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2013年3月11日 (月)

自然のあとさき…

ほんとうの復興  池田清彦 養老孟司  新潮社

 前書き後書きありますが、メインはこの二人の対談かなぁ?お題は、タイトル通りに復興だと思われ、ですが…行き着く先はこれからの日本のエネルギー問題かなぁ?21世紀は新エネルギーを軌道に乗せる事が出来るのか?どーか?が最大の焦点になりそーだよなぁ…

 まず災害をどうとらえるのか?3.11は千年に一度の地震と津波だったと言えるけど、「一万年に一度という、さらに大きな災害もある。二千五百万年に一度は、生物の八割が絶滅しているという絶滅周期説すらある」(@養老)とな…そして世界は一つではないけど、グローバル化、世界標準に向かっているよーでその実「有史以来、津波が来ないので、ツナミという単語すらない世界と、それが昔からある世界では、話が違うに決まっているではないか」(@養老)とか…ベンチマークをどこにおくか?それが問題だってか?

 それと今回はその地震、津波よりも原発事故の方が大問題だしなぁ…「原発がダメだという主張にも一理あり、必要だという主張にも一理ある」(@養老)つまるとこ、こちらの行き着く先は安全性、ただそれだけなんですよね(笑)だから、「安全性にもっと費用をかけてもよかったのである。ただしそれは沖縄に対して当時の米国務省日本部長が放った「ユスリ」発言が示しているような、いくら払うか受け取るかではない。モノに関すること、直接の安全性である」(@養老)それでもコストを払いませんか?の世界か(笑)

 かくして、「日本人は破局のあとには強いが、危機自体の扱いは不得手である。危機管理などといっているから、それが逆にわかる。実際に危機管理ができるなら、そんなことまさに「いうまでもない」はずだからである」(@養老)っスかねぇー(笑)

 アリス的に地震…残酷な揺り籠になるのか…本書との共通点は地震の後の話しなとこか?その他でいくと海奈良の原発かなぁ…関西は特に原発比重大きいからなぁ…

 さて、東日本大震災については「実はみんな、大地震や大津波はいつか起こるだろうと心の底では思っていたし、情報・知識としても知っていたわけですね」(@池田)と「大きな地震が起きて大きな津波に襲われたこと自体はまったく「想定外」ではなかったと思うんです」(@池田)かなぁ?ですかねぇ…ただ、ある種地震慣れしていた日本人も、原発事故は想定外だった訳ですよ…ええ、東電とそのお取り巻きだけでなく…

 ましてや原発事故は、「人災もいいところだけどね。あれはほんとうに、しょうがなかったではすまないよ」(@池田)なんですよね…だけど、その自覚の差がこれまた東電とそのお取り巻きの皆様方と、その他の日本人では天地の開きがある位違うけど(笑)

 想定外という言葉も一人歩きをしているみたいですが、実は避難のとこでも「「想定外」の事態に対しては、事前に「想定」していた避難システムなんて、ちっとも役に立たないわけでしょう」(@池田)「てんでんばらばらに、自分の本能に従って逃げたことで助かった人がいた一方で、冷静にシステマティックに考えた人はむしろ助からなかった」(@池田)とゆー例もあったそな…

 で、またその想定が一人歩きしているのが、高台にエコタウンをですかねぇ…「よそ者、とくに都会の人間の考える町づくり」(@池田)なんて、現地でナンボのもんじゃいとゆー事なんですよねぇ…国民の生活が第一というならば、そこに住んでいる人の生活が第一じゃなかろーか?「金だけ出して口は出さないというのが見識だと思うよ」(@池田)ですけど、まぁ世の中、口だけは出して、後に想定外と言い逃れるのが大人の対応みたいですから(笑)

 対応と言えば、「これほど大きな天災が起こると、他人をコントロールしたい欲望の強い人間が、これを機にさらにコントロールしようとするのではないかということ」(@池田)も懸念される訳ですねぇ…ある種権力おたくみたいな人か…「でも、間違いなくいるよね。そういう、コントロール欲の強い人」「そういうのは、だいたい嫌なやつなんだよ(笑)」(@養老)とおっしゃってますが、もてない奴なんだよねも入るんじゃなかろーか?と(笑)

