« 星は何でも知っている(笑) | トップページ | カレーを食っていきんしゃい(笑) »

2013年4月13日 (土)

持つ欲望と盗む欲望?

「盗まれた世界の名画」美術館  サイモン・フープト  創元社

 いや、もーね、タイトルそのままの本のよな(笑)ちなみにサブタイトルは美術と犯罪-美術裏面史という事になるんだろーか?コピーはそれこそいっぱいあって、美術品盗難による被害額は地下経済において、麻薬・武器輸出に次いで第3位である。今も多くの名品が世界中から消えている。美術界の知られざる世界を描く驚愕のレポート。と表紙にあるのならば、裏表紙に至ると、美術作品はピカソだけで500点も盗まれている。消えた美術品をすべて集めると、世界に稀なる第一級の美術館ができるだろう。人はなぜ美術品を盗むのか?金のためかそれとも美のためか?美術品窃盗の数々の手口と歴史、それを操る闇の世界の悪党たちと彼らを追う人々を取材し、美と金と文化の問題に切り込む異色の報告書。となるよーです。もー、これだけで中身分かるよな(笑)

 しかし、全然知らなかったのですが、盗難美術品登録協会なんてものがあったんですねぇ…取りあえず、美術品は世界中を駆け巡るというのが相場のよーなのに、伊以外は美術品犯罪の機関がまずないよーで、政治家的にも新たに何とかする気もなく、インターポールには司法権がないそな…そーだったのか、銭形のとっつぁん(笑)

 てな訳で、関わる人達それぞれの思惑がこれまた錯綜している感じかなぁ?個人の持ち主は勿論、美術館も、美術商も、保険会社も、警察も、そして窃盗犯とその背後の皆様も、それぞれに言い分はあると…これに政治家とその国民の皆様もいらっさる訳で…世の中多様性だよね(笑)

 アリス的に美術というとダリ繭か?後、アリスの好きなムンクですか?ダリについてはライカーズ島(NY)の監獄に飾られていたとな…「1965年ニューヨークを訪れたダリは、収監者とともにひとときを過ごすために島へ渡る予定だったが、病気のために不可能となり、代わりに慰めの贈り物としてこの作品を送った」とな…ここまではある種美談だけど、金になるなら盗まれるのが世のならいってか(笑)「約27万5000ドルと評価されたダリの作品は破棄されたと考えられている」とな…刑は軽く、美術品は盗難だけでなくて、二度と帰らないとなってしまうパターンも多しという事ですか?そーですか…

 ムンクの方は、もー何回盗まれているんだ?の世界かなぁ?ノルウェーの美術館はセキュリティー的にどよに気付いたとみえて、500万ドルかけて警備システムを強化した模様…「要塞ムンク」という二つ名まで頂戴しているとか…防弾ガラス越しって見学者にも美術関係者にも人気ないけど、防犯となるとこれっきゃないのか?うーん?

 小悪党的には美術品窃盗って今一割に合う商売の気がしないんだが、どだろ?売りさばきたくても、大手というか、公式というか、表だってはまず販売できない。美術商的にも、オークション的にもね、ただ裏取引で購入するセレブの方はいらっさる訳で、発展途上国の考古学的遺産達、土の中に埋まっている系なんかは「掘り出したものに大金を払う人がいるから、農民は地中からものを掘り出すわけで」となると…物事何事も需要があってこそなんですよねぇ(笑)

 美術盗難品についても各国で対応が違っていて、「アメリカとカナダでは、盗まれた作品の所有権がきれいになることはないだろう」と、永遠に盗難品は盗難品らしーのでずか、「英国では、盗まれた絵を買ってから6年たてばすべて買った人のものになる」そな…「スイスでは、盗まれた美術品の所有者はその作品を取得し法廷で権利を主張するために5年かかる。5年たてば、たとえ新しい所有者が泥棒であっても、所有者はそれを手に入れた人のものとなる」とな…「フランスでは、窃盗で汚れた所有権をきれいにするのに3年しかかからない。日本では2年にすぎない。イタリアでは、善意の購入は自動的に所有権を獲得する」となとなとな…となれば「盗まれた美術品は売却するためににたいていイタリアへ送られ、それから元の国に送り返されるのである」そな…ええ、法律は破っていませんよ、これぞ正しき行いってか(笑)

