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2013年3月 7日 (木)

脱おじさん史観(笑)

乙女の日本史  堀江宏樹 滝乃みわこ  東京書籍

 何となく日本史はというより戦国とか幕末の英雄伝的歴史観は、おじさんの最後の牙城という気がしてきたんですが、それも最近の歴女の台頭で怪しくなってきた模様ってか?まぁ男の世界そのものと言うか、男性本位の世界観だから殿方が好きなのもよく分かる気がするけど、まぁ戦国・幕末メイン、後源平位で、その他の時代についてはイマイチな気も(笑)平安好きのおじさんってあんまりいない気がするし、いてもせいぜい源氏物語オタ位だもんなぁ(笑)これもたいていの男の人は否定するけど、源氏に至っては浮気の正統性を求めてるだけのよーな(笑)まぁ光源氏みたいに美男子貴公子で女入れ食い状態ってある種男の憧れかも知らんか(笑)

 そんな訳で、今まで歴史学の先生も殆どが男性で、同好の趣味人も男性優位な世界だから、解釈がこれまた男性視点だったと…本書はそれを女性視点、女性をメインに見てみたらどーなる?を訴えていらっさると思いまする。著者自身「さようなら「おじさん史観」」から始まっているし(笑)

 目のつけどころというか、企画そのものはすんばらしーと思うのですが、いかんせん甘いと思うのは気のせいか?この手の檄本で行くなら、ドシリアスな研究本ですで行くか?もしくは軽佻浮薄じゃねーのな軽さで勝負で行くか?右だろーと左だろーとぶっちぎりでいかないとインパクトが薄いよな?ぶち上げたテーマは破壊神なのに中道路線じゃなんとも無難な出来としかいいよーがないよな(笑)しかもそこはかとなく親父臭が漂っている気がするのも気のせいかなぁ?

 面白いだけにもったいない気がして…いっそJK目線で行くもありだと思うけどなぁ(笑)いえ、文句があるならベルサイユへいらっしゃいなマリーアントワネット目線よりもいっそエカテリーナ的なウルトラスーパーデラックス上から目線とか、どーよ(笑)

 アリス的に乙女の日本史…うーん、ここは女子大生の貴島さん辺りを対象にした方がいーんだろか?とは言いつつ、作り手としては朝井さんをイチオシしとこー(笑)京女の面目躍如で、表向きは美々しく本音の毒舌を織り交ぜて凄い本ができそーな気がするが、どーか(笑)

 後アリス的というならこの人を一番に上げないといけない聖徳太子ですけど、本書的にはスーパースターだった事もチラッと出てますが、一番のメインは太子の四番目の奥さん、太子が三和神社へお参りに行った際に見かけてナンパしたとゆーお話らしー…出会いってどこにでも転がっているもんなんだなぁと納得(笑)

 さて、豆知識もそりゃてんこ盛りで、聖武天皇の大仏建立、やってもいいかな?のお伺いはいつも宇佐八幡宮の託宣なんですね(笑)もっとも宇佐の答えがどんどんやれーと言うのは…日本って昔から宗教に節操なしというか、博愛主義だよなぁ(笑)愛と言えば、これも知らなかったのですが、女帝、女性の天皇の場合、未婚で即位したら結婚できないとは知らなんだ…今でもそーなんでしょかねぇ?

 更に平安に下ると貴族の女子の結婚って、通い婚だったんですけど、この殿方の選択権って侍女達がかなりのとこ握っていたとは…ええ、侍女の待遇は仕えている姫様の結婚にかかっているとなれば、本人以上に力入るって、そりゃね(笑)男の選定はともかく、婿ゲットのノウハウまで侍女仕込みとは…いやはやいやはや…

 まぁ男は顔だよねという事で(笑)「男だけの集団で最もハンサムな子がリーダーになることは珍しい。日本人ほど男子の顔にこだわる民族も少ないでしょう。その裏がえしとして「美男は出世しない」なんて原則もあるようです」とな…美男の生きる道も同性間では厳しいという事か?男の嫉妬は半端ないからなぁ(笑)関東一の美男子と言われた上杉景虎さんもあの末期だし…そして現代視線でいくと「おじさん史観にかかると、兼続や石田三成のように「出自が不明瞭」な者は簡単に「色でのし上がった」とされてしまうのです」となるらしー…頭じゃなくて顔だと思いたいのね(笑)

 女子的に一番納得できるのは江戸女の生き方でしょか?お姫様的身分じゃなければ、皆さんキャリアウーマンじゃないけど働く女性だった訳で…で、江戸には姦通罪があったから結婚していて不倫すると殺されてまうの世界だったとな…となれば、「経済的に余裕があるならわざわざ結婚しない方がいい」となるのは必定(笑)独り身で暮らすのが理想とされていたそーな(笑)独身なら恋愛も自由だったしね(笑)

 幕末の男の生き方と女の生き方を見比べると、何だかなぁと…詳細は本書をドゾですが、いざとなるとやはり女ってつおい(笑)明治に入ってもあの天璋院は第十六代将軍を育てる訳だし…まぁ一番アレなとこはみんなが大好き坂本竜馬ですけど、中岡慎太郎のパクリがかなり露見しているらしー…「慎太郎先生は、この世に二人といない知恵者だったが、龍馬先生はハンコを押すだけだった」(@田中光顕)とな(笑)イメージ戦略って大切だよね(笑)

 まぁ本書によると維新とは「国をあげての大詐欺だった」という事になるそーで、「下級藩士が殿様を言いくるめて活動資金を調達させ、あげく金どころか領地も名誉もすべて奪ってしまったのですから」とな…維新の看板をありがたがっているのは、維新でボロ儲けした人達だけって事ですか?そーですか(笑)明治政府の実態も旧薩長土肥の派閥争いと「国策はなかなかまとまらず、幕末よりもさらに治安は乱れ、インフレまで起こるという最悪の事態が日本を襲いました」とな…ついでに女性の地位も急降下で、まさに維新なんかくそ喰らえな世界だったんだなぁ(笑)

 他にも興味深いエピのオンパレードですので、詳細は本書をドゾ。何とゆーか、見方によっては日本って肉食女子と草食男子の国だったのか?が太古の昔から縷々と続いているんだなぁかも(笑)

 目次参照  目次 文系

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