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2012年10月

2012年10月31日 (水)

足元を見よ?

靴づくりの文化史  稲川寬 山本芳美  現代書館

 サブタイトルが日本の靴と職人なんですが、まぁ日本の靴の歴史がメインとはいえ、靴全般、世界も視野に入っていますかな?取りあえず、今できる一番良心的な本なのかもなぁとも思う…というのも、全然知らなかったのですが、日本の靴づくりに従事していた人達って所謂被差別部落の方々が主になさっていらっしゃった模様で、ある意味ディープなお話しになってしまう側面もありなんですね…近江八幡の靴職人の方が娘さんがお嫁に行く時に職業を内緒にしていたという話も出てきたり…未だ根深いお話のよーです。そーゆー事も、今までの靴の本では殆ど触れなかったそれらも本書には掲載されているし、また現在のプチ靴職人ブームでしょか?専門学校とか出来て若い職人さんが増えているとことか、でも需供バランス的にどーよ、というのとアート的なそれとのバランスもまた違うみたいです…靴が入ってきて150年、奈良の昔の沓からなら1400年以上ですか?続いているんですよねぇ…

 さて、まずは中国から沓が入ってきた奈良の昔から、次に靴がやってきたぁーは戦国時代の南蛮貿易ですか?ザビエルとか?で、日本人的に確実に靴履いただろーなのが天正遺欧使節のメンバーで、その次に靴履いたぜっなのが幕末、あの写真でも坂本竜馬履いてるし(笑)ちなみに文久の遺欧使節の方では、日本のサムライが靴なんか履いたら恥じゃーって事で皆様、「「羽織袴大小草履にて陣笠を被り巴里倫敦の市中」を「我こそ日本の武士なれ、という風体にて大手をふって歩行」したという」だそな…ちなみにあんまり珍しい姿という事で、人類学者の目にもとまって骨格標本として写真とられたそな…ちなみにちなみにその中に福沢諭吉も入っていて今もパリの人類学博物館で見れるって…慶応大では有名な話なんだろか?先生拝みにパリ詣で?あると思いますっ(笑)

 でで、明治になって文明開化、草履から靴にチェーンジと言う事でその出てたり、公務員しかり、大学しかりで取りあえず洋装化も進んだ模様…ついでに言うと裸足派も禁止した模様…庶民的には靴は高根の花なので裸足から下駄へチェーンジってか(笑)

 さてさて、エピ的に凄いなぁと思ったのは左右同じ靴を履いたとかはともかく、女性の洋装化のエピは異議を唱えたのがかのベルツ博士で、それに対しての伊藤博文の弁が「あんたのいったことはすべて正しいかもしれない。だが、わが国の婦人連が日本服で姿を見せると、『人間扱い』されないで、まるでおもちゃか飾り人形のように見られるんでね」というのは…おりえんたるびゅーてぃーはリスペクトというよりはアレだったんだなぁーと…ちなみに女性が洋装化すれば今度は日本の「旧弊な人々から「生意気」と叩かれた」とな…皆様、自分基準乙ってか(笑)

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2012年10月30日 (火)

何であろうと、ハンニバルは通過する(笑)

ローマ人の物語 4 ハンニバル戦記 中  塩野七生  新潮社

 ハンニバルとの戦いって一つじゃなかったんですねぇとゆー…ある種これは川中島の戦いみたいに何回も、更に何年もかかって戦争していると…こーしてみると平時より戦時の方が長いんでないかいっと思わず突っ込み入れたくなる位、今日もイタリアのどこかでドッカンドッカンか?

 とゆー訳で、中巻は紀元前219年から206年までのお話…この間ずっと戦争継続中なんですよ、昔は気が長かったとゆー事なんだろか?ちなみに開戦当初は毎年四個軍団を編成するそーなんですが、これからハンニバルとの戦いの為にどんどん軍団増えていくんですよ…

 一方、ハンニバルの方はスペインからピレネーを越えてガリア(仏)横断、アルプス越え決行でございますよ、時にハンニバル29歳の秋でございました(笑)ちなみに、どのルートを通ったか?は未だに論争の種らしーんだけど、2000年後にはナポレオンもしている訳でイタリア南下とはそーゆーもんなんだろか?

 この時のハンニバルの軍勢は2万5000人だそで、対するローマの動員力は75万と言われていたそで、ある種ハンニバルの戦いは狂気の沙汰な気がしないでもないけど、所謂ローマの軍勢というのは専業軍人だった訳でなく、半農半漁ではないけど、国民皆兵、普段は普通の生活をしていていざ鎌倉の時に軍務につくのが常道…となれば、ごっそり全部を動員できる訳がないと…そんな事したら国の経済が傾いてしまうじゃないか?とゆー事で常に一定数が持ち回りで軍務についていたとゆー、となればハンニバルにも目は十分にあるとゆー(笑)しかも、途中通ってきたガリア人がハンニバルの軍下に集まってきたりして、いよいよ数は不透明になっていくよな(笑)

 かくして、第一回戦ティチーノのゴングが鳴る、と…

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2012年10月28日 (日)

遊び方を知っている最後の旦那?

