« グレートだぜ(笑) | トップページ | たれか?塩か? »

2012年12月19日 (水)

かくなれかし…

ローマの教会巡り  小畑紘一  誠文堂新光社

 クリスマスがもうすぐやあってくるぅーっという事で、まぁ日本だとカレカノの日かもだけど、正統派として行かねばとなれば、教会かなぁと?そんな気軽な気持ちで手に取った本書は、うーん、個人的にはスゲェ本だと思いまする…最初から最後までローマの教会がノンストップで出て来るぅ(笑)いえ、ローマってこんなに教会のある街だったんですねぇ…

 結構厚みのある本なんですが、惜しくらくは装丁から中のレイアウトに至るまで昭和の香りが…もちっとデザインにお金かけてもいいと思うんだ(笑)後、紙の質を一段下げても写真はカラーにすべきだったと思う…本書の構成として、後輩だか、部下だかのM君を案内しながらの解説っほいのだが、巻末に白地図ぽいのを付録につける位なら、章ごとにローマの教会地図を掲載した方が分かり易いんじゃなかろーか?というか、この説明調、昔懐かしい学習漫画のノリに近いので、四コママンガ的な掲載の方が分かり易かったと思う…特に、建物や室内の描写は、画像の方が言葉より分かり易いし(笑)実にもったいない感が漂っている感じ…

 ただ、ローマのというか、教会に興味のある人は、どかなぁ?と…宗教というと日本人的には尻込みしがちだけど、歴史の重みが違いますと…とはいえ、ローマ帝国崩壊前からの話しなので2000年弱といったとこだが(笑)

 アリス的に教会…英都大内にありそーだよなぁ?ただ英都は神父様じゃなくて、牧師さんのはずだけど?どだろ?

 ちなみに教会の語源ってギリシア語のエクレシア(呼び出される者)と、キリアコン(主の家)だそで、前者が伊語と仏語の語源、後者が英語と独語の語源となるそな…豆知識的には、教会って「祭壇のある部分が太陽の上がる東方向に、正面入口が太陽の沈む方向に向けて建てることを原則」としているそ…でも、サン・ピエトロ大聖堂は逆に建てられているんだぜぇ…

 アリス的には無理矢理こじつけるなら、聖ヨハネのアトリビュートかなぁ?ええ、らくだの毛皮なんですよ…らくだって毛皮的にもありだったんですねぇ…後はスウェーデンで聖ヴェロニカとか…

 豆的なとこでは、実はサン・ピエトロ大聖堂よりラテラーノの聖ヨハネ大聖堂の方が格が上とか、それにしてもローマ、帝国が崩壊してから異民族の略奪が何回となく続くんですが、それでもサン・ピエトロ大聖堂は聖地という事で免れていた模様…なのに「846年、ローマに侵入したイスラム教徒であるサラセン人は、この協会も例外にしませんでした」とな…で、当時の教皇レオ四世が外的から守る為に「強固な壁を教会の周りに張りめぐらせました」と、この壁内がレオの町と呼ばれ、後のヴァチカン市国の基になったそな…

 クリスマス的なとこで、サン・ピエトロ大聖堂のバルコニー、正面入り口の二階にあるのですけど、こちらが法王がクリスマスの特別の祈りとかしてるとこ、一応このバルコニー、祝福の間という名があるそーな。ちなみに聖堂の中には立った状態で六万人が収容できるとか…思った以上にデカっなんですよ(笑)

 聖母マリア大聖堂のイコンは厄除けの御利益があるので有名らしく、「つい最近まで、ローマに大きな災難が起こると街にくりだし、その災難を鎮めてきました」って、御神輿を思い出しちゃいけなんだろか(笑)

 さて、最後に個人的に一番へーへーへーと思ったとこは、守護聖人のとこ。ローマの守護聖人は、聖ペテロと聖パウロ、ヴェネツィアは聖マルコと聖ゲオルギウス、ジェノヴァとフェッラーラの守護聖人も聖ゲオルギウス、聖ゲオルギウス人気があるのか、ポルトガル、ギリシャ、イギリスの守護聖人でもあるそーな…で、何と日本の守護聖人もあるんですよ、それは何とあの大天使ミカエル…「聖ザビエルが1549年薩摩藩主から布教の許可を得た日(9月29日)が聖ミカエルの祝日に当ったことによる」だそな…

