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2013年3月 5日 (火)

プロフェッショナル♪

若き女職人たち  阿部純子 伊藤なたね・写真  集英社

 若き職人さんならいっぱいいるだろーけど、女職人さんとなるといるのか?一般の職業はたいてい女子的比率低いからなぁ…まぁこーゆータイトルからして男女雇用均等法なんてアレな事がモロバレしているよな(笑)社学的なとこはともかく、中の人達は皆、仕事を普通に背負っている感じかなぁ?性別を気にして騒いでいるのは回りの方で、自分的には何か?みたいな(笑)何とゆーか、職人的強みの一つは男女関係なく最後にはモノがものを言うとこでしょーか?己の腕一本の勝負なんですよねぇ…

 掲載されている職業は、宮板金、花火師、板前、宝船熊手、能面師、アツシ織、浮世絵掘り師、漆芸、京友禅とゆーラインナップ、全くの偶然というか、実家は普通のサラリーマンから入った人もいらっしゃいますが、稼業を継いだ的な方の方が多いのも事実のよー…今まではともかくこれからはますます少子化となって一家に一人の子供となったりしたら男女半々の確率で、後継ぎは男子一系なんて事はますます難しくなりそーな気配?これまた一昔前なら娘の婿に後継がせるパターンが多かったはずだけど、これもそのまま娘が継ぐになってきたのか?職のつながりの構造変換がもー始まっているのかも?かなぁ?

 後、も一つ気になったのが伝統工芸系は先細り感が半端ねェで、哀愁漂っている感じなんですけど?仕事が増えるというより減る、よくて横ばいとなれば職人が増えるとゼロサムゲームでパイの奪い合いになってしまうんですよ、でも職人が減れば業界そのものがヤバイと…究極のサバイバルゲームな世界か?

 とまぁ問題山積み的なんですけど、ある種本当に必要なんですか?の世界かもしれないんだけど、自覚していても中の人達は明るいというか、前向きというか、やっぱ女っていざとなるとタフだわ(笑)文化って精神的にゆとりがないとね、じゃね(笑)

 アリス的に働く女性というと、朝井さんですかねぇ?後はこまちさんとか?本書でいくと京都という事で京友禅という事になるんでしょーか?それにしても京都は着物、着倒れの街というイメージがあって、昔程ではないにしろ着物産業はそれなりに繁栄しているのかと思っていたら、京友禅もやばしの世界なのか?かなり切実感がパネェ気がするのは気のせい?さすがに旦那衆の世界はもー無理にしても、着物界そのものが問われるとなると、これは文化都市の看板背負っている京都的にもアレじゃね?な気が…

 それにしても、京友禅父親の後を半分継いだみたいな感じなんですけど、この父親がまた達観しているといおーか?「何年で一人前になるかというのも個人差があるね。ほんまほったらかしで、何も教えてあげへん。そんなんは見て盗めばいいわけやから。なんぼ失敗してもいいわけ。失敗が多いければ多いほど身につくから。だからエリートはあきまへん」って、人生哲学が凄すぎる(笑)失敗を許容できる上司なんて絶滅してたと思ってました(笑)

 職人的には男の世界なので、「女のくせに何いってるんだ」とか、「現場でも何かあると、私にはいわずに下の男の子にいってくることもあります」とかが日常茶飯事みたいで、男性と同様に働いている女性は職場内をクリアしても、客先や現場では相変わらずみたいというか、殿方の意識は前時代的のよーですが、それさえ笑い飛ばせるタフさがないと仕事やっていけないとこが何とも…

 「日本料理の世界では男性と女性を平等に扱おうという雰囲気がまったくありません。女性はまず就職口が圧倒的に少ないし、男的な考えだけがまかり通る世界なんです」とな…日本料理の道もアレだなぁと思ってみたら西洋料理は分業が徹底していて女子はサラダやオードブルなどを延々延々やらされるんだとか…鍋が大きいので女性には体力的に厳しいからとゆーのが理由だそーだが、いやはやいやはや…

 能の世界も「全体的にはやはり男性が中心ですね。女性には絶対やらせないというような偏見はありませんが、能の世界は演者も作り手も男性が中心なので、女性は入りづらい雰囲気はあります」とはいえ能面なので最終的には面の良し悪しで決まるそーだけど…

 問題はそれだけではなく「「今の若い子は言葉を理解する能力が低いのでないか」とさえ思わざるを得ないほど、作業を覚えるのが遅い」んだとか…同じ失敗を何度でも繰り返すとか、メモを取る、技術を盗むという事もしないそーで、更に忙しくなるとパニック状態になるとな…「自分のことだけを考えるので精一杯になってしまうので、忙しくなると動けなくなる。あそこが忙しいから手伝おうという気持ちがまったくないので、いちいち私が指示を出さなくてはいけなくなるんです」とな…うーん何か、コピーとっといての世界を思い出してしまったが、日本ではコレで通用するけど、米ではいつまで何枚、どのような状態で、どこに提出するかまで細かく指示をなければ上司の責任となると言う…

 更に日本人ってわりと手先が器用な方かなぁと思っていたら、日本料理店にきている料理人(の卵)が煮るとか、焼くは出来ても包丁使いが今一らしい…まぁ魚がおろせないはともかく野菜の皮がむけないとか、切り方を知らないとかはテストに出ないからとゆーお約束なんでしょか(笑)

 まぁ個人作業で最初から最後まで済むとこと、チームワークでやらなきゃいけないとこと、更に注文先や売り手的な営業的な商売も絡んでくるとなると…何かもーマクベスの世界ッスかねぇと笑いたくなるよーな(笑)

 詳細は本書をドゾ。まぁ前門の虎後門の狼な世界ですが、深刻な世界のわりには皆さんあっけらかんとしているので読後感はさわやかです(笑)豆知識も満載で、能面って角度によって表情が変わるのは知っていたんですけど、左右対称じゃなかったのは知らなんだ…右と左では顔が違うとな…もおべんきょになったんですけど、本書一番のそーだったのか?は漆の実と花は天麩羅にするとな…漆の実と花って食用可だったのかぁーっ(笑)

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