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2013年2月24日 (日)

一曲どーぞ(笑)

カラオケを発明した男  大下英治  河出書房新社

 井上大佑物語とでも言ったらいいのか?それとも日本カラオケ史とでもいった方がいいのか?ドキュメンタリーなんだろーけど、小説仕立てなので、何かドラマが展開していくよーな感じかなぁ?戦後復興、昭和の香り、日本にもこーゆー熱い人達がまだいたんだなぁと(笑)

 さて、本書主人公の井上大佑氏は大阪生まれの神戸育ちでいいのだろーか?それとも戦前生まれの戦後育ちか?最初は単なるバンドマンだったはずが、物事が転がっていく果てにカラオケシステムを構想して、それを作ってみました、使ってみました、事業にしましたみたいでドンドン大きくというより、回りを巻き込んでいくとこかなぁ?上がったり、下がったり、何せ社長だったのが、次の日には平社員でも平気な人ですから、器というか、感性が違うと…

 で、ある日タイムの取材を受けて、20世紀で最も影響力のあったアジアの20人の一人として掲載されてしまうんである…本人的にも、ついでに身近な人達にも、ほんまでっかぁー?な世界…ついでに言うとその他日本人もそれ誰?の世界だったらしー…その内、6人が日本人で、昭和天皇、豊田英二、黒澤明、盛田昭夫、三宅一生とゆーそうそうたる面子の中に並んじゃったのである。当時、日本のマスコミ的にもそれ誰?状態だったと…

 かくして、波乱に満ちた井上大佑の半生とカラオケ業界の歩みが展開されていくんですねぇ。

 アリス的にカラオケ、そーいえばアリスどっかで准教授が一人天国の階段を歌う光景を思い浮かべていなかったっけ?あれは異形の客だったよな?うーん?准教授が一人で例のバリトンで歌う姿…何か鬼気迫るものがあるよーな(笑)

 カラオケの作者が大坂・神戸という関西圏から生まれたというのは、何かいかにもな感じかなぁ?こー新しい物を商売にする感覚って、バイタリティーがいるよーな?で、これまた主人公は何でも商売に結びつけるとこがいかにも大阪、商売人の土地柄だよねぇの生き方なんですけど、でもいつも借金だらけ、なんですよね…実際、このカラオケに対しても特許を取得していれば今頃億万長者どころか、更に上だったかもしれないのに、本人的には特許とらなかったからこそ、これだけ世界に広がったんだという認識なんですよ…あんまり身の丈以上のお金があっても、身を滅ぼしていただけと達観しているし…

 何とゆーか、生き方そのものがパイオニアなんでしょーねぇ…取りあえず、いっとくとか(笑)そして一つの文化を形成してしまったとゆー…主人公の生き方とカラオケの発展史の詳細は本書をドゾ。主人公の生き方もアレだけど、回りに集ってくるというか、いる人達も何とゆーか、それぞれにまた…の世界かなぁ?特に日本コロンビアの中原氏と第一興商の保志氏、それに義兄の安田氏とコンサルタントの船井氏辺りの人脈は、人柄が出ているよな?

 さて、タイムでも大騒ぎだったのに、次に何とあのイグ・ノーベル賞を受賞してしまうんですよ、しかも平和賞を。これまた本人は連絡が来るまでそんな賞を知らず、ついでに今事業的にそんな余裕がないからボストンまではいけないわの世界だったのに、回りが押しに押してハーバードとMITに行く訳です(笑)この辺りのエピソードは本当に微笑ましいので是非本書をドゾ(笑)

 もうカラオケは世界共通語なんですよねぇと納得させられるかなぁ?日本人的には本人含めて、できちゃいました程度なんですけど、そんな甘いものではなくて本当に世界的にどデカいものだったんだと…そして、この発明者がそれこそ人生ジェットコースターみたいなノリなんですけど、どこまで行っても陽性なとこがいかにも大阪人の神髄かなぁ?というか大阪の中小のおじさんの生き方のよーな…大阪って大企業はアレだけど、町のおじさん達には本当、人情が残っているんだなぁと、何かある種日本の良心をみたよーな気がしますた(笑)独創性のない日本人と言われるけれど、そーでもないんじゃない?な世界かなぁ?

 目次参照  目次 音楽

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