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2012年11月

2012年11月29日 (木)

秋の夜長は光もの?

BOOKS BEAUTIFUL 絵のある本の歴史  荒俣宏  平凡社

 何の本かというと、挿絵の本だと思いすまる。本に絵が入ったのはいつからか?みたいな話しから近代までの変遷かなぁ?約200年間の足跡とでもいおーか(笑)まぁ紙やインクや印刷などハードが揃わないと本の普及もままならないとゆー事で、やはり産業革命って文化革命でもあったのだなぁ?とか…市民階級ポイントです(笑)さて、それはともかく挿絵の事を英語ではイラストレーションと言うそーな…でこの語源が「光り輝かせるもの」だそで、ページ余白の彩飾のことはイルミネーションでこれも「光らせる」だとか…何とゆーか、本ってピカピカだったのか(笑)

 ちなみに挿絵の初期というのは、自然科学書や宗教書の図説として発達したそで…図鑑みたいなのが始めまりだったんですねぇ…そんな16世紀から時代が下るにつれて今のような形態になったと…挿絵に歴史ありと…だから本書があるのか(笑)

 で、本書で知った事実…モロッコ皮ってざらざらしているのか?よくモロッコ革の表紙の古書みたいな表現が欧米の本では出て来るけど、ちなみにスベスベしているのがカーフ(牛皮)のよーです…も一つ欧米でよく使われる表現で、フォリオ判ってどの位の大きさか漠然としていたんですけど、35×22cm以上の事だったんですねぇ…結構大きかったのだと納得しますた(笑)

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2012年11月28日 (水)

市民であると言う事は?

ローマ人の物語 6 勝者の混迷 上  塩野七生  新潮社

 ハンニバルとの戦いが集結したポエニ戦役以降のローマは、外に敵がいなくなったら内に敵だらけでごさるの巻か(笑)本書は、紀元前133年から紀元前90年位までのお話かなぁ?内容はというと、ハンニバルの言う通り「いかなる強大国といえども、長期にわたって安泰でありつづけることはできない。国外には敵をもたなくなっても、国内に敵をもつようになる」そのものかも…かくして、グラックス兄弟の出番となってくる訳なんですねぇ…

 さて、紀元前二世紀後半…最強ローマ軍団とうたわれていたはずなのに、敗走に次ぐ敗走とはこれいかに?で、理由が中産階級の崩壊が主因…ハンニバルとの戦いで元老院が主な実験を握る事になってしまう…さて、ローマ軍は国民皆兵的な組織だったけど、装備も自分持ちの戦いに行くぜ方式だったとな…だから無産階級の人は兵役なかったんですよ、奥さん(誰?)だったと…で、主に国民は農民というか牧畜民というか、いわゆる第一次産業の皆様…小作農が殆どだったと…

 ローマが帝国を広げていく事で属州その他の農耕地から小麦などが輸入され、価格競争が起きるとな…これで農家は大打撃…もう一つが税金も属州の上がりが入ってくるよーになって直接税が廃止されてしまった事…「「直接税」は、資産の多少によって課されていたので、これが全廃されて利益を得るのは裕福な階級になる」とな…何かどこかの財務省の言い訳を聞くまでもない税金の話し…ローマを見る限りどこぞの財務省の言葉を信じる気になれる人は幸せであるってか(笑)

 小作農である中産階級は大打撃で土地を手放して無産階級に転落、その土地を元老院に所属するセレブが買い占めて儲かりまっかの世界…一応、元老院は商売してはいけない事になっているから、妻とか、自分とこの奴隷の名義にして肥えていくと…この辺りのどこぞの政治家や官僚と被らないか?妻の名義です、秘書の名義ですとか…法を犯していないなら何したってええやんけ(笑)

 かくして、失業者があふれ、マルクス風に言うなら階級闘争勃発っスかねぇ…

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2012年11月26日 (月)

これを知らないとはモッタイナイ(笑)

タダで入れる美術館・博物館  東京散策倶楽部  新潮社

 サブタイトルが、お得で楽しいTOKYO散歩でして、ちょい古な本なんですけど、このコンセプトはありなんじゃなかろーか?と。ただ、今となっては仕分け対象になって休館ならともかく廃館になってそーな雰囲気が…

 普段こーゆーとこに近寄らない人も芸術の秋だし、ここは一つ行ってみるか?と思いたった時にどっかなぁーと?騙されたと思って騙される、万一騙されたとしても無料だったんだからと諦めもつくんじゃなかろーか、と(笑)ただ、本書を拝読する限りにおいては無料だからと侮るなかれの世界かなぁ?こーゆーの本気でやっている人もいらっさるんですよっ世の中って広い…

 結局、これは「TOKYOという街にはたくさんの美術館・博物館があり、料金の高いところも安いところも、タダのところもある。だが、タダの美術館や博物館は、宣伝の予算がないせいなのか、あまり存在が知られていないところも多いのだ。せっかくタダで見せてくれるというのにもったいない話だと思う」に尽きるのかも(笑)

 個人的に一番行ってみたいのは、ミサワバウハウスコレクション(杉並、高井戸西)かなぁ?ただこちら土日祝日お休みな上に更に水曜日も休みで、その他会社の祝日とかあって、しかも予約制なのでかなりハードルが高いよな?行く前からかなり気合を入れないと行けない気がする…

 他には、全国伝統的工芸品センター(港、南青山)とギャラリー匠(台東、浅草)でしょか?コンセプトは似ている気がするが、工芸品センターの方が全国区だとすると、匠の方は東京メイン…で、地場産業万歳ってとこなのか運が良ければ職人の実演も見れるかもしれないと、まぁ博物館というより展示館というノリの方が強そーだけど、この分館で販売もしているそーだから、浅草人も商売上手という事か(笑)

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2012年11月25日 (日)