 コントロールでいけば、市町村合併を国は薦めているけれど、「原発がある町については合併させない。そのほうがコントロールしやすいからだよ」(@池田)って…札束で頬をたたくのが常識ですという事か?ちなみに青森の六ヶ所村の一人当たりの年間所得は1,300万円、青森市だと250万円…この差はどこからきたのぉー?教えてエライ人ってか(笑)

 コントロールその二、高レベル放射性廃棄物…ガラス固化しても表面温度か200度越えるから30-50年冷却しながら保管…使用前の安全レベルに戻るのに100万年かかると言われてるそーな…「アメリカの環境保護庁は放射線規制を百万年やると言っているんだよ」(@池田)「頭で考えて、言うだけなら、できるよ。「これは百万年経てば安全だから、百万年、ちゃんと規制しとけ」と」(@池田)「人間のやることって、それくらい異常なんですよ」(@養老)でっきっるっかなぁー(笑)

 さて、東電のジレンマじゃないけど落語ですか?それは?は「発電所に電気が灯ったということがトップニュースだよ」「だって、日本随一の東京電力の話なんですよ。何だ、それ?って。そのこともまたひどいブラックジョークだったといまも思ってすまよ」(@養老)「世界でトップの商業電力会社である東京電力が「電気が通らない」「電気が通った」で騒いでいたわけだから、おかしな話だよね」(@池田)まさに、電気を大切ねってか(笑)

 ちなみに幾ら想定外だからとはいえ、バックアップが全部おしゃかになったのはどゆ事と…「いっぺんにダメになるものは「バックアップ」とは呼べないんだよ」(@池田)は真理かと…「最悪、マニュアルで、手動で復旧できるようになっていなければならない」(@池田)いやー原発は絶対安全ですから、ただし想定外を除くですかねぇ…

 そしてその想定外も「根本的にはそうでない」と「地震の前月に、東京電力は、新潟と福島の三原発において数百もの機器の点検をしていなかったことを認めていた。点検すると問題点がみつかるから、それが嫌で点検をしなかったという発想でしょう」(@池田)もしかして、点検をする事が想定外という事なのか?東電の日本語はむずかしーなぁ(笑)

 全て津波のせーというノリだけど「水かぶっても平気なんじゃなかったの?というのは、普通の人が普通に抱く素朴な疑問でしょう。だって、世界一の電力会社がやっている発電所の話だよ」(@養老)ウォータープルーフって何ですかぁ?とか…

 これまたちなみに大きな引き波によって冷却用の海水が取水できないかもとか、それによって炉心融解になっちゃう可能性は「国会で、共産党の吉井英勝議員が指摘していた」(@池田)そな…「責任監督官庁である経済産業省の二階俊博大臣(当時)は善処すると言ったんだけど、結局は経産省も東電も具体的には何の対策もとらなかった」(@池田)経産省の人達も東電の人達も水かぶっちゃって動けなかったんだよ、きっと(笑)人としてのバックアップも水被ったとか…そして未だに復旧してないとか(笑)

 楽しいジョーク第二弾としてはSPEEDIでしょかねぇ…「これは、原発が事故を起こしたときに気象条件や地形データをもとに原発周辺の被曝線量を瞬時に予測するという触れ込みで文部科学省が開発して、文部科学省の外郭団体である原子力安全技術センターというところが運用を委託されている「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(@池田)の事を言うそーです。で、「このデータがちっとも公開されなかった。衆議院議員の河野太郎が、その公開を求めて官邸と文科省と内閣府原子力安全委員会にそれぞれ電話したら、三者ともそれぞれ「自分たちに公開する権限はない」と言ったんだって。河野は自分のブログで「文部科学省に、『原発の緊急事態のSPEEDIに関する情報の担当部署をお願いします』と電話すると、『原発に関する情報はスピーディにお出しするようにしています』思わず、頭に上がっていた血が降りてきた!」と書いて怒っていた。SPEEDIのいったいどこがスピーディなんだよ!って、もはやギャグみたいな話だよ」(@池田)ははは…

 かくして、「安全のために役に立つというのを口実に、ただカネを使っていただけでしょう。そのシステムに関わってカネ儲けできた関連企業はあっても、それが安全に役立った国民はいないわけだよ」(@池田)って…こーゆーのが、本当に必要なんですか?の世界じゃないのかなぁ?ああ、スピードが一番じゃなきゃいけないんですかぁーの住人なのか(笑)