 まぁ、個人の話しはともかく、これが国絡みになるとえげつなさは更にグレードアップして、美術品返還に対しての大英帝国の対応に、「2002年後半、パリのルーヴル美術館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、グッケンハイム美術館、近代美術館、ホイットニー美術館、オランダのアムステルダム国立美術館、ベルリン国立美術館、マドリードのプラド美術館からなる主要な文化機関の団体が、数世紀前に略奪された文化遺産の大規模な本国送還に反対する宣言を発表して大英博物館を助けた」ってか(笑)海賊国家友の会ご一同様でしょか?

 国的それの代表ではないけど、まぁナチスの美術品集めについてはかなりのページをさいていらっさるので詳細は本書をドゾ。戦争のどさくさに紛れて盗んだのは米兵もロシアも同じ穴の貉らしく、その件も本書をドゾ。まっその後の対応が素晴らしス的なとこで「1945年、ある男がベルリン郊外のポツダムのサンスーシ宮殿からルーベンスの傑作「タルクイニスとルクレティア」を持ち出した。現在では約9200万ドルと評価されているこの作品は、最近ロシアの実業家ウラジミール・ログヴィネンコが所有していることが明らかになった」このストリップクラブを経営している土地開発業者は「サンスーシ宮殿にこの作品を売ることを申し出た。しかしドイツがそれは犯罪的所有として告発するに値するだろうと返答したので、彼は申し出を引き下げてしまった」とな…いやもー、誰のための正義ってか(笑)

 てな訳で今日もどこかで美術品返還の訴訟がの世界ですけど、その他にもわざと自分の美術品を盗ませての保険金詐欺とか、美術品盗難専門の探偵とか、関わる人達はそれこそいぱーいエピもいぱーいなので、これまた詳細は本書をドゾ。

 で、関係者各位の中で美術館関係者の対応も、また…盗まれたちゃったその後でもあるけど、盗品を購入もね?か(笑)一応請戻し金は払わないというのが表向きの話しだとか…例としては「絵を取り戻す計画の責任者であったテート・ギャラリーの上級管理者は、美術館は悪いことは何もしていないと強く主張した。「それは絶対に請戻し金ではありません」と数年後にサンデー・ネアーンは言った。「請戻し金は誰かが何かを脅迫する時に支払われるものです。ささいなことにこだわっているように聞こえるかもしれませんが、私たちは絵画を回収する情報料としてお金を支払ったのです」」だそな…言葉って、オステキぃー(笑)

 何とゆーか、美術品を巡る狂想曲とでも言ったらいいのか?ノンストップでそれってありですかぁー?な世界が満載…美術館にあるそれもいつなくなるか?は神のみぞ知るかもの世界か?一つは盗難、も一つは返還、関わる人達は皆一様にそれらは全て私のモノと主張するってか(笑)

 本書の圧巻は、行方不明の美術品展示室と命名されたおまけの章でしょか?主要絵画の多さにあっけにとられるんですけど、何よりおろろいたのは、横たわる像(ヘンリー・ムーア)でしょか?いや、こんな大きなブロンズ像、盗む方も盗む方だよなぁ…トラックとクレーンで白昼堂々盗まれるって…さすが大英帝国サマなのか(笑)

 アリス的には、叫びとマドンナでしょか?ええ、ムンクの…後アリスが好きそーという事で、月の狂気(アンドュー・ワイエス)辺りかなぁ?一応、今だに行方不明ってか…

 目次参照  目次 文化・芸術

|

« 星は何でも知っている(笑) | トップページ | カレーを食っていきんしゃい(笑) »

文化・芸術」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 持つ欲望と盗む欲望?:

« 星は何でも知っている(笑) | トップページ | カレーを食っていきんしゃい(笑) »