« 誰がために人は参る(笑) | トップページ | いつか世界は一つになる(笑) »

2013年2月14日 (木)

夢はダンスを駆け巡る(笑)

明日は舞踏会  鹿島茂  作品社

 どゆ本かというと19世紀のお貴族様の暮らしかなぁ?女性を中心にしてと言うより、女性視点での生活ですか?の、前に何でかよーな本を作成したかとゆーと、著者は女子大の先生…で、授業の課題で「タイム・マシンで19世紀のパリに旅をして、一年間生活してきた報告書を書きなさい。一年間の生活費は、少し贅沢ができるように三千フラン(約300万円)あげますから、なににお金を使ったか家計簿をしっかりつけること」というリポートを提出させたとな…結果は、それこそ千差万別、人生色々、人それぞれ、波乱万丈の生徒もいれば、そこまでいっても倹約の清貧生活の生徒もいると…十人十色とはよくいったもんだの世界が展開されたみたいだけど、一つだけ共通項を発見したと…

 で、それがタイトルでお気づきかと思うのですが、ええ、舞踏会なんでございますよ、奥さん(誰?)放蕩の限りを尽くした生徒も、清貧の生徒も、皆、嬉々として舞踏会に足を運んだとな…乙女の憧れといったら、白馬の王子様と舞踏会で決まりとゆー、これがジャスティスってか(笑)

 でで、著者は、そーゆー女生徒もとい、女性の願望に気付きまして今度は舞踏会を中心に据えた本を書こうというのが、本書かな?と…前振りだけで、女の子なら納得かなぁ?誰もが一度、お姫様気分を味わいたいとゆー、究極の願望だもんねぇ(笑)

 ただ、舞台はパリ、それも上流階級のお貴族様、ついでにこれから社交界デビューするお嬢さんをメインに据えてのまいふぃあれでーっすか?とゆー事で、その貴族令嬢の日常から始まるんですね、タネ本はバルザックの「二人の若妻の手記」…いやもーこれだけで先が見えてきたよーな気がするのは気のせい(笑)

 アリス的に舞踏会…あまり関係ないか(笑)いえ、今日はバレンタインなので、まぁバレンタインといえばスウェーデン館になるんでしょーけど、ヴェロニカさんも一応ヨーロッパの方なので、デビュタントもありかなぁ?とゆーのと、本日は何といっても女の子の究極ロマンの日ですから、天女のはごろも系もありかなぁと思いまして…ファンタジー乙ですよ、気合っスよ、おぞーさん(笑)

 で、本書は「二人の若妻の手記」が底本なので、二人の女の子がメインで話が進んでいく感じといおーか、パリ社交界的にはその一人、ルイーズ・ド・ショーリューがメインですかねぇ…もう一人の女の子はルネ・ド・モーコンブ…貴族の娘二人は修道院で暮らしている大親友同士、だけど、ルネは貧乏貴族の娘なので持参金なしの結婚の為修道院を出る事に、ついでルイーズもパリ一の大貴族の娘としてパリに帰還する事になると…で、それから社交界にデビューして、恋して、結婚とゆーのが、この「二人の~」の筋書きになる訳だけど、その中の貴族の社交の一つに舞踏会が出て来ると…

 それにしても、パリのセレブ夫人の日常って、起床は午前11時から午後0時の間、その後デシュネ(朝食)、2時頃からサロン、愛人との逢瀬…、4時から一時間が散歩、その後食事?、6-7時面会時間で、その後はお芝居、舞踏会、コンサート、訪問と…で就寝時間が午前4-5時…よーは一晩中が社交に費やされている模様…ちなみに舞踏会は午後10時とか11時から始まるのが相場とか…フランス人体力あるのよね(笑)

 とにかく、パリの上流階級…ここに入るというか、いるのも大変な模様で…結婚はもろに家と金の結びつきという感じだし…女性側は持参金があるか?男性側は財産があるか?が一番にくるよーだし、でも爵位ないとヤバイとか(笑)後は愛人になってのし上がれですか?うーん…

 まぁ愛の国ですから…それはともかく、憧れの舞踏会も準備が大変で、コルセットに下着に靴下にドレスに靴に帽子、小物はともかく、お化粧に髪結い、会話にダンスと何とゆーか、こちらも財力、体力勝負の気がしてきた(笑)ちなみにこの当時のコルセットって、ええあのウエストをやたら細く見せるそれですが、「ある医師の統計によればコルセットを着用する百人の娘のうち、二十五人は結核にかかり、十五人は最初の出産で死亡し、十五人は最初の出産のあと、病気がちとなり、十五人は奇形となる。もちこえたえるのは三十人だけだが、その女性たちも多かれ少なかれ、不快感に苦しむことになる」というシロモノ…いしにえの大リ○グボール養成ギブスより凄い事になってないか?それを着用して微笑んで踊っている女性陣って…いつの時代もファッションは命がけなんですねぇ…

 さて、会場には必ず自前の馬車で行かないといけないらしー…歩いて会場入りしよーとしたら門前払いを受けるとか…招待状あるはずなのに…玄関ホールはデーハーみたいで、おフランス的ゴージャスなんでしょねぇ…で本番の舞踏の方ですがカドリーユから始まるみたいです。それがコチヨンに進んでワルツに向かうと…ええ、どんどん身体的接触度が多くなっていく訳ですね(笑)

 で、ダンスの申し込みは勿論、男性からなんですが、これも社交界の花っていう女性のとこは順番待ちができる程だった模様…で、扇子にダンスのパートナーとして名前を書いてもらうと…もてないと生きていけないパリ社交界なのか?

 でで、中休みにビュフェ(軽食)があり、これが10時シロップとケーキ、11時パンチ酒とアイスクリーム、0時ハムサンドかイギリス風ケーキと温めたワイン、1時紅茶、2時に夜食というのが定番だった模様…舞踏会って踊る、食べる、踊るの世界だったのかぁー?

 ででで、その合間に会話があって、これがまた回りくどい…でもこれが分からないと社交界では一人前とは言えないみたいで奥が深い…そして三時になるとラストダンスとして、コチヨンかワルツで〆という事になるそーな…11時からとしてもフル装備で4時間もダンスか…途中、休憩があるにしても、フルマラソン並に大変じゃね?

 こーまでして舞踏会に行きたいわぁーとシンデレラのよーに思う事はないだろなぁと、己の怠慢さに気付くのであった…いえ、女の子の永遠の夢ですけどね、こーゆー生活を貴族の女性は一生やってたとするとスゲェの一言しかないよーな…

 まぁでも現役女子大生の貴島さん辺りだと、それでもいつか舞踏会なんだろなぁ~

 目次参照  目次 国外

|

« 誰がために人は参る(笑) | トップページ | いつか世界は一つになる(笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

国外」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夢はダンスを駆け巡る(笑):

« 誰がために人は参る(笑) | トップページ | いつか世界は一つになる(笑) »