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2013年3月14日 (木)

欲しいものが、欲しいわ?

女は何を欲望するか?  内田樹  径書房

 タイトルで軽いエッセイなのかなぁなんてうかつにも手に取ってみたならば、バリバリ硬派のフェミニズム論のお話でした…前半はフェミニズム言語論といって、世の論壇の論理とその解釈となり、後半はフェミニズム映画論といって、ハリウッド映画から(ここではエイリアンシリーズ)のこれまた解釈かなぁ…前半は疑問と言う名の反論、後半は映画鑑賞と言う名の読み解きっスかねぇ?

 何はともあれ殿方にしてはつき合いがいい人とゆー事になるのだろーか?たいていの男性はフェミニズムというのは無い事になっているんじゃなかろーか?まさに、あっしには関わりのねぇー事でござんすの世界(笑)奇麗に目を背けている感じともいおーか(笑)ある種心にはいつも保科正之をの世界ともいおーか(笑)

 さて、20世紀後期に猛威を振るったフェニミズム運動というか、陣営も21世紀に入って「フェミニズムの退潮」に突入した模様…まぁ物事には流行り廃り、浮き沈みがあるのが普通ですから、これまたその内にフェミニズムの帰還とか、フェミニズム(改)とかあるかもしれないし(笑)帰ってきたフェミニズムとかね?それともフェニミズムは二度死ぬとか(笑)

 でまぁそんな沈みゆく船のフェミニズムに対しては著者は「私はどちらかというと、落ち目の人間に対してはつきあいのよい方である。「まあ、とにかく持ち出せるだけの<善いもの>は持ち出して、あとでまた使いましょう」というのが本書のフェミニズムに対する基本的な姿勢である」そで、単なる貧乏性なんて思っちゃダメだぁ(笑)

 アリス的にフェミニズム…アリスはともかく、大龍もともかく(笑)女性嫌いの准教授がいるからなぁ(笑)ついでに天下無敵の朝井さんもいるし(笑)こーフェミニズムに被りそーなのは、男性性代表のよーな野上さんと、これまたキャリア女性代表のこまちさんですかねぇ?こまちさんなんて葛藤がたくさんありそーな気がする…

 さて、本書ですが、まぁ騙されたと思って読んでみたら?かなぁ?ただ、こちらの本はフェミニズム賛成者も反対者も、何じゃ?こりゃあぁぁぁぁぁ?な気がするけど(笑)著者的スタンスはどっちにも組していないよーなに見えまするが?どだろ?フェミニズムの哀しいとこは、政治的になってしまったとこじゃなかろーか?とふと思う…政治的になってしまった事で、賛成と反対の色分けしかなくて、結局、どっちの旗色につくんじゃーっ?はっきりしろぉーという二択の世界になってしまったとことかね…曖昧は許されませんでぇーと…

 まぁ戦いだぁーと言う人の気持もよく分かる…戦いとなれば、一番足を引っ張るのは敵ではなくて、頼りにならない味方だからねぇ…敵か?味方か?白か?黒か?ははっきりせんといかんけんっの世界だと言う事も(笑)

 で、これまた先陣を切っている方々は出来る女(能力のある女性)達なので、根底にあるのは、女はそれを我慢できないだろーし、これまたマッチョ思考の殿方からしたら、男はそれを我慢できないで、両者がっぷりよつならまだしも…男性的には近寄ってはいけないとこになっているんじゃなかろーか?かな?まっそこに果敢に(?)立ち向かって落穂拾いしている著者は、男性社会からすると変人というか、勇気ある行動だともいえるのか?

 ただ、それでもやはり殿方のフェミニズム考は、チャブニチュード1かせいぜい2、本書の著者にしても3といったニュアンスだよなぁと窺えるよな…先頭切っている女性陣の怒りはチャブニチュード9.0を超えているんですよ(笑)(ちなみにチャブニチュードとは、オレはちゃぶ台引っ繰り返す度…日本人なら分かる表現だと思うんだけど?どだろ?)この温度差がいかんともしがたいとこかなぁと…

 本書に出て来るボーヴォワールやイリガライやフェルマンやフェッタリー、それにエイリアン1-4までの考察についての詳細は本書をドゾ。メタファーとか実に文系的明確さだよなぁと個人的には思いました…うん、何となくこの手の表現を読むと、ファインマンさんの御冗談でしょうな気持がよく分かる気にさせられたり(笑)

 さて、本書は結局、いろいろいろいろいいろいろ話しが出てきますが、あとがきを読むと言いたい事は「社会的リソースの公平な分配」を望む女性陣と、それを阻む男性陣との争いのよーで、ここで言う社会的リソースとは、権力、地位、名誉、金銭、情報…などらしい…著者的には「一生かけて追求するほどの価値があるとは思っていない。そういうのは「あれば愉しい」かも知れないが、「なくても、どうということはない」ものである」とな…

 という事はそれにしがみつき、手放なさない男性陣とは何ぞや?となるのは置いといて、このまま女性がそれを手にしよーと戦い続ければ能力差別化、差異化、よーは年収による勝ち組と負け組とゆー修羅の世界に突入しちゃうよ、という警告らしー…

 まぁやりたい人はやりなさいの世界か?何かどこまでも決着のつかない100年戦争の趣きがあるが(笑)だから、「それとは「別の」たいせつなものが世の中にはたくさんある。それこそ無数にある。そして、社会システムがバランスよく、気分よく運転するためには、できるだけみんなの欲望の対象がばらけている方がほんとうはよいのだ」という事は、女性陣にさっさと見切りをつけて諦めろと言っているのと同じと言うことか?「なくても、どうということはない」ものを絶対に手放さない男性陣だから、女性陣は奪還なんか試みないでいては?とゆー…それこそ「別なたいせつなもの」をドゾと…

 本書を拝読して最初から最後まで何かもややややぁーんとした気持ちにさせられていたのですが、まぁそれは己の読解力が無いからとゆー事だろー…だけど、最後のこれは、教師として(元教授?)公言していい事なんだろか?とつい喉に骨が引っかかった気分になってしまったと…

 何かと言えば、男性として手放さないけど、女性は手放しなさいと言う…自分に当てはまらないルールを他人に当てはめる人の事を普通、偽善者というのではなかろーか?著者が男性止めたとか言う訳でもなさそうだし、いえ自分は個人的には手放してますよという一人他山な話しだと言いたいのかもしれないけど、説得力として、倫理観としてどーよ、と思うのは穿ち過ぎか?

 うーん、ホワイトデーなので女の子の「欲しいもの」は何?な、軽い予定がどっぷりと人類の欲望史に突入ですか?「他人が独占しているものを私も欲しい」というのは、原始的欲望だという著者の言い分はこれまたよく分かる…それを、どけんとせんといかん、のもこれまたよく分かる…しかしそれを、繕う係を女性に押し付けるのはいかがなものか?いえ、本書的には、そーゆー欲望から女性は自由になるのだ、なんだろーけど(笑)

 てな訳で本日の教訓、じゃぱにーず建て前と本音、大切です(BGMは「HEY NOW」C.Lauperで/大笑)

 目次参照  目次 文系

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