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2013年7月11日 (木)

誰もなにも知らない(笑)

ハリウッド脚本術  ニール・D・ヒックス  フィルムアート社

 サブタイトルが、プロになるためのワークショップ101なんですが、所謂一つのハウツー物でしょーか?書き方指南は勿論、書いてからの売り込みやらのハリウッド人種との付き合い方というか、交渉の辺りがいかにも米って感じかなぁ?取りあえず新人中の新人であっても交渉事には弁護士をが安パイなんですねぇ…何か米流の対人交渉事は、ウィンウィンの関係ではなくて、いかに相手を引かさせ、いかに自分の得とするかの世界なんだなぁと、ちょっと遠い目をしてしまいました(笑)牧歌的な雰囲気は微塵もないと(笑)

 ちょっと古い本なのですが、今読んでもハリウッド映画の作り方の一つが見えるよーな気がしまする…本書の大半は脚本の具体的な書き方教室みたいなノリでして、何が一番基本かといえば「劇場用の長編映画の観客を満足させることについて述べたものである」とはじめに言い切っている通り、脚本は最終的にはお客様が納得しないとはじまらねぇとゆー事らしー(笑)一つの作品としては誠にご尤もなお話だよねだけど、それが採用されるには、プロジューサーとか監督とかスーツ族やスターな人達のおめがねを通らないと辿り着かないとこが何とも(笑)

 そしてドラマは葛藤であるとまず対立軸が最初にありき、なんですね…スポーツもそーだけど両者が競いあう、争う関係ってそんなに人を惹きつけるものだったのか?成程、映画に五輪、W杯と熱狂する人は現代にもたくさんいるもんなぁ(笑)

 アリス的に映画というと、あるYのの出だしのとことか、紅雨荘ですかねぇ?文章を書くという事ではアリスとも重なる部分もあるんだろーか?ただ、小説と脚本では構成が違うみたいだけど、うーん…も一つの違いが小説の場合は徹頭徹尾作者個人の作業となるけど、脚本の場合はその映画製作者達との共同作業的なとこも出て来る訳で…脚本家が望むと望まらざるにも関わらず、個人のモノに帰結するのはどんなもん?的な要素があるらしー…

 いえ、どんだけ細かいかというとクレジットのとこでビックリしたんですけど、AさんとBさんが共同で執筆して名前並んだとするとして、A&BとAandBでは全く意味が異なってくるんですよ…ちなみにStory by AとScreen Story by AとScreenplay by Aでも意味が全然違ってくる訳で、いやー相変わらず権利については大変な事になっているよなぁ、米…違いについての詳細は本書をドゾ。クレジットには「とまどいやしばしば痛みもともなうものである」そーな…限りなき権利の主張ってか?

 さて、具体的な文章の書き方についての詳細は本書をこれまたドゾ。いえ一口で言えないから本書がある訳で、そこは米人が書いた本、ある種非常に具体的です(笑)ただ、敢えて言うならば「モノを書くということには実に多くの神秘と魔術があって、一つの製法書にまとめることはとてもできない」とな(笑)まさにあぶくたったーにえたったーの世界っスかねぇ?おぞーさん(誰?)

 アリス的なとこというと探偵映画の技法のとこかなぁ?「絶え間ないバック・ストーリーの提示が、探偵映画の特質である」そな…意味深な准教授の過去もそんな一つなんですかねぇ?でもって「探偵が実際に解決しようとする劇的葛藤に提示された謎に答えるために暴かなければならないのが、隠されたバック・ストーリーなのである」とな…かくして犯人は貴方です、となるのか…理由は常に過去にあるんですよねぇ…

 常におべんきょをという事で、事実を集めるのが一つ、そして感情も忘れずにと…具体的にどゆ事かというと、「あなたがやろうとしているジャンルの小説を読むこと」だそな、それもその分野のトップの作家のものをとな(笑)探偵ものなら、レイモンド・チャンドラー、ダシール・ハメット、「そして現代の作家の幾人か」だとな(笑)選択は実に米的だけど、何はともあれ先人に学べというには違いないとゆーとこでしょか?アリス的にハードボイルド、あると思いますなのか(笑)

 本書はとにかくどこもハリウッド的で素晴らしスの驚嘆の世界展開中なんですが、一番ハリウッド的なお言葉は、ハリウッドはビジネスであって芸術ではないのとこですかねぇ?そこまで割り切れば、まさにお仕事お仕事になる訳ですが(笑)それはともかく、まずはモノを書くとなればその動機について、ジョージ・オーウェルの分類が一番的を得ているよーな?

 ちなみにオーウェルは生活費を稼ぐというのを除くと四つあると言っているそーで、「1.純然たるエゴイズム」「2.美学的熱狂」「3.歴史的衝動」「4.政治的目的」だそな…詳細はこれまた本書をドゾなんですけど、それにしてもオーウェルの悪魔パネェ…

 そして本書もこれだけ具体的にこーしろあーしろと指示出ししときながら、「ただ一つの正しい常に完璧な脚本のフォーマットなどはないということである」って言い切っているし…まぁ何にせよ、本書の言う通りに進むか?否か?はともかく、トライアゲインというのが基本ポリシーのみたいな気がする…ええ、前へ前へと進むのじゃ(笑)

 それにしても書く行為とは、「書かれるに任せるのだ」とか、「キーボードに指を置いて、待つのである」とか、「耳を傾けて待つ」とか、何か忍耐物というか、修行的な何かな雰囲気満載?まずは書けなんですかねぇ?アリスもそーなんだろか?

 興味のある人は読んでみるとハリウッド映画の作り方の極意が見えてくるかもしれない?脚本の説明に過去の名作の脚本のシーンが具体的に例として出てくるので、それだけでもある種眼福かもなぁと思いまする…いい映画にはいい脚本がセットとなってあるんですよ、奥さん(誰?)

 目次参照  目次 文化・芸術

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