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2013年7月

2013年7月31日 (水)

利他的ないきもの(笑)

生命と記憶のパラドクス  福岡伸一  文芸春秋

 サブタイトルが、福岡ハカセ、66の小さな発見なんですが、これは一つの日常エッセイなんでしょか?うーむ…ごく普通のエッセイ本だと思われですけど、ただ一つ他と違っているとこは著者の視点、もしくは立ち位置ですかねぇ?平凡な生活も、生物学者の目から見ると違って見える、違って捉えられる、もしくはこのブレなさでしょか?今時、言う事が(書く事が?)毎回違うなんて当たり前の世界で、著者のブレなさはいっそ清々しい程天晴れじゃなかろーか?

 で、本書なんですが、タイトル通りの本ですかねぇ?生命の方は生物学者としては避ける事が出来る話しではなくて、いつもここからのノリなので今更なんですけど、ここに記憶がくっつくとどーなるのか?は、本書の「まえがき」と「あとがき」を読むと納得の出来というか、仕掛けのよな(笑)本書の中ではあちこちさまよっているのか、流離っているのか、どこに行くのかなぁな話しが続くんですけど、最後にこー来たか?という(笑)こーゆー段取り、ハカセはお好きなんだろか(笑)

 まぁ、騙されたと思って読んでみたらとお薦めしとこー(笑)肩のこる話しではないし、だけど、上手く騙されるか?はたまた騙されないか?は読み手のスタンスによるよーな?

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2013年7月30日 (火)

光もあれば、闇もある?

消えた宿泊名簿  山口由美  新潮社

 サブタイトルが、ホテルが語る戦争の記憶でして…日常においてホテルって、まぁパーチーパーチーまたパーチーなセレブな方でもない限り、そーいやあったなぁとか、旅行に出た時に泊まるとこ位の感覚ですけど、有事の際には社交場、避難所、そして政府代行(亡命政権とかね)、占領地とかになる訳ですね…国外においては特に、その色彩が強かぁーと今更ながら教えられた感じでしょか?アフリカにあるホテルなんかも、国中が壊滅的状態でもホテルは一種の治外法権、セーフティゾーン、インターナショナルゾーンとして続いていたりして…革命政府が興ったとしても、最初の拠点はホテルからみたいなノリですか?まぁそれは戦後のGHQを見るまでもない事だよね、で歴史は繰り返すってか…

 かくして占領後の事を考えれば、敵地のホテルを破壊するのは政策的に宜しくないという事で焼け残るとこ多しという事になるそーな…今度、空襲があったら大ホテルに逃げた方が生き延びる確率は高くなるのか?うーん…

 それはともかく、本書はWWⅡの時の日本国内外のその時ホテルは?な世界が垣間見える感じかなぁ?著者が富士屋ホテルの令嬢という事で、主に祖父と大伯父を中心にしてみたいなノリだが、むしろこれは裏日本史なんだろか?

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2013年7月29日 (月)

金を遣ったもん勝ち(笑)

誰も知らない五つ星ホテルの24時間  イモジェン・エドワーズ・ジョーンズ&匿名  ソニーマガジンズ

 サブタイトルが、匿名ホテルマンの爆笑告白記だそーで、一応架空の五つ星ホテル・ホテルバビロンでの一日の出来事でしょか?何か24に似ている創りかなぁ?フィクションとは言うものの、元ネタはホテルの日常の暴露記でしょか?一応前書きには「これから記すことはすべて真実である」から始まっていますから(笑)信じる信じないは読者次第という事か?

 ロンドンにある五つ星ホテルは客も従業員も一筋縄ではいかんぜよ?の世界かなぁ?よくもまぁこれだけ次から次へとトラブルが続くと思うけど、まぁその点はフィクションだから、詰め込みました感がパネェというとこか?「信用詐欺、薬物、不幸、愛、死、狂気」それ以外にも色々と凄い人達が登場しまする…いや、ホテルには人生の全てがあるから、でしょか(笑)

 で、一応、フィクションという建て前の手前、主人公はレセプション係の男性…ちなみにレセプション係は4人の交代制だったらしーんだけど、一人は退社し、も一人は仮病でサボり魔、も一人は相性がイマイチという状況で、12時間労働のはずが24時間立て続けに働かなきゃいけなくなった一日を、主人公の一人称で追っている感じでしょーか?

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2013年7月28日 (日)

はーとはーとはーと(笑)

横浜の時を旅する  山崎洋子  春風社

 サブタイトルがホテル・ニューグランドの魔法なんですが、これは一つの横浜案内というか、広報ではなかろーか?ホテルの創業というのは、日本の場合、必要に迫られてのパターンが多い気がするんだけど、ニューグランドの場合は、竣工したのが1927年という事で実は昭和に入ってからの話しなんですね、ついでに言うと官民共同で設立、名称も一般公募という…どゆ事かというと、関東大震災の復興のシンボル的存在としてホテル・ニューグランドは設立したと言う事かと…

 今更な話しですが、日本開国と同時に激動の歴史を歩んでまして、まず開国による横浜開港、これで半農半漁だったのどかな村が一気に日本の表玄関に、出火による焼失もありましたが、関東大震災での壊滅、更にWWⅡにおける空襲での焦土と、その度に不死鳥伝説ではないですが復活してきた訳です。特に関東大震災の時は、震源地が県内だった事から東京より横浜の被害の方が大きかったはずなのですが、復興は東京より早かったというから、横浜人の復興に賭ける意気込みは大変なものだった模様…

 で、その象徴の一つがホテル・ニューグランドだったとなれば、謎は全て解けたの世界でしょーか(笑)

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2013年7月27日 (土)

昔懐かしい味?

