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2013年5月12日 (日)

それでも身体は動く(笑)

身体から革命を起こす  甲野善紀 田中聡  新潮社

 何の本かというと、身体とは何ぞや?になるのかなぁ?人は頭のみで生きるに非ずでしょーか?もしくは貴方の知らない世界とか?と、その前に今回程カテゴリー悩んだ事はありませんでした…著者は武術家という事になるらしーのですが、ご本人的には武術を基礎とした身体技法の実践研究者らしーが…で、武術…これってどこに入るのか?武道と武術って違うのか?本書的には、身体全般だしなぁ?あああああぁーと叫んでみたって始まらないし、取りあえず武術、武道、つながりでスポーツにいれさせてもらいました…しかし、これをスポーツと言うのはあまりに嘘臭いと…

 で、戻るのですが、人間よ、身体に還れの世界かなぁ?現代人がいかに頭でっかちになっているかの話しのよーな気がする…で、武術なんて縁もゆかりもない人達が、これまたその道のトップな方々だが、著者の動きを見てそれぞれに閃いたの世界が展開している模様…ただ、それまでのセオリーからかなり逸脱しているので、成功しても異端扱いを免れないとこが何とも…学界や既得権益やら、その手の専門家とかの権威ってスゲェ(笑)

 も一つスゲェと思わされたのは、何せ身体ですから、眼の前でその動きを展開させている訳ですけど、それ見ても分からないはともかく、頑迷に過去にしがみつく人が多いとゆーのも何とも…まぁ今まで自分が積み重ねてきたものがあまり役に立たんかったとなれば、そーなるのも仕方ないのか?後、テストでペケになるからパス的なとこも、資格取る事がメインなら、そりゃ違う方法なんて、そんなの関係ねぇー(死語?)だよね(笑)

 かくして本書のタイトルが浮かび上がる訳、まさに革命だぁー(笑)

 アリス的に身体…まぁアリスは室内芸術家タイプだからアレだけど、准教授なんかはかなり興味があるんではなかろーか?も一つ、スポーツ的といっていいのか、相手の肉体から動きが読めまいって物凄い事らしー…よーするに読みの世界ですね(笑)で、身体の使い方を忘れているから思わぬ怪我とか痛めたりしてしまうらしー…武術と言うと何か恐ろしい感じだけど、本書を読む分にはいかに身体に負担をかけないか?が焦点のよーな気がするが?どなんだろ?

 それを本書的に言うと「できるだけ力まない、筋肉の緊張を用いない動きなのだ。いかにして筋力をより発揮させるかを考える一般のスポーツ科学の発想と正反対なのである」になるとな…で、結局、これの実践応用編というか、日々改善編ですかねぇ…いたってご本人が、こんなのもあるけど、どう?的なスタンスで、これまた俺様が一番正しいんじゃボケェ的な俺を崇めろ、教祖様タイプじゃないので…むしろ日々精進なお人のよー…明日にはもっと良い方法(動き)があるみたいな世界に住んでいらっさるからなぁ…前向きにって言葉はこーゆー人の為にある言葉じゃなかろーか?

 世間一般でも話題になったらしーナンバ歩きとか、井桁崩しとかという身体実践編的動きの説明についての詳細は本書をドゾ。ただ、間違えちゃいけないのは、昔は全てそれだったという一色その色に染めたがりなとこですかねぇ、メディア系のあの短絡思考はいかがなものか?と思うんですけど…どの時代にも、いずこの人も皆それぞれにそれぞれの身体観を持ち生活していらっさったんですよ、奥さん(誰?)

 でまぁ、その応用範囲がスポーツ界は有り勝ちとしても、舞踊家ありの、音楽家ありの、介護にリハビリと、身体が関わらないところはないんですよね…ちなみに宇宙飛行士の野口さんも見に来たというから、宇宙空間での身体の使い方、これ21世紀の課題でしょーか?

 で、も一つは個人でそれを実践すると、回りがほおっておかないケースが多いみたいで、この葛藤も何ともなぁ…例としてあげれば「甲野の考えをとりいれようとしたJリーグのある選手が、チームの監督からは理解されず、もっとしっかり地面を蹴って頑張れと叱咤される日々に悩んでいたということもある」みたいな日常ですかねぇ…ある程度個人勝負の分野だとトライしてもアレなんですが、まぁそれでも自分的に大丈夫か?という葛藤はあるにしても…集団でそれ的な世界にいると今までにないものを取り入れると、ハブにされる事が多いみたいで…前述のサッカー選手なら上手くなってもスタメンから干されたら、意味がない的な状況も出てくると…理解、理解ってこーゆー時にゆー科白なんだろか?アリス(笑)

 結局、やってみて、おおって人と、「人は、自分の「実感」を否定することは難しい。まして、それまでにしてきた苦労を愛さずにはいられない。苦労して上位に上がってきたシステムを愛し、利権を守ろうとする官僚的な発想に、「実感」も冒されている」人達の群れという事でしょか(笑)まぁ今までは鍛えよ、さらば行かんの世界だったのに、「人間の身体というのは、ただ太く大きくするよりも、全体としてうまくバランスを取っているほうがいい」となれば、貴方ならどーする?の世界か(笑)

 スポーツの練習法的なとこの話しが本書でもチラって出てきますが、いやまぁ、昨今話題の体罰のそれを予測するがのごとくのソレですかねぇ…ある種、考えるな、動かせでコーチとか監督の言う通りな世界が蔓延している模様…「その姿は、どう見ても、ただ自分の権力欲を満たしている、権力行為に酔っているだけでした。そんな指導を受けるなかから、創造性のある子供が育つとは、とても思えませんよ」だとな…怒鳴るコーチが日常って…スポーツ界に紳士はいないのか(笑)

 個人的に面白いと思ったのは、武術に準備体操はないというとこでしょか?いえ、いきなり襲われた時に、ちょっと待って、今準備運動するからなんて話はありえねェーで、いついかなる時にも動ける状態にあるという事ですかねぇ…だから、むしろ無理は出来ないという事になるのかも、ある意味究極の省エネ、エコシステムかもしれないのではなかろーか?

 その他、工学系のお話とか、他にも色々面白いエピ満載ですので、詳細は本書をドゾ。いやまさに目から鱗…最初から最後までヘーヘーヘーの嵐でございます。いかに己が硬直しているのか、硬直システムの中にいるのか気付かされるよな(笑)よくもわるくもマニュアル化されているんですね、人も世の中も…人とは考える葦のはずだったんですけど(笑)

 最後に本書的に一番面白エピは「アニメーションの宮崎駿監督は、甲野の動きを見て、「甲野さんの動きをアニメに取り入れたら、手抜きのアニメになっちゃう」と、苦笑いしたという」でしょか(笑)それはそれで見てみたいよーな(笑)

 目次参照  目次 スポーツ

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