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2013年3月12日 (火)

春眠暁を覚えず?

バーン=ジョーンズ 眠り姫  利倉隆  二玄社

 画集的な本なのか、著者のエッセイなのか、うーん、取りあえず本書はイメージの森のなかへというシリーズの一冊という事になるよーです。同じシリーズにフェルメールの秘密とか、ルソーの夢とか、レオナルドの謎etc.とあるので、何となく分かってもらえるでしょーか?

 で、パーン=ジョーンズと言えば、いばら姫(眠り姫)の連作が有名でして、本書はそれを中心にしたバーン=ジョーンズの作品紹介かなぁ?絵の画風がそれだし、エッセイも短めなので何となくとてつもなく奇麗な絵本といった雰囲気がしないでもないんですが…

 まぁ、春だし、眠いよねもあるんですけど、お姫様というと夢見るよーなという形容がつきものの気がして?寝言は寝て言えてとなるならば、夢見るなら眠ってないとね、な世界かもと(笑)

 ある種、男のロマンな気がしないでもないけど、まぁ寝姿で絵になるのは若い女の子位だもんなぁ(笑)いえ、赤ちゃんが寝ているもあるかもですけど…男のロマン的には(笑)まっそこが一番ポイントって事でしょーか(笑)

 アリス的に眠り姫、というか、お姫様…敢えて上げるとしたら黒鳥亭のマキちゃんか?画家的なとこで天農画伯とも重なるのだろーか?何にしてもアマノンの作風が気になる今日この頃ってか(笑)

 さて、バーン=ジョーンズのいばら姫、全体的に室内を描いたものが多しみたいで、中庭の場面も「空はまったく描かれていないのです」とな…人を中心にしたというか、寝ている人達を何人も描いているので、どこも室内的な感じだよなぁ?著者によると「それは森のなかに隠された、閉ざされた場所の神秘的な雰囲気を濃くただよわせています」になるんだろーけど?

 何というか、画家は女性を、それも女の子を描きたいという感じが他の作品にも通じている気がしないでもないんですけど?気のせいか?例えば、レバノンの花嫁。画題は旧約聖書かららしーのでずか、ここにいる三人の女性も何となく似ているよな…モデル的な問題というよりは画家の好みの気がするが、これも気のせいか?著者によると「イタリア・ルネサンスの名匠、ボッティチェリのその優美な女性像につながるものです」となるとな…言われてみれば、たいてい一枚の絵に何人もいる感じは春みたいなノリか?

 まぁ、何にせよ、バーン=ジョーンズの作風はこー血なまぐささがないよなぁと(笑)ペルセウス伝説の呪われた頭部のシーンも生首持っているのに違和感ないし…何とゆーか、どの作品も現実的というより、幻想的なイメージがメインにあるよーな?

 男のロマン的にはコフェチュア王と乞食の少女ですかねぇ…「これは古いイギリスの歌謡にも伝えられた物語で、長いあいだ理想の美を探しあぐねた王が、宮殿の窓から、門のあたりに群がった貧者たちのなかに絶世の美女を見つけ、彼女を王妃に迎えるというもの」で女の子的にはシンデレラストーリーでしょか(笑)「貧しい身なりの素足の乙女の前で、王は冠をとり、身分を超えた愛を捧げます」って…絶世の美女と乙女のとこで、もーね(笑)

 で、これが「彼は「探し求める者」です」という事になるそーな、己の美意識というか、女性観と心中してろよな世界ですけど、これが殿方的理想なんですかねぇ…自分好みの美女をゲットする、実にめでたいってか(笑)て言うか、自分の城の前に貧者と言えば聞こえは言いが、乞食が群がっている状態って、国の行政能力として、どよ?王としては、そこのとこの方が遥かに問題ではなかろーか?

 とまぁ絵画を目の前にして叫んでみても何なので(笑)とは言え、バーン=ジョーンズのスケッチに取り乱した画家という五枚の連作というか、カットがありまして、何というか、実にユーモラスな作風で、個人的にはこちらの絵の方が好みかな(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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