剣客商売包丁ごよみ  池波正太郎 料理・近藤文夫  新潮社

 どゆ本かというと、著者の剣客商売シリーズの食のシーンとの派生本という事になるんだろーか?その場面ありの、エッセイありの、プロの料理人による再現料理ありの、レシピもどきありの、何でもありか(笑)と思いつつ、その実写真が奇麗です。うん、何か素直に日本のご飯だなぁとゆー構成…それが一年毎月こんな感じと綴ってあるとな、まさに百聞は一見にしかずな本でしょか(笑)

 どの料理、どのページも美味しそうなんですけど、季節的に一番に上げるとしたら、今なら鰻かな?と思いまして…本書では10月に掲載されているんですけど、土用の丑の日で、真夏の食べ物のイメージが…著者も「万葉集にも、鰻が夏痩せによいことは詠んだ、大伴家持の一首がある」とな(笑)

 尤も、鰻というと蒲焼が真っ先に浮かぶけど、これって意外と歴史の浅い調理法だったとみえて、江戸中期?後期の今から百数十年前からという事らしい…それまでは丸焼きというから、昔の人って豪快だったのね…

 ちなみに本書では、蒲焼の他に、鰻の山椒味噌付け焼きが掲載されております。

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2013年7月26日 (金)

一つの星と一つの貝(笑)

PALAU パラオ海中ガイドブック  佐藤良一  阪急コミュニケーションズ

 夏なので、海じゃねって事で単純に青い海、白い雲、南の島だよね、なんて思っていたら、こちらの表紙が飛び込んできました。うん、まさに南の楽園のイメージそのもの(笑)

 A5サイズの本なのですが、もー何より写真がふつくしい…写真集なのか、図鑑なのか、それとも表題通りガイドブックなのかはともかく、写真見ているだけで軽くトリップできまする(笑)カメラマンの腕がいいのか、被写体が凄いのか、本当にこんな世界あるんだなぁと目が驚く本というべきか?

 豆知識も満載で、例えば「パラオでは、マダラトビエイを神の一つとして崇めている」とか、やはり土着の信仰は、多神教という事なんだろか?宗教遺跡的には、ケズという仏教遺跡かもしれないが島内にある模様…ボロブドゥール遺跡(ジャワ島)と形状が似ているそな、年代もおそらく近いと…これは太平洋の仏教伝来ルート解明につながるのか?

 勿論、海の話題はもっとあるの世界ですけど、写真から見る分にはモンツキカエルウオがインパクト凄いっ人気のお魚というのは分かる気がする。何か顔が凄いのだ。瞼が赤と緑(靑?)の縞々なんだぜぇー(笑)何かCGに見える出来…個人的にはハナビラクマノミの写真に写っている多分イソギンチャクじゃないか?かなぁ?ヒラヒラ付の丸い風船みたいな形状で、傍目に見る分には海中に突然クッションが?の世界…やはり海の中の生物は面白い(笑)

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2013年7月25日 (木)

真夏の鍋(笑)

男の作法  池波正太郎  新潮社

 どゆ本かというと昭和の本かなぁ?著者的には、このタイトルにいくらか思うとこがあるらしく「私は、他人に作法を説けるような男ではない。しかし今度も、前に出したときのタイトルゆえ、変えないでくれとのことで、仕方なく、そのままにしておくことにした」と言うから、不本意な名前付けだった模様(笑)

 で、肝心の内容はとなると、男の日常かなぁ?食べる物から、食べ方から、持ち物から、人との接し方から、これ一冊で戦前戦後の殿方とはこんな風でしたよというのがよく分かるノリでしょーか?合いの手というか、質問も含めてパンピー代表なのか担当の編集者がちょこっと出てはくるのですが、概ね、こちらも昭和の香りがの世界か?ただ、作家と同じ昭和でもスケール感がかなり違ってくる気がするのは若さ故か(笑)

 さて、男の食という事で寿司やら、蕎麦やら、天ぷらやらこれまた出てくるのですが、一番印象に残ったのがすき焼きだったので、というのも、実にリアルだなぁと思ったのが、すき焼きは、いい肉か、安い肉かで作り方が違ってくると(笑)いい肉の時は、鍋に割り下いれて肉から少しずつ煮て(焼いて)は食べして、その後に野菜を入れて食すと…で安い肉の時は最初から具材全部入れて煮る(焼く)とな…やはり、すき焼きってお肉を食らうものだったんだなぁと、ちょっと納得したり(笑)

 すき焼きに関しては、特にはうんといい肉でやらなきゃ美味しさが分からないとな…味も経験なんですねぇ…それにしても「どういうわけか、男っていうのは、すきやきをやりたがるんだよ。それぞれ自分の流儀でね」というのはけだし名言かなぁ?そして誰もが自分の作り方が一番美味いと思っているとこが、ミソでしょか(笑)

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2013年7月24日 (水)

太陽が黄色かったから?

人生を変える 色彩の秘密  末永蒼生  光文社

 サブタイトルが、自分を活かす色 癒す色なんですが…軽い感じで手に取ったら…色によるカウンセリングというか、癒し、もしくは治療的側面があるお話だったりして…シリアスなお話だったのか…最近は、鬱病も急速に増えているご時世という事もあって、日本人全員が何らかのストレスの只中にある感じかなぁ…で、毎日のお疲れの中にある人に、絵を描くという行為が結構癒しになるよな…絵までいかなくても色をただ塗るだけでも効果はあるよな、みたいです…

 著者が主催している色彩教室に通っている人達の例が幾つか出ているんですが、インパクトあるのは子供の事例でしょーか?紙とクレヨンでいきなり描ける子もいれば、粘土とか、ダンボールとか、迂回してから絵にたどり着く子もいるとか、子供の嗜好も成長速度も色々なんですよねぇ…辺りはまだしも、いじめ問題なんかのとこは、たいてい事件後に言われる科白が「普段の生活態度に特に変化はなかった」なんですけど、著者によると「子どもは必ず大切なサインを発しているものです」とあったり…送信機能より受信機能は、どーよって事なんだろか?はともかく、加害者も被害者だったりするとな…親による躾という名の虐待(暴力)をクラスで弱い子にぶつける、加害者に加わらないと自分が被害者になるから加わるとか…根は深い気がするのは気のせいか?

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2013年7月23日 (火)

田園生活?

