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2013年3月17日 (日)

お姫様の出番?

ヨーロッパ 名家と令嬢物語  新人物往来社

 サブタイトルが、深窓の名花が巻き起こした衝撃のスキャンダルなんですけど、読後の感想としてはそれ程衝撃的なお話じゃないよーな?どこぞの大統領とか、首相に比べたらまだまだだよねの世界のよな(笑)それはともかく、西欧史というのは政略結婚と不倫の間を進んでいったという気がしないでもないけど?どだろ?

 取りあえず宮廷がある所にドラマありですかねぇ?と、その前に貴族制というか、かの公侯伯子男のあの序列が決まったのって、英国の場合1066年のノルマンディー公ウィリアムが持ち込んだものだそな…当時は王室と縁続きの王侯貴族が殆どだったけど、15世紀末から国王による爵位授与で増えていった模様…ちなみに「イングランドの24人の公爵のうち、五人はチャールズ二世の愛人の子孫であるという」とかね、お貴族様って凄ぉーい(笑)

 まずは、貴族の存在理由は幾つかあるにしても、最大なのは王国の守護でしょーか?、まぁ王室のとも言うだが(笑)結局それが自分達の特権、もとい身分を守る事にもなる訳で…お貴族様ネットワークは今も作動中だとか…本書的にスゲェと思わされたのが女王の私設秘書のサー・ロバート・フェロウ…この方の奥さんはダイアナ妃の姉…さすが大英帝国サマは一味違う(笑)

 仏には、全仏貴族協会(ANF)なんてのもあって、貴族の資格審査も行っていらっさるとか…いやもースゲェとしかいいよーがない世界ですけど、そんなとこに生まれた、嫁いだ女性のカタログかなぁ?いずこのお姫様もお嬢様も皆それぞれに、それぞれに?

 アリス的にセレブ…海老原先生かなぁ雰囲気的に、ある意味あの島に集まったのは王様の下に集った臣下というか、お貴族様の群れともとれない事はないし(笑)

 取りあえず、本書は伊はメディチ家から始まりまして、まずはカトリーヌ・ド・メディシスとマリー・ド・メディシス、次にルクレツィア・ボルジア、ベアトリーチェ・デステ、ヴィットリア・コロンナと続けば、仏になるとアンヌ・ドートリッシュ、アンヌ・マリ・ルイーズ・ドルレアン公爵てなり、英に行くとサマセット伯爵夫人フランセス、キャサリン・グレイ、メアリー・グレイ、アルベラ・スチュアート、メアリー・スチュアート、メアリー・シドニー、レディ・ロスとなり、墺はアガーテ・フォン・トラップ、マリア・テレジア、エリーザベトとなり、露に行くとソフィア・アレクセーエヴナ、ダーシコヴァ公爵夫人で、独になるとヴィクトリア、瑞はクリスティナ、洪はエリザベート・バートリ、西になると女公爵カイエタナ、大公女アナ、女伯爵マリア・テレサ、葡はカタリーナ、マリア一世となるんでしょーか?

 まっ他にも間奏的な感じでオナシス家とかロスチャイルド家とか出てきますけど、メディチ家最後の女当主のアンナ・マリア・ルイーザとか、エリザベス一世とかも凄いが、本書一番の圧巻な女性はシャトレ侯爵夫人じゃね?聡明で、教養が当代随一だったのはともかく、サロンは勿論世間ではついに「浮かれ女」として浮名を流し、ヴォルテールと同棲した女性なんですよね…昼間はそれぞれに思索というか女性の方が数学、物理、化学の研究に哲学ですから…いやはやどれだけ才女やねんの世界か?さすが時代の申し子ヴォルテールと付き合える訳だわ(笑)しかし、そこは仏人、知性に生きると同時にむしろ愛に生きると…十歳以上年下の詩人で士官のサン・ランベールの子供を身ごもって産褥熱で死亡するとな…43才の若さというが、ここまで自分本位で生きていければそれはそれで凄くないかと…

 何とゆーか、豪快な女性としてはスウェーデンの女王だったクリスティナの生き方も凄いよなぁ…男装の麗人とか、これ宝塚でやったら流行りそーだけど?生涯独身というのは物語的にやばいのか?

 まぁ何にせよ、セレブ生活もそれなりにアレみたいです。特に昔は政略結婚だった訳で、浮気とか不倫とかはともかく、いざという時に夫が全く頼りにならないというのは何とも哀れ…これじゃ、不倫に走る、子供(息子)に走る、宗教に走るのも分からないでもないよーな?何せ実家的にも人身御供的意味合いが強い訳で…離婚も利害が絡み過ぎて大変だし…

 美女であること、財産があること、身分があることの女性の生き方も、順風満帆とはいかないところが、何だかなぁ、でしょか…

 さて、最後に本書で一番へーへーへーと唸らされたとこは、英国の大使のとこの話し。「英国が外国に送り出す大使にはナイトの称号が授与され、相手国に敬意を表することが慣習となっている」そで、世界中の英国大使館の大使って皆ナイトなのか?とおろろいたんですが、その英外務省の金言、「外交官は自国のためには正直者であるが、海外では自国のためにすべからくウソをつく人間である」とか、「イングリッシュ・ジェントルマンはウソをつかない。だが、それはジェントルマンがつねに真実を語っているとは限らない」なんですね、さすが元祖二枚舌外交の国、海賊国家は今日も通常運転乙ってか(笑)

 目次参照  目次 国外

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