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2012年10月13日 (土)

海に行くぞぉー(笑)

ローマ人の物語 3 ハンニバル戦記 上  塩野七生  新潮社

 前回の上下巻がローマの胎動なら、本書は宿命のカルタゴ戦だろか?ハンニバルと言えばこの名を知らぬ人がいない位の名将ですが、ローマとカルタゴ、事の発端はシチリア島にあったんですねぇ…地中海航海圏をどちらが取るか?それが問題だ?ではないですけど、取りあえず、本書の流れは「イタリア半島を統一した後、さらに海外進出をくわだてたローマは、地中海の制海権と商圏をにぎっていたフェニキア人の植民都市カルタゴと死活の闘争を演じた。これを、ポエニ戦役という。カルタゴを滅ぼして西地中海の覇権をにぎったローマは、東方では、マケドニアやギリシア諸都市をつぎつぎに征服し、さらにシリア王国を破って小アジアを支配下に収めた。こうして、地中海はローマの内海となった」の初段でしょーか?

 時代はというと紀元前264-133年の間というから、これまた昔、昔のその昔の話しなんですねぇ(笑)まずはその当時のシチリアの状況からで、その頃シチリアは三つの支配権に分断されていたんですねぇ…メッシーナ支配、シラクサ支配、そしてカルタゴ支配…対立は深まり、ローマはメッシーナ支援に動くと…そしてシラクサとも講和を取ると…となると、敵は必然的にカルタゴに集約していく訳で…

 ただ、陸軍としては最強の部類に入ったであろーローマ軍も、海の上ではかなりヤバしと…だってこの時まで海戦した事ないし、船だってないに等しいし、不利な講和を結ぶ羽目になる訳ですねぇ…当時のカルタゴは大国、ローマは新興国にすぎないと…

 ローマ…アリス的にどこ?とゆー気がしないでもないが、何というか一国の興亡でローマ程のスケールはまずないんじゃなかろーか?雑学データベースのアリスが好きそーと勝手に思っているんだけど(笑)ちなみにローマ史は、むしろ向こうの方々が戦記というか、ドラマを残していらっさるよな?となると、ヴェロニカさんとか、ウルフ先生は今更なのかなぁ(笑)後アリス的というならば、戦いの前のニワトリ占いかなぁ?鶏の餌のついばみ方で吉凶を占うとか?朱色じゃないけど、占いは大切にか(笑)

 取りあえず海戦となって、船造るまではともかく、更にローマは新型兵器も開発します。その名も「カラス」…船首にくっつけたクレーンみたいに見えるけど、これが斧ともなり、橋ともなると…白兵戦に突入ってか(笑)陸戦は得意なんです、ローマ的に(笑)

 てな訳で船造っては戦うという、ある種季節の風物詩的な様相を呈してきた戦いも何とかローマが勝ちぬけて、紀元前241年になんとか第一次ポエニ戦役は終わるんですけど、戦いの詳細は本書をドゾ…まぁ勝利の要因は幾つかあるんでしょーが、市民が戦うローマと傭兵が戦うカルタゴの違いが浮き彫りになったとこですかねぇ?

 さて、つかの間の春ではないですが、第二次ポエニ戦役まで23年間ある訳で…この間にローマ人とカルタゴ人はどーしていたかというとカルタゴは内乱を、ローマは絶賛ギリシア文化祭りと化していたりと双方先の戦争どこじゃねぇの世界(笑)

 とはいえローマはローマという事かで、アドリア海の治安の為、またガリア人の侵入を防ぐ為と戦争というか、小競り合いは続いてローマの輪を広げていたんですが…とここまでが上巻ですか、以下中巻に続くってか(笑)

 詳細は本当に本書をドゾなんですが、本書はカルタゴ人やギリシア人が出てきてそのお国柄の違いもキモかなぁ?「知力では優れていたギリシア人なのに、経済力に軍事力にハンニバルという稀代の名将までもっていたカルタゴ人なのに、なぜローマ人に敗れたのか」しみじみと歴史を振り返ると(笑)

 さて、カルタゴ人は商売の人というイメージが強くて、中世のヴェネツィアに似ているとな…寡頭政治だったし…ただ違うとこはヴェネツィアが完全に貿易国家だったのに対してカルタゴには農地もあったと…かくして派閥も出来ると…後カルタゴ人とはどゆ人かという話しで「あの男は、どこの国の言葉だってわかるのさ。ただ、自国語以外はわからないってふりをしている。なにしろ、カルタゴ人だからね」だからそな…

 対してローマは何というか、物事がはっきりしている人達の集まりだったんだろか?もー一つは現場主義ってとこですかねぇ…戦地の総司令官でもある執政官の代表権は国そのものと言っていいのでは?元老院でさえ口出しできないとな…もー思いきっりヤレの世界か(笑)戦うもよし、講和するのもよし、敗戦も許されたが軍規違反は厳罰だった模様…この法の徹底さはまさにローマだよなぁ…

 後はローマ人は餅は餅屋の人達だったとゆー…土木工事はエトルリア人に、通商は南伊のギリシア人に、芸術も哲学も数学もギリシア人に、とそれぞれ得意分野をのばしていけばええねんの世界…

 でまぁ軍事となれば移動が大切という事でインフラ整備に道造りにせいを出すと(笑)しかも通行料はとらないよという太っ腹(笑)誰でも通れるし、軍団はいったりきたりするしで、これによって山賊でにくくなるしで、交易が上がると…行き来があれば生産性も上がるし、それが生活水準も上げると…いやー右肩上がりっスか(笑)

 最後にこの当時のローマ人って、ある種世界最強軍団のはずなんだけど肉食人種ではなかったそな…ローマ人の主食って、小麦粉で作ったパン、小麦粉で作ったお粥、野菜と果物が好き。チーズ、牛乳、羊乳と魚類でタンパク質をという生活だったよー…ちなみに肉を好んだのがゲルマンやガリア人だったそで…イタリアって元々は魚の国の人だもの、だったんだろか?ちなみにローマ兵の食事も「牛や羊の乳を入れて煮たおかゆかパンか、それにチーズに一片に玉ねぎに一杯の葡萄酒」だとか…これで戦いに勝つるんですよ、奥さん(誰?)

 目次参照  目次 文系

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