たいへんおいしゅうございました…

Konayamahalf2山食ハーフ  粉花  \390

 浅草に行ったついでに噂の粉花さんに行ってみたのですが、うーん、住所的には分かり易いんですけど、お店的に地味でして、本当お店の真ん前まで行かないとパン屋さんなんだ、営業中なんだと分からない位ひっそりとしたただ住まいのよな…

 でもって、こちらを購入してきました…うーん、ミニサイズの食パンと見ていいのか?大きさ的には普通に見る食パンの半分位の大きさとみていいのではないか?と思うんですが?(約12cm×7cm位)

Konayamahalf1← 切り口はこんな感じ

 外サク、中ふわ系かなぁ?しっとりもちもち系に近いのか?うーん、弾力系かもしれないし、肌理も細かい系だと思うんですけど、塩気はない系というか、味が濃い系でもないよーな?普通においしいんですけど、何とゆーか、正直な感想を言わせてもらえば、パン好きというか、マニアが好きそーなお味とでも言ったらいいのか?たいへんお上品なお味です(笑)

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2012年11月24日 (土)

秋となればはコレでしょお(笑)

京都もみじ帖  写真・橋本健次  光村推古書院

 京都で樹というと桜な気がしないでもないんですが、紅葉も外していないとな(笑)赤に黄色の木々の美しさもさることながら、それに寺社が和そのもので、うーん、まさに日本の秋でございまするっ。絵になる風景って本当にあるんだなぁと…本書はA5よりちょっと小さい真四角っぽいサイズなんですが、全体的に写真多めでまるで写真集のよーな趣~

 いずこの写真も皆それぞれにびゅーてほーなんだけど、個人的にあげるとしたら今宮神社と金成光明寺と渉成園かなぁ?写真の写り具合かもしれないんですけど、色の発色が物凄いんですよ、写真でこれなら現物はどんだけ凄いのか?非常に気になる(笑)

 豆知識的には一休寺とか…ええ、あの一休和尚の終の棲家ですか?一休さん、ものほんの方だったんですねぇ…当たり前ですけど…永遠のおこさまのイメージが勝手にあって(笑)それから、実光院の紅葉もいーんですが、こちらの不断桜は初秋から春まで花が咲いている珍しい桜って…そんな桜があったのかぁーっ、さすが京都、紅葉と花見が一度にできるんだぜぇー(笑)

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2012年11月23日 (金)

言いたい事もいえないこんな世の中じゃぁー♪

毒にも薬にもなる話  養老孟司  中央公論社

 かなり古い本なんですが、今読んでも成程なぁと感心するのが凄いとか(笑)いえ、時事問題がテーマになっているエッセイ多しなんで、時事なんて一週間もたてば陳腐化するのが相場だけど、本書の場合は時事が歴史になっている感じかなぁ?これまた成程、日本みたいなノリともいおーか(笑)

 HIVの非加熱製剤のとことか、オウムにTBS、建築偽装etc.と今聞くとそーいえばそんな話あったなぁという懐かしさがあるニュースがズラリ…ニュースって奴は起きた事は教えてくれても、解決(結末)は教えてくれないからなぁ(笑)ニュース番組も似たりよったりなんで、いっそあの事件は今みたいなラストを放送してくれるとこはないものか?裁判と官僚が浮き彫りになっていーと思うんだけどなぁ(笑)

 取りあえず、本書は軽いノリなんですが、ただし読むとなればある程度覚悟が必要かも?テーマは物凄く分散しているけど結局のところ「情報の開示は進めるべきである。ただし真実を知るには、それだけの強さがいることを銘記すべきであろう」「人間の作ったシステムは「やさしい」が、自然はやさしくない。それだけは忘れてほしくないことである」に尽きるよな…

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2012年11月22日 (木)

事実をありのままに書けば、おかしな話になるという?

ドクター・ヘリオットの猫物語  ジェイムズ・ヘリオット  集英社

 これまた何を今さらな本なんですが、とあるイギリスの動物のお医者さんの猫との日常かなぁ?一応、患畜だったりするんですが、それ以外の接点というか、医師自体が無類の動物好きで、猫好きなとこが下地にあって、ありふれた日常であり、時に病気や怪我や死と直面しながらも、ほんわかとした幸せがあるとゆー事かなぁと…猫がいない生活より、猫がいる生活の方がずっといいに違いないとゆー揺るぎなさが凄いです。

 で、内容は下手な説明より、是非読んでくらはい~時代が20世紀半ばになるのかなぁ?とにかく、古き良き世界のよな(笑)牧歌的でして、イギリスの日常の一端が分かりまする。いかにもイギリス的なエピソードとしては、猫の名前にアーセナルの選手の名前を端から付けている飼い主とか(笑)ありがちだけど、これを名づけている人が女性なんだよね…サッカー、本当に日常にあるんだなぁ、イギリスってば(笑)ちなみにオチ的には、雌猫に選手の一人の名前つけてしまったりして…今なら、なでしこジャパンならぬ女子サッカーもあるけど(笑)

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2012年11月21日 (水)

全国では5000以上あるという…

無人駅探訪  全国滞留場を歩く会・編著 西崎さいき・監修  文芸社

 駅というと東京駅とか、渋谷駅とか、どこから人が湧いてきたんだろーという位、常に年末築地場外なイメージが勝手にあったのですが、その一方で駅員さんさえいないローカルな駅が結構あったのだぁなーと感心しました…むしろ全国区的には無人駅の方が多いのだろか?

 これまた何となく、秋なので無人駅かと…春や夏のイメージより晩秋の雰囲気漂う無人駅、絵にするなら紅葉の盛り一歩過ぎ辺りが風情があるよーな気がするんですが?どだろ?いえ、冬の無人駅はツンドラ・タイガ・ブリザードなイメージがこれまたして、寂し過ぎる…ポツン感は秋枯れ位がちょうどいい気がするんですけど?はい…

 駅舎もこーちょい錆な感じが味がありますが、本書を見た感じでは九州の駅舎って古き良き日本家屋的な建物でこれをこのまま無くすのは勿体ない気が?JR九州は駅舎の明治村みたいなのを作ってくれないかなぁと、ふと思ったり…逆にJR北海道の駅舎はこれ駅なんですよね、小屋じゃないですよねみたいな雰囲気なんですけど?いっそ、レゴ風の駅舎にして薄緑色に塗ってみたら、どーだろぉ?とか思ってみたり(笑)

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2012年11月20日 (火)

山の彼方の空遠く?

