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2013年1月18日 (金)

まずは始まり、始まりぃー(笑)

ローマ人の物語 8 ユリウス・カエサル ルビコン以前 上  塩野七生  新潮社

 ついにローマ最大のスーパースター出たぁーっでしょか(笑)ちなみに伊の高校での教科書には「指導者に求められる資質は、次の五つである。知性。説得力。肉体上の耐久力。自己統制の能力。持続する意思。カエサルだけが、このすべてを持っていた」とな(笑)

 さて、そんなガイウス・ユリウス・カエサルは紀元前100年7月12日にローマにて誕生したんでございます。三人姉弟の真ん中の長男、上に姉、下に妹という構成らしい…一応貴族だけど、そんなに有名有力でもなく、むしろ忘れられた存在に近いよーな立ち位置っぽいとな(笑)ただ、グラックス兄弟ではないけど母親は学問系の一族の出身らしく教養は高かったらしい…

 さてさて、本書はそのカエサルが生まれてから紀元前61年に属州総督を務める為にスペイン南部に旅立つとこまでなんですけど、これは長いプロローグになるのかなぁ(笑)というのもこの時カエサル39歳。歴史的に頭角を現すというか、表舞台で大活躍するのは40歳以降の事で、それ以前のカエサルってこーいっては何だが、パッとしないんですよね(笑)

 悪く言えば、それまでのカエサルの評判は、借金大王で、お洒落で伊達者、女たらしで愛人いぱーい状態というだけの人…さてさてさて、本当にそれだけの人であったのか?まずはプレイバック、プレイバック(笑)

 アリス的にローマ…まぁアリスの雑学データベースにはありそーだと思いますが(笑)それにしても世界史はローマを真面目に一年やった方がいーのかもしんないの世界かなぁ(笑)国として波乱万丈はともかく、毎回毎回よくもこんなに個性的な人達が登場すると…人材に切れ目なしのローマだったのかぁー(笑)

 歴史で思い出したけど、当時の教育では「ラテン語とギリシア語。言語を効果的に使うことで適切に表現する技能を学ぶ、修辞学。論理的に表現する能力を会得するための、弁証学。それに、数学と幾何学と歴史と地理」だったとな…まさにローマは一日にしてならずですか(笑)

 取りあえず、幼年期と少年期はそれなりに普通に過ごしていたみたいだけど、スッラの帰還によってマリウス派とみられたカエサルはローマ脱出となってしまうんですねぇ…理由はマリウスの甥であり、キンナの娘を嫁にもらっていると…スッラ側は離婚せよだったんですが、これにカエサルはノーと答える訳です。かくして逃亡劇は始まったと(笑)

 元々、仕組まれた政略結婚だった訳だし、それこそ女がいばーいな色好みのカエサルだから女性に不自由する訳もなく、簡単に離婚できたはず、時の絶対権力者を敵に回してまで執着するはずもないと誰もが思ったそれを否定する訳ですから、カエサルって十代の頃からカエサルだったんだなぁ(笑)

 その後の逃避行の詳細は本書をドゾ。小アジア属州の軍団に在籍したり、ロードス島に留学したり、海賊につかまったり、とローマに戻っては外に逃亡を繰り返すという生活を20代前半は行っていた模様(笑)そしてローマに戻り、20代後半から30代は神祇官になったり、会計検査官になって一年程スペインに赴任したり、元老院に議席を持ったりとこれまたごく普通のローマ市民男子の道をボチボチ歩いていた模様(笑)30代半ばにして按察官に、ついで最高神祇官もゲットするとな…

 さて、本書後半の後半部分の焦点はカティリーナの陰謀にまつわるお話に終始しているよーな…結局これに皆で翻弄されてしまうよーな気が?簡単に言えばキケロ暗殺未遂事件とその周辺みたいなノリになるんだろーけど…キケロよりカティリーナより、その事件の波及の先、にカエサルの反元老院的勢力と見なされるよーになってしまったとこかなぁ?事件とは全く関係なくても、旗色はいつもどやっと気にするとこが、政治ってもんですから(笑)

 かくして心証のあまりよくないカエサル君は、奥さんの浮気発覚で一大スキャンダルに巻き込まれる訳でありました(笑)今まで他人の妻を寝取ってきた男が、ついにコキュっすよ、奥さん(誰?)しかも間が悪い時に祭事中の自宅っすよ、おぞーさん(誰?)でもって忘れられているかもですが、カエサルの肩書の一つが最高神祇官ですよ、その公邸での事件なんですよ、姉さん(誰?)

 ここぞとばかりに叩かれるカエサルですが、やはりカエサルはカエサルなんですよねぇ…この人は動じるという事があったのだろーか?とふと思ってしまうけど(笑)結局、さっさと奥さんと離婚、法務官の追求に「カエサルの妻たる者は、疑われることさえあってはならない」って答えたとな…自分は浮気三昧なのに(笑)いやはやどの口で言うですけど、それを堂々と言えるとこがカエサルか(笑)

 かくして無罪放免となったカエサルは前法務官の肩書でスペイン南部の属州総督を務めにローマを発つのであった…とゆーのが大まかな粗筋でしょーか?えと詳細は本書をドゾ。相手はあのカエサルですからねぇ、いわゆるうだつの上がらない時期だったとしても、それなりにドラマはあるんですよ、奥さん(誰?)

 さて、最後に本書で一番ホーホーホーと思わされたとこは本書の最終近くにある、カエサルの金と女についての一考察のとこかなぁ(笑)とにかく、莫大な借金王だったカエサル、もしかしてローマで一番の借金王だったのかもな世界か?なのに、彼の不動産が差し押さえられたなんて話しはないんですね…ええ、あまりに膨大な借金ですから、不良債権化する事もできず、負債を返してもらうにはカエサルを支えるしかない状態にまでいったと…債権主乙という事でしょーか?カエサル的には小さい事にくよくよするなの世界だったよーですが(笑)

 で、まぁそんなにお金何に使ったのか?というと、別に私腹を肥やしていた訳でもなく、まぁ多少は自分のお洒落と愛人へのプレゼントに使ってはいただろーけど、一番のそれは公共事業的な事に使用しているんですよ、選挙活動的な人気とりもありましたけど、でも道直したり、広場拡張したり、また兵士の褒賞にしたりと…死後に自分の庭も市民に寄付しちゃうし、ローマ市民ならこだわる墓すら準備してないし、ちなみにカエサルの墓ってないそーな…ある意味本当に懐の広い人だったのだなぁーと(笑)

 ついでに女性の方ですが、カエサル、ハンサムじゃなかったけど物凄くよくモテたそーな…しかも、何が凄いって、山のよーにいた愛人達に一人として恨まれた事がないとゆー…別れても好きな人ってか?だから、女性関係でもめごとが起きない模様…別れた後でもちゃんと面倒みているみたいだし、例としてはあのブルータスの母親…元カエサル愛人の一人だったんですねぇ…プレゼントもフォローもするとゆーマメな男だったんだなぁーと…いやーさすがカエサルなのか?たいていの殿方は、醒めたら捨てるだし、それ以前に何かと言えば面倒くさいが合言葉のよーな気がするが(笑)

 借金王だったのに、甲斐性はある男、うん、カエサルはやはりカエサルだったんですねぇ(笑)

 目次参照  目次 文系

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