夏彦の影法師  山本伊吾  新潮社

 サブタイトルが手帳50冊の置土産でして、山本夏彦の手帳の抜粋かなぁ?昭和8年から平成14年までの記録…人によって手帳って使い方が違うものだと思うけど、今まで予定を書くものかと思っていたら、こちらは日記というか、備忘録というか、その日あった事が書いてあるんだなぁと…自分記録なんですね…それらが多分半世紀以上というか、むしろ3/4世紀分近くあるとなると、これは歴史の証言という事にもなるのか…昭和の香りといってもバブル位の話ではなくて、戦前の話ですからねぇ…何せ2.26事件が日常にあったとゆー事なんですよ…まさに激動の生き字引か…

 そしてまた手帳とはいえ夏彦節が炸裂しているし、日常もまた凄しであの徹子の部屋で「"年寄よりのバカほどバカなものはない"ということわざ、大好きです。まず若い人が喜び次いで年寄が喜びます。今の年寄は、自分は年寄じゃないと思っています。"平和な時の平和論"。これは内村鑑三の言葉です。平和な時に平和論を唱える人は、戦争になったら何を言うか知れたものじゃない、と言えば、分かる人には電光のように分かります。もうひとつ、"ロバは旅に出ても馬になって帰って来るわけではない"。いいですか、このプラカードを掲げて成田空港を練り歩きたい」と言い放った御仁なんである(笑)

 で、小泉総理(当時)との会食では「総理が父に、南京虐殺について聞くと、父は、「あったと言う方はあったと言い続け、無かったと言う方は無かったと言い続けます。永遠に合わないんですよ」とこれまたスッパリ言い切るお人…

 安部譲二のお祝いの会となると「今夕の宴は盛会で発起人一同喜んでおります。ただ打ちみたところ一面識もないマスコミ人が多いようです。物見高いのはマスコミの常ですが、以前とちがってマスコミ人はアウトローの自覚がないようです。高学歴で高給とりになったからでしょうか。新聞記者のごときは潔白で正義のかたまりみたいで、ついこの間まで羽織ゴロだったことを知らぬ人さえいます。正義のかたまりが前科あるものを歓迎するのは真の歓迎ではなく見世物を見るに似ると思うのはアウトローのひがめでしょうか。著者は鬼でもなければ蛇でもありません。もと同根の兄弟であることをどうぞお忘れなきよう願いあげます」と言ってしまえるお方…

 まさに昭和の香りそのものですか(笑)この生き様は平成以後にはちょっと見られまいと思うのは気のせいか…

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2012年10月27日 (土)

素波に出でて朝帰る月…

忍びと忍術  山口正之  雄山閣

 忍者というと、昨今のブーム的なとこで何となく胡散臭い気がしないでもない今日この頃?いえ、日本人的感覚でいくと海外の盛り上がりはちょっと引いてもいいですか?の世界のよな…名前からして表に出てはいけない稼業のはずなのに、何か前面に出てないか?それ…とまぁ、史実の忍者とは何ぞや?だし、またフィクションの忍者とは何ぞや?でもあるし、で、本書はその両方を取り入れている本かなぁ?

 と、言うのも結構古い本らしく、まだ忍者ブーム前ですか?真面目に研究対象だったのだろーか?ついでに言うと真面目に研究しよーにも資料が無い(笑)さすが、忍びだけあって、口伝が多い、ついでにいうとその口伝も絶えていると…それでも本書の忍書探訪の章には、古書の類が掲載されていますが、万川集海とか内閣文庫にあったり、伊勢文庫にあったりで結構忍法書は国の中枢に残っていたりしてたのか?

 と、思えば、かの立川文庫…フィクションの王道ですか(笑)もあったり、これ一書で忍者のお話がよく分かる仕組みかな?

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2012年10月26日 (金)

これはこの辺りに住まいいたすものでござる~

満月のわらい  立川志の輔  ぴあ

 何なんすか?コレ?の世界かなぁ(笑)著者名のとこを見れば一目瞭然、日本人なら誰でも知っている、ガッテンの人(笑)、もとい落語家の真打。で、何がどーして、こーゆータイトルかというと、著者曰く、「満月の會のいわば紙上再現ライブ」だそで、この満月の會って何というと、一年限定、毎月満月の晩に茂山家の狂言と著者の落語の饗宴会という事になるんでしょーか?所謂、一つのエッセイと思うのですけど、これが何とも読んでいるだけでも笑える出来(笑)いやー、狂言って、こんなに笑えるものだったんですねぇ…

 で、何で満月の夜ということになったかというと昔からパワーがあると言われる満月の晩に落語やったらどーだろーという思い付き?と「世の中には、ハイになるためにクスリの力に頼ろうとする困った人もいますが、月の力に頼ってみるなんて、雅びといいますか、ツキが出るといいますか、響きがいいじゃないですか」とな…月に吠えるんではなくて、月の晩にみんなで笑う、と(笑)

 でで、何が面白いって茂山千作ご本人がこれまた凄い…大蔵流狂言方のトップの人間国宝。しかも本書発行時で御年84歳…誰もが言う、「出てきただけで、面白い」…ちなみに初対面の時の息子さんの父親紹介「これが千作です。いま動いてますけど、時々動かなくなります」って…他にも「ぶっちゃけ、台所で食事しているのを見ててもおかしいです」とか「そこに居るだけでおかしいですよね。ですから、楽しいですよ、周りは」とか、「立ってるだけで面白い」とか、極めつけは「狂言出来なくなったら、ここに二十分座らしといても面白いと私は思う」って身内に言われるじーさまって…

 とにかく、このコラボの和気藹々さは異常ではなかろーか?ホスト役の著者も楽しんでいるし、饗宴の狂言師の方々も皆楽しそーなんですよ…まぁ、プロですから舞台の上では演技しているとしても、雰囲気が柔らかいのは分かるよな。さすが、お豆腐狂言ではなかろーか、と(笑)

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2012年10月25日 (木)

読書の秋(笑)

身体の文学史  養老孟司  新潮社

 どゆ本かというと、タイトル通りなんだろか?文学と身体ってあんまり関係なさそーだけど、実は関係あったのか?本書によると脳と肉体のつばぜり合いの気がしないでもないが、まあ明治のご維新っから、眺めてみようかなぁ…それ以前の江戸、中世、そして平安も出て来るには出てきますが、本書のメインというより前菜的か?