イギリス田舎のホテル  文・邸景一 岡部泉他 写真・辻丸純一 柳木昭信他 旅名人編集室編  日経BP企画

 サブタイトルは、田園の恵みを満喫するですが、英における地方ホテルですかねぇ?都市型ではなくて地元密着型みたいな?で、そのホテルの立地も元お貴族様のお館という事で、でーんとしたどでかいのもあれば、全室八室しかありませんみたいなホテルというより旅館、民宿、ペンション規模のものもありで英の建物はバラエティに富んでいるんだなぁと思いますた(笑)

 本書的には大まかに英を四つの地域で分割している感じか?コッツウォルズと南イングランド、湖水地方と北イングランド、スコットランド、ウェールズとな…さすがグレートブリテン&北アイルランド連合王国どのは違うってか(笑)

 ホテルの個性もそれぞれにハッキリしていて、例えばキンロッホ・ハウス(パース・スコットランド)にあるホテルは部屋にルームキーが無い…「創業以来のルールであるという。「今まで一度もトラブルがありません。安心してゆっくりお休みください」」との事…いや、確かにスコットランドの北の果てにある位だから、相当牧歌的なんだろーけど、英内にもそゆとこ残っていたんですねぇ…ちなみにオーナーはキルトの正装で写真に写っていたりして…しかも建物は19世紀制らしーです(笑)

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2013年7月22日 (月)

木の朽ちていく文化、水の流れていく文化、志が不滅の文化…

俵屋の不思議  村松友視  世界文化社

 タイトルで分かる通り、京都にある老舗旅館のお話というか、エッセイというかなんですが、場所が京都というだけで一筋縄ではいかないのに、更に老舗、京都で老舗ですからねぇ…で、よくあるホテルや旅館の紹介かというとこれまた全然違うと…むしろ、俵屋は殆ど出てこないよーな気がする(笑)では本一冊丸々かけて何が書かれているのかと言えば、俵屋を中心にしての職人の輪でしょーか?京都という土地柄がそーさせるのか、次から次へとそんな職人がいたのか?という方々が登場します。俵屋の女将といっていいのか、主は彼らがいなくなったら俵屋も終わりだと断言する世界…

 宿屋一つを活かすも殺すもその宿の住人だけでなく、それ以外の人々の層が物凄く分厚いというのが分かりますの世界かなぁ?そして、これが所謂西洋的な主-客の関係ではなくて、皆その輪の参加者的なとこがこれまた、実に日本的です(笑)多分、この感覚って日本人の、そして京都人じゃないと細部まで理解し辛いんじゃなかろーか?

 それを著者は部外者として、客人として、友人として、知人として、傍観者として、観察者として、旅人として、そして非京都人として綴っている感じかなぁ?いや、果敢にアタックしているのはよく分かるけど、相手は千年の都のそのど真ん中ですからねぇ(笑)玉砕しなかっただけでもみっけもんですよ、と(笑)

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2013年7月21日 (日)

世界の首都にふさわしいのは誰?

ローマ人の物語 18 悪名高き皇帝たち 二  塩野七生  新潮社

 紀元27年ティベリウス、カプリ島へ引退、もとい隠退、もとい隠遁するでござる。人嫌いという話しだけど、むしろこれは誰も分かってくれないの逃避行のよーな気が?彼程の能力があれば現場に出張らなくても仕事は出来る訳で…快適インターネットがなくてもローマの誇る世界一のインフラがある訳だし(笑)情報は逐次入ってくるもんねの世界か(笑)

 ロードス島の時も思ったけど、この人は皇帝になんかより学者として象牙の塔でおこもりしている生活の方が向いていたんじゃないかなぁとゆー(笑)好きな学問の道を、同好の士と混じってコツコツやる辺りが本人的理想だったかもなぁ?ただ、戦闘の現場指揮官としても、行政問題をクリアするにも、政治的決断を下すのも、この時に彼以上の人は一人もいなかったとゆーのが何とも…

 この点はアウグストゥスも消去法でのティベリウスへの譲位だろーし、現時点ではこれがベストだし、ローマを脱出しても仕事は投げ出さないとこがいかにもティベリウスらしーとゆーか?これを機にティベリウス追い落としをするにしても人材がどこにもいないとゆーのがこれまた何とも…ローマ的悲劇の発端は他ならぬ元老院の劣化に端を発しているよーな?既得権益だけを大事にする人達の群れは国を滅ぼすんですねぇ…ちなみに元老院領で問題が起きた時も快適な総督官邸暮らしなら受けるけど、現場にいって天幕暮らしは嫌だと誰も行きたがらなくて結局選択を皇帝に丸投げしているんですよね…自分達の問題すらクリアできないとこまで行っちゃっていると…

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2013年7月20日 (土)

しょちゅーおみまいもーしあげますぅぅぅぅぅ(笑)

お見舞い道楽。  高山宗東  ワールドフォトプレス

 サブタイトルが、これ、どうぞの心持ち。なんですが、その他表紙のコピーだけでも、困ったことありませんか?お見舞いの品とありまして…確かになぁと思いつつ、パンピーがお見舞いとして真っ先に思い浮かべるのは病気見舞いだからなぁ…多忙の方には陣中見舞いとかもあるそな…本書も病院にお見舞い関係のエピが多いけど、気持ち的にはプレゼントの心得かなぁ?いつでも、どこでも、気配りが大切、これ日本の常識とか(笑)

 病院には面会時間があるので時間厳守と本書にも書いているけど、大人辺りだとね、会えませんでしたと一筆残すで何とかなるかも?みたいですが、面会時間的に一番ハードなのは小児病棟じゃなかろーか?お見舞いで一番カルチャーショックを受けたので…愁嘆場って本当にあるんだぜ…

 と個人的な事はともかく、お見舞いのマナーとか色々あるのでサワリだけでも本書でさらっておくといーかも?それにしてもお花、菊と椿は知ってたがシクラメンもぺけなのか?本書に上げられている品々はどちらかと言うと著者と親しい人達のお話のよーな気が?だから、普通は「義理のお見舞い」の項が一番しっくりくるかも?「誰もが知る有名なブランドの品を贈り物とした方がよい。お互いによく知り得ない義理の間柄であれば、「心」より「見栄え」が、行為の価値を決定することもあるのだから」だそーですよ、奥さん(誰?)

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2013年7月19日 (金)

あなた方は羊を殺して肉を食すよりも、毛を刈り取る対称として考えるべきである…

ローマ人の物語 17 悪名高き皇帝たち 一  塩野七生  新潮社

  カエサルが青写真を引き、アウグストゥスが構築したローマ帝国は、紀元14年九月、三代目の皇帝ティベリウスが即位する事になるのでありました…時にティベリウス55才、力量からすれば申し分のない即位だったろーけど、アウグストゥスの血を引いていないという点においては選択としてどーか?は多分に?マークのつくお話だった模様…

 とはいえ、ローマ有数の貴族階級というか、貴族の中でも随一といっていい血統をもつクラウディウス家の末裔ですから、これは単にアウグストゥス系というだけの話しなんだけど…それぞれに錯綜する思いを踏まえての就任という事なんでしょか?