オーロラを見に行こう!  岩井律子  新風舎

 サブタイトルというか、このタイトルの下に、アラスカ/ペルー/チベット/内モンゴルの旅とあって、実は全てオーロラの旅だと勘違いしてしまって手に取った本なんですね…相変わらず己の注意力散漫に気付くとか…で、中身はというと最後の内モンゴルはちょっとケースが違うかも?なんですが、全て個別のツアー旅行の話だったと…何の事はない、オーロラはアラスカでしかなかったぁーとゆー己の早とちりにしばらく探さないで下さい状態か…いやー、北海道でもイギリスでも運良ければ見れる時は見れるというオーロラなので、全世界展開か?なんて勝手に盛り上がっていたのでこの肩すかしにはちょっと…

 で、アラスカなんですが、オーロラツアー、ガイドの注意書きから一波瀾ありそーで(笑)「素手で外の冷えたものに触れると凍傷になる恐れがあるので、必ず手袋をはめるようにすること」「鉄製の眼鏡やサングラスのフレームは、皮膚にあたるところはガーゼなどを巻いておくか、毛糸の帽子などでフレームの上から耳を覆うことをお薦めします」「気温の低い日に直接深呼吸すると、肺を急激に冷やし危険なため注意すること」などなど、危険がいっぱい(笑)でもまぁツアーになっている位だから、皆様何とかなっているはずなんですけど、これが流行りの情報開示か(笑)

 ちなみにアラスカのオーロラ観測日和って、二月、三月、四月上旬と、十月、十一月、十二月と、一月も夜晴れていれば可能性はあるそーな…日本的には秋から春にかけてだけど、現地的に冬、冬、冬なんだろか?

 も一つ面白いと思ったのがアラスカに温泉があって、温泉入って(入りながら?)オーロラを見よーという企画もあるそー…ただし、人気があり、お値段もお高めらしー…日本人なら極楽気分で露天風呂というイメージだが、これまた「首から上はマイナス30度、首から下は40度っていうのはなかなか楽しいですよ」(@空港現地係員)って、どんだけぇー(笑)

 それにしてもオーロラと言ったら、写真の一枚でも撮らないといけない気にさせられるが、現場で写真を撮るってとても大変だったんですねぇ…こんだけ寒いと電池の消費が半端ないそな…待機30分で電池切れって、これも凄い…だからって温めりゃいーやんとなれば、レンズくもるかもね、で、さすがマイナス30度は伊達じゃないってか(笑)

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2012年11月19日 (月)

劇的バラード?

メンデスルゾーン 交響曲第5番 宗教改革  ダヴァロス  日本クラウン

 今まで聴いた宗教改革の中では軽い方かなぁ?いえ、タイトルは非常に重いんですけど、雰囲気が胃もたれする感じではなくて、いっそさわやかなノリ?かなぁ?難しさよりもまずは音楽として聴けみたいな(笑)指揮者についてはどーも賛否両論あるみたいで、本CDで一番おろろいたのはライナーノーツかもなぁ(笑)久方振りに辛口の解説をみたよな(笑)

 アリス的には長い影からですか?ここには曲名が載っていないので、果たしてこれか?とゆーと、これまた、うーん?ただ、ワルプルギスの第一夜の方は、まぁ元ネタがゲーテからなんですが、ドルイド僧なんて出てきて、こちらはちょっとケルト色が出てるよな?ケルトといえば准教授の立て板に水のプロフィールにある通り(笑)結構、これはありなのか(笑)

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2012年11月18日 (日)

地下の歴史は都市の歴史を反映している?

ベルリン 地下都市の歴史  ディートマール&イングマール・アルノルト フリーデル・ザルム  東洋書林

 何となく意味深なタイトルにつられて読みましたら…何とゆーかノンフィクここに極まれりな、実にリアルな本かなぁ?都市の地下というと、色々ありそーなイメージで、イタリアならカタコンベとか、ウィーンなら第三の男とか、ロンドンだと地下鉄なんだろか?はともかく、ベルリンにもそれは壮大な地下世界があるに違いないと思っていたら、実は、ベルリン今一つ地盤が軟らかいらしー…ので、地下開発は今一だった模様…上置きの建物でさえ地盤の弱さの影響を受けているんだとか?で、も一つがベルリンって新しい都市だそーで、日本人的には非常に古いイメージが勝手にあったけど、著者によると都市てしての体裁を放つのはドイツ帝国が成立した1871年以降とゆー事になるしー…

 てな訳でベルリンの地下は19-20世紀が中心と見ていいのか?地下的資源というと地下水で、都市と水というのは切っても切れない関係とはいえ、ドイツの場合は取りあえずビールですか(笑)まぁ水が通れば、排水を忘れてはいけないで、下水をどーするかとゆー問題も発生すると…下水道、これも地下ですよね…

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2012年11月17日 (土)

ねこもしゃくしも?