 で、取り上げられている作家は、夏目漱石、芥川龍之介、志賀直哉、徳田秋声、森鴎外、深沢七郎、きだ・みのる、大岡昇平、山本七平、三島由紀夫という、日本人なら知らない人はまずいないビックネームがズラリ…

 本書の動機的なものといえば「明治以降の日本文学が、身体をどう扱ってきたか。私の基本的関心はもちろんそこにある」でしょかねぇ…小説の中の人は、脳な人であるとゆー…詳細は本書をドゾ。かな?江戸の昔から日本って脳化社会だったんですよ(笑)

 特に、これはまさに日本だわと膝を叩いたのが「批判は論理的批判ではなく、批判者の倫理道徳的判断と理解されてしまう。だから、批判された相手が怒る。それは自然科学であっても、じつは同じことである」ですかねぇ…結果、たいていの場合は感情的になってケンカになると…それは論理的ではありませんね、の世界か(笑)

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2012年10月24日 (水)

粒子の世界?

フェルメール光の王国  福岡伸一  木楽舎

 フェルメールを求めて三千里の旅の本ですかねぇ?現在、フェルメールの作品は37品残っているそーなんですが、それは見事に世界各地に散らばっていて、まっ美術館に保管されているものならば見る事も可能ですが、個人所蔵だともはやどこにあるのかもわからんとゆー事になっているそな…で、本書はパンピーでも見れるモノホンのフェルメール見学ツアーでしょか(笑)ついでに言うとフェルメールの出身地デルフト(蘭)には、フェルメールセンターとゆーのがあって、37作品の複製画があるそーなので、見よーと思えば見れない事はないとゆー事でもあるのか?

 と、まぁこだわりのフェルメールの旅はハーグへと…勿論マウリッツハイス美術館でございます。で、そこにはかの有名な真珠の耳飾りの少女(またの名を青いターバンの少女)があると…ついでアメリカへ、ちなみに米には半分近くの15点があるそな…で、もう一つ、ワシントン国立美術館にはフルートを持つ女があって、これがまだ審議中らしー…真贋の程はどちらに傾くのか?本館の学芸員によると本物だという事になるらしーけど(笑)

 うーん、現物を見ないと何とも?な世界ですが、本書の一番良かった探しは、写真が多い、というのと(笑)それ以上に美しいかな(笑)いやーカメラマン素晴らしス、これは写真集にした方がいいんではないかとゆー出来っ非常にクリアな画像かなぁ?

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2012年10月22日 (月)

秋はパリじゃね?

私のパリ、ふだん着のパリ  戸塚真弓  中央公論新社

 パリの生活がリアルに感じられる本かなぁ?主婦的視点のパリの暮らしぶりかも?ご主人が仏人で、本書当時だと小学生の娘さんがいらっさるよーなんだが、本書のエッセイは人より物によっている感じだろーか?著者を中心にした、仏的物達みたいな?

 で、最初は市場なんですよ(笑)あれだけの大都市だというのに、広場では基本市が立つというのが仕様のよー?ちなみに著者が愛用しているモオベール広場では火木土に朝市があるそな…近所のお店でも買うけど、市場でも買うという姿勢が市民に根付いているとこは凄いなぁ…日本じゃ市場どころか、商店街でさえなくなって、スーパーか、郊外型モール系なのに…

 それで、味にうるさい仏人なので人気の屋台は並びができるそーだが、並んでいる時にキョロキョロしてはいけないとな、出来るだけ詰めてピタって並ぶと…何故なら割り込みがあるんだぜ、普通に…やっぱラテンさんは違いますってか(笑)

 後、味も勿論だけど鮮度も違うと…著者曰く「腐ったものや傷んだものを買わされることなどない」って…それはお店的にどーよ、と思うのは日本人的感覚なのか?

 やはり地元産は土地っ子には一番なんだろなぁとゆーのもあって、仏人に言わせると「オランダ産のものは味が頼りない」とゆー事になるそな?ついでに「日本の野菜は世界一美しいけど味がない」(仏人有名シェフ談)だそで…

 取りあえず食欲の秋ですからぁー(笑)「女性がおいしいものを食べると美しさが増し、味わいに無関心な人より十年若く見えるのは真実である」とかのブリア・サヴァランもおっしゃってるし、ね(笑)

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2012年10月21日 (日)

ですかばーえど?

江戸切絵図散歩  池波正太郎  新潮社

 日本人なら知らない人はいないだろー昭和の大作家ですが、昭和に生きたというより、江戸に生きたと言うべきか?むしろ、サムライに生きたと言うべきか?まぁ、日本の男が漢だった頃の話か?古き良き日本ってか?

 何となく、著者の記憶と記録をたどる旅みたいなノリですが、多分、著者の生い立ちと著者の作品をご存じの方にはこたえられない本じゃなかろーか?江戸の昔の古地図を片手に、東京を歩いて江戸を偲ぶ…殆ど跡形もなくなったよーに見えて、薄らと残っているものもある、と…

 それにしても江戸って江戸氏からきているんですね…基本の基が分かっていなくて情けなやぁーなんですけど、「江戸は、鎌倉時代から南北朝時代にかけて江戸氏のものだった。江戸の地名は、これに因る。江戸氏が滅びた後、およそ百年にわたって放置され、草深い片田舎になってしまった」そーなんですよ、おぞーさん(誰?)

 東京も浮き沈みの激しい街だったのか?うーん、街に歴史ありだなぁ…太田道灌の前にも色々あったんですねぇ…そんな江戸に、家康がやってきたと(笑)

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2012年10月19日 (金)

すとーんおぶざわーるど?

世界石巡礼  須田郡司  日本経済新聞出版社

 どゆ本というと、タイトル通りなのかなぁ?世界中の巨石巡りに近いのか?写真を挟んだエッセイ集になるのかなぁ?アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアとよく行ったというラインナップなんだと思う。企画もいいけど、うーん、何とゆーか、この企画で行くならむしろ、写真集の方がインパクトあってよかったんじゃないかと…いえ、本書、写真の出来は頗るいーんですよ(笑)文をメインにおくよりは画像をメインにおいた方が見応えあったのではなかなぁと、なんとなくもったいない感の残る気が…

 そんな写真のインパクトからするとサン・ミッシェル・デギュイユ教会(ル・ピュイ/仏)とか、ええ山の天辺に教会があるとゆーのはよくある話としてもこの山が並じゃない、尖がった円錐状の山の上にあるんですねぇ…この山ホントに自然にできたものなのか?バイエ・ロス・オンゴス(メキシコ)にある奇岩群と言っていいのか?きのこの山とゆーか?カサの方が大きいのは何故?でもってその状態であるってどゆ事とゆー…他には石球(サンホセ/コスタリカ)とか、真ん丸の石がごろんごろんしているのはとても不思議だよなぁ?こんなのが地中にあったゆーのも不思議だが?