 日本史を比較に出すまでもなく、三代目がしっかりしているか?どーか?がその後の帝政の存続値がぐっと上がるという事で、ここさえまともならばその後多少逸脱した跡目でも何とか続く事が出来るんですよ、奥さん(誰?)

 で、ティベリウスはカエサルの後の、アウグストゥスの後の帝国を引き継ぎ、更にそれを盤石の体制へとシフトさせたという事で、皇帝としての能力はトップといっていい程だったと…だけど、当時のローマ市民達、帝国民達には人気がなかったとな…それは何故か?

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2013年7月18日 (木)

NYへ行きたいかぁーっ(笑)

世界最高のホテル プラザでの10年間  奥谷啓介  小学館

 取りあえず、元中の人の告白本でしょか?暴露本まではいってないと思うけど、まぁ日々接客業は大変でございますの世界かもなぁ…しかも、プラザ当時著者は日本人宿泊者担当もこなしていたみたいで、本書の一つの側面は日本人宿泊客に物申すという面もなきにしもあらずかなぁ?後書きに事の顛末的な話があるんですけど「あの記事、なかなかいいわよ。でも、もっと過激に書いてもらいたいわ。こちらで笑いものにされている日本人の目もさめるかもしれないから」とか「そうよ、皆、トンチンカンなことして笑われているじゃない。こちらの常識を知ろうとしないからよ」とか、現地の日本人的には、かの地にやってくる日本人に含むところがいばーいある模様(笑)

 本書を拝読して一番の感想は何か注文の多い料理店を思い出した事でしょーか?郷に入りては郷に従えがメインテーマの一つなんでしょーけど、何とゆーか向こうの人は皆さん自分の為、だけ、に働いている感じだろーか?まずホテルを持っているオーナーの利益、ホテルを借りている企業の利益、ホテルで働いているマネージャー達の利益、そしてホテルで働いているヒラの人達の利益、でまぁ、客の利益というか、位置はこの四つより下にあるという事ですかねぇ…

 てな訳で最初から最後まで米的なあまりにも米的な総本山で、異邦人なんてそんなの関係ねぇー、でしょか(笑)何とゆーかタイトルからして世界最高のホテルですから(笑)著者的表現を借りると「プラザは永遠にアメリカ人の心の中で生き続けるだろう」そな、そりゃ凄い(笑)

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2013年7月17日 (水)

ライバルはお客様?

サービスの「正体」  小山薫堂・監修 HRS総合研究所・編著  すばる舎リンケージ

 サブタイトルが、ホテルニューオータニのマニュアルが薄い理由でして、どゆ本かというとホテルのお仕事、気遣い編でしょーか?お客様に気付かれないよーにさりげなくここまで従業員はサービスしてまっせ、の世界か?これは一つの理想型と見ていいんでしょーか?だよなぁ?リアルでその通りというのは、あると思いますなのか?何となくこれ読んで思った事は、これがこのままであるのならば、己のホテル運の無さが身に染みるでしょか(笑)

 まぁそれはともかく、客商売は並じゃないよなぁと痛感しました…おもてなしって際限ないよーな…本書のラストの方に働いている人の言葉としてストレスはありません的なニュアンスの話しが出てくるんですが、それがプロというものかとおろろいた…そこまで言えてプロだよなぁと…根性と体力がないので本書に登場する人は皆、アスリートに見えてくる(笑)

 面白豆知識も満載で、ニューオータニでは靴下一足洗濯料が\350とか(笑)、おじぎをする時は「頭を動かさずに背筋をのばし、お尻を引くように行なうこと」なんだそな…敬語というか、丁寧語も正誤が凄い事になっていて、もー何が正しいのか日本人的にもアレですが、本書の一例でいくと「○○様でございますか」はペケ、「○○様でいらっしゃいますか」が正しいんだそな…言葉使いも難しい…

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2013年7月16日 (火)

公園の花卉が盗まれないくらいに国民の公徳が進まねば日本は亡国だ…

日比谷公園  進士五十八  鹿島出版会

 サブタイトルが、100年の矜持に学ぶなんですが、いきなり日比谷公園って関東圏の人じゃないと今一ピンと来ないかも?なんだろか?著者的には日本の公園の第一人者的立ち位置と自負しているみたいだけど?位置的には銀座と皇居の間にある、日本にしては大き目の公園ではなかろーか?ですかねぇ…今となっては都心のど真ん中なので、土地単価的に日本で一番高い公園かもしれないとも思うけど(笑)一昔前の方だったら、日比谷公会堂のあるところですと言った方が分かりがいいのだろか?うーん…

 ちなみに日比谷公園を設計した人は本多静六…元々は全然関係なかった模様…ただ、明治当時となればたいていの人は皆素人なんですよ(笑)「日比谷公園の新設当時、わが国には洋風の庭園や公園を設計する専門家は一人もなく、日比谷公園の創設は都市における洋風公園の嚆矢であった。いわば日比谷公園は近代的洋風公園の父というべきものである」と本人が自伝で述べている程…

 日本人で西洋庭園、公園なんて見た人は多分殆どいない時代に、造るぞーと鬨の声を上げたはいいが、お手本がありません、下地がありません、で、どーするよとかなりもめたみたいです…原案が上がってはボツを繰り返していた模様…関係者も議員も暗礁に乗り上げた時にたまたま顔を出した本多に話しが投げられたとな…ちなみに投げた人は辰野金吾…ええ、あの東京駅の設計者、日本の建築・設計の父みたいな人です…ちなみに辰野は工学博士、本多は林学博士…日本の公園事業は工ではなくて林にいった、まさにその時歴史が動いたばりのエピなんですが、ともかく、本多先生は実に日本人的というか、それまで遡上に上った原案達のエッセンスを取り入れて、更に関係各者に協力を要請し、折衷案的独自案ですか?で議会を通したんでござるってか(笑)

