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2013年2月 6日 (水)

私たちには、自然の性質についてなぜかと問う権利があるっ(笑)

素粒子はおもしろい  益川敏英  岩波書店

 物理学、何となく、この世で一番分からないものという気がしないでもないんですが、数学は純粋に抽象概念だから、そんなもんとゆー気がするんですけど、物理は一応、ものありきで始まっているから、それがいつの間にか、超ミクロ、もしくは超マクロへと突っ切ってぶっちぎりな気が(笑)ある種、本当に必要なんですか?という前に、何の役に立っているのか?素朴な疑問をお持ちの貴兄が山ほどいらっさるよーな気が(笑)

 で、結論から言っちゃうと「基礎的な学問が確立しても、それがじっさいに社会に役に立つようになるまでには100年もかかるのです」とな…本書はその一例としてマクスウェルの方程式の話しが出てきます。これが出たのが1864年の事…そしてそれがレーダーに使用されたのが1940年代に入ってから…オネスの超伝導実験から100年たって今それがリニアに繋がっている訳で、物事の進み具合とはこんなもの?の世界らしいです(笑)

 ある種、自分が生きている間には日の目を見ない研究を毎日えっちらおっちらやっているとゆー事かも(笑)分かる人には分かるっ、いつか役立つって、研究室の中心で今日も叫ぶってか?ある意味科学者もアレな人達なんだろか(笑)

 アリス的に物理…これまたあんまりそんなの関係ねぇー(死語?)の世界のよーな気がするが?ただ、本書は一応、ノーベル賞を受賞したCP対称性の破れの話しがメインに見えて、その実日本の物理界の流れかなぁ?雰囲気とも言う(笑)

 原子やら、量子やら、粒子やら、電子やら、クォークに反物質、なんじゃそりゃあというか、この手の分類については中・高の物理学の教科書通りなんで、そちらを思い出してごらん♪の世界でしょか?傍から見たら、色だの、フレーバーだの、チャームだの何それ美味しいの?の世界ですが、詳細は本書をドゾ。

 尤も、本書も軽く全体の流れを追う方向で進んでいるみたいです。まぁこんな感じみたいな話し…ものが物理ですから、細かく言い出したらそれこそ枚挙が尽きないよな(笑)興味を持った方はそれぞれに専門に突き進んでくれぇーの世界かもなぁ?今回はサワリを一つと(笑)

 で、アインシュタインが相対性原理を発表したのが1905年。1925-6年にかけてハイゼンベルグとシュレーディンガーによって量子力学が誕生、1928年にはハイゼンベルグ、パウリ、ディラックによって相対性理論と量子力学の合体すかの世界が展開されていくと…ある意味、20世紀の物理学はそこから始まったとみていいんでしょかねぇ?ニュートン物理学を超えて、アインシュタイン物理学を超えて、その先とはみたいな?

 日本人的には湯川秀樹や朝永振一郎とかのビックネームがズラリと登場いたします。ノーベル賞は伊達じゃないんですよ。日本の物理学頑張っているんですよ(笑)

 そんな訳で本書のメインテーマは素粒子のお話のはずですので、詳細は本書をドゾといつもの逃げに走りたいんですけど、著者は「ここまで素粒子の話をしてきましたが、難しくてわからないことも多かったと思います。粒子とは言っても、かなり抽象的な存在なので、わかりにくいのはとうぜんです。わからないからと言って、悩む必要はありません。これから、大学などで学んでいくうちに、少しずつわかってくることもあると思いますから」とおっさっていらっさるので、本書は物理学の空気感がなんとなくつかめればそれでオケなんじゃなかろーか?と勝手に納得しました(笑)

 非常に真面目なお話だと思われなんですけど、ところどころに親父ギャグもとい、遊びもあって肩のこらない本だと思うんですけど?例えば、名大では著者の似顔絵が描いてある名大饅頭が売られているとか…「益川、かじっちゃえ。ノーベル賞なんか、食っちまえ」って…しかも、小林、益川両先生の人形についた携帯ストラップまで出ているとは…さすが名古屋人のセンス、パネェ(笑)尤も、本書的には著者が物理学者のマクスウェルを説明するとこで「マクスウェルというのはコーヒーではありません。著名な物理学者の名前ですから、覚えておいてください」と…違いが分かる男ですか(笑)

 日本人的には、湯川秀樹先生の「極微の世界」について言及していたりするとこが、いかにもですかねぇ…後も先もあるという事でしょか?それが人生というものとか?アインシュタインしかりですけど(笑)

 本書的に圧巻なのは、巻末の主な科学者紹介として短く説明があるとこでしょか?坂田昌一、小林誠、南部陽一郎、アインシュタイン、シュレーディンガー、パウリ、ディラック、ハイゼンベルク、ワイル、オッペンハイマー、湯川秀樹、アンダーソン、朝永振一郎、シュウィンガー、ゲルマン、フェルミ、ニュートン、チャドウィック、ラビ、ティン、リヒター、ワインバーグ、サラム、リー、ヤン、ウー、フィッチ、クローニン、エジソン、レントゲン、ファーブル、パスツール、マクスウェル、フィゾー、フーコー、ヘルツ、カマリング・オネス、バーディーン、クーパー、シュリーファーと、ここだけ目を通しておくだけで20世紀物理学はオケのよーな気がする(笑)

 さて、最後に科学とは何か?について、著者は「科学というのは、肯定のための否定の作業である」と宣言なさっているとこかなぁ?ノイズを取り除いて、真理に到達する道半ばでしょか?あくなきチャレンジの道でもあるよな気がしないでもないですけど(笑)

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