豆腐百珍  福田浩 杉本伸子 松藤庄平  新潮社

 タイトルからしてピンとくる人にはピンとくる、江戸時代のベストセラー同名の豆腐百珍のおっかけ本かなぁ?21世紀に甦る指南本とか(笑)まぁレシピも載っているけれど、本書の凄いとこは豆腐料理を六段階にランクづけしているとこでしょかねぇ…昔から日本人、こーゆー横綱番付表みたいなのが好きだったんだろーか(笑)

 で、21世紀の本書はその掲載されている100品を作って載せてみよーじゃないか?とある意味再現レシピ集とでも言うんでしょーか?何はともあれ、豆腐料理ばかり100個もあるとそれはそれで壮観です(笑)で、作ってみて、食べてみて、一品一品へのコメントも秀逸かな(笑)中には手間暇かけたわりにはイマイチという物もありらしーんですが、総じて現在の料理としても遜色ない出来…これはこれでご飯の一品とか、酒の肴に宜しのレベル…江戸グルメ恐るべしですか(笑)

 さて、何でこの本を手に取ったかとゆーと、いえ何か秋が深まっていくと湯豆腐が恋しい季節になってきたなぁ?と(笑)で、湯豆腐なんて鍋に水と昆布入れて豆腐温めたらOKか?後はポン酢と薬味だよなぁ位で楽でいーわーとか安易に考えいたら、豆腐料理は侮れない…本書的には引きづり豆腐なんかは葛湯で豆腐煮て、山葵味噌で食しているし、うつし豆腐だとお酒と水の中に霜降りにした鯛の切り身を入れて煮て、更に豆腐を入れるとおろし生姜醤油で食べるがよろしとか、湯やっこも葛湯で豆腐煮て、つけ醤油で食うとな、その他真のうどん豆腐なんかもあって、こちらも短冊状というかうどん状にした豆腐を二段階で茹でてわり醤油でドゾみたいだが、湯豆腐もどきだけでもこれだけ種類があるのか?江戸グルメ恐れ入りました…

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2012年11月16日 (金)

運も実力のうち~

小惑星探査機はやぶさの超技術  川口淳一郎 監修 はやぶさプロジェクトチーム編  講談社

 サブタイトルがプロジェクト立ち上げから帰還までの全記録なんですが、本書はタイトル通り、どちらかというと工学系の本かなぁ?前半がプロジェクトの責任者であった川口先生のはやぶさの全体的な流れで、その後に各部門の担当者のお話になると…ちょっと専門かな?

 星の王子様に会いに行きませんか?とロマンあふるる企画だったには違いないけど、はやぶさは工学実験機なんですよねぇ…誰も行った事のない小惑星に行き、更にサンプルを収集して、帰ってくると…ある意味ライト兄弟のフライヤーみたいなものかも?ほんまでっかー?にホントですよ、とマジレス返したと(笑)

 川口先生の章による星へ行く歴史を見ていくと、日本の貧乏が際立つなぁ(笑)でも、志は高かった。「生命の起源」「宇宙の構成」「太陽系の起源」とは何ぞや?とここで哲学問答にならないとこが工学者なんだろか(笑)分からないなら行くしかないじゃない、百聞は一見にしかず、そーだイトカワへ行こうってか(笑)

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2012年11月15日 (木)

正装と日常と…

江戸のきものと衣生活  丸山伸彦 編著  小学館

 着物というと日本人でも遠い昔になりにけりな気がしないでもないけど、それでも日常着としては絶滅危惧種に近いかもしれないけど、晴れ着としてならまだまだ現役かなぁと思う(笑)今の着物は、江戸後期からのが主流とどっかで聞いた覚えはあるが、実際のとこどんなもんなんだろーと本書を開いたら、一口に江戸の着物と言っても初期と末期では全く別物的な存在のよな?例として一つあげるなら、後期の着物は身幅が上も下も皆同じ幅でストレートにストンとした形ですけど、江戸初期というか戦国末期というべきか、は、ウエスト部分と裾部分の幅が違うと、裾の方が広い形状(ドレス的?)だったそーで、だからこその立膝が出来たと…そーいや、高台寺だかにある秀吉の正室ねねの坐像も片膝立てていたよな…正座一つで、衣装の形も分かるってか(笑)

 さて、服飾の変遷というのは、服飾漸変、表皮脱皮、形式昇格の三原則で成り立っているそな?これも例としてあげるなら、小袖、平安の頃は下着だったのに、江戸になると上着になっているとはこれいかに(笑)まぁかよーに衣服、変わっていくのね、でして、流行もあれば、需要もあるし、原材料の変化もあれば、技術の伝搬、革新もあると、幕府の思惑もあれば、町人の逆襲もあって、光琳のよーなデザイナー的な人も出てくるし、文化の成熟度も上がっていくしでなかなかカオスなお話か(笑)

 さてさて、晴れ着の究極というとやはり婚礼衣装に尽きる気がしないでもないんですけど、これがデーハーで凄い…文様も松竹梅亀甲、貝合わせに雄蝶雌蝶、源氏絵、花鳥風月どんとこいの世界…吉祥文は分かるにしても、この空間を埋め尽くさんばかりのデザインはある種圧巻かなぁ?多分、今の婚礼衣装より派手なんでない?白無垢なんてゆー世界じゃなかったんですねぇ…何かイタリア人のよーにカラフルだわ(笑)

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2012年11月14日 (水)

クリスマスがもーすぐやぁってくるぅー?

とり肉料理  タイム ライフ ブックス編集部  タイム ライフ ブックス

 えーと、The Good Cookシリーズの鶏肉編という事になるらしい…で一応タイムライフブックス編集部が編集している事になって、その編集長がウィンザー・チャールトンとゆー事になるみたいだが、メインの監修者はリチャード・オルネイ(米)となり、その他各国の顧問としてジェイソン・グリグソン(英)、ミシェル・ルミニエ(仏)、ヨーヘン・クーヒェンベッカー(独)、ヒュー・ヤンス(蘭)、キャロル・カットラー(米)、ジュリー・ダンネンバウム(米)という事になるみたい?

