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2013年6月24日 (月)

H=P-G?

日本語ってどんな言葉?  佐々木瑞枝  筑摩書房

 どゆ本というと、語学エッセイになるんでしょーか?著者は大学で外国人の生徒に日本語を教えている先生という事になる模様…古文とか、文学というより、現代会話でしょか?所謂一つの日本語教師になるのだろーか?うーん?で、そんな先生と生徒の日常が展開されているよーな?で、日本人なら気にしない日本語の不思議さというか、重箱の隅をつつく感じといおーか、単純な疑問といおーか…まぁ色々あってな、ですかねぇ(笑)

 読後一番最初に浮かんだ感想は、先生の書いた文章だなぁ…でしょか(笑)まぁ豆知識も満載で、英国では英人からすると「日本人のポケットにはキャッシュがぎっしり。キャッシュを平気で持ち歩き、平気で広げる。無謀この上なし」なんだとか…お金を持ち歩かないで買い物とかどーすんの?かというと、英人の場合チェックで払っているのだとか…トラベラーでもないのにチェック…本書にもあるけど、チェックとなるとサインだけでなく色々書き込む必要があるから、非常に面倒くさいと思われなんだけど、そーゆー手間は英人的にあると思いますなのか?

 も一つ笑えたのがケンブリッジで同行の英人が銀行のATMで暗証番号をド忘れし、誤入力したら別室へどーぞとなるらしー…まさに尋問…更におろろいたのはこの場合、同行していた著者(日本人)にも及ぶところですね…著者は女性、英人も女性、先生と生徒の間柄なんですけど、銀行的にはそんなの関係ねぇなんですか?そーですか?ちなみに著者にも身分証提示を求めるんだから、凄い…で、パスポート見せろとは恐れ入ったんですが、更に凄いのは大学の(ここではケンブリッジ大の)図書館の利用カード(ビジター/写真付)を見せた途端態度が変わるとこですか(笑)著者はケンブリッジにある銀行だから、ケンブリッジ大の人、ケンブリッジの住人はお得意様だからだと解釈してますけど、むしろ英におけるブランド、階層的なものじゃなかろーか?と思うのは邪推のしすぎか(笑)

 アリス的に日本語…うーん、日々呻吟してそーだけど?どだろ?わりと親父ギャグ的な言葉遊びも真面目に検討してそーだしなぁ(笑)雨天決行みたいに、ミステリトリックとして使えそーだとか(笑)

 敬語のとこでニュアンスが違いがお国柄が出ているんでしょーか?本書はペンを貸して下さいだけで、英語だと九つの表現があるみたいな話しから、日本語だと、ど?みたいな話しになるんですが、例文その他についての詳細は本書をドゾ。敬語による対象の違いについてのソレとか、いやまぁものの見方は人それぞれ、国それぞれでしょか(笑)

 個人的に一番ヘーと思ったとこは、一時間おきにと一週間おきにの違いですかねぇ…済みません、日本人なんですけど、一時間おきは一時間ごとにと同じなのは分かっていましたが、一週間おきにが二週間ごとになると知らなんだ…一週間おきにも一週間ごとと思ってました…今まで日常で齟齬がなかった事はラッキーだったんですねぇ…

 日本人的に日本語で形容詞と形容動詞はそーいや授業で出てきたなな感覚なんですが、これを国外の人に教える時は、イ形容詞とナ形容詞として両方とも形容詞として教えているのだとか?形容動詞は海外には無いのか?と素朴な疑問がとか…

 アリス的なとこでは大学院についての説明が「大学院ともなると、研究室にこもって、日本人の数人の生徒と教授を囲んでの、よく言えば密度の濃い、考え方によっては閉鎖的な生活になる」とはこれ如何に(笑)ですかねぇ…犯社の研究室もどなんでしょ?准教授のとこに院生いるんでしょか(笑)

 後、外国人らしいなぁと思わされたとこが日本式経営に対する批判ですかねぇ…米的にアンフェアを声高に主張する生徒達とか…他には「「日本人は欧米系の人に対しては慇懃だが、隣人であるアジアの人たちには冷たい」と言われている。しかしこれは日本人に限ったことではなく、中国人留学生も韓国人留学生も、彼らには非常に丁寧に接し、なかなか仲間として扱おうとはしない傾向がある」そな…何か皆、同じ穴の貉ってか(笑)

 まぁ細かいエピについては詳細は本書をドゾ。先生の日常の一端が垣間見れますの世界かなぁ?で、本書で一番ハーヘーホーと感心させられたとこは、日本語の例文なんかの説明のとこの引用文でしょか?りんごは赤いみたいな話しだと思われなんですけど、これが実に著者の個性が出ていて秀逸(笑)

 例えば、行ってきますの解説で「だって離婚していく夫は「行ってきます」とは言わないもの」とか、敬語表現から推察する人間関係で「もっとも姑と嫁になら、この言い方はあり得る」や「二人の会話から親疎の度合いをはかることができ、「あそこではお嫁さんとあまりうまくいってないようだ」などという印象はまぬがれないが」とか、○○くらいという表現のところで「「味噌汁一杯くらい」か、この男性の頭の中には、妻というものは夫がどんなに遅く帰ってきても、味噌汁程度のものは作るのが当然という考えがあるのだろう」とか、○○ばかりにだと「「彼と婚約したばかりに」(本当に好きな人と別れることになってしまった)」とか、○○のくせにになると「「お母さんのくせに子供の面倒をみない」「お母さんのくせに、料理も作らない」「お母さんのくせに、子供のような口のききかたをする」」と、先生、実生活で何かあったんでしょーか(笑)

 とまぁ、目から鱗の表現がたくさんありますので詳細は本書をドゾ。取りあえず、本書で一番そーだったのかぁ?なとこはというとあとがきにある生徒のお言葉「日本の冬はなんて素晴らしいんでしょう。イギリスでは冬、こんなに青い空を見ることはありません」とな…日本では太平洋岸は冬はたいてい晴天続きで、異常乾燥注意報とお友達なんだけど(笑)冬晴れなんて言葉も日本語的な言葉だったんだなぁ…

 目次参照  目次 文系

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