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2013年3月15日 (金)

そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ(笑)

お姫様とジェンダー  若桑みどり  筑摩書房

 サブタイトルがアニメで学ぶ男と女のジェンダー入門とあり、表紙のコピーがジェンダー学とは、「人類が長い間につくってきたあらゆる性差別の仕組みを知り、それがいかに男女を束縛しているかを見えるようにし、どうすればそれらを変えることができるかについての様々な思想や方法を考える学である。「女らしさ」「男らしさ」の呪縛から共に男女を解放し、真の男女共同参画社会を目ざす」とな…まぁ先進国では建て前的には男女平等ですから、ただし、実質とか、本音では、ありえへーんの世界だけど(笑)

 本書は大学の授業を元にしたジェンダー学入門書というか、さわりをいかがの世界かなぁ?前半1/3位は軽くジェンダーというか、女性を取り巻く社会環境の説明が入って、残り2/3がアニメ、ここではディズニーの白雪姫、シンデレラ、眠り姫と、おまけ的意味合いなのか?それとも?なアレでエバー・アフターが観賞されて、その後感想を交換する感じかなぁ?

 フェミニズムにジェンダー論は、かなり下火になってきたという話しだけど、やはりそこは男性視点ならば、だよなぁと思いまする…ボーボーと燃え上がっていた20世紀末に比べるとアレかもしらんが女性の立場から見れば切実度が違うんですよね…著者が女性だけに生きてきた道のりがそもそもジェンダーのいばら道だし…フルタイムで働く女性にはどれだけ圧力がかかっているかとゆー事だよなぁ…

 そして、お姫様とタイトルにあるにも関わらず、本書の対象はデキルあるいは特権階級の女性を対象にしているのではなくて、ごく普通の女性の生き方というか、生活を模索している感じかなぁ?

 アリス的にジェンダー…本書的な対象者としては貴島さん辺りがドンピシャか?英都にもジェンダー学あるんでしょーか?現実路線で行くと、朝井さんとこまちさんですかねぇ…まぁ朝井さんのプレッシャーも凄いとは思うけど、取りあえず自由業なので(笑)一番のプレッシャーにさらされているのはこまちさんだろなぁ?警察機構にいて、多分キャリア的で、現場で働いているとなれば、相当あるはずだろーし…まさに日々戦いだろーしなぁ…

 女嫌いの准教授的にジェンダーは、うーん、どだろ?差別というよりは区別というか、線引きがきっぱりしてそーだけど?アリスはむしろ殿方にしては珍しくフェミニストが自然体だよなぁと…本人的にはもっとシュっとした洗練さに憧れていそーだけど、自称フェミニストよりはナンボかマシかと(笑)ちなみに自称フェミニストの大半は自分が想定した女性の範囲内でしかフェミニズム発揮しません(笑)だから、むしろ女嫌いの准教授のよーに全ての女性に対して同じ対応の男性の方が女子的に見て人気があるんですよ、普通は(笑)、まっ准教授の場合はその容姿もあるとしても(笑)

 ジェンダー的な見方というのは、その人の人生観そのものなので、切り離して考えるのは大変だろーなぁとゆーのもあるし、また個人個人で違うしね(笑)社会も違うし、所属している組織でも違うし、これまた男性というくくりで違うだろーしなぁ(笑)まぁたいていの出来る男性は表向きは総論も各論も賛成しておきながら、各論反対の日常だろーし(笑)大方の男性視点的には「ある都市の知事がいったように、「子どもを産みおわった婆あは生きている価値がない」とまでいうようになった」」とな…それ自分の母親や娘にも言えるんだろか?

 「女性は「女らしい」ことが、男性は「男らしい」ことが要求または強制されており、個人の自分らしさ、つまり個人の特性を生かすことは、その特性がそれぞれの性の「らしさ」に違反するかぎり、非常にむずかしい」という件は、前に読んだゲイの方のお言葉を思い出してしまった…皆、それに縛られているんですよね…

 そーゆー見方があるのかと思わされたとこは少子化問題の視点、ちょっと長いけど引用させてもらうと「原始的な社会では、生命の生産(このことを再生産という)がモノの生産よりも尊重されていた。しかし、私有財産と国家が組織された高度の社会になってからは、それが逆転して、モノの生産が生命の清算の上位に置かれたのである。男性が女性を所有して後継者の男子を生ませ、それに財産を継承させる。それ以外の男女は労働力(階級社会では奴隷)になる。それも男性の財産となる。いまは資本主義の社会だが、いっそうモノの生産が再生産よりも上位にあり、モノを生産する男性が、生命を生産する女性を統括し、支配している。しかし現代では、その必然の結果として先進国では軒なみ人口が減ってしまった。生命を産む性を尊重しないで社会に生命が増えるわけがない。このシステムが金属疲労に陥った証拠である」とな…意識改革が急務だけど、そんな男性この世にいるのか(笑)