 メンバーがメンバーで、お題が肉料理となれば、一応これ初心者用レシピ本とはいえ、日本のそれとはちょっと違う雰囲気かなぁ?肉のさばき方の手順の分解写真なんて、ある種グロいとふと思ってしまうが、よく考えたら外国の方から見たら日本の魚の三枚おろしなんかもグロく見えるんだろーなぁと…文化の違いがある意味これまた良く分かる本ですか(笑)何とゆーか、向こうでは鶏は一羽で購入するのが普通なんだろか?うーん…

 後、文化の違いと言えば、鶏肉は日本なら若鳥(生後2ヶ月)の物がメイン、その他は殆どないのが現実らしいんですが、あちらでは同じ鶏肉でも、プーサン(生後六週間)、スプリング・チキン(2-4ヶ月)、ロースティング・チキン(4-6ヶ月)、ボイリング・ファウルまたはルースター(1歳以上)と呼び、去勢鶏の事をケボンというそーな…鶏一つでも細かく分かれてんのねと感心したんだけど、これって日本の鰤みたなもん?出世魚ならぬ、出世鶏ってか(笑)

 ちなみに鶏は紀元前2500年前から飼育されてきたというから、結構古い伝統料理という事になるんでしょーか?小さいから飼育しやすかったのと、卵をとれたとゆーのもあるんだろーけど?ちなみに本書ではソテー、フライ、ローストとグリル、ブレイズ、ポーチとその他の料理法が掲載されています。簡単そーに見えて奥が深いぞ鶏料理ってか(笑) 

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2012年11月13日 (火)

もうとにかく江戸は滅びましたね、完全に…

歴史を探る・人生を探る  池波正太郎  河出書房新社

 どゆ本というと、いろいろあってなとしか言いよーがないよーな(笑)インタビューあり、対談あり、エッセイありと…お題が自作品と歴史はともかく、泥棒におせちに映画もあるとなると、これは分類するのは難しい?最初のインタビュー二編は持病(?)のせーかテンション低いんですが、最後の映画対談なんかは盛り上がってまいりましたぁーっと本書では一番楽しそー(笑)やっぱ、どんな人でも自分の趣味を語り合えるって超たのしぃーって奴ですか(笑)

 まぁ歴史についての語りは本領発揮というか、仕事でんねんって感じかなぁと(笑)池波節炸裂ですが、例えば秀吉の色好みについても「当時の大統領として普通ですよ」だそで…前田利家のそろばんなんかも「金の勘定ばかりではなく、軍勢の動勢にも使われたでしょう」だそで、戦国時代の武士は料理にもお金にも敏感だった模様…その利家はどゆ人だったかとゆーと「実力においては家康より劣るけれども、人望においては、家康よりはるかに厚いものを諸大名から受けていました。だから、利家が立ったら、ほかの大名はみな利家についてしまうだろう、という不安が家康にはあったのです」まぁ家康はパンピーにも人気なかったからなぁ(笑)

 それから忠臣蔵の件では鼎談になっていて一応綱吉頭がいーとフォローなさっているけど、当時の状況は「綱吉はすでにこのときまでに二十人もの大名を取り潰してした。五万石の小藩の運命などは、強大な将軍の権力の前には実にはかないものだった。綱吉には第二の事件-討ち入りが起こるとは、思いもよらぬことだったのである」とかあると…もしかして究極のKYだったのか(笑)

 それでもって幕末、戊辰戦争というか彰義隊の上野の戦いなんですが、これパンピー目線で見ると「江戸の市民というのは、だいたい天災に慣れているというか、火事でも地震にでも慣れている。まあ伝統的に騒ぎに慣れている性格もあって、あんまり騒がない。ですから、上野の山の戦争のあった当日でも、ちょっと離れた所では、銭湯も開いていましたし、それから商売屋も店を開いておりますね」って…去年を参考にするまでもなく、日本人って昔からこーだったのか?

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2012年11月12日 (月)

そーだ、京都に行こーっ(笑)

信長が見た戦国京都  河内将芳  洋泉社

 サブタイトルが、城塞に囲まれた異貌の都なんですが、信長と京都というとついラストの本能寺を思い出してしまいますが、生涯に京都、よく通っていた雰囲気かなぁ?尾張、岐阜から行程として2,3日の距離なんだなぁと…まぁ戦国大名にとっては、京都がゴールというか、上がりというかだし、ある意味京都に着いてからが次のゲームのスタート的な意味合いもあるし…

 さて、そんな信長が初めて京都に上ったのが、永禄2年(1559)2月だそで、ちなみに信長26歳の時…桶狭間の前年なので京都的にはまだ無名に近い頃でしょーか?突然、京都に行くぞと言ってでかけたらしく共も80名位という物凄く少人数なんだそー…成程、戦国大名の移動というのは大軍団でというのが普通だったのか?ついでに言うと、京都の人のこの時の感想は、異形の者達、だったらしー…傾奇者が流行っていたとはいえ、どんな格好で行ったんだ?信長とゆかいな仲間たち(笑)

 本書は信長をタイトルに上げているとはいえ、メインは京都の都とは何ぞや?に近い気がするよな?京都とは平安京の昔から、変わりなくそのまま存続しているつもりでいたら、そんな事は全くなく、時代時代で違っていたと…ちなみにサブタイトルにあるよーに、信長の頃というか、室町末期、もしくは応仁の乱を出すまでもなく幕府が権力争いに突入して戦いな日々になってから、自衛の為に堀に土塁、土塀、木戸門に櫓門に囲まれた惣構によって取り囲まれた街だったとな…もはや京雅なんてどこ?の世界か?

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2012年11月11日 (日)

まてりあるぼぉい?

新宿二丁目のほがらかな人々  新宿二丁目のほがらかな人々  角川書店

 タイトルと著者名が一緒ってなかなか無いよーな気がするんだが、どーなんだろぉ?さて、タイトルから分かる人には分かる、一応パンピーなんだろななゲイの人達三人による鼎談集かなぁ?というか、おしゃべり編かなぁ?お題はラブにマナーにプレゼントにファッションにライフとなるそーな目次によると…おいしいもの食べて、奇麗な服着て、旅行したいっていうのが根底みたいなので、ゲイ文化というより、消費文化について語るに近いよーな気がしないでもないんですが…傍目から見る分には実に20世紀末的なムードが漂っているよーな?

