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2012年10月10日 (水)

雪、霜、霧、または氷のかさね?

日本の色  平凡社

 色見本のよーな本なのですが、色味そのものもなーるほどなんですけど、このネーミングだけでも日本人なら納得といおーか?昔の人は物の差異を知っていたんだなぁと、しみじみしてしまうとか(笑)それとともにこちらには日本の和物、日本画とか、着物とか、茶器とか、花とか、諸々掲載されているんですけど、それに使われている色を見て、再び納得する仕組みかな(笑)侘び寂びの世界の日本のイメージ強いけど、実は色彩豊かな国だったらしーし(笑)

 本書的には、よみがえった桃山の色(狩野博幸)というコラムでの楓図(智積院障壁画)のとこで、修復してみたら、実は非常に色鮮やかな絵画だった事が分かったり…長谷川等伯の作品らしーが、考えなくても秀吉の発注となればデーハーなのは当たり前な気がするが、それは後知恵だからかなぁ?そーいや、昔バチカンのシスティーナ礼拝堂だったか?ミケランジェロの壁画だかも修復したら、元の色って相当明るかった記憶が?うーん、なべて世の中こんなもん?なのか(笑)

 何ゆえに本書を手に取ったかというと、何気にカラフルで奇麗だわーとゆーミーハー心をくすぐったのもあるんですが、いずこの色も皆それぞれに奇麗だね、で一通り眺めて、戻るのは白なんですねぇ…基本の色って大切だなぁと…そして、他の色はそれこそいぱーい種類があるにも関わらず、白だけは一色、胡粉があるだけなんですよ…まさにしらとりはの歌のごとく、本書の中でも一人、染まず漂う感じかな?まぁ象徴として、清らかで汚れのないものだそーだから(笑)

 アリス的に色というと、やはりタイトルにもなっている朱色なんでしょかねぇ?本書での朱というと、真朱と洗朱と銀朱かと…色見を見る分には真朱は「天然産の良質な朱砂の色のような黒味のある赤色をいう」とあるよーに、朱というよりは茶に近い色のよな?隣の小豆色と似ている色というべきか?そして、洗朱の方はオレンジというか、柿色に近い気がする色かなぁ?「朱の色を洗い弱めたような淡い褐色」だそーだが、落ち着いた色に見えるけど?で、銀朱なんですが「水銀に硫黄を加えることによって得られた人造の朱」だそー、これが一番朱色ときいてイメージする色に近いかなぁ?明るくて鮮やかな色なんですが、どだろ?さて、アリスの朱色はどの朱色なのか?

 意外なとこで茶色の種類が多いのに驚いたんですが、この茶色の普及が歌舞伎にあったとは?どーも歌舞伎役者が、好んだ色というのが流行りの元だったりして(笑)色見ただけであの役者、もしくはあの役者の贔屓って分かるって事なんだろか?そんな中で大阪で流行った色に芝翫茶と璃寛茶があったりして、前者は三代中村歌右衛門、後者は二代目嵐璃寛が好んだ色なんだとか…芝翫茶はどっちかとゆーと茶というより赤に近い色だし、璃寛茶は茶というより緑に近い色だし、茶色の幅も広いよね(笑)

 後はアリス的にいくと、灰色、鼠色という事で野上さんの色ですか(笑)ちなみに灰色という名前が定着するのは明治以降の話らしー、ネーミング的にスゲェのは丼鼠色、ええ、どぶねずみ色ですよ、奥さん(誰?)グレーの中でも濃いめの色合いだったのだなぁと…他でいくと、暗い宿じゃないですけど羊羹つながりで羊羹色というのはどでしょ?マジあるんですよ、羊羹色、またの名を百塩茶というそーですが、濃い茶色の事らしーですけど、羊羹って茶色だったんですねぇ?

 ネーミングが面白いのが多くてアレですが、ああ日本人だなぁな色は勿忘草色でしょかねぇ?水色と空色の間みたいな色ですが、これにこーゆー名前をつけるとこがもー…とゆーか、やはり植物系の名前が多いのがやまとこごろですか(笑)わりと動物系の名前なくて、本書でも狐色位じゃなかろーか?やはり狩猟民族より農耕民族って事なんでしょかねぇ(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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