« 素材なのか調味料なのか(笑) | トップページ | にほんのくにのひとだもの。 »

2012年10月 2日 (火)

天下、乞食に似たり(笑)

忍者月影抄  山田風太郎  講談社

 忍法帖シリーズも何となく続いておりますが、今回は八代将軍吉宗の時代のお話…ちなみに尾張的には七代目徳川万五郎宗春の時代…発端は些細な事の積み重ねだと思われなんですけど、結局は両雄あいたたずというとこではなかろーか?と…

 殿さま快男児編でいくとトップテンに入る御仁だったらしー宗春だそーですが、故に江戸にもノーと言える殿様と言う事になるんでしょーか?小さい藩や、外様だったらとっくにつぶされていると思うんですけど、何せ御三家の尾張様ですから公儀としてもうかつに手は出せない…となれば、水面下で暗闘しかない訳で…

 まぁ今で言ったら緊縮財政の吉宗対市場活性の宗春という事になるんでしょーか?宗春的にはパンとサーカスで行こうみたいですけど(笑)

 で、倹約第一、質素第一、遊蕩あきまへんの吉宗にしたって、一昔前は遊蕩三昧じゃねぇーか?今までしてきた事を手のひら返しにして聖人君子気取って何だっていうんかぁーっとゆー宗春心の叫びで済まず、江戸対尾張の戦いがきって落とされたと…

 まずは吉宗御乱行の証拠、18人の元愛妾達にご登場願い、事実をパンピーにも見てもらおーと…

 アリス的に風太郎先生は甲賀の御大に続けで続いているんですが、うーん、今回は何とゆーか、男のいがみ合いの標的にされた女性達の受難かなぁ?

 まず尾張方は、今はパンピーとして市井で暮らしている元愛妾達の内三人を日本橋でさらし者にする訳ですねん…勿論、上様ご乱行の証拠ですねぇ…既に内八人は死亡していて、残る10人の内3人は既にさらされている訳で、引く事の7人の元愛妾の確保に江戸と尾張はつばぜり合いを始めるという筋かなぁ?

 江戸対尾張という事で、伊賀対甲賀、江戸柳生対尾張柳生という両者恨み骨髄な方々が切ったはったの世界を展開していきまする…今や全国に散らばっている元愛妾を求めての旅…もとい戦い…尾張の方は笑い者にする為に日本橋でさらし者という事で、その女性達を攫って来る事がメインなんですが、江戸の方はじゃあ狙われた女性達を守るのか?というと、さもあらんで、攫われる位なら切って捨てろという暗殺指令…自分の名前の為には元愛人達の命なんて、そんなの関係ないんですねぇー…さすが将軍サマ(笑)

 決着はどーなるのか?は本書をドゾ。今回もタイトルに偽りなく忍者活躍しております…柳生より忍者の戦いの方が派手だから印象に残り易いんですけど、相変わらず怪人振りです(笑)また本書にはかの天一坊事件の関係者なんかもちょっこと登場して、これがまた重みを増してくるんですよ…

 とゆー訳で詳細は本書をドゾ。まぁ何とゆーか、いつの時代も男の面子程、傍からみたらどーでもいいものはない訳で(笑)これに命かけれるとこが男だぜぇーと言うことになるんでしょーかねぇ?とばっちりで殺される女性達、その他は散々ですが…

 目次参照  目次 フィクション

|

« 素材なのか調味料なのか(笑) | トップページ | にほんのくにのひとだもの。 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

フィクション」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 天下、乞食に似たり(笑):

« 素材なのか調味料なのか(笑) | トップページ | にほんのくにのひとだもの。 »