 普通の(?)働くおじさん達(水商売系ではないらしー/笑)によるたわいのない会話のはずなんですが、実に含蓄深いです…「世の中に自分とおんなじ人間は誰ひとりとしていないっていうことは、覚えとかきゃダメだよね。自分が感じていることとおんなじことを、相手もいつも感じてくれるって思った瞬間に、ダメになるよ」(J)とゆーのはどんな人間関係でも当てはまりそー…でもたいていヒトって奴は自分が基準だからなぁ(笑)

 そして、男と女では「女はこれをやれ、男はこれをやれって社会的にいわれている役割分担を演じ続けるということは、自分たちなりのおつきあいじゃなくて社会が求めるおつきあいを演じているわけだから、疲れるだろうね」(J)とまぁ恋愛事情も社会的制圧半端ねぇーと…「焼きもちって愛情があるけど、嫉妬には往々にしてなかったりするもの」(T)とか…

 で、こー言ったらアレだけど男に甘いのかと思ったら「自分で一生懸命働いて金稼いでいるのに、一年に一回くらい、自分の好きなときに女房子供を捨てて海外旅行もできないような男なんて、一人前じゃないよなって思うんだよ」(J)とな…日本でこれを円満に出来るマイホームパパってまずいないよーな気がするのは気のせい?それこそダブル・ディンクスでもどっかなぁ?

 更にいい上司っていうのは自分の部下に自分の失敗話しばかりする人を言うそーだが、実際のとこは「変な上司っていうのは「私がこうしましたっ、あいつにはできませんでした」っていうやつを"おまえは良くできる"って思って出世させちゃうんだよね。大嫌い。で、そういうやつに限って、すっごい嫉妬深いの」(J)は心当たりのある人多数じゃなかろーか(笑)で、そーゆー上司って自分は出来るって思い込んでいるとこが、また凄いんだよね…

 男子ぃ的にありがちなネタが「ものぐさなのよ。とくに日本の男の人はものぐさだと思うな。「面倒くさい」って必ず言うもん」(J)は、あるあるあると誰でも頷きそー(笑)

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2012年11月10日 (土)

正義と不正義ではなく、ただの勝者と敗者…

ローマ人の物語 5 ハンニバル戦記 下  塩野七生  新潮社

 カルタゴ対ローマの戦い、最終巻はハンニバルとスキピオのこれまた最終決戦と言ったところか?さて、本書は紀元前206年から始まります。異例の若年執政官を拝命し、スピキオはシチリアへ向かうのが紀元前205年…ハンニバルはカラーブリアにお籠り中、ちなみにこちらにはもう一人の執政官リキニウスが向かったと…そして更に翌年紀元前204年、前執政官となったスキピオはカルタゴに上陸すると…舞台はイタリアからアフリカに移ったとな(笑)

 ヌミディアの王シファチェをカルタゴ軍のジスコーネとの交渉の仲介をお願いする。会談という敵情視察を得て、スキピオは夜襲をかけて勝利すると、更に再戦もスキピオの圧勝…ヌミディアの王も捕獲しローマに護送…かくしてカルタゴはハンニバルに帰還命令を出す事に…こーして第八戦ザマの戦いがきって落とされたと、時は紀元前202年になっていたと…

 戦いの詳細などは本書をドゾ。なんですが、今回で一番異例なとこはこの戦いの前日にハンニバルとスキピオが会談というか、会見しているとこですかねぇ…

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2012年11月 9日 (金)

21世紀の命題?

完全な人間を目指さなくてもよい理由  マイケル・J・サンデル  ナカニシヤ出版

 サブタイトルが、遺伝子操作とエンハンスメントの倫理なんですが、うーん…どーゆー本かというと、論文的には覚書といった軽い感じかなぁ?事の起こりが、2001年に大統領生命倫理評議会のメンバーに任命されたとこかららしーので、むしろ意見書みたいなノリの方が近いのか?取りあえず、何事も自分の旗色を鮮明にしないといけないお国柄ですから、オレはこー思っているけどという認識かなぁ?本書の解説によると、この委員会で出したレポートにメンバーとして名は連れねているけれど、本書と微妙に意見が違うらしー…こーなると米での全会一致ってまずねぇーんじゃねぇ?と疑惑も深まるが(笑)

 さて、遺伝子操作は身近か?と言えばパンピー的にどーだろー?と思いつつ、むしろここでのエンハンスメントという言葉の方が聞き慣れていないよな?これまた解説によるとエンハンスメントとは「健康の維持や回復に必要とされる以上に、人間の形態や機能を改善することを目指した介入」だとか…改造というより強化にするとピンとくるとか?肉体強化、脳強化とか?これを遺伝子段階、細胞段階でやっちまえという事らしー…

 これは勿論、今生きている人もそーだけど、これから生まれてくる人にも対応可能というより、そっちが本腰か?と(笑)所謂、デザイナーベビーですか?容姿は勿論、能力も、疾病もお好み次第ってか?性別なんてちょろいぜとか(笑)

 で、問題提起、人にそれは許される事なのか?どーか?それが問題だ、全くだ、と(笑)

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2012年11月 8日 (木)

祇園・西陣・本願寺?

梅棹忠夫の京都案内  梅棹忠夫  角川書店

 京都案内とあるけど、京都人による京都語りの方が正しいよーな気がする(笑)日本にはデスカバーキョートじゃないけど、星の数程京都本が発刊されているよーな気がこれまたするんだけど、傍から見る分にはタイプ分けとしての一つに京都人が書いた京都と、それ以外の人が書いた京都がくっきりきっぱりあるよーな(笑)

 何が言いたいかというと、京都人の書いた京都本は日本語がかなり婉曲かつへりくだっていたとしても結局のところは自画自賛に行きつく気が(笑)まさに京都が世界の中心、世界一は当たり前の感覚が前面ではなくて全面に渡っているとこが、いっそ天晴れじゃまいかってか(笑)