 で、本書の中でも極めつけに変だとゆーのは、ヘルメット形の奇岩(パイマテウス/ブラジル)でしょか?巨石が二点で支えているアーチ形っぽく見えるのだが、これどーゆーバランスで立っているんだろ?写真で見ても本当か?の世界なんだが(笑)

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2012年10月18日 (木)

魅惑の国へようこそ(笑)

5分でたのしむ数学50話  エアハルト・ベーレンツ  岩波書店

 どゆ本というとタイトル通りの本という事になるんでしょーか(笑)うーん、まぁその前にドイツの化学は世界一ぃーっと叫んでみたりして…実はこの本の元は、ドイツの新聞のコラム連載をまとめたもの…毎週月曜版に数学コラムを100回も進めたとな…新聞に数学コラムを連載させる…これだけで独の数学マインドがパネェと思うのは穿ち過ぎか?

 とまぁ新聞掲載だから文字数もあって短めだし(本書にする際に加筆したにせよ/笑)、勿論パンピー向けだし、何より五分で楽しむですから、軽いんですけど、でも何とゆーか、へーへーへーの嵐で、気が付けば読破しているよーな?数学なのに肩こらないし、眉間に縦皺系じゃないし、これは科学の普及という点からも凄い事じゃね?じゃなかろーか?中高の授業もこーゆーノリでやったら、数学離れが少しは減るかも(笑)

 豆知識も満載で、例えば数学者100人に聞きました、一番重要な数って何?と質問したら多分上位にπが入るとか(笑)、フーリエ解析のジョセフ・フーリエはナポレオンのエジプト遠征にも従軍していたり…で「エジプトの歴史と文化について、初めて体系的・学問的著作をまとめた人物だ」そな…数学だけじゃなかったのね(笑)

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2012年10月16日 (火)

あーしたてんきになぁれ?

気候と人間の歴史・入門(中世から現代まで)  E・ル=ロワ=ラデュリ  藤原書店

 気象学というよりは歴史学の本らしい…取りあえず、天候の過去データから当時を読み解くという事らしー…著者の名前からしてお分かりの通り、仏の人でして、本書に出て来るお話も殆どが仏での話し…なので、仏の歴史が頭に入っていないと何が何だか?よく分からないノリかなぁ?更に、とある講義(講演?)の質疑応答形式なので、会話文なのは平易でいーんですけど、限定されているので逆にミクロねたみたいなノリでこれも…ただ、本書を見る限りにおいてはここ500年位のヨーロッパ(主に仏だけど)って天候不順が多くね?の世界な気が…猛暑と冷夏というか激寒または豪雨(湿潤?)繰り返しているよーな?気がするのは気のせい?

 おおざっぱに見ると1300年代は大寒冷期、1500半-1600半が超小氷期、1600半-1700半がマウンダー極小期、1800年代半期間が超小氷期なんだとか…で、寒い時って植物アウトで、飢饉がセットみたいなノリなんですよね…で、直接じゃないとしてもその時歴史が動いたばりの世界が展開している模様…寒くなく、暑くない、普通のお天気プリーズってか(笑)

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2012年10月15日 (月)

400年の歴史の裏打ち(笑)

知識ゼロからのクラシック入門  高嶋ちさ子  幻冬舎

 どゆ本といったら、タイトル通りの本かなぁ?有名作曲家のこれまた有名曲が解説されている感じかと…一応、一曲見開き二ページで構成されていて、エッセイというか、エッセンスというか、絵とか図も多いし、絵本のよーにさらっと読める本かなぁ?取りあえず、こちらに掲載されている50曲を知れば、クラッシックの大まかな流れはつかめると(笑)

 何せバロックから20世紀音楽までざっと400年の流れなので、まぁ色々あらーなと(笑)また一口にクラシックといっても、かなり変化はしているよなぁとゆーのが正直な感想か(笑)

 また、本書にはCDも添付されていて、10曲程収録されている模様…これを聴くだけでもクラシック史いっとくみたいになれそー(笑)

 また豆知識も満載なので、その辺りお薦めかなぁ?例えばサン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」というのは本人的には身内のお遊び、パロディ的要素も強いそな…でもって、この中の第11曲が「ピアニスト」とあって…そーか、ピアニストも動物だったのか?はともかく、これ演奏する時ピアニスト二人がわざと間違えて弾くのがお約束…うーん、パリのエスプリってか(笑)

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2012年10月14日 (日)

横長多色刷りリーフレット?

図説 鉄道パノラマ地図  石黒三郎+アイランズ編  河出書房新社

 サブタイトルが沿線案内にみる美しき日本なんですが、何の事かというと路線案内のパンフレット集かなぁ?今までしみじみ見た覚えがなかったんですけど、こーして一同に並べてみると壮観というか、圧巻というか、たかが路線図でも馬鹿にはできない出来でして…しかも、戦前の路線案内なので、これがまたレトロで、しかも手抜きなしのノリでさすが職人魂の国日本…パンフ一つでもあだやおろそかにはいたしません(笑)

 で、その図なんですけど、今で言う鳥瞰図に近い形かなぁ?図でありながら、絵であって、しかも立体を意識しているつくり…どゆ事とゆーと周辺の山並みなんかが、こー地図にある平面的なそれではなくて、遠く普通に山が描かれている感じと言ったら分かってもらえるだろーか?路線図なんだから線路と駅でええじゃないか?と思うんですけど、関東系だと遠く富士山がそびえ、この構図は浮世絵の世界か?に近くないかと…

