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2013年5月30日 (木)

グッド・センス、あるいはホモ・サピエンス・サピエンス(笑)

男たちへ  塩野七生  文芸春秋

 サブタイトルは、フツウの男をフツウでない男にするための54章なんですが、作家の日常エッセイ集ですかねぇ?お題はタイトル通り殿方がメインになってる章多しだけど、引いてみれば女性陣が違いが分からないとね、となるよーな気もしないでもないが(笑)

 で、まぁよーするにどゆ事というと、男を磨けっこれに尽きるよーな気がする(笑)で、いい男とは何か?どーするのか?みたいな話しが続いている感じかなぁ?例えば著者による頭に良い男とは「なにごとも自らの頭で考え、それにもとづいて判断をくだし、ために偏見にとらわれず、なにかの主義主張にこり固まった人々に比べて柔軟性に富み、それでいて鋭く深い洞察力を持つ男」って…そんなスーパーマンな殿方いるんでしょーか?少なくとも千代田区南端には見かけないよーな(笑)

 身だしなみだっていい方がそりゃいーが、「われわれ女は、身だしなみ以外に真剣勝負するものを持っている男を欲しているからである」とな…まぁ確かに賭けるものを持つ人というのは男の基準の一つになりそーだが(笑)果たして一線級のそれを持つ人がどれだけいるのか?

 見かけ的なとこでは、ティーニ・パゲッティーニによると「第一に、ちょっぴり古いイギリス。第二に、アメリカの色。最後は、一と二のすべてをイタリアの洗練された感覚で、フィルターしたもの」だそな…型はクラシックで、色はビビットで、イタリアンなら宜しという事なんだろか?それにしても男の人も明るい色なんですね…さすがイタリアか(笑)

 アリス的に男について…うーん、准教授にしたらどちらというとショーペンハウエルじゃね、なパターンになりそーだし(笑)アリスの男性像は物凄い理想美になりそーだよなぁ(笑)究極やで、な世界満載とか(笑)見かけやら、これからの成長にかけるというなら森下すわんかなぁ?何せアルマーニのスーツだし(笑)

 男と女というとアヌーク・エーメな世界を思い描いてしまいがちですけど、関係性については外交問題の言葉が似合うってか(笑)曰く、障壁多しとか、貿易摩擦とか、周辺に配慮しとか(笑)本書的にチョイスされているのがマキアヴェッリの言葉なんですが「現実主義者が誤りを犯すのは、相手も現実を直視すれば自分と同じように考えるだろうから、馬鹿なまねはしないにちがいない、と判断した時である」ですかねぇ(笑)とかく相手には自分の都合も論理も通用しないのが日常ですが、何か?の世界か(笑)

 更に「日本という国は、知的な面で有名な女を、コワイなんて子供じみた表現で敬遠することしか知らない、自信のない男の多い国である。この国では、女を良く評する表現は二つしかない。気さくなオバサンタイプに、女らしいキメの細かさと。いずれも、色気のない存在に祭りあげてしまう役割しかもたない」というのは名言ですかねぇ(笑)朝井さんなら何て言うか?実に興味深いですが(笑)知性についても、殿方は皆集団幻想にいるみたいだしなぁ(笑)

 男性的思考では、仕事幻想も大きいと思われですかねぇ…「たいしたことやっているわけでもないのにやたらと忙しがる男」っていうのは、いつの世にもあるあるの世界なのか?いや多分社会の役には立っているはず、少なくとも自分の役には立っているんですよ、奥さん(誰?)

 幻想パターン的には、男のロマンなるものもあって、男が欲するものが出世・カネ・女だそーで…この三つからそれたものを希求する事が男のロマンとなるらしー…まっアリスのミステリーに対する情熱も男のロマンか(笑)

 凄いなぁと感心したのは、あのアレキサンダー大王もカエサルもマザコンだったとこですかねぇ…母親っ子だったというべきか?幼少のみぎりから、母親による周到な教育プログラムに沿って育てられたエリートだった訳ですね…両母親、夫も娘も振り返らず息子にエネルギーを注いだ訳ですから、元祖教育ママかもしれないけど凄い作品できましたが、何か?の世界か(笑)母親ってパネェ…

 ついでと言っては何ですけど、本書にはセクシーでない男とは、第一の特徴、知的職業についていること、でこれの例が大学教授とかジャーナリストとかなんてあるんですよ、それって准教授もアリスも片桐さんもダメって事(笑)第二の特徴が、肉体的にはまぁいい線はいっていると、第三の特徴が経済力もまぁいい線いっているとな…ここまではむしろ好条件なはずなんだけど、第四の特徴にいたって解説屋でしかないというとこで、第五の特徴にいくと修羅場をくぐっていない弱みとな…うーん、さすがにこれはめったにいない気がするけど、准教授なんかは修羅場だらけな気がというより、修羅場に突っ込んでいくタイプに見えるしなぁ(笑)で、更に第六の特徴が人を殺した経験をもたないということって…よーは自らの手を汚さなかったものはの世界と思われですけど、いやーこれはモロ被りで准教授の出番ですよねぇ…まさに逆張りの男で准教授ってばセクシーな殿方だったのか(笑)

 てな訳で著者的な表現でいくと「インテリ男がセクシーでないのも、毒にも薬にもならない、彼ら特有のものの考え方にも理由があるにちがいない」って…まさにあってもなくてもどーでもいいレベルって事ですか?まぁ准教授なんかはむしろ毒も毒、猛毒の類で混ぜるな危険どころか単独で隔離レベルと思われなんですけど(笑)で結論的なのか「俗にいうインテリ男たちの特徴の最期は、小さな野心しかもっていないということだろう。欲望はもっているのだが、それがなんともけちくさい」とな…まぁ確かに頭のいい男性に限ってスケール感がこじんまりしている人多しなのは何故なんだろーとは思いますが(笑)

 他にもたくさん面白エピがあるので詳細は本書をドゾ。何せお題は54章もあるんですよ、おぞーさん(誰?)個人的にはその中でもオセロの話しのとこが、なるほろなぁと感心させられました…シェイクスピアのオセロですが、この映画化ではオーソン・ウェルズのが一番じゃねとなって、その主演のウェルズとイヤゴーを演じた俳優との対談の話しなんですけど、オセロとは嫉妬と羨望の物語であるなとこですかねぇ…そして、嫉妬と羨望は違うものみたいなノリですかねぇ…

 どちらも感情としては負に属すると思われですけど、羨望の空しさは何とゆーか救いがないかなぁ?著者によると「無能は、羨望をいくらいだいたとて、有能には変わりえないのである」と一刀両断ですけど…

 その他ヴィーナス像は皆やや太めとか、気になるエピあるんですけど、最後に一つだけ上げるとしたら日本人としてはここかなぁと…「ここ数年、日本はますます、外国ならびに外国人と、いかに上手くケンカをするかを求められてきているように思う。なにしろ、売られたケンカが、あまりにも多くなりつつあるのだから。ところが、ケンカを売るほうは、ついこの間までケンカを売っていたのは、おまえたち日本のほうではないか、と思っているのだから始末が悪い。それどころか、今の現在もなお、ケンカを売るのは日本だと、思っているらしいのである」ですかねぇ…日本には外務省というとこがあってな…いや、皆まで言うなの世界か(笑)

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