 それに関しては、前書きで「この本「梅棹忠夫の京都案内」の内容も、京都の市民には常識であり、共感をよぶ部分もおおかろうが、他郷のひとには、かならずしもこころよくひびかない部分もあろうかと案じている。そこは、京都の人間の度しがたい中華思想のあらわれと、わらって見すごしていただきたい」と著者自身ある程度は自覚はしていらっさるよーだが…ただし気がついても訂正する気は全くない模様…生粋の京都人ですから(笑)

 とまぁ文章を書かれたのは今から半世紀近くも前の話しだったりするんですが、それが21世紀の今読んでも、成程京都と納得できる辺り、京都って…さすが千年の都なのか(笑)

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2012年11月 7日 (水)

それはすばらしい。余はとても嬉しい…

ハプスブルク夜話  ゲオルグ・マルクス  河出書房新社

 サブタイトルは、古き良きウィーンなんですが、時代的にはマリア・テレジアからWWⅡ前までかなぁ?スタンダードな歴史の流れというより、小話に近いよな?その中には土地っ子であるウィーン人しか知らない事もあれば、醜聞やスキャンダルもあると…一話一話がとても短めなので読み易いのかも?ネタもある種三面記事的でハーヘーホーだし(笑)で、本書の心得としては、まぁこの手の歴史の裏ではとか、本当のとこはねとか、のノリの話だと元ネタの正史が頭に入っていないと分かり辛いとこが一つ、も一つが原文がどーなのか?今一分からないんだけど、英文(米文?)や仏文の訳書はわりと滑らかな文体が多いのに、どーして独文の訳書というのは滑らかじゃないんだろー?読み手の読解力のせーなんだろか?いえ、もっとこーワルツのよーに流れる文体希望とか(笑)

 まぁともかく、秋の夜長には最適な一冊かも?ウィーンってばネタに困らない街でもあったんだなぁと…ちょっとうっとり(笑)例えば、ワルツ王のシュトラウスですが、この方三回結婚しているんですよ…とここまではわりと今でもある話なんですけど、何と13回婚約しているんですと…それはさすがにないわーではなかろーか?ワルツに生きた方は愛にも生きた訳ですかぁー(笑)

 王様の愛人話は後をたたない訳で、その他セレブのその手の交遊関係も何気に筒抜けだったりして…ちなみに国際的会議なんかあったら「ウィーンっ子は会議の政治上の推移などより、よっぽど知っていた。なにしろ彼らは特に重要な宮殿の前には「見張り」を立てて、王侯たちの恋愛沙汰をできるだけ詳細に、噂にのせようとしていたからである」って、昔からウィーン人パネェ(笑)

 ウィーン、音楽の都かと思っていたら、その実はおフランスとタメを張る愛の国だったんでしょーかねぇ…

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2012年11月 6日 (火)

レアとミディアムの間(笑)

週末男の料理術  成美堂出版

 サブタイトルが、食べて、もてなして、大満足の今日から作れる厳選メニュー60でして、コピーはもてなし料理、酒に合う料理、定番料理となってます。豚肉の生姜焼きとか肉じゃががあるところは本当に日本の男性の為にある料理ですよねぇ(笑)後はきんぴらごぼうとか、鮭のちゃんちゃん焼き風とか、よーするにおてめぇが喰いたい料理が並んでいるだけじゃね?とゆー気がしないでもないですけど、まぁ己が作るならば、自分の好きな料理に偏るのは世の常ですよね(笑)

 さて、本書を何で手に取ったかとゆーと、男の料理と言えば肉じゃね、肉と言えばステーキだろと、眺めていたら、本書にはステーキ二種類掲載されていて、一つがサイコロステーキ、もひとつが牛フィレステーキ…ステーキなら牛が普通なんでわざわざ牛つける必要ないよーに思うけど(笑)ソースはマディラ酒と粒マスタード、何となくフレンチなのか(笑)サイコロステーキはブランデーでフランベで醤油味ですから、それはそれでいいのか(笑)

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2012年11月 5日 (月)

たとえどんな証拠があろうと、みな自分の先入観にしがみつくものだ(笑)

数をめぐる50のミステリー  ジョージ・G・スピロー  青土社

 サブタイトルが数学夜話なんですが、こちらスイスの新聞の連載をまとめた本らしい…前にもオーストリアの新聞が数学コラム続けていたし、意外とゲルマン系数学オタだったりするのか?はともかく、こーゆー連載が掲載されるのはうらやましい限り…日本の新聞じゃ…皆まで言うまい(笑)

 全体的に数学ちょっといい話しみたいな小話系なんですけど、古い話しだけではなくてむしろ現在進行形な今の話しが多いよな…それを分かり易く解説しているとこはおサスガとしか言いよーがありません…できれば、本書は中学生辺りの副読本にお薦めしたいところ(笑)教科書より100万倍は面白いぞ、と(笑)

 ただ話題が数学なので、何となく眉間に縦皺系のイメージがつきまといますが、結構身近な話題も豊富でして、例えば閏年の話し…四年に一度は閏年、これは誰でも知っていると…例外その一、100で割り切れる年が閏年の場合も28日の通常運転にするのを、順閏年と言うそーな…例外その二、でも400で割り切れる年が閏年の場合は閏年のままとする、巡順閏年と言うそーな…とここまでは2000年の閏年を知っている人は、そーいえばと思い出すかもなんですが…

 何と、3200年ごとに、閏年なのに28日にするんですよ、奥さん(笑)これを純巡順閏年と言うそーな…3200年…それはいったいいつやねんな気がしないでもないが、ちなみにこの純巡順閏年がくるのって西暦4400年だとか(笑)最早、鬼が笑う事態を通り越している気がするのは気のせい?

