意味があることなのかどうかも分からない」(@橋本)

 そんな貴方に朗報が、地震発生から二週間目に総理の国民へのメッセージが(笑)「これは全部聞いてみたんですが、何度でも「心から」と繰返すのね。「心から何々いたします」「心から何々でございます」、それがまるで作文の棒読みで、ちっともこちらの「心」には響いてこない」(@阿川)現場の人たちの会見とは何か違うってか(笑)「一々「心から」なんて言わなくても、本気で思っているなら分かるんですよ」(@阿川)この世で一番ペライ人は、だぁれ?って、どーよ(笑)

 日本だけでなく外はどかなぁとゆーとこでは「なにしろ「日本を応援する」と言いながら、その一方で外国人は、さっさと日本を脱出しちゃうんだから」(@橋本)建て前と本音は違いますってか(笑)チェルノブイリでは「私たちは移住禁止区域で何軒もの家を訪ね、歓迎されたり、金をねだられたりした。公然と金をねだったのはロシア正教の司祭だった老人夫婦である。車は少し走るとロシア領に入ったが、そこの小学校では女性校長から「事故の後遺症として、現在子供の一人は白血病でもう一人は血友病です」と訴えられたりした。白血病は関係あるかもしれないが、血友病は違うだろう。すべてを原発事故に結びつけて、たくましく生きようとする人々は健在だったのである」(@曽野)さすが、おそろしあ様は違う…極めつけは「意外だったのは、北朝鮮が赤十字を介して十万ドルの見舞金を届けて来たという報道です。日本の外務省はこれを公認していないんだそうで、何か裏がありそうな気がするんだけど、それが何か、推測はつきません。ともかく、単に人間的善意、同情心からとは思いにくい。拉致問題を別にしても、すぐ隣のあの国は、かねて「東京をもう一度火の海にしてやる」と言っていることを、忘れちゃいけない」(@阿川)コメント不能領域にいっちゃってる気が(笑)

 それにしても、関東大震災の時にあの山本五十六はイギリスに出張中だったんですねぇ…で、今より余程情報の入らない時に、デマも多かったみたいだしで、皆が浮き足だっている中で「「大丈夫だよ」と言うんだって。「日本は必ず、前以上に復興するよ。今のうちに東株でも買占めておけばいい」」(@阿川)遠い異国の空の下でも、見える人には見えるんですかねぇ…東京の空の下でも見えない人は見えないと(笑)やはり、いざとなるとその人の器がモノを言うのか?

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