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2013年5月18日 (土)

偽善的でなく、本音ですから(笑)

脳+心+遺伝子vs.サムシンググレード  竹内薫・養老孟司・村上和雄・茂木健一郎  徳間書店

 サブタイトルがミレニアムサイエンス 人間とは何かなんですが、理系の本だと2.3年前の本でももう陳腐化して読めない状態だと言われる昨今、本書は一昔前なので、更にどかなぁ?とゆー懸念もなきにしもあらずですけど、今読むとその先どー動いたのが少し分かるので何とゆーか、おべんきょになるノリかなぁ?

 で、どゆ本かとゆーと、前半が講演会のドキュメントというノリか?サイエンスライターの竹内氏が司会進行役で、その後三氏がそれぞれ青年の主張もとい科学の主張をする感じでしよーか?その後三氏と司会者でトークが入り、講演録終わり、後半はこれまた竹内氏がそれぞれに改めてインタビューというか、対談しているという構成でしょか?

 講演と対談では時間が開いているのか?同じ人でも雰囲気が違う気がしたりしたけど?気のせいか?はともかく、司会以外が皆バイオ系というか、人体、人間を研究しているのに全然被っていないとこに、学問の細分化を見た気がしたが(笑)

 村上氏が分子生物学になるのか?高血圧を引き起こす主因であろう酵素レニンの遺伝子解明をした方と言った方がいいのか?だし、茂木氏は巷で有名な脳科学者だし、養老氏も元解剖学者だけど、脳に一家言ありのと言った方がいいのか(笑)最初の演説で、それぞれ専門を語るなんですけど、うーん、村上先生がとても具体的で、茂木先生はとても抽象的な感じで、養老先生は全体論的かなぁ?何とゆーか、人とは何か?に近いよな?

 こー言っては本当上から目線っぽく聞こえるかもなんですけど、三者とも今現在読み直しても、なるほろなぁという発言をしているとこはさすがでしょねぇ…積み上げてきたものが違うって事なのかなぁ…

 アリス的にバイオ…うーん、本書的には養老先生がキャメロンハイランドの虫を語っているとこでしょか?「今度僕が行ったマレーシアのキャメロンハイランドというところは、だいたい最低気温が13度から14度、最高気温が23度から24度、一年中それと同じですよ。ところが五月にならなきゃこの虫はでませんって言ってますよ。五月ってどうしてわかるのか?それはむかし四季があった時代が残っているんです」ってな…こーしてみるとキャメロンハイランド気候がほぼ一定で過ごしやすいって事なのか?あっでも雨季と乾季があるのか?日本なんて氷点下から35度越えまでありますからねぇ…

 それにしても、気候が変わって1000万年たっても習慣というか、習性が変わらない虫というのも頑固一徹って奴なのか(笑)そーいや鰻の産卵場所も凄い事になっていたよな…生き物って変化が早いよーで遅く、遅いよーで早いと…

 他にアリス的というと文章について「わたしはいちばん理想的な文章っていうのは、それが書こうとしている問題の難しさと文章の難しさがぴったりあっている文章だと思うんですね」(@茂木)ですかねぇ…他にも対談のとこで竹内茂木両氏がチャンドラーや椎名誠の話しを出していたりします。ミステリーに男性は論理性を求め、女性はキャラクターを重視する傾向があるんじゃないか?とか?

 後は准教授に被るかもしれない専門家とか学会の気質についてで「科学者が一種のギルドみたいなものというか、集団を作ってしまって、外部の意見を受け付けない。そういうふうに保守化している。特に日本はそうだと思いますね」(@村上)かなぁ?何か准教授ってどこでも一匹狼的な気がしないでもないんですけど?

 さて、何とゆーか…詳細は本書をドゾとしか言いよーがないよーな?座談的なとこではそれぞれ人柄が如実に出ているよーで、科学とは別に成程科学者も人の子なんだなぁと妙に納得したり(笑)この並びでいくと茂木先生は若く見えるとこがアレかなぁ(笑)

 傍から見る分には曖昧に見えるクオリア論はともかく、村上先生のサムシンググレードも、養老先生の自然も、トーシロには地平線の彼方になイメージが(笑)単純に計る事のできないものって世の中たくさんあるもんだなぁと…

 当時というか、今もなんだけど遺伝子で全てが分かる雰囲気があるけれど、「いかなる遺伝子を与えられていても、その人が100mを何秒で走るか、マラソンをやったら何時間何分で走れるか、ということが遺伝子から計算できるか-ということです」(@養老)が一番端的に語っているかなぁ(笑)

 後はこれからの科学というか、科学者というかで日本にポピュラーサイエンスの風土が欲しいかなぁとか?レビューの書ける科学者をとか、ある種国民全体で科学マインドを養おうってとこでしょかねぇ…自然と親しめる環境をというのもあるし、いわゆる日本の専門バカだけでなく、全体を見通せる人も養成しないとね、かなぁ?まぁそれはどんな分野にも言える事だと思うけど(笑)

 取りあえず騙されたと思って読んでみたらとお薦めしときます。こー言っては何だけど、何か当たり前の事を書いてあるなぁという気がしないでもないんですが、その当たり前の事を指摘する人が、殆どいない世の中ですから(笑)眼から鱗です(キパッ)

 一例としては「意味がないでしょ」とか「「なんでこんなことをやらなくちゃいけないの」っていう中には、自分の意識がすべて把握できるっていう前提があるんです。そうはいかないんだよ」(@養老)は至言じゃなかろーか?自分が想定する世界の範囲内で全てがおさまるなんて事は、それこそ世の中まずないんじゃね、と(笑)

 それと最後に今時の話題の被るかものでお笑いを一席なんだろかで、「中国の特派員が「今、中国政府に正面きってものを言うのは、アメリカだけだ」って書いているの。よく言うよと思って、新聞放り出しちゃった。わかるそれ。「朝日新聞」は中国に向かって正面からものを言わないってことを、まず堂々と記者が紙面に書いているわけ。それを編集長がそのまま通している。そういう新聞だってよく知っているけど、そういうのを僕は素人って言うんだよ」(@養老)ブラックジョークなんですか、奥さん(誰?)の世界が展開中なんだろか?「あの国で新聞でまともなことを書こうとしたら、命をかけなければならない」(@養老)とはとは…この国で骨のある人はどこですかぁー?

 てな訳で詳細は本書をドゾ。脳の世界の今としてとらえると現代って…の世界か?モノというか、自然を見つめている人はリアルが違うってか?そして、穴があく程見つめていても分からない世界があるんですよ(笑)受け入れられるか、どーかはその人の器次第って事でしょかねぇ?ベンキョーが足らんのか?知恵が足りないのか?さて明日はどっちだ(笑)

 目次参照  目次 生物

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