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2012年11月 4日 (日)

仮想空間がますます強くなっていく中で、実体験とは何か?かな(笑)

京都「癒しの道」案内  河合俊雄 鎌田東二  朝日新聞出版

 そーだ、京都に行こうなのかなぁ?本書のポイントというか、前提は、心理療法士が患者との会話の中で寺社関係の話が煩雑に出てくる事に気がついた、その手に積極的な人もいるけれど大半は「その場所の持っている力にふれることがとても重要なように思われた」とゆー事で行くだけで違いで出る人もいると…でもってそれはどゆ事とゆーのを京都大学こころの未来研究センターで「京都における癒しと伝統とリソース」のプロジェクトをはじまるきっかけとなったと…だから、こちらは「臨床心理学、宗教学から、認知科学にまでわたる学究的チームである」とな…

 そして著者二人は旅に出るってか?京都の名所というより隠れ名所的な寺社を6ヵ所程回り、こちらはその紀行文っていうか、行って来ました記かなぁ?著者が交互に夏休みの絵日記ではないけど顛末記というか、こんなとことゆー紹介文といおーか、感想文に近いかなぁ?京都だけにどのスポットも語るべき歴史と伝統は山のよーにあり、それだけでもおべんきょになりますが、個人的な感想を述べさせて頂けるものなら、どちらも大変平易な文なのですけど、鎌田先生の文の時の方が何となく近いかなぁと?これ何故かと思ってたら河合先生の文はあくまでもこちらから見たらですけど、京都人の書いた文章だなぁとだから京都目線なんですよね…気のせいかもしれませんが…

 さて、そんな癒し行脚も「必ずうまくいくならば、それはあたかも癒しや悟りの自動販売機のようなもので、主体的なものでない。お寺や神社は、主観的なこころの投影にとどまらない。それぞれの自立した魂としての存在を持っている。しかしそれは、ある意味で客観的な存在ではなくて、そこに主体が入ってくるときにはじめて光り輝くのである。またそれは出会いとも言えるのかもしれない。ある人には姿を現しても、別の人には姿を現さないかもしれない」とな…事によったら「失望させられたり、満足できなかったりすることは、それ以上の意味があるかもしれない」と…人によって効果の程はこれまた違うと…ではこれらの旅(お参り)は何だ?とゆーと、土地の魂にアクセスしようとする試みだとか…「あくまでも内面への案内なのであり、お寺や神社の内面的な価値や体験への案内なのである」そな(笑)

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2012年11月 3日 (土)

たがためにかねはなる?

外道忍法帖  山田風太郎  河出書房新社

 はーるばる来たぜっ長崎ぃー(笑)風太郎先生の忍法帖シリーズを追っかけて、どこまでもと…何か今回の正直な感想は一挙に人増えたっ…これにつきます(笑)

 舞台はまず江戸の切支丹の牢屋敷から、ここにかのクリストファ・フェレイラがいらっさったりして…そこに長崎から護送されてきた切支丹の若い女性が一人…ここから物語が始まります。今回の黒幕はジュリアン・中浦ですかねぇ…本編が始まる時点で既にお亡くなりになっていらっさいますが、全ての元凶はこの人にありな気が…

 さて、本書を一言で表すと宝探しだと思います。宝物はローマ法王から天正使節団に贈られたとされる100万エクーの金塊…一財産なんて額じゃありません、とゆー事らしー…そして、そのお宝をどーゆー訳かジュリアン・中浦が隠して、その隠し場所を鈴にして15名の乳幼児の身体の中に隠したとな?その子達が成長して、今は20才位の娘になっているはず…

 で、切支丹に活動資金を回したくない公儀方として松平伊豆守と、切支丹組同心の密告でそれを知って横取りしたい由比正雪と、更に切支丹の乙女達の元締めの大友宗麟の曾孫たる天姫との壮絶な戦いが始まるとゆー話…ただし実働部隊としては、松平伊豆守は天草家系の伊賀忍者15名、正雪は子飼の甲賀忍者15名、迎え撃つ天姫側は、大友忍法と鈴持ちの乙女15名とこれまた忍びのミカエル助蔵…

 これだけ忍者がいれば、もー忍法合戦しかないでしょー(笑)

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2012年11月 2日 (金)

春の桜、夏の涼、秋の紅葉、冬の雪。

京都絵になる風景  吉田馨  ダイヤモンド社

 サブタイトルが銀幕の舞台をたずねるでして、戦前戦後の日本映画総攫えって感じかなぁ?どゆ事かというと、太秦の映画村も一役かっているとはいえ、京都は映画のロケ地である事が多いとな…背景なんてあまり気にした事がなかったので、このシーンの街並みはどこそことか、この畳何十畳の和室はどこそこのお寺とか、見る人が見れば一発で分かるんだろか?それもこあいが(笑)ロケとセットの違いが分からないよーにする美術の力の差も如実といおーか?とにかく、京都は映画の街だったんでござるぅ~

 京都本は今まで幾つか拝読してきましたが、この本は同じ京都でもステレオタイプじゃなくて違う視点を見せてくれたと思います。うん、目から鱗というか(笑)京都もいろんな顔があると…そして本書は映画のロケ地について見開き二ページで解説しているんですが、映画の事もさる事ながら、リアルの今の描写も秀逸(笑)例えば、鴨川での京都人「上流の清流では、魚釣りをする人も、橋の上からそれをじーっと見ている人もいます。工事中でも、じーっと見ている。こういう場合、見ているのは、ほとんどがおじさんです。じーっと見ている女は、まずいません」は秀逸ではなかろーか?思わず膝を叩いてしまうよな?これって完全におじさんの習性ですよね(笑)

 豆知識も満載で、例えば旧二条駅は和風の駅舎としては日本最古のものだったとか、ついでにモデルが平安神宮って…さすが京都なのか(笑)で二条と言えば二条城でこちらに江戸、明治、昭和に造園されたお庭が三つあるとな…ちなみにその中の一つ清流園で大正天皇の即位の宴が催されたそーですが、その後GHQがテニスコートとして使用していたとな…文化とか伝統には相変わらずの米ェで宜しいんでしょか(笑)後は梨木神社の境内内にある井戸水が染井の水と言われ、京都三大名水の一つだとか…こちらのお水でお茶とかコーヒー淹れるとおいしいらしー…

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