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2013年3月10日 (日)

やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける…

王朝生活の基礎知識  川村裕子  角川書店

 サブタイトルが古典のなかの女性たちなんですが、うーん…平安時代の日常を語るですけど、主に建物内の話しで終わっているよーな…まぁ平安の頃は女性は自分の部屋からほぼ出ないのが普通だとするならば、それはそれでオケなのか?

 さて、身分あるお嬢さんが住んでいたのは京の都の寝殿造りのおうち、何棟もある中の真ん中の寝殿にいた模様…で、その中の一室というかワンルームにじっとしていたと…室内は御簾とか、几帳、屏風で仕切られているとな…まぁ何とゆーか風通しの良い部屋とでも言うべきか?冬は隙間風で寒そーと思うのは気のせいか?もしくは閉め切って暗そーとか?ガラスの普及って偉大だったんだなぁと(笑)

 そしてその女の子自身はどんな人とゆーと、小柄、色白、やや太め、髪は黒く長いのが宜しの世界だった模様…尖がっている感じじゃなくてまぁるい感じが好評だったのか?それにしてもこの髪の長さが身長並、時には以上だったよーで、そりゃ手入れに一日かかるる訳だわ、と(笑)髪を洗うとシャンプー・ブローまでが一日工程となるとな…しかも何人も侍女付きで…今時だと天気がいいから犬を洗うぜの気合を入れて行うに近いよーな気がするのも気のせいか(笑)

 アリス的に舞台は京都ですから(笑)着物一つとっても大変着込んでいる感じだが、それでも女の子の場合は同じものを重ねて着てるみたいで…だから十二単なんだろしなぁ…尤も、必ずしも12枚着るとは限らないらしーが、ついでにあまり外に出ないお嬢様の方が毎日正装ばっちりと着こむ事はなかった模様…むしろ侍女達の方が貴人に対応しないといけないのできちんと着てないといけなかったよーな…

 他にアリス的というとお香でしょーか?聖典のどこからというとネタばれするので、アレという事で(笑)それにしてもお香、店頭販売のそれしか知らなかったんですが、実はそれって「香木という香りのもとになる木を鉄臼で粉にします。それから蜂蜜や「甘葛」の汁を入れて練り合わせ、それを丸めて、壺の中に入れ、地中に埋めて熟成させました」とな…成程、源氏物語でお香作りの腕試し大会する訳だと納得…あれは、一家の、一人の、好みというか、秘伝だったんですねぇ…当時は貴族的たしなみの一つだと思われか?

 も一つアリス的なとこで、猫が行方不明になった時、時代は先になるらしーけど門柱に、まつとしきかば今かへりこむと貼り出したそな、すると帰ってくるとゆーお呪いですかね(笑)

 メイクについては今の舞妓さん並に白く白くの世界だったよーで、頬と口が赤いとな、しかも眉は全部抜いて歯は黒いと…お歯黒って後の時代だと結婚してからだけど、平安の頃は成人したら黒くしたそで、お姫様は皆歯が黒い…それはそれで凄い絵面だと思うのは現代人だからだろーか?

 さて、お姫様の教養講座、必修は和歌、習字、音楽だそー…記憶力と応用力が問われるってか?とにかくそれらをクリアして、裳着、今でいう成人式を行いお披露目すると…ちなみに裳着を行うというのは「結婚相手が決まった時や、その見込みがある時におこなわれたのです」だそな…これが12-4才位というから、早婚というよりロリコンじゃね?と思うのは気のせいか?思い出して下さいよ、美人の要素の一つに小柄があるんですよ、奥さん(誰?)

 裳着の儀式もそれなりに式次第があるけど、結婚となると三日がかりですから、何かもー手配というか手続きというかマジ舞台裏では司会進行役が走ってそーだよなぁ(笑)

 平安貴族というと和歌と手紙の世界のよーな気がするけど、この手紙の包み方も立て文とと結び文の二種類があって、公式なら立て文、プライベートなら結び文だったそな…一目見れば用途が分かるってか?更に花の枝に添えて的な折り枝方式とか、紙一つとっても身分とか、用途とか、センスとか分かってしまうんだから、大変でござるってか(笑)

 さて、めでたく結婚したら奥さんも家にずっとこもっているんだから、暇じゃね?の世界かと思っていたら、これが結構色々あったよーで、「夫の世話から相談相手、家全般の事務、食事の用意、お庭の手入れ、夫の着ているものの縫製」だとか…事務とか食事とか庭なんかは実際はそれ相応の専門職の人達がやっていたんだろーけど、夫系は奥さんの仕事で、夫の仕度というか身なりがちゃんと整っていないと家ごと笑われる事になるし、この縫い物は相当スピードを要求された模様…事あるごとにドレスコード厳しく決まっているもんね、当時は…ついでにセンスも問われるし…

 今時の既製服的な話ではなくて、オートクチュールな世界…しかも、布からじゃなくて糸から、素材からの話しなんですよ…そこから奥様の采配がものを言うとなれば、それは…糸はどーする、よりはどーする、色はどーする、縫いは、形は、合わせは、と際限がないよーな…これ毎日やってんじゃそりゃたまらんわぁーの世界か?勿論、流行り廃りもある訳だし…家にいながらにして最新流行をキャッチしていなければならないのか…手紙がいきかう訳だわーと納得したりして(笑)

 しかも、日の出から日の入りまでが活動時間だったこの時代…日の出に合わせて出勤なので、夏だったら朝の五時半位に行くとなれば仕度の為に朝の三時起きとなる事も…冬はともかく夏の睡眠時間はどーなっていたのだろー?貴人的には夜には宴もあったはずだし…しかし、宮中から太鼓が鳴って時間知らせていたのか?て事はこの太鼓の音が届く範囲が貴族のお屋敷範囲という事なんだろか?

 お姫様なんて何もしなくてできなくていいのかと思っていたのに(笑)世の中そんなに甘くなかったってか?ついでに源氏物語の雨夜の品定めじゃないけど、奥さんにする条件の一つが相談事のできる人…表社会は男性に仕切られていたとはいえ、奥さんに相談して対応しないとやっていけないのもまた事実だったよーで、かわいいだけの嫁じゃどこも回らないとこが何とも(笑)

 まぁ才女の最大の場と言えば、後宮の女房達という事になりそーですが?時代は清少納言に紫式部ですよ、おぞーさん(誰?)中宮達のそれはもー一つのサロン的存在であって、いかに出来る女房がいるかで質を問われる事になると…文芸サロン的なとこで行くなら朝井さんなんて宮廷一にのし上がっていそーだよなぁ(笑)

 さわりだけのつもりが長くなってしまった…他にも細々とした日常生活が出てきますので詳細は本書をドゾ。で、今更気付いたんだけど、一夫多妻制では、女の子の結婚式は一生に一度だけど、男の子の結婚式はいぱーいなんですね…成程、結婚式の意気込みが男女で違うのはそゆ事だったのか?と何か納得したりして(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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