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2013年4月26日 (金)

修羅場を処理するのは、修羅場をくぐったことのある人間である(笑)

ミステリー中毒  養老孟司  双葉社

 所謂一つの読書日記なんでしょか?ねぇ(笑)ミステリーだけでなく、時にホラーとか他のジャンルの本も紹介されていますが、その他に著者のその時々のネタが出ているとこかなぁ?時事もあれば、昆虫採集もあれば、他国事情もあると(笑)

 で、ミステリーはミステリーでも本書に出てくるのは殆どが海外物なんですね…また、小説と事件と作家の接近度というか、切迫度も違うのではなかろーか?と。例えば「推理小説を書く作家の背後に、いちいち実際の殺人事件を考えるのは、日本の場合には明らかに非常識である」のとことか…

 事実、米の作家は弁護士やFBIといった現場の人達が書いたものが多いみたいで…穿ってみるとノンフィクで書けないから、フィクションで発表するみたいなとこもあるんじゃなかろーか?とか?米人、法定もの好きだものなぁ(笑)

 そんなミステリー読書の旅ですけど、著者によると「アメリカの推理小説の類を四十年読み続けて、なにかいいことがあったかと言えば、ないと言うしかないであろう」って…それは正直すぎる感想のよな(笑)正直すぎる感想その二では、これだけたくさん米の推理小説その他を読み続けているにも関わらず、「しばしば社会を考える。アメリカは本で読むだけで、住んだ経験はない。親しい友人もいない。アメリカが結局は嫌いなのであろう」って、センセー…それでも関わらなきゃならないのは米は無視するには大きすぎるという事か…はぁ…

 アリス的にミステリー、は日常ですよね(笑)アリスも海外物は原書で読んでいるんだろーか?准教授なんて物凄いスピードで読んでそーだけど、どかなぁ?階段教室のアレはどの位のスピードだったのか?気になる(笑)本日はアリスの誕生日(仮)という事になっていて、まぁアリスならミステリーだろなと本書になったと…もしかしたら日本で一番ミステリ中毒なのはアリスかもしれないし(笑)何はともあれ、アリスも永遠の34歳おめでとー!

 さて、ミステリを読んで社会を知るというとこでは米の個人主義と正義感についてでしよかねぇ?「第一に正義感のようなものがある。それを個人が持っている。日本のように、世間の人はどう考えているかという考察が先にあって、それに合わせて自分の倫理観を決定したりはしない」というのは、納得ですかねぇ…米の正義、ヒーロー主義はいつでもどこでものノリだし(笑)更に「アメリカ人はなんだか倫理観にうるさい」とな…正義を信じてるんだとか…

 更に法廷物では、検察対弁護士の戦いは弁護士に軍配が上がる可能性の方が高いよーに見受けられるらしー…「検察側が駄目だったということで、それは収入を考えればわかる。どう考えたって、同じ能力なら弁護士のほうが楽にお金になる。それなら出来のいいのは弁護士になるから、検察側が負ける。同じ理由で警察もダメらしい」って…市場主義万歳ってか(笑)正義は信じているけれど、お金が一番ものを言うって事ですか(笑)

 また、警察の駄目さというのは「警官の上役と言えば政治家とくっついていて、まず捜査の妨害にしかならない。かならず現場の捜査官ばかりが苦労することになっている」いや、ホントに事件は現場で起こっているんだぁーってか(笑)

 アリス的なとこでは法についてですかねぇ?「法律の大きな特徴は、それが「ことばで書かれる」ことである」とか(笑)それが意識されていないと。「ことばとは脳のはたらきの一部に過ぎない。そのことばが世界を把握しようとする」とな…「そこにはどうしても無理があるはずである」さて、自覚している人はどれ程いるか(笑)ちなみに「法は「正義」に言及する」んですよ、奥さん(誰?)

 後は本格物の話しとか。「若いときには、いわゆる「本格もの」の推理小説をよく読んだ。しかし専門の仕事をするようになると、しだいに読まなくなる。なぜなら、謎解きそのものなら、自然科学の領域にはたくさん具体例があるからである」とな…そーゆーものなのかなぁ?まぁ准教授なんかは完全にノンフィクの人だけど(笑)

 現実には「他人からの正解など、いきなり聞いても役に立たない。役に立つのは、自分で考えて、さんざん間違いながら、自分の仮説を訂正していくことである」というのは正論だろーなぁ…でもたいていの人は「だから、どーしたらいいんですか?」って平気で訊くけど(笑)ついでに「自分で考えることを、なんとなく禁じるという風習は、日本の世間に作りつけになっているような気がする。そういうことを考えてはいけない。主題によっては、間違いなくそう決められている」自主規制の国だもの(笑)

 さて、書き手としての送り手がいれば、受け手としての読み手がいる訳で、読解力が問われる訳ですよ、おぞーさん(誰?)物事なべて「わらかなかったらどうする、誤解されたらどうする。やさしく説明せよといわれても、相手の理解力に限度があったらどうするのか。問題はそこなのである」更に、一期一会的なただ一度切りな事はどーするもあるよね?かな?よーするに前例のない事に対応する能力があるのか?否か?

 そーいえば、アリスは結構旅好きだよなぁと思っていたのですが、理由はこれか?で「旅は原稿の執筆がない。電話がない。来客がない。その意味では天国である」じゃなーい(笑)

 また、人間観察的でいくなら「そもそも組織人は、やむを得ず嘘をつくことが多い」「個人的には嘘つきでないはずの人たちが、問題が組織に関わると、たちまち嘘をつく」そこに真はないとな(笑)まぁそれは一昨年の春にうんざりする程付き合わされたから、今更かもしれないけれど…とゆー事はあーゆー人は「心から」「誠意を持って」嘘ついているんだろーか(笑)「絶対に安全です」とか?「絶対を主張するのは、考えようによっては、自分の我を通しているのである。主張しているのは、取りあえず自分だからである」ちなみに仏教用語ではそれを欲というそーな…成程ぉ(笑)

 後、アリス的なとこではバタフライ効果が出ているとこでしょーか?本当はこわいカオス理論とか(笑)マレーの熱帯樹林のとことか、後は「推理小説が語っているのは、つねにその社会の現実であろう。それが著者の想像のなかだとしても、そうした想像が現実の社会に触発されていることは否定できまい」とあって、ミステリーの文学としての主題とは何か?ですかねぇー?

 最後に英米推理小説の日本なとこで、エデンの炎と殺人摩天楼に日本人が登場しているそーで「ろくな役割は与えられていない。これが現代日本人の、アメリカにおけるイメージなのであろう」とな…ピアノ・ソナタとチャイナタウンで「欧米の推理小説に中国人探偵はときどきあるが、日本人探偵はない。日本人は探偵に向かない」とな…スキナーのルールにも日本人が登場するそーで「それがいかにも外国人に「そう思われている」日本人なので、読みながら苦笑してしまった」とか…ただ、大洞窟では日本人の科学者が一種の主人公になっているそな…「米国の作品では日本人が悪玉にされていることが多いから、たまにはこういうものを読むと素直に気持ちがいい」とあったりして、ちなみに本書の作者はカナダ人だとか…何か納得するのは何故だろぉ(笑)

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