 しかも、予算もないから予定の半分近く、四割位をカットされて、公園に植樹する樹木も買えないから、農科大の苗園の不用苗木をただ同然のわけてもらって植えたとゆー…今はみすぼらしくても十年後にでも見栄えがすればいーやって…どんだけ現場な人なんだ…ちなみに首賭け銀杏は超有名エピなんですが?そゆ人なんですよ(笑)

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2013年7月15日 (月)

いーすといーすと、うえすとうえすと(笑)

アジアのコロニアルホテル  旅名人編集室/JHCホテル事業部・編  日経BP企画

 サブタイトルが、ノスタルジックな魅力と歴史に浸るなんですが、何とゆーか、アジアの欧風ホテルが勢揃いという感じでしょーか?欧米の人から見たらアジアな、アジアから見れば欧米な、そんなどこから見ても異国情緒なホテル…激動の20世紀を生き延びてきたホテルとも言うと(笑)50軒弱掲載されているよーな?アジアといっても東側、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、インドネシア、タイ、スリランカ、中国、香港、マカオ、台湾、フィリピン、韓国、ヴェトナム、カンボジア、ラオスにまたがって、ホテルは続くよ、どこまでも?

 でまぁ、ぶっちゃけ、各ホテルのガイドっぽい本書でありますが、取りあえずコロニアルホテルとは何ぞや?的な基準は「植民地時代の面影を残すホテル。マンダリン・オリエンタル・バンコクや香港のペニンシェラ香港などの西洋と東洋の魅力がミックスしたホテル。表現方法は色々あるがいずれにしても古き良き時代の面影を色濃く残すホテルである」そな…

 でで、そんなコロニアルホテルの中でもレジェンダリー・ホテルとゆーのがあって、それが「アジアンホテルの黎明期を造ったサーキーズ兄弟の遺産。ラッフルズ、E&O、ストランド、そしてマジャパヒと著名なホテルが目白押し。いずれもホテルそのものが歴史的産物であり今やその国を代表するランドマークとなっている」とな…まぁラッフルズホテルを知らない人はまずいないだろーしなぁ(笑)

 ででで、他にヒストリカㇽ・ホテルというのもあって、これが「近代アジア史の舞台となったホテル。歴史の教科書にも登場する人物が実際に泊まり、その息吹を今もなお感じられる。あるいは歴史的建造物やかつての富豪の邸宅などをホテルに改造しているものもある」そで…パッと頭に浮かんだのはマジェスティックホテルでしょーか?戦火のホテルとしたらここでしょ?

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2013年7月14日 (日)

男はみんな野垂れ死に(笑)

映画行脚  池波正太郎 淀川長治  河出書房新社

 どゆ本かというと、対談本だと思います。それも、タイトル通り映画について…主に二人のおしゃべりですが、途中、山田洋次氏と古谷綱正氏が加わる章もありまする。昭和のというか、戦前の映画まで網羅しているので、出て来るタイトルだけで映画史的かなぁ?

 で、これがまた、洋画、邦画の区別なく、ついでに洋画もハリウッド一辺倒でないので、映画の世界も広いよねぇ(笑)お二人ともフェリーニがお好きみたいなとこが出ていたり、フェリーニのアマルコルドは絶賛してる感じかなぁ?特に池波氏の方がフェリーニ好きっぽいが(笑)えと、淀川氏の方はフェリーニもいいけどヴィスコンティも好きな感じでしょーか?

 映画好きが映画を語る話しでして、やはりメインの映画を見ていない事にはどんなもん?的な気がしないでもないんですけど、この二人の対談は、見ていてというか、読んでいて微笑ましくなってくるというと語弊がありそーだけど、うん、同好の趣味の人の話しは何も知らずとも楽しいそうなのだけは良く分かるんですよ(笑)

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2013年7月13日 (土)

この人は正しい、そして偉大である…

フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル  明石信道・文・実測図面 村井修・写真  ㈱建築資料研究社

 稲門建築会50周年と、明石信道生誕100周年を記念して発刊したのが本書という事らしーです。何とゆーか、写真集のよーでもあり、図面集のよーでもあり、カタログ集のよーでもあり、エッセイ集のよーでもあり、記録集のよーでもあり、学術書のよーでもあり、見る人によって印象違うんじゃないかなぁーと思いますが、一つだけはっきりしている事はシリアスな本なのに、情熱が違うというとこではないでしょーか?

 フランク・ロイド・ライトおたくというより、ライトが建てたとされる旧帝国ホテルおたく、もといフリークの皆様には号泣ものの書だと思われ…いやー圧巻です。ライトの設計した旧帝国ホテルの重厚さがバババババァーンっと迫ってくる勢い…今の帝国ホテルと雰囲気全然違っていたんだなぁーと泣けてくるとか…建物としての格が違うというか(笑)

 判型もA4位あるので、写真は勿論、何よりこの図面が凄い、凄すぎる…解体される前に実測しましたという著者の執念が出てるよな…これ見て感動した人は明治村にいって一部分でも旧帝国ホテル見に行った方がいいのかも?これがあれか?と現地で納得する事になりそー…全部残せなかったのは傷みが激しかったとはいえ、残念ですよねぇ…今なら3Dで往時のソレが残せるんだろか?

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2013年7月12日 (金)

始まりは、いつも…

寄席囃子集 海老一染太郎・染之助 社中  コロンビア

 噺家登場には必ず、出囃子というか、伴奏付きが当たり前だと思っていたら、これって実は東京では新しい方だったのね…大阪では江戸の昔からあったみたいですけど、これが徐々に江戸にきて、東京演芸会社と落語睦会なんかの時代にどっといった感じがあるよーな?落語の歴史もそれなりに山あり谷ありなんだなぁと…

 それはともかく、この囃子…やはり歌舞伎からの影響は大きいという事か…歌舞伎の下座音楽が基礎になっている模様…それから、あっちこっちから拝借とか、新たにできたり、アレンジしたりで今に至ると…ダアークなんて、何でこのネーミングと思ったら日本に初めてきた西洋あやつりダアーク一座の踊りをヒントにできた曲って…うん、文化は全体に見なきゃいけないのね(笑)

 でもって、曲によって噺家の贔屓があるみたいで、この囃子にはこの噺家…テーマソングか?

