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2012年11月13日 (火)

もうとにかく江戸は滅びましたね、完全に…

歴史を探る・人生を探る  池波正太郎  河出書房新社

 どゆ本というと、いろいろあってなとしか言いよーがないよーな(笑)インタビューあり、対談あり、エッセイありと…お題が自作品と歴史はともかく、泥棒におせちに映画もあるとなると、これは分類するのは難しい?最初のインタビュー二編は持病(?)のせーかテンション低いんですが、最後の映画対談なんかは盛り上がってまいりましたぁーっと本書では一番楽しそー(笑)やっぱ、どんな人でも自分の趣味を語り合えるって超たのしぃーって奴ですか(笑)

 まぁ歴史についての語りは本領発揮というか、仕事でんねんって感じかなぁと(笑)池波節炸裂ですが、例えば秀吉の色好みについても「当時の大統領として普通ですよ」だそで…前田利家のそろばんなんかも「金の勘定ばかりではなく、軍勢の動勢にも使われたでしょう」だそで、戦国時代の武士は料理にもお金にも敏感だった模様…その利家はどゆ人だったかとゆーと「実力においては家康より劣るけれども、人望においては、家康よりはるかに厚いものを諸大名から受けていました。だから、利家が立ったら、ほかの大名はみな利家についてしまうだろう、という不安が家康にはあったのです」まぁ家康はパンピーにも人気なかったからなぁ(笑)

 それから忠臣蔵の件では鼎談になっていて一応綱吉頭がいーとフォローなさっているけど、当時の状況は「綱吉はすでにこのときまでに二十人もの大名を取り潰してした。五万石の小藩の運命などは、強大な将軍の権力の前には実にはかないものだった。綱吉には第二の事件-討ち入りが起こるとは、思いもよらぬことだったのである」とかあると…もしかして究極のKYだったのか(笑)

 それでもって幕末、戊辰戦争というか彰義隊の上野の戦いなんですが、これパンピー目線で見ると「江戸の市民というのは、だいたい天災に慣れているというか、火事でも地震にでも慣れている。まあ伝統的に騒ぎに慣れている性格もあって、あんまり騒がない。ですから、上野の山の戦争のあった当日でも、ちょっと離れた所では、銭湯も開いていましたし、それから商売屋も店を開いておりますね」って…去年を参考にするまでもなく、日本人って昔からこーだったのか?

 アリス的に本書でいくと、歴史のまち・松代の章かなぁ?真田藩がおさめていた土地でして、やはり幸村つながりで、どか?と…まぁ松代の初代藩主は、幸村の兄、信之になるんでしょーけど…後はその幸村で「真田幸村のように武将として負けるのを覚悟で、潔く大阪城に立てこもって、しかも決戦の日には、徳川家康の首が危なくなるまで追い掛けて戦って、討ち死にしたのなら、これはもう思い残すことはないでしょう」のとこでしょか?戦国の武士の最後の一人だったのかもねぇ、幸村は(笑)

 後は京都・大阪で、「日本で一番女上位は京都ですね。京都では女が男を身動きできないほどがんじがらめにしてしまう」(@花登)京都で浮気は相当大変な模様なんですけど、大坂は「大阪の船場は、お手かけさん(おめかけさん)ができるのは、男のかいしょうだという」そーで「お手かけさんを正妻の公認にし、家へ出入りさせる」そな…それにしても正妻との間に子供が出来なくても妾の子供は引き取らないというのが普通だったんですねぇ…

 で船場の丁稚生活…「船場では昔は一匹のサバを三日間にわけて食べさせられたという。一日目は頭とダイコンの煮たの、背骨の汁が二日目で船場汁といい、三日目にやっと身を食べた。あさっては、あすは身を食べられると奉公人は、必死だったんですね」(@花登)しかも、主人はその横で鯛食べているそーで…これでモチベーションが上がる大阪って凄いなぁ…家康とは真反対の政策をとっていたという事か?

 さて、本書はやはり池波節炸裂が一番の見どころでしょか(笑)「戦後は政治家が一番だめになった時代でしょう」とか…「東京がこうなったのは、これはね、明治以後のことだけどもねえ。東京で生まれて育った人というのが、やがてそういう人が東京の政治をしてくれれば、いいんですよ。それが国会議事堂はみんな田舎の人たちでしょう。出稼ぎ人ですよ、一種のね。だから、よくなりっこないですよ」とか…「悪いことというのは、すぐ出ないんだよ、表に。だから、困っちゃう。政治でも、何年も何年も見えないんですよ。で、見えたら一遍にに出てくるでしょう。だから、困っちゃうんだよ」とか…

 西郷のところでは「維新の成功に浮かれて妾は囲う、汚職はする、生活が万事華美に流れるという人間たちを見てるわけですから。しかも、それは革命が終わって十年、二十年たってではない。わずか二、三年後に出てきた現象ですから」とな…「我が世の春とばかり浮かれている高官たちに対する反発でしょう」「薩摩や長州がやった維新の現状を見て、こんなことなら幕府にやらせたってよかったではないかとの思いも抱いていたでしょうね」はともかく、「むしろ幕府がやったほうが、洗練された新しい時代が生まれたという感じがする。徳川三百年の政治感覚は田舎の長州や薩摩のそれに比べると天と地わどの差がありましたからね」とは…さすが池波センセーは江戸っ子でござる…

 これまた昭和の男ここにありで女性論が手厳しい…「武将をしんから好きな女はいませんよ。女は常に平和を望みますからね」とな…家電隆盛に「昔の女は洗濯しながらご飯の火加減をみ、その一方で子供の世話をしたりして、一人で三役も四役もやっていたわけです。それで気働きというものが発達したのですが、いまは全然頭も躰も使う必要がないですからね」とか…

 で自分家ではどーかとゆーと「以前、家の改築で大晦日までゴタゴタしてたことがありましてね。その時女房が、とりこみをいいことに暮の準備をないがしろにしてるんです。それでパシーンと殴ったんですよ」とな…「いまの若い男というのはやさしいんですね。女房にまずいものを食わされても黙ってる。ましてや、ひっぱたくなんてことは考えもしないらしい。弱い女を殴るのは男らしくないと思っているんだろうけど、女っていうのは本当は強いんだから、口で言ってわからなかったらひっぱたいちゃえばいいんですよ」だそーですよ、おぞーさん(誰?)ご飯が気にいらないだけで殴られなきゃいけないなんて…昭和って凄い…億万長者なんだから専属コック位幾らでも雇えそーなのに(笑)

 さて、本書で一番おろろいたのは会田雄次の真珠湾観ですかねぇ…だってこの人歴史学者なんですよぉー?東京裁判でさえ米側が争点から降ろしたのにはともかく、最後に本書的に一番なるほろなぁと思わされたのが山鹿素行のところ…「素行が問うたのは、百姓・町人のように生産に従事しない武士が、それでも武士として存在する意義は何かということである。そしてそれを人の人たる道、人倫を正すこと、そういう自覚をもって生きることだとした」うーん、平和時代の武士のレゾンデートルって…素行の悩みも、武士の悩みも深いって事でしょか?

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