 女子の生きる過程については本書をドゾかなぁ?一昔前に流行ったシンデレラ・コンプレックスを始め、童話に秘められた戦略をみると、若さと無垢に美しさで、待つ女万歳となるのだろーか(笑)それらの考察についての詳細は本書をドゾ。誰が一番都合のいい人間なのか?ついでに誰にとって一番都合のいい人間なのか?それが問題だってか(笑)

 現代女性的に、将来に全てを望むならば、カッコいい殿方と幸せな結婚をして、子供に恵まれて、しかも女性の経済的自立もある社会の一員という事だろーけど、現実路線として結婚と育児と仕事の両立ってかなり厳しいものが…出来る女以前に、平等すらも殿方的には毛嫌いするのが本音だろーし(笑)確か、離婚率もデキ婚の方が高いけど、それより更に高いのが姉さん女房で、更に高いのが女性側の方がIQが高いもしくは学歴が高いだったよな(笑)

 「最近耳にしたことだが、ジェンダーを学んだというと就職ができないとか、むずかしいから言わないほうがいいという指導がおこなわれているそうである。しかし、私は立派な企業がそのようなことをいうはずがないと信じている」だそ…人事が男性なら、さもありなんだと思うけど(笑)まぁこれも建て前と本音は違うだろーし(笑)

 職場に女性がやってくるもお茶くみコピーの奴隷がやってくるならともかく、対等の、もしくは潜在的ライバルとなれば激しく拒絶するのが相場だし(笑)本書にも著者による体験談が掲載されていまして、「私は18年間、大学の上司にあたる男性から徹底したいじめを受けた経験がある。国立大学の教員は国家公務員だから、給与その他の男女差別は一切ない。死ぬほど辛かったのは制度でも環境でもない。ひとりの男性のいじめである。というよりは、そのひとりによって支配されていた男性集団というべきだろう。たとえば、この男性は給料日に、私に向かって「給料の二重どりをする奴」と言った。夫も給料をとっているから「二重どり」だというわけだ。それからこうも言った。「あんたのように子どもをほったらかして外にいる母親の子どもはろくなものにならない」」とな…いじめはいけませんとか学生には指導しときながら、率先していじめを推進しているのが教師自身とか、さすが国立大学の民度は違うぜよってか(笑)

 そしてこれが現実だろーなぁ…国連採決だの、法的整備だの、女性の人権だの、幾ら声高に叫んだところで、ついでに総論的には賛成しているばずの男性諸氏も、自分の身近にあるのは許せないんですよ(笑)

 それ以外にも「重要な情報はこちらに言わない。絶対に昇進させない。重要な委員につけない。上層部に悪口をいいたてる。とにかく職場で起こるあらゆる種類の嫌がらせだ。つまるところこの男性中心主義者は、「女ごときが大学にいる」ことが許せなかったので、いじめれば退職すると信じて確信をもってやっていたのである」まぁ結婚だろーが、仕事だろーが、女は男に従属していればいい的なのが本音ですからねぇ…他の男性達も職場の人権侵害を見逃していたのだから、同じ穴の貉でござるってか(笑)

 イジメの構図にありがちな、異物を徹底的に排除する方式って、どーよ?これで生物多様性を謳っているなんて(笑)後、本書的に事例が幾つか出ているのですが、不思議と朱子学辺りがないのは何故?あの保科正之の、女子供の言う事なんて一切聞く必要ない宣言はどこいった(笑)そして、その亡霊がずっと生き続けている日本社会については?

 何にせよ、エバーアフター的生き方はこれまた女子的にそこまで出来るなら結婚する必要あるのか?そんな女性を選択する男性がいるのか?とふと疑問に思う時もありそーだけど…むしろ若くて従順で家庭的な美女を求め、ついでに性的魅力がなくなった女性はいない世界を描くプリンセス世界を夢見ているのは男性諸氏の方が多いのではなかろーか?それに一貫した自立した自分を求める女性達とは、深くて暗い川がある位では済まない気がするのは気のせい?おばさんに優しい殿方なんて、客商売のリップサービス以外見た事も聞いた事もないしなぁ(笑)

 という訳で女の子なら一読しといた方がいいかも?ですかねぇ?特に、普通の女の子の場合は(笑)現実の男ってこんなもんと幻滅するかもしれませんけど…とはいえ、女性も母親になると自分の息子の嫁には三国一の花嫁がやってくると夢みているからなぁ(笑)これまた、息子に嫁がくるだけでも有り難やぁーな母親は見た事もないよーな(笑)ましてやエバーアフターな嫁が来たら手放しで喜ぶ母親なんて、ねぇ(笑)

 目次参照  目次 文系

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