 アリス的には、梅ヶ枝かなぁ?かんかんのうの節調によく似ているそーな…この辺りも文化の融合具合といゆー事でしょか(笑)かんかんのうといったら、らくだですから(笑)さて、本CDの曲は日本人なら聴けば、ああと分かる曲が多いと思われなんですけど、アリス的にはやはり准教授に敬意をはいして、猫じゃ猫じゃを(笑)

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2013年7月11日 (木)

誰もなにも知らない(笑)

ハリウッド脚本術  ニール・D・ヒックス  フィルムアート社

 サブタイトルが、プロになるためのワークショップ101なんですが、所謂一つのハウツー物でしょーか?書き方指南は勿論、書いてからの売り込みやらのハリウッド人種との付き合い方というか、交渉の辺りがいかにも米って感じかなぁ?取りあえず新人中の新人であっても交渉事には弁護士をが安パイなんですねぇ…何か米流の対人交渉事は、ウィンウィンの関係ではなくて、いかに相手を引かさせ、いかに自分の得とするかの世界なんだなぁと、ちょっと遠い目をしてしまいました(笑)牧歌的な雰囲気は微塵もないと(笑)

 ちょっと古い本なのですが、今読んでもハリウッド映画の作り方の一つが見えるよーな気がしまする…本書の大半は脚本の具体的な書き方教室みたいなノリでして、何が一番基本かといえば「劇場用の長編映画の観客を満足させることについて述べたものである」とはじめに言い切っている通り、脚本は最終的にはお客様が納得しないとはじまらねぇとゆー事らしー(笑)一つの作品としては誠にご尤もなお話だよねだけど、それが採用されるには、プロジューサーとか監督とかスーツ族やスターな人達のおめがねを通らないと辿り着かないとこが何とも(笑)

 そしてドラマは葛藤であるとまず対立軸が最初にありき、なんですね…スポーツもそーだけど両者が競いあう、争う関係ってそんなに人を惹きつけるものだったのか?成程、映画に五輪、W杯と熱狂する人は現代にもたくさんいるもんなぁ(笑)

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2013年7月10日 (水)

ぽてぃーとぉぉぉぉぉ…

じゃがいもが世界を救った  ラリー・ザッカーマン  青土社

 サブタイトルはポテトの文化史でして、軽く南米からヨーロッパにいって今では世界中で栽培されているよ、マルみたいなお話かと思ってみたら…これは、社会史というか、貧困史…女工哀話とか、姥捨山の世界観に近い話しでしょーか?事実は小説より奇なりというより、凄いという事ですよね…舞台は、イングランド、アイルランド、アメリカ、フランスでして、主に18、19世紀でしょーか?後、20世紀前半?これだけでもー悲壮感が漂うのは何故なんだぜ…

 ちなみにスペインがペルーからジャガイモを持ち帰ったのが1570年とな…ちなみに野生のじゃがいもはチリ沿岸部で1万2000年前から生息しているそな…じゃがいもの歴史もパネェってか(笑)西人が初めてジャガイモに出会ったのが1537年前後何年間の間らしーけど、多分気にもしていなかったとな…エルドラドですよ、奥さん(笑)で、1570年になってポケットに入れて持ち帰る珍品として、お土産として西に渡ったとな…当時の西人によるジャガイモの評価「新世界の土着の者どもが、パンの代わりにこの芋に依存しているとするなら、この芋は下等なものに相違ない」とな…無敵艦隊のお人は違うでぇー(笑)

 かくて大陸でのジャガイモの評価は低く、誰が食べるねんの世界だった模様…そしてヨーロッパで畑作としてのじゃがいもを最初に受け入れたのはアイルランド人の方々だったと…17世紀の事でございました…18世紀になると主食にした最初の欧州人という事にもなるそーな…ジャガイモというと何となく独人のイメージがあったけど、愛蘭の方が先なのか?元祖、ジャガイモの国ってか?

 そして、これが愛蘭の貧困と人口爆発の要因となるとは…とは…とは…

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2013年7月 9日 (火)

真理は単純だ、しかし事実は複雑だ(笑)

虫のフリ見て我がフリ直せ  養老孟司 河野和男  明石書店

 ある昆虫採集家の嘆きかな(笑)日常に目にする虫から始まって、生物学全体から、全世界を憂う対談かも(笑)世の中、何だかおかしいぞ、というのはこれまた日常誰もが感じる事ですが、虫屋さんには虫屋さんの実在があるんですね(笑)抽象論や観念論で物事を考えている人は一度野山を駆け回るといいと思うよ、の世界か?

 さて、物事を客観的に見るというよりも、達観できるか?否か?の世界観かなぁ?本書的にいくと「(ダーウィンは)最終的には、目の肥えた分類学者に任せよう、その人が違うと言ったらそれは違うんだ、というようなことを」(@河野)ですかねぇ…理想はベストだけど、現実はベターなと言っていいのか(笑)

 何というかお二人とも自然を相手にしてきた人達なので、理論の危うさを熟知しているタイプかなぁ?ある意味現実見ろよ、の世界かも(笑)その共通項がたまたま昆虫だったとゆー事か?「マイヤーが「ダーウィン進化論の現在」に書いていたことですが、先住民が区別している区別と、鳥科学者が完全に分類した区分と全く重なってしまうのだと」(@養老)とか、世の中なんてこんなもん(笑)

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2013年7月 8日 (月)

世界展開?

リッツ・カールトン物語  文・井上理江 写真・藤塚晴夫他 旅名人編集室・編  日経BP企画

 サブタイトルが、超有名ホテルチェーンのすべて、なんですが、キャンペーンなんだよっみたいなノリかなぁ(笑)世界に広げよう、リッツ・カールトンの輪みたいな(笑)リッツというと、どーもあのパリのリッツを思い浮かべてしまうんですけど、リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーは1983年創業というから、そんな古い会社ではなくてむしろ新しい企業という事になるんでしょーか?でも米的ならアレなのか?