 結局これらは「考えてみたら、宇宙ロケットにしても、JALにしても、原子力発電にしても、国家として官庁が監督してやっているものはみんなどこか危なっかしい」(@養老)に尽きるんじゃなかろーか?物事は信頼と実績で成り立つものだと思うんですけどねぇ…現場を知らない人が仕切る、これ以上にこわいものはないと(笑)

 「つまるところ、結局は官僚組織の問題がいちばん大きいんですよ。何度も言うけど、監督官庁や安全・保安院は原発のそばにおかなくてはいけないね」(@養老)となると、銀座・赤坂辺りも引っ越すんだろーか?と素朴な疑問が(笑)

 原発の今後について、世界的にも利権をむさぼっていらっさる方はたくさんいらっさるらしーので今回の事故については「ドジを踏んだのであって、ちゃんとしていれば防げた」(@養老)を総意に持ってくと、でもそーすっと「では、どうしてああいうことになったのか」(@養老)という責任追及にいくとそれは日本的には都合が悪い。「そこで、どう言い抜けるつもりなのか。官僚は知恵者が多いから、どうにかして取り繕う理屈を考えていると思う。彼らがど言うかが興味深いところです」(@養老)責任は誰に?ってか…

 「あれが、防ぐことのできない、やむを得ない事故だったという話にすると「そんな危険な原発はすべてやめましょう」という話のほうが当然強くなるからね」(@池田)責任は取りたくない、でも利権は欲しい、ついでに世界のパワーバランスもあるし…原発で行こうってか(笑)「「想定内」と「想定外」の使い分けのバランスをどうとるか」(@池田)ちなみに「原発事故の歴史って、隠蔽とごまかし積み重ねになっているんですよね」(@池田)だそーで、詳細は本書をドゾ、ドゾ、ドゾ。

 それにしても「これまでのやり方だと、国際社会に向けてする説明と、日本の国内で言われている話がまったく違うなんて状態になることも十分に考えられる」(@養老)とな…ただし、ネットがこれほど普及している今、それこそどこまで隠蔽できるのか?頼りになるマス・メディアがあるから大丈夫ってか(笑)まぁ政治家的には「これだけ大災害が起こった後でも自分の次の選挙への影響がどうなるかというようなことしか考えていない政治家が多いんだ」(@池田)それでも、当選できると思いますか(笑)

 それにしてもその二として「計画停電などというのも、原発がなくなったら大変だ、という脅しの一種かもしれない」(@池田)とは…そーじゃないとしてもその可能性を抱かせる電力会社って…もー国民の怒りと疑いがそこまていっている事に一番気付いていないというか、危機感ないのも電力会社とそのお取り巻きなんだろなぁ?そしてそれらの人達が言う危機管理って…東電全員が丸刈りにして空き時間ずっと御読経あげていたとしても、反省たらんと思っているよ、全国民は(ただし、永田町、霞が関、新橋住人除く/笑)

 本書的には未来志向として「今、政府がやるべきことは、すべての原発を将来的には廃炉にするという決定をして、具体的な工程表を作ることだ。しかし、そのためには代替エネルギーをどうするか考える必要がある」(@池田)じゃなかろーか?詳細はこれまた本書をドゾ。日本的地の利を得るなら、地熱、藻類、メタンハイドレートですかねぇ…

 最後に本書は豆知識満載でそこだけ読んでも笑えるんだけど、例えば虫はローカリティが強いのがまともな虫とか…ええ、タガが外れたのがコスモポリタンで虫的には外来種という事になる訳です。「ガン細胞みたいなものですね」(@養老)とな…

 で、日本再構築を考える場合、日本を考えようですかねぇ…「もういいがけん「外国ではこうなっています」というのを基本にして考えるのはやめてほしいと思います」(@養老)に尽きるかなぁ(笑)いえ、究極の究極は池田先生の一言「日本みたいな国は実はあまりないからね」、いやはやまったくごもっとも…取りあえず、良心のある方には本書をお薦めします、至言過ぎて、ちょっとアレですけど(笑)

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