 でで、更にカラーなものですから、山は緑に川は水色にと平地は黄色に近い色とゆーよーに物凄くカラフルなんですよ。更に案内ですから、駅ごとに説明ありだったりする訳で、ある意味一つの広告媒体だと思うんですが、いっぷくの絵画ですね、これは…騙されたと思って、本書の絵図のとこだけでも斜め読みするがよろしの世界かなぁ(笑)日本の鉄道って、こーゆー方向でもいってらしたんですねぇ(笑)

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2012年10月13日 (土)

海に行くぞぉー(笑)

ローマ人の物語 3 ハンニバル戦記 上  塩野七生  新潮社

 前回の上下巻がローマの胎動なら、本書は宿命のカルタゴ戦だろか?ハンニバルと言えばこの名を知らぬ人がいない位の名将ですが、ローマとカルタゴ、事の発端はシチリア島にあったんですねぇ…地中海航海圏をどちらが取るか?それが問題だ?ではないですけど、取りあえず、本書の流れは「イタリア半島を統一した後、さらに海外進出をくわだてたローマは、地中海の制海権と商圏をにぎっていたフェニキア人の植民都市カルタゴと死活の闘争を演じた。これを、ポエニ戦役という。カルタゴを滅ぼして西地中海の覇権をにぎったローマは、東方では、マケドニアやギリシア諸都市をつぎつぎに征服し、さらにシリア王国を破って小アジアを支配下に収めた。こうして、地中海はローマの内海となった」の初段でしょーか?

 時代はというと紀元前264-133年の間というから、これまた昔、昔のその昔の話しなんですねぇ(笑)まずはその当時のシチリアの状況からで、その頃シチリアは三つの支配権に分断されていたんですねぇ…メッシーナ支配、シラクサ支配、そしてカルタゴ支配…対立は深まり、ローマはメッシーナ支援に動くと…そしてシラクサとも講和を取ると…となると、敵は必然的にカルタゴに集約していく訳で…

 ただ、陸軍としては最強の部類に入ったであろーローマ軍も、海の上ではかなりヤバしと…だってこの時まで海戦した事ないし、船だってないに等しいし、不利な講和を結ぶ羽目になる訳ですねぇ…当時のカルタゴは大国、ローマは新興国にすぎないと…

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2012年10月12日 (金)

旅は道連れ、世は情け?

江戸の温泉三昧  鈴木一夫  岩田書院

 コピーが温泉に癒される人々温泉に生きる人々なんですが、湯治というのはもー日本人のDNAにくっきりきっぱり組み込まれているんじゃないか?と思う今日この頃(笑)奈良の昔から湯治の記録が残っている国だものですから、1000年2000年なめんじゃないよかな(笑)で、こちらはその中でも江戸時代の湯治とはどんなもんだったんだぁー?なお話…しかも、お代官様ぁーなセレブな皆様ではなくてパンピーの入湯事情ですかねぇ?武士でも中・下クラスとか、ええ農家の皆様とか…読後に思った事は、身分の上も下もなくれっつ・おんせんな世界…もー生活にきっぱりと組み込まれているんですよ(笑)

 とは言え、今のそうだ、○○に行こうっなんていきなり新幹線でれっつらごーと遠出もオッケーな世界とは違って、普通の人は近場の温泉、取りあえず歩いて一日で着くというか、同じ藩の領地内の湯治場へ行くのが主流だった模様…ちなみに、近くても隣の藩のとことなれば、温泉行くもんね、という理由では行けなかったので、病気治療の為とか理由つけて行く事になったそな…じゃぱーにーず、建前と本音は健在です(笑)

 でもって、温泉旅館というのは、今だと朝夕食付きが標準装備だけど、昔は泊まるのだけがこれまた主流みたいで、自炊しろとな(笑)今で言うコンドみたいなものなのかなぁ?食材は勿論持ちこみOKだし、現地でも食材や燃料なんかも販売していた模様、自炊道具は貸し出していたそーで、掃除洗濯ご飯炊きと自分でやってくなんしょと…勿論、それなりの温泉なら頼めば仕出しがあったそーで、自炊しなくてもやってけたそーだけど、たいていの庶民は皆、自炊派となるそーな…

 というのも、温泉の宿泊単位が一泊な人も勿論あるけど、湯治客となれば一単位が七日だったみたいで、七日で幾らみたいな料金体系…だから七日から一か月位が当時の主流って、行き帰りで一日ずつ使うとなると最低でも九日の旅路なのか?うーん、一泊二日とかせいぜい二泊三日が主流の今より、江戸の方がリゾートしてないか(笑)

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2012年10月11日 (木)

この人は、今どこ?

後藤新平  越澤明  筑摩書房

 サブタイトルが、大地震と帝都復興なんですが、むしろ都市開発とは何か?という話しの方がメインかな?の世界のよな?一応、タイトルは後藤新平になっているけど、これも後藤新平とゆかいな仲間たちみたいなノリ…よーはチーム後藤ですかねぇ?戦前の政治家魂って奴かもなぁ?日本にも、真っ当な政治家いたんだぁーっ?とちょっとうっとり出来るとか(笑)

 ちなみに後藤新平の政治家としての功績は主に三つあるそーで、一つが「日本の通信行政・鉄道行政の基礎を確立」したそで、ちなみに新幹線の祖父となるそな(笑)また放送の父でもあるそで、東京放送局を創設した初代総裁でもあるそな…二つめが外交・国際関係で主に中国・ロシアなのは台湾と満州からでしょか?ちなみにあの武士道の新渡戸稲造を見出しバックアップしたのも後藤とな…で、三つめが都市計画・まちづくり・帝都復興とな…

 本書の前半は、後藤の半生かなぁ?水沢で生まれて、秀才(天才?)だったけどメインストリームを歩む訳でもなく、むしろ辺境をチョロチョロしていたんだけど、気が付けばあっちこっちの引立てでドンドン中央に切り込んで行くのはある種圧巻かなぁ?本来なら地方の一医師で終わったはずなのに、内務大臣にまで上り詰めるんだからなぁ(笑)

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2012年10月10日 (水)

雪、霜、霧、または氷のかさね?