 ちなみにホテル・リッツ(パリ)とカールトン・ホテル(ロンドン)を創ったのはセザール・リッツでしてこれが19世紀末の話し…で、1905年に米で、ザ・リッツ・カールトン・マネジメント・カンパニーが設立されてNYにリッツ・カールトンの一号館が建ったのが1907年とな…その後事業を拡大していったのだけどWWⅡ以降パッとせず斜陽化していったらしーんだが、ボストンのリッツホテルの売り出しとリッツ・カールトンの名称の使用権を取得したのが、前述のリッツ・カールトン・ホテル・カンパニーという事になるらしー…元々ホテル業始める予定だったけど、そこにタイミングよくリッツの売却があったからって何か出来過ぎな気がしないでもないけど、取りあえずリッツ・カールトンとしてはリスタートという事になるんだろーか?経営陣は丸ごと違っても?

 で、その後の展開は皆様もご存じの通り破竹の勢いでござる。全世界が舞台ってか(笑)本書はそのリッツのホテル紹介本という趣かなぁ?チラっと見る分にはやはり北米、特に米のホテル数がパネェなんでしょか?

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2013年7月 7日 (日)

日本のノスタルジー?

味と映画の歳時記  池波正太郎  新潮社

 前半が食の12ヵ月で、後半が映画の12ヵ月のエッセイだろか?その月にちなんだ、食と映画で構成されているんですが、何となく日本人なら分かる分かるかな(笑)例えば12月の映画は忠臣蔵なんですよ、そんな雰囲気でつづられる作家の日常雑記とか…

 食の方は思い出横丁な雰囲気もなきにもしあらずで、むしろマドレーヌと紅茶の響きか(笑)取りあえずタイトルだけでも、一月橙、二月小鍋だて、三月白魚と蛤、四月鯛と浅蜊、五月鰹とキャベツ、六月鮎とさくらんぼ、七月茄子と白瓜、八月トマトと氷水、九月小はだの新子と秋刀魚、十月松茸と栗、十一月葡萄と柿、十二月柚子と湯豆腐など、というラインナップ…ちなみにこはだのはだの字が出ない…昔の字なんだろか?うーん…

 で、この目次を見れば、なんとなく日本のご飯とゆー気がしないでもないよーな?昭和にはまだ季節感があったのだなぁと納得の出来…二月の小鍋だての項なんかは「長火鉢に、底の浅い小さな土鍋がかかってい」とあって、古き良き日本の夕餉というか、酒と肴ですか、雰囲気満載…

 豆知識的には柿のとこで、「幕末のころ、アメリカの使節を幕府が饗応するとき、やわらかい柿に味醂をかけまわし、デザートとして出したところ、大いに好評を得たそうな」とあって、ジュレっぽいとこがウケたんでしょかねぇ?

 個人的に気になったのはコハダの項…毎年八月一日に著者は寿司屋に言って新子を食べる習慣があったみたいなんですが、今だとも少し早くないかなぁと…まだ小さいので新子の何枚づけというのは、日によって変わっていくんですよね…あのこれいったい何枚だぁーと数えたくなる枚数の新子は確かに一見に値すると思います(笑)尤もこれ江戸前でしかやらないみたいな話し聞いた事があるんだけど、西の方ではどーなんだろぉ?

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2013年7月 6日 (土)

日本の中の西洋?

百年の品格 クラシックホテルの歩き方  山口由美  新潮社

 さて、本書に掲載されているのは、日本の老舗ホテルですかねぇ…富士屋ホテル、日光金谷ホテル、万平ホテル、奈良ホテル…日本人なら知らない人はいない有名どこがズラリ勢揃いってか(笑)それにしても、旅館とか、旅籠、温泉系の歴史は古いけど、ホテルとなると開国後だから、100年位しか歴史がないとな…という事で「日本には、ホテル文化がない、という人がいます。でも、たとえば有名なパリのリッツが開業する以前に、日本の「百年ホテル」は創業していました」となる訳で、まぁ規模の大小はあるだろーけど、それなりに伝統はつんできたとな…

 更に「日本でホテルに泊まるなんてつまらない、という外国人がいます。でも、壮大な寺社建築の「百年ホテル」には、確かに日本文化の粋があります」と、違いが分かる客プリーズってか(笑)まぁ何にせよ、著者自身が富士屋ホテルのご令嬢という事になるよーで、今は同族経営ではなくて一般企業となっているよーですが、それにしても、餅は餅屋の雰囲気満載かなぁ(笑)

 まっとにかくホテルのエッセイというか、解説、思い出本のよーな気がしないでもないですけど、写真が奇麗、でありながら渋い…このボロいんじゃなくて古いという古色蒼然としたただならぬ気配が老舗の味かなぁと…伝統って日々の積み重ねなんですねぇ(笑)

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2013年7月 5日 (金)

聖人はだれでも奇跡をおこなうことができるが、ホテルを経営できる聖人はほとんどいない(笑)

ザ・ホテル  ジェフリー・ロビンソン  文芸春秋

 サブタイトルは、扉の向こうに隠された世界なんですが、これは一つのドキュメンタリーなんでしょか?ノンフィクション小話ですかねぇ?舞台はロンドンにある超一級ホテルの日常でしょーか?格式と伝統がドドドドドーンとあり、英国だけでなく世界的にもその名を聞けば、ああと納得のホテル…勿論、王室関係者もお使いになっていらっさるホテルでござります(笑)

 で、そのホテルで何が起きているのか?更にどんな人達が働いているのか?それはどんな仕事か?みたいなのが、エピソードの合間合間に出てくる感じでしょーか?ちなみに主な登場人物のとこだけでも、総支配人、シニア・コンシェルジェ、保安係、宿泊支配人、主任技師、エグゼクティブ・ハウスキーパー、夜間支配人、料飲支配人、宴会支配人、会計主任、レストラン支配人、総料理長、情報技術支配人、副総支配人ですから、この人達の下にそれぞれの部門の部下がついている上に、ホテルの会社、経営者達などの上層部もある訳で、一つホテルの話しなのに働いている人達は物凄い人数になると思われ、ですけど、そこはホテルですから顧客の数もまたそれぞれにでして、その人一人一人のエピを拾っていったらいつ終わりが来るのだろーな量になりそー…むしろ、ここまでまとめた手腕の方が凄いのか?著者的に(笑)

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2013年7月 4日 (木)

人を呪わば穴二つ?