 本書の掲載されている教会
初期キリスト教会建築…サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ(ラテラーノの聖ヨハネ大聖堂)/サン・パオロ・フオリ・レ・ムーラ(市壁外の聖パウロ大聖堂)/サン・ピエトロ(聖ペテロ大聖堂)/サンタ・マリア・マッジョーレ(聖母マリア大聖堂)/サンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ(エルサレムにある聖十字架聖堂)/サン・ロレンツォ・フオリ・レ・ムーラ(市壁外の聖ラウレンティウス聖堂)/サン・セバスティアーノ(聖セバスティアヌス聖堂)/サン・クレメンテ(聖クレメンス聖堂)/サンタニェーゼ・フオリ・レ・ムーラ(市壁外の聖女アグネス聖堂)/サンタ・コンタンツァ(聖女コンタンツァ教会)/サンティ・クワァットロ・コロナティ(四載冠聖人教会)/サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ(聖ヨハネ・聖パウロ教会)、サンティ・ネレーオ・エ・アキッレオ(聖ネレーオ・聖アキッレオ教会/別名・サン・ピエトロ・イン・ファショラエ/包帯の聖ペテロ教会)/サンタ・プデンツィアーナ(聖女プデンツィアーナ教会)/サン・マルコ(聖マルコ聖堂)、サン・ロレンツォ・イン・ルチーナ(ルチーナの家にある聖ラウレンティウス教会)/サンタ・サビーナ(聖女サビーナ聖堂)/サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ(鎖に繋がれた聖ペテロ教会)/サンタ・ビビアーナ(聖女ビビアーナ教会)/サン・ジョヴァンニ・ア・ポルタ・ラティーナ(ラティーナ門にある聖ヨハネ教会)/サンタ・マリア・ダラチェリ(天の祭壇の聖母マリア教会)/サンティ・コスマ・エ・ダミアーノ(聖コスマ・聖ダミアーノ教会)/サンティ・アポストリ(使徒達の聖堂)/サン・グレオリオ・マニョ(大聖グレゴリオ教会)/サンティ・ルカ・エ・マルティナ(聖ルカ・聖マルティナ教会)/サンタ・マリア・イン・ヴィア・ラータ(ラータ通りの聖母マリア教会)/サン・ジョルジョ・イン・ヴェラブロ(ヴェラブロにある聖ゲオルギウス教会)/サンタ・サーバ(聖女サーバ教会)/サンタ・マリア・イン・ドムニカ(ドムニカにある聖母マリア教会)/サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ(ミネルヴァの上の聖母マリア教会)/サンタ・マリア・イン・コスメディン(装飾した聖母マリア教会)/サンタニェーゼ・イン・アゴネ(競技場の聖女アグネス教会)/サンタ・フランチェスカ・ロマーナ(ローマの聖女フランチェスカ教会)/サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ(トラステヴェレの聖女チェチリア聖堂)/サンタ・プラッセーデ(聖女プラッセーデ教会)/サンタ・スザンナ(聖女スザンナ教会)
10-14世紀の教会…サンタ・マリア・イン・ヴィア(ヴィア通りにある聖母マリア教会)/サン・ニコラ・イン・カルチェーレ(牢獄の聖ニコラ教会)/サンタンドレア・デッレ・フラッチ(藪の中の聖アンドリアス教会)/サン・フランチェスコ・ア・リーバ(川岸にある聖フランチェスコ教会)
15世紀半ば-16世紀初めの教会…サンタ・マリア・デル・ポポロ(人々の聖マリア教会)/サンタ・マリア・デッラ・パーチェ(平和の聖マリア教会)/サン・ピエトロ・イン・モントーリオ(モントーリオにある聖ペテロ教会)/サン・ピエトロ・イン・モントーリオ教会内のテンピエット(小聖堂)/サンタゴスティーノ(聖アウグスティヌス教会)/サンタ・マリア・デッラ・コンソラツィオーネ(慰めの聖母マリア教会)
16世紀半ば-17世紀初頭の教会…イル・ジェズ(イエス・キリストの教会)/サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア(勝利の聖母マリア教会)/サンティニャーツィオ(聖イグナティウス教会)/サン・ルイージ・デイ・フランチェージ(フランスの聖ルイ教会)/サンタ・マリア・デリ・アンジェリ(天使たちの聖母マリア教会)/サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ(小渓谷の聖アンドレアス教会)/サンティ・ヴィンチェンツォ・エ・アナスタジオ(聖ヴィンチェンツォ・聖アンスタジオ教会)/サンタ・マリア・イン・カンピテッリ(カンピテッリの聖母マリア教会)
17世紀-18世紀の教会…サンタンドレア・アル・クイリナーレ(クイリナーレにある聖アンドレアス教会)/サン・カルロ・アッレ・クワァットロ・フォンターネ(四つの泉の辻にある聖カルロ教会)/サンティヴォ・アッラ・サビエンツァ(大学にある聖イヴォ教会)/サンタ・マリア・マッダレーナ(聖女マグダラのマリア教会)
近代・現代の教会…サンティ・ピエトロ・エ・パオロ(聖ペテロ・聖パウロ教会)
 これ全てお参りしたのなら、著者は余程暇人もとい健脚だったんだなぁ…それにしてもローマだけでこんだけ教会があるとな?とにかく、一つ一つ見どころがありますので詳細は本書をドゾ。

 目次参照  目次 国外  目次 文化・芸術

|

« グレートだぜ(笑) | トップページ | たれか?塩か? »

文化・芸術」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

国外」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: かくなれかし…:

« グレートだぜ(笑) | トップページ | たれか?塩か? »