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2013年4月17日 (水)

口と老と旨と?

ことばにみる江戸のたばこ  たばこと塩の博物館・編  山愛書院

 実を言うと読前は、博物館が編集した本となればおかたいに違いないと邪推していたんですが、むしろ、これは物凄くくだけているのではなかろーか?一つの項目に対して見開き二べージの解説というよりエッセイが連続して続いている感じかなぁ?江戸と煙草というカテゴリーも、戦国時代のどこかで入ってきた煙草が、いつの間にか栽培され、江戸時代では喫煙していない人の方が珍しいまでに浸透した訳ですから、煙草恐ろしス(笑)

 でまぁ完全輸入品から、外来種じゃねとなり、煙草耕作するなら米とか作らんかいとなり、江戸初期は毎年禁止のお触れを出したにも関わらず、庶民にまで普及してしまうとな…その後江戸時代はある種煙草文化が花開くという事になるみたいです。そんな江戸の煙草事情を本書はひもといている感じでしょか?

 ただ、物が嗜好品なのでいつどこでだれがみたいな資料が殆ど残っていないとこが悩ましいとこでしょかねぇ?種類的に残っているのの最古は、ヘススが家康に献上したという煙草が原料の軟膏、煙草の種子なんかがブルギーリョスの報告書に掲載されているとか…これが1601年の事ですから関ヶ原の翌年には確実にあったとな(笑)

 アリス的に煙草…これはもー准教授の出番でしょー(笑)ただ、江戸時代の煙草文化となるとどーかは知らんが(笑)京都的というならば、京都の医師の家である坂氏による「坂日記」とか、八条宮智仁親王の「煙草説」とか、鹿苑寺住持鳳林承章の「隔冥記」なんかが当時の京都による煙草生活を教えてくれるらしーです(笑)

 これらによると京都でも結構流行っていたらしーのですが、一部と言っていいのか?「京都の町中に無頼の徒が多くなり、彼らがたばこの喫煙を通じて盟友の証を立てたこと、大きなきせるを腰に差したり、伴の者に担わすなどのことが行われたと記されている」(@坂日記)てな事になって所謂不良化の象徴的なものになっていたりして…しかもキセルが武器になっている訳ですよ、奥さん(誰?)これが17世紀の頭頃の話しで、次代が下って17世紀半ば頃になると、煙草関係が寺社が公家関係の贈答品にまでなっている模様…

 てな訳で風紀的というか、治安的にも煙草禁止令が出ていたよーです。何せ当時のきせるは喧嘩きせるなんてのもあった訳だし…鉄ハイプならぬ鉄きせるなんでしょかねぇ?

 面白いのは煙草の履歴が今一はっきりしないのは当時からそーだったと見えて、煙草の由来について、南蛮国女人淡婆姑説、海外鬼国説、返魂煙説とかあるんですが、どゆ話かという事は本書をドゾなんですが、もう一つトバコ島原産地説というのがあったそな…19世紀にはトリニダード・トバコがもー日本でも認知されていたんですねぇ…トバコからタバコになったんじゃーとか?ちなみに煙草の本当の原産地は南米アンデス地方だそーです(笑)

 それにしても煙草って、耕作地が違うと味が違うそーで、下手すると隣の畑でも違ってくるとな?それどこのワインじゃないけど、だから、江戸でもどこ産の煙草かという銘柄が席巻していく事になると…で、値段も変わるし、これまたブレンドの妙も出てくるし、で老若男女走っていたという事ですね(笑)江戸だけでも人口100万人を越えていた訳で、その97-8%が喫煙者というのだから、これは一大喫煙都市って事ですか?

 ちなみに日本の煙草の特色は、刻み煙草をきせるでふかしていた訳ですけど、この刻みが0.1mというのだから、もの凄く細刻みという事になるらしー…で、この傾向は「世界広しといえ日本以外では見ることができない」そな…髪の毛より細く切るって…うーん、技術か?包丁か?後にこれ機械化できんかなぁでぜんまいという名の器具を発明してしまったとな…で、更に明治になってウィーンで開催された万博に出展したんだと(笑)

 煙草入れとか、きせるとか、火打ちいらずとかの小道具の発展の詳細は本書をドゾ。最近流行りの根つけとかもね(笑)個人的には、とんこつが気になった(笑)とんこつって言うと今じゃラーメンを一番に思い浮かべるけど、当時はとんこつたばこ入れの略でとんこつと呼ばれていたとな…でそれは何というと固い素材で作られた煙草入れなんですよ…素材的には木、金属、角、牙、貝、陶磁器などだそーで、当時的には煙草入れってソフトな素材が主だったそーで…

 元は外で労働する人が天候によって煙草の葉が駄目にならないよーに固い素材を使用したというとこから始まったらしーんですけど、だから初期は実用一点張りの無骨なものが多いそー…それが日本人の好きな数寄に走って、色々と変わったものが出てきた模様…何とゆーか、このアレンジ精神は昔から果てないよなぁ?文化なのか?芸術なのか?

 他にも面白エピ満載ですので、詳細は本書をドゾ。いや何とゆーか当時の人の日常の楽しみのおおらかさが素晴らしスでしょか?

 目次参照  目次 らくだ

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