日本の色  平凡社

 色見本のよーな本なのですが、色味そのものもなーるほどなんですけど、このネーミングだけでも日本人なら納得といおーか?昔の人は物の差異を知っていたんだなぁと、しみじみしてしまうとか(笑)それとともにこちらには日本の和物、日本画とか、着物とか、茶器とか、花とか、諸々掲載されているんですけど、それに使われている色を見て、再び納得する仕組みかな(笑)侘び寂びの世界の日本のイメージ強いけど、実は色彩豊かな国だったらしーし(笑)

 本書的には、よみがえった桃山の色(狩野博幸)というコラムでの楓図(智積院障壁画)のとこで、修復してみたら、実は非常に色鮮やかな絵画だった事が分かったり…長谷川等伯の作品らしーが、考えなくても秀吉の発注となればデーハーなのは当たり前な気がするが、それは後知恵だからかなぁ?そーいや、昔バチカンのシスティーナ礼拝堂だったか?ミケランジェロの壁画だかも修復したら、元の色って相当明るかった記憶が?うーん、なべて世の中こんなもん?なのか(笑)

 何ゆえに本書を手に取ったかというと、何気にカラフルで奇麗だわーとゆーミーハー心をくすぐったのもあるんですが、いずこの色も皆それぞれに奇麗だね、で一通り眺めて、戻るのは白なんですねぇ…基本の色って大切だなぁと…そして、他の色はそれこそいぱーい種類があるにも関わらず、白だけは一色、胡粉があるだけなんですよ…まさにしらとりはの歌のごとく、本書の中でも一人、染まず漂う感じかな?まぁ象徴として、清らかで汚れのないものだそーだから(笑)

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2012年10月 9日 (火)

紙だけじゃないんです(笑)

夢をかなえるプロテェッショナル手帳術  季刊Think!編集部・編  東洋経済新聞社

 えーと、コピーが山のよーにありまして、達人30人に学ぶ黄金の時間管理、自分のための時間を創り出すコンサルタントのタイムマネジメント、仕事の能率を劇的に向上させる、締め切りを守る、手帳・ノートを楽しむ、情報を一元化する、自分の時間の使い方を分析する、よい週刊を3日坊主にしないために、企画力・発想力を高める、速記でスピード記入する、セルフマネジメント能力を上げる、自分史をつくる、早起きを楽しむ、ノートを分冊して使うと既に表紙だけで分かった気になれたりして(笑)

 手帳というと12月までには新しくしないといけない気にさせる物のよーな気がしているんですが(笑)使いこなす以前にそこに新年があるからだみたいな(笑)で、こちらの本というか、雑誌の別冊というべきかは、ビジネスマンの手帳拝見シリーズかなぁ(笑)取りあえず出てくる人の肩書からして人の会うのが商売みたいな感じなので、会議、講義、接待、営業といったまず人ありきかなぁ?打ち合わせとか、取材とかも人ですよねぇ…で、手帳で管理・効率化ですか?自己管理ができる、かくして仕事が出来る、キリッ(笑)

 本書ではむしろ、日本人ではない方の意見の方が面白いかなぁ?例えば「世界でもっとも手帳が売れている国は日本だそうですよ」(@宋)…国民性なんでしょかねぇ?だから、こーゆー本も出てくる訳だろーし(笑)でも、「空白の欄があるとすぐ埋めたくなるでしょ。結局、スケジュールを埋めるだけで満足してしまっているんです」(@宋)言われてみればあるあるか(笑)アメリカでは手帳を使っている人は少数派なのだそで、スケジュール管理はパソコンか電子手帳が主らしい…システム手帳はあっても「ノート型のもので、ほとんど机の上に置いて使っています」(@ドーソン)米では持ち歩くものではないらしーのか?そゆ訳で種類も日本の方が豊富なんだそで(笑)

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2012年10月 8日 (月)

ぼくらはみんな♪

巨大津波は生態系をどう変えたか  永幡嘉之  講談社

 サブタイトルは、生きものたちの東日本大震災なんですが、うーん…何とゆーか、物凄く淡々とした文章なのに圧巻です…著者の本業はカメラマンらしいのですが、飾ってない文章がリアル過ぎる…写真も今回はためて撮るのではなくてありのままを撮るみたいな話しをちょこっと初っ端の方に書いていらっさるが…現地は本当にすざまじかったのだなぁと…今更ながら物凄い映像です…

 そして、本書はそんな激動する現場にありながら、小さきもの達をくみとっているんですね…昆虫が主ですが、その植物達も、自然一般かもしれませんが…と、同時にこの未曾有の危機の時に地べた見て回って虫だとぉーという葛藤もあったみたいです。現場の雰囲気もあるだろーし、自身の若干の後ろめたさみたいなものも…しかし、誰かが記録しないと日本の自然はどーなると著者は福島から青森の海岸から森から池から川から踏破していくんですよ…本書を見ているだけでも気の遠くなるよーな道筋のよな…

 詳細は本書をドゾ。何にせよ、地震の問題もありましたが、津波がこちらでも大問題みたいです。生態系に与える大きさってパネェ…

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2012年10月 7日 (日)

王様の耳はロバの耳ぃーっ(笑)

未曾有と想定外  畑村洋太郎  講談社

 サブタイトルが、東日本大震災に学ぶなんですが、著者はあの失敗学の第一人者、ついでに危険学も旗揚げしたそーで、そーゆー視点から今回の地震を見ると…例えば、今回の津波は未曾有ではないと…ここ百年の間に大津波が四度海岸線を襲っているそーで、専門家なら言っちゃあいかんとゆー事らしー…少し振り返れば分かる事だと…「それをさも未曾有の出来事のように扱っているのは、単なる言い訳のようにしか聞こえません」とな…過去の教訓って…

