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2013年5月19日 (日)

公卿の位倒れ?

次男坊たちの江戸時代  松田敬之  吉川弘文館

 サブタイトルが、公家社会の厄介者なんですが、江戸がメインなんでしょーけど、明治に入ってから華族的なとこも出てきたり、おまけ的な要素かもですが女性の厄介も出てきたり、長男長女というか、嫡子と総領娘以外の人の生きる道ですかねぇ?まぁ日本はタワケの国の人だもの、ですか?かくてご長男様の世界が展開していく模様ですが(笑)次男三男と世の中それ以外の人の方がむしろ多いと思われで、では彼らの人生は?どーなっていたのか?が本書のメインテーマでしょーか?

 ちなみに現代では厄介者という言い方をするけど、昔は厄介だったんですね…似たよーな言葉に部屋住みという言葉がありますけど…これはむしろ武家が使う言葉だった模様…まぁ昔は言葉一つでどの身分に属していたかが分かるって事なのだろか?

 公家の身分と言うと、清涼殿に昇殿が許される堂上と、許されない地下の二つに大別されるとな…よく聞く摂関家とか、清華家とか、大臣家とかは堂上の上部の人達の群れなんですね…事は宮廷ですから、それこそ細かく区分があるんでしょーけど、詳細は本書をドゾ…

 で、本書のメインは次男坊以下同文な人達ですから、その家での子供達となる訳ですけど、子供は子供でも色々あってなの世界で、子、実子、養子、密子、猶子と区別があるんですよ、奥さん(誰?)いったい、どゆ事やねーんっというのが本書の筋かと(笑)

 アリス的に公家…まぁアリスの名字が名字ですから(笑)アレですけど、公家と言えば舞台は京という事で、京都な話しなんですよね…時代は江戸でも、京には京のしきたりがあると(笑)

 さて、子とか実子とか、何が何だか分からへーんという事で、まず、子というのが今で言う実子、じゃあ実子って何というと、その実は養子だけど、普通に養子をもらうとなると正式な手続きはとても煩雑、だから他家に預けていた子供を取り戻したんだよーという事で、わざわざ実子と名乗る事なると…養子はその手続き踏んできた子となるとな…で、密子…名前から分かるよーにこれは庶子、所謂ご落胤という事になるそな…扱いについてはケースバイケースという事らしい…更に猶子となると本来は甥や姪の事を指すそーですが、ここでは家督の継承権、相続権なし、名目だけの子という事なるそな…

 人生色々、子供も色々でしよか?公家の家に生まれて、長男(嫡子)ではなかった場合、一生厄介の身の上もあり、他家に養子に行く場合もあり、出家もありとそれこそ千差万別あった模様…その中でもこんな事ありましたという個人的な例が何例か本書には掲載されていますので、詳細は本書をドゾ。

 面白いと言っていいのか、養子となって他家を継ぐはいいけど、やっはり実家に帰される事もあるんですね…たいていは行状なんかが問題になっているよーですが(笑)その間の揉め事はともかく、実家に戻ると元の厄介の身になって、何が問題になるかというと位階取扱について何ですよ…パンピーには今一ピンとこない宮廷の位、あの従五位とかの、源氏物語とかに出てきたよーなアレ…位極めての世界ですから、無位無官は、ねぇ…男として、実家として立つ瀬がないみたいで、出戻りでも位階はそのまま残して下さいというのが多かったらしーんですね…

 元は、相手の養子先の家格でもらえた位階でも…たいていの場合は、返却する事が望ましいと言われるらしーんですけど、素直に返した人は珍しいっぽいよな?ばっくれて、そのまま宮中の席次を確保、見合う礼遇を確保しときたいという事らしー…これが麿的生き方か(笑)

 養子的に方は想像がつくソレなんですけど、猶子的な生き方では有名どこでは豊臣秀吉でしょか?近衛家の猶子になってこその関白太政大臣ですからねぇ…後は春日局、こちらは三条西実条の猶妹となって御所で天皇に会えたという事ですから…猶子って、買える身分って事なんでしょかねぇ?ちなみに「堂上の園家や万里小路家の猶子になるのは、三両一分が相場であったという。前出の滋岡家が高辻家の猶子になるには金600疋、また冷泉家の猶子になるもそれとほとんど同額の金額が必要であったようである」と相場も決まっていたとな(笑)

 ちなみに、全国の僧侶が公家の猶子となっていたよーで、そーゆールートが出来ていた模様…勿論、公家側に謝礼金はらって猶子となり、寺側(僧侶側)は寺格に箔がつくと…何せ世の中身分制の時代ですから、身分の箔は大切にね、の世界だったのか(笑)

 そんな訳でそれこそ色々な人達が出ていらっさるので詳細は本書をドゾ。まぁ悲喜こもごもというか、どの人も一筋縄ではいかんぜよの世界か?時と場合と、家と親及び親族の思惑が絡んでくるし、人と人の事はそれは難しいですよねぇ…

 私的には、本書に対しては着眼点がへーへーへーだったのですが、読後の正直な感想は文系の人が書いた文だなぁでして…いえ、大変平易な文章なんですけど、何せ養子的な子供の移動話しですから、どこぞの聖書じゃないですけど、アブラハムの息子のアブラハムの息子のアブラハムの息子みたいなノリで、いったいこれは誰やねん?と頭が混乱してくるのは己に読解力がないからか…

 公家の名前は漢字長くて難しだし、更に肩書がやたら長いし、箇条書きにしたら三行で済みそーな事が半ページ位費やしているし(笑)で、人の名を追うだけでアップアップで溺れてしまったなんて、なんて…うわーん…

 目次参照  目次 文系

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