街場のアメリカ論  内田樹  NTT出版

 うーん、アメリカとは何か?なのかなぁ?著者が欲しているのは「日本人はどのようにアメリカを欲望しているのか?」らしーのですが、どちらかというと、私的米ってこんな国みたいなノリかなぁ?目次的に章が11あるので、11の切り口からの米ですかねぇ…米に幻想を抱いている人は(正直いるのか?/笑)知りたくなかったのノリかもしれないし、事実というのは見方によって変わるって事かもね、だし(笑)賛否両論ありそーだけど、概ね米人以外の人にはなるほろねぇな出来じゃなかろーか?

 まぁ一番受けなさそーなのは、米専門家というか、その道のプロの方々かなぁと…「英語の覇権は英語話者たちの帝国の政治的覇権の帰結であって、原因ではない。非英語圏の人々が覇権国家の国語を習得に勤しむのは、権力を欲している(フーコー的に言えば、「権力が内面化した」)ということと同義である。だが、このことはアメリカ問題専門家にとってはあまり意識化したくない種類の論件である」とな…結局、差別化の問題か?みんなより出来るオレ万歳ってか(笑)

 そして当の米人に関して言えば「こんなこと言ってもアメリカ人は歯牙にもかけないだろう」ですかねぇ…どこぞの何とか局長じゃありませんが(笑)

 とはいえ、著者は「歴史における「因果関係」というが、歴史に限らず「原因と結果」を口にする人間を軽々に信じてはいけません」と言い切っているし(笑)「「原因」ということばを人が使うのは、「原因」がよくわからないときだけなんですから」とな…物事は分からないだけが残るのだろーか(笑)ちなみに「歴史について他人の「意見」をそのまま鵜呑みにするというのは、知性の活動を放棄するということに等しいと思います。どんな偉い人が言ったことでもそれは「真実」ではありません」だとか…考えよ、ってか(笑)

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2013年7月 3日 (水)

初恋の味(笑)

カルピス社員のとっておきレシピ  池田書店

 コピーがいっぱいで、すっきりと、まろやかに、おいしい!とか、69RECIPESとか、「カルピス」は、ドリンクはもちろん、お料理にも、デザートにも大活躍!とかありまして…一応、カルピスのレシピ本という事でオケ?なのか?ただ、これがありがちな料理研究家のそれじゃなくて、社員一同様というとこがミソなのかも?料理に関してはトーシロの集まり、だけにレシピ的には難しいというより、簡単、簡略、簡素な世界~トーシロには有り難いお話だよね(笑)

 夏なので、というか、この時期になるとカルピス、お中元の味なイメージが(笑)なのでカルピスは箱に入れられて送られてくるものだと小さい時には思っていました…スーパーでも売っていると知った時の衝撃は幼心に大きいものが(笑)

 まっそれはともかく、本書はレシピだけでなく、カルピスとは何ぞや?みたいな広報的なとこも掲載されていて、これが結構おべんきょになったっ…今更聞けないカルピスの謎ってか(笑)例えばカルピスって脂肪分0だとか、カルピスのカルはカルシウムのカルで、ビスの方はサンスクリット語のサルピス(仏教での五味の一つ)のビスからきているとな…物凄い合成語だったんですね、カルピス(笑)

 ついでに、カルピスというとあの水玉模様が浮かぶんですが、あれ星なんですか?よく見るとドットがランダムって…カルピス、芸が細かい(笑)ちなみにカルピスの社員食堂って勝手に水玉模様なんだと思っていたら、明るいけど今時の普通の感じでちょっと拍子抜けしたり…何かポップなイメージがあったんですよぉーっ(エコー付/笑)

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2013年7月 2日 (火)

青い空、青い海、白い雲(笑)

RESORT HOTEL  岸川惠俊・写真・文  河出書房新社

 本書はGreat Hotels of The World vol,2とあって、ホテルの写真集の第二弾という事になるんだと思われですが、ハードカバーで判型もA4位あるみたいなので相当に大きい本と言えるのではないでしょーか?でもって、タイトルからも分かるかもですけど、本書日本語英語の併記なんでございますよ…ぐろーばるすたんだぁーどな本なんでしょか(笑)

 本書によると最近のリゾートホテルは、まず巨大化したと、そのおかげで「従来大都市でのみ可能であった国際会議、学会、コンベンションをリゾートで開催できるようになった」とな…で規模拡大となれば建物の高層化が免れないとなり、建物の美観が問われるよーになったとな、これは内装や設備も入るよねでして、勿論飲食、ショッピング街も必然でしょとなり、サービス、サービスという話しになると…でもって逆に静寂を求める客に対してのクラブ的なものも内包するよーになると…

 リゾートホテル一つとっても時代が見えるってか(笑)そんな世界のリゾートホテルが20件程掲載されておりまする…米とか、豪とか英語圏が多いのが何ですが、リゾートワールドへ行ってみる?ですかねぇ?

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2013年7月 1日 (月)

君は人馬鹿だ(笑)

旅の民俗学  宮本常一  河出書房新社

 旅を中心にしてというより、日本の中を旅して考えた、教えられたな話しかなぁ?対談集っぽいのですが、編集者による問わず語り的なとこもありで、うーん、会話文的民族史談かも?で、民俗学とは「常民のくらしを考える学問」だそで、日本だと農村漁村の生活と直結していた模様…今はサラリーマンが殆どを占める日本人も一昔前は第一次産業万歳の住民だった訳で…著者的スタンスが実地主義というか、現場主義というか、現地に行って己の目で見てくる方法論でしょか?ちなみに瀬戸内海の島々をフィールドワークしたら、「一つ一つの島の性格がみんな違っていて、これには驚いた。そのときこれは本を読んでいたのではダメだ。民俗学というのは下実に自分の足で一つ一つ見て歩かないといけない」と悟ったとな(笑)

 世界は広いというか、日本も広いってか(笑)何より、言われてみればその通りなのとこと言うと「結局伝承とか習俗について喜んで話しましょうというのは、その人たちの生活が安定していなければできないことなんですね」と、「古い行事が残っているところは豊かなところなんです」と、「古い習俗や行事が消えたのは貧しいから消えたのだといっていい」となななな…みんなみんな貧乏がいけないんだってか…やはり文化って無駄を許容できる余剰がないとやってられないって事ですかねぇ…

 何はともあれ、著者の潔いとことは「本当の学問というのは、人々のくらしに役立つものであるはずなんですね」と言い切ってしまうとこですか…

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