 ちなみに災害として見た場合、津波とは高い波ではなくて速い流れとして認識した方がいーみたいです…確かに陸に上がってからの波の速度は映像で見ても凄かった…で、津波対策には対抗するハードなもの(防波堤とか)と、備えるソフトなもの(避難訓練とか)の二択になるそーだけど、今回の震災で分かった事はハード的な物はことごとく壊れていると…「自然のエネルギーは、想像しているよりはるかに大きなものでした。そのためハード面の整備が進んだことで、かえって自然災害の被害が大きくなるようなことも起こっているのです」とな…安全になったが故に高まるリスクって事でリスク・ホメオスタシス理論(@ジェラルド・J・S・ワイルド)なんかも引き合いに出されていたり…

 そして、気になるソフトの方ですが、今回の避難勧告に対して素直に従ったのが「被災経験のない新住人やよその場所からたまたまきていた人、あるいは地震が発生したときに海のそばにいた人だったそうです」って…逃げ遅れている人達は防波堤の内側に住んでいた人が多いってゆーのは…日本の技術は世界一ぃーっと言っても自然はその上をいっていたと…日頃から逃げる意識を大切にね、なのか…そのポテンシャルを100年持ち続けるって…いやはや考えさせられますが…

 てな訳で本書は、著者の並々ならぬ決意表明かなぁ?「私は、今回の被災から得られた教訓を次に生かすためには、気づいたことは文字にしてはっきりと伝えておかなければならないと考えています。それが見方によっては、死者に鞭を打つようなことをしていると、誤解して見られるようなことがあってもです」…まさに考えよ、の世界か…

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2012年10月 6日 (土)

平家なり太平記には月も見ず…

今、日本人に知ってもらいたいこと  金子兜太 半藤一利  KKベストセラーズ

 俳人と作家の対談集という事でいーのかなぁ?ある種昭和生き字引という気がしないでもないけど(笑)取りあえず、俳句では杉森久秀門下生という事で同門の士という事になるんだろーか?この日まで面識、ほぼなかったみたいだけど(笑)そしてお題は二人の半生という事になるみたいなんですが、メインはWWⅡと戦後かなぁ?金子氏の方はトラック島で将校を、半藤氏の方は東京大空襲の経験をしているという…

 で、先の東日本大震災についても触れていて、「福島の原子力発電所の事故が問題となる前、最初の津波が襲ってきたときの宮城県や岩手県の町の様子は、東京大空襲そっくりでした。昭和二十年三月十日、焼け野原に立った私が、呆然としながら見た光景と同じでした」(@半藤)三月の悪夢、もしくは悲劇、経験者は語るでしょか?

 「真面目な話、今回の地震では独占企業の東京電力の責任が非常に大きい。技術に自信を持って「まあ大丈夫だ」くらいに思っていたんじゃないですか。甘い。国民がバックにいるのだから、原発を造るときは防護施設をもっと厳密に考えなければいけなかった。このこと、うんとくどく、くどく言いたいんだ」(@金子)と金子先生も声を大にしておられます…更に「東京電力が福島第一原発で想定していたのは高さ5.7メートルだったというんだが、実際に来たのは14、15メートルもあったというでしょう。これでは備えが甘いと言われても仕方がない。「想定外の津波」なんていうのも単なる責任逃れに見えてしまう」(@金子)とな…

 でまぁ、この手の話は1000年に一度とか、前例が無いと開き直るのが常道なんですけど、「江戸時代には慶長16(1611)年に「慶長三陸地震」がありました。このときにも20メートルの津波が起こり、二千人から五千人の死者が出たと言われています。明治29年6月15日の明治三陸地震でも30メートルを超える津波が押し寄せた。マグニチュード8を超える巨大地震でした。だから、予測できなかったということはないんですよ」(@半藤)だそーで、ついでに言うと昭和8年にも三陸で地震はあったとな…

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2012年10月 5日 (金)

その時地下では…

東日本大震災を解き明かす  NHK「サイエンスZERO」取材班+古村孝志+伊藤喜宏+辻健 編著  NHK出版

 地震とは何ぞや?というお題から始まって、今回の東北の地震と津波について説明し、更に今後の南海トラフについて語る本かなぁ?ちなみに東日本大震災は世界史上、チリ地震(M9.5/1960)、アラスカ地震(M9.2/1964)、アンドレアノフ地震(M9.1/1957)に次ぐ、四番目の大地震という事になるそーな…

 でもってマグネチュードって0.2大きいとエネルギーは二倍になるそーで、そーゆー点から見ると今回の地震は、兵庫県南部地震(M7.3)と比較して「約360倍のエネルギーを持った地震だったことになります」もはやデカっと言う表現でいいのか?どーか?…

 さて、大きい地震が起きるには「広大な震源域で断層が大きくくずれる必要があります。東北地方太平洋沖地震では、従来から存在が知られていた5つの震源域(三陸沖中部、宮城県沖、三陸沖南部海溝寄り、福島県沖、茨城県沖)が連動する形で地震が発生し、南北約500km、東西250kmという、とてつもなく広大な震源域で断層破壊が起こったと考えられます」だそな…しかーし、「この5つの震源域は、従来は連動しないと考えられていました」とな…

 もう一つのポイントは津波でして、こちらも波高、遡上共に記録的な大きさだったと…何故これほど大きな津波が発生したのか?てな訳で東日本大震災は、量的にデケェだったが、質的にもスゲェという事なんでしょか?とゆーお話かな?

