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2013年3月30日 (土)

いまじなりーだよ、人生は(笑)

世にも美しい数学入門  藤原正彦 小川洋子  筑摩書房

 どゆ本というと数学者と作家の対談本だと思うのですが、非常に数学的で、そして数学的でないというか、お話は平易なんですけどお題が数学ですから、一筋縄ではいかないよな(笑)ただ、数学をそれほど特別視しなくてもいいのではないかなぁと、身近な数学というか、数学夜話みたいなノリかも?もっと、数学を、かもしれないし(笑)

 で、もって、もしかして数学者はこの世で一番気の長い人なんではないか?と思ったり(笑)一つの事を考えて、考えて、考えての考え中に一日中、一月中、一年中なんて軽い、何年も何十年の継続できるって…でない答えが出ない難問も凄いが、それを持続できる数学者もパネェ…

 で、更に数学者自身が「数学というものは本来無益なものです」と言い切ってしまうとこが、これまた達観の境地か…「いまはまったく役に立たない」事をどーして続けられるのか?そこに有意味はあるのか?まさにそんな事やって何になるんですか?の世界(笑)それの数学者の答えが「美しいかどうか」なんだと…数学は美しい、ある種、数学者とは美に魅入られた人達の群れなのかもなぁ(笑)

 かくして今日も数学者達は美の発掘に邁進していらっさると(笑)

 アリス的に数学は、暗号論辺りのところ位かなぁと、後は准教授の論文に統計辺りが被っていそーだけど?どだろ?

 数学というか、学問の価値観というのは世間とは違って、役に立つと言う事は「恥ずかしいことなんです(笑)役立つというと格下になっちゃうんです」とな…形而上学の世界は違うでぇーってか(笑)ちなみにケンブリッジ大では最近まで工学部がなかったそーで、理由はすぐに役立つものは学問ではないから…さすが天下のケンブリッジ、気構えが違いますっ(キパッ)

 面白いというか、日本人的に全然知らなかったのが、実は日本は数学の国だったんだぁーという事(笑)国際的に日本が理系で一番強いのはなんと、数学だったんですよ、奥さん(誰?)国内にいると日本人的には、理系はちょっととか、数学は苦手だとか、むしろ数学嫌いがこれほど大っぴらな国もないよーな国民総数学音痴にどっぷりつかっているよーな気がしていたんですけど、そーでもなかったのか?

 江戸時代の和算の凄さなんかは、確かに関孝和辺りはどこぞで教えられた記憶があるんだけど、そんなに世界的レベルの一翼にはあったという事ですかねぇ…更に大正時代の高木貞治が類体論を樹立してしまうとな…これで世界のトップとなってしまったと…ある意味日本の伝統芸なんでしょか(笑)それにしても日本の数学者も日本の数学は世界的にも凄いんですよぉーともっと宣伝してもいーと思うんだが?少しは理科離れの一助になるんではないか?と…

 後は数学の普遍性でしょーか?非常にシンプルであるという事は、どこまでいっても変わらないという事なんですねぇ?成程、数学にリストラという概念はないんだな、と(笑)解けるかどーかも分からない、解けたとしても役に立つとは限らない、そんな世界で日銭の概念はないよなぁ(笑)価値観って大切だなぁと思いますた(笑)

 もー一つ面白いと思ったのは世界的にも天才の生まれる所というのは決まっているそーで、藤原先生によると「神に対してでも自然に対してでもよいから、何かにひざまずく心を持っているということ」「美の存在」「精神性を尊ぶ」この三つの条件が重なった地に天才が誕生するそーな…ちなみにインド、天才何人も出てきているけど、こちらインドはインドでも最南端のタミルナドゥ州が一番排出しているのだとか…

 後、数学は閃きだっという事でしょーか?証明より発見した人がエライと…だから、何とか予想なんていうのがあちこちにあるんですねぇ…で、みんなでそれを解いていると…盛大な智慧の輪ごっこの気がしてきたが(笑)

 本書的に日本と若干関係があるとしたら、フェルマー予想を解いたアンドリュー・ワイルズのとこでしょか?詳細は本書をドゾなんですが、藤原先生によると「ワイルズの論文は、伊原康隆、肥田晴三、加藤和也氏などの仕事にものっかっています。よく、日本人に独創性がないなんて批判する変な評論家とか学者がいますけれども、まあ、そういうことをいう人の独創性がないことはわかりますけれども(笑)日本人というのは、ほんとうにすごい独創性、美的感受性を持っているんですね。欧米の国々は日本が猿真似国家だとか言って自信を失わせようとする。ライバルに対しては、戦略上、相手の自信をなくさせるのが一番効果的ですから。それを鵜呑みにして、日本人はダメだダメだと、日本人までが言う」とおっさっていらっさるのが印象的でしょーか?成程、日本人少なくとも数学に関してはかなり独創的なんですね、世界的にも(笑)

 その他にも面白いエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。小気味いい潔さに出会えますっ(キパッ)

 目次参照  目次 理系

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