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2012年10月 4日 (木)

もっと、色を(笑)

色の暗号  泉智子  大和書房

 サブタイトルがカラーセラピーで知る本当のあなたなんですが、何とゆーか色占いのノリに近い気がするけど、本書によると統計から確率した占いではなく一つの学問というか、まぁそれを元にカウンセリングもしている訳で心理学の一つに入るのかなぁ?うーん?血液型でも星占いでも、そんな一つの事で物事決まるかぁーと疑問に思うのもアレなので、まぁ一つのアプローチとしてみたらどーか?信じる、信じないとか、合う、合わないはその人にこれまたよるし…でもってこのカラーセラピーに合ったとゆーか、はまったのが著者なんだろなぁ?好きこそものの上手なれと、今ではその道の第一人者ってか(笑)

 本書によると「色とは、あなたやあなたの周囲の人たちに、サブミリナルのメッセージを送ることのできる暗号なのです」とあって、この辺りから本書のタイトルが決まった感が(笑)で、本書の前半は色の話に終始している感が…例えばゲーテは「色彩には秘められた言葉がある」(@色彩論)とか、色についてのあれこれが出てきて、まぁ色とは何ぞやと…こちらのカラーセラピーでは赤、オレンジ、黄、緑、青、紫、それにピンクの七色が基本カラーの模様、なぜその七色なのかの説明の後に、白黒や、茶やグレーなどの説明が出てきて、DNAカラーとパーソナリティー・カラーの説明が出てきます。

 よーはこのDNAカラーとパーソナリティー・カラーの二色でその人を分析していくというのが、カラーセラピーなんですね…で、DNAカラーというのがもともとの自分で、パーソナリティーカラーというのが世間に対する自分みたいです…二つの色を選んだ時点で、同じ色を選べばその人は内も外も同じ人とか、違う色を選べば外面は違うとなるよーな(笑)でもって、どの色を選んだかで、その人がわかるとゆー…

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2012年10月 3日 (水)

にほんのくにのひとだもの。

この言葉を忘れない  「この言葉を忘れない」編集グループ 編  徳間書店

 サブタイトルが、3.11語りつぎたい勇気と感動のつぶやきでして、コピーが、世界中が胸を揺さぶられた日本人のふるまい。私たちはかならず生きぬいて甦れる。とな…よーはツイッター発言集みたいなノリかなぁ?あの日、あの時のネット上のお言葉集で、万葉集からの伝統なのか(笑)身分の上下関係なし、無名有名人一同に掲載されておりまする…ある種これも連歌かな、と(笑)

 初っ端が国連のコメントについてで「日本は今まで世界中に援助してきた援助大国だ。今回は国連が日本を援助する」とな…ここはツイート主のよーに素直に感動しなきゃいけないとこなんだろーなぁ…世界で二番目に国連費払っといて良かったとか(笑)

 地震に対する対応で「海外からの援助受け入れに躊躇したり自衛隊派遣を遅らせたりしてた阪神淡路大震災の頃より日本は確実に強い国になってるんだ」とかも、村山政権とは違うんですっ(キパッ)とゆーとこか(笑)

 当時の生の声がたくさんあって、今読んでも身につまされるとこ多しかなぁ?でも、暗いトーンではなくて、希望と勢いがあるとこが凄いなぁと…

 まぁ当時のマスコミ的には買い出し先でインタビューを受ける事になった人のツイートが秀逸かもなぁ?「その人たちが並んでいる人たちにカイロとお菓子を1コずつ渡していたことに感動した。日本のマスコミも被災地に行くのであれば、同じくらいの配慮をお願いしたい」って…はやぶさの時も思ったがオーストラリアのメディアって凄いっ…

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2012年10月 2日 (火)

天下、乞食に似たり(笑)

忍者月影抄  山田風太郎  講談社

 忍法帖シリーズも何となく続いておりますが、今回は八代将軍吉宗の時代のお話…ちなみに尾張的には七代目徳川万五郎宗春の時代…発端は些細な事の積み重ねだと思われなんですけど、結局は両雄あいたたずというとこではなかろーか?と…

 殿さま快男児編でいくとトップテンに入る御仁だったらしー宗春だそーですが、故に江戸にもノーと言える殿様と言う事になるんでしょーか?小さい藩や、外様だったらとっくにつぶされていると思うんですけど、何せ御三家の尾張様ですから公儀としてもうかつに手は出せない…となれば、水面下で暗闘しかない訳で…

 まぁ今で言ったら緊縮財政の吉宗対市場活性の宗春という事になるんでしょーか?宗春的にはパンとサーカスで行こうみたいですけど(笑)

 で、倹約第一、質素第一、遊蕩あきまへんの吉宗にしたって、一昔前は遊蕩三昧じゃねぇーか?今までしてきた事を手のひら返しにして聖人君子気取って何だっていうんかぁーっとゆー宗春心の叫びで済まず、江戸対尾張の戦いがきって落とされたと…

 まずは吉宗御乱行の証拠、18人の元愛妾達にご登場願い、事実をパンピーにも見てもらおーと…

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2012年10月 1日 (月)

素材なのか調味料なのか(笑)

うまみたっぷり簡単!漬け物おかず  宮城恵美子  家の光協会

 本の主旨としては漬物を使って料理を作ろうみたいなんですが、まぁ漬物そのまま食べてばかりでは飽きもあるとゆー事で、目先を変えて素材として使ってみたらどんなもん?かな?日本人的には馴染みのある漬物ばかりなので、そんなに構えなくていいし、ついでに言うとレシピも手順が三つか四つしかないので、これはある意味お手軽なのかもしれない?

 個人的に本書で一番おろろいたレシピは梅干しのとこにあった、梅入り干し柿の揚げ物…ええ、干し柿に梅干しを投入して天ぷらですか?うーむ、どんな味なんだろ?とちょっと考えしまった?干し柿は甘く、梅干しは塩辛くて酸っぱい…そのコラボ、の天ぷら…うーむむむ(笑)

 も一つ想像がつかないのが、アスパラガスとらっきょうの赤ワインドレッシングがけですかね?アスパラと赤ワインドレッシングまでは何とか想像ついても、そこにらっきょう…うーむむむ…これは小玉ねぎのピクルスと思えばいーんでしょーか(笑)

 その他にも目から鱗のレシピ満載ですので、詳細は本書をどぞ(笑)

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