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2013年7月18日 (木)

NYへ行きたいかぁーっ(笑)

世界最高のホテル プラザでの10年間  奥谷啓介  小学館

 取りあえず、元中の人の告白本でしょか?暴露本まではいってないと思うけど、まぁ日々接客業は大変でございますの世界かもなぁ…しかも、プラザ当時著者は日本人宿泊者担当もこなしていたみたいで、本書の一つの側面は日本人宿泊客に物申すという面もなきにしもあらずかなぁ?後書きに事の顛末的な話があるんですけど「あの記事、なかなかいいわよ。でも、もっと過激に書いてもらいたいわ。こちらで笑いものにされている日本人の目もさめるかもしれないから」とか「そうよ、皆、トンチンカンなことして笑われているじゃない。こちらの常識を知ろうとしないからよ」とか、現地の日本人的には、かの地にやってくる日本人に含むところがいばーいある模様(笑)

 本書を拝読して一番の感想は何か注文の多い料理店を思い出した事でしょーか?郷に入りては郷に従えがメインテーマの一つなんでしょーけど、何とゆーか向こうの人は皆さん自分の為、だけ、に働いている感じだろーか?まずホテルを持っているオーナーの利益、ホテルを借りている企業の利益、ホテルで働いているマネージャー達の利益、そしてホテルで働いているヒラの人達の利益、でまぁ、客の利益というか、位置はこの四つより下にあるという事ですかねぇ…

 てな訳で最初から最後まで米的なあまりにも米的な総本山で、異邦人なんてそんなの関係ねぇー、でしょか(笑)何とゆーかタイトルからして世界最高のホテルですから(笑)著者的表現を借りると「プラザは永遠にアメリカ人の心の中で生き続けるだろう」そな、そりゃ凄い(笑)

 アリス的にホテル、暗い宿シリーズでいくと本書のホテル的には201号室と被るのかなぁ?都市に存在するという事ではあると思いますなのか?ただ、格式的なとこでエッヘンとなると、日本で比較するとなると帝国ホテル辺りになるのかなぁ?昔のライト館の頃の?建物そのものが重文って感じなので、ちなみにプラザにはフランク・ロイド・ライト・スイートがあるそな…グッケンハイム美術館建設当時、ライトが長期滞在をしたのがプラザだったそで、その泊まった部屋がそのまま保存されているそな…後は残酷なの鮫山警部補の結婚式の件でしょか?ご飯は不味かったとお嘆きの鮫やんでしたが(笑)

 ホテルの日常というか、著者が日本人宿泊客苦情係みたいな立ち位置らしく、困った宿泊客の話しが幾つか掲載されているのかな?と国が違えば、ホテルも違うで、何ともと思うけど、著者は日本人とはいえアメリカナイズされている感じでしょか?ここは日本のホテル(旅館)とは違うと声を大にしていらっさる模様…

 サービス業以前に米の労働環境が完全に二分されている感じで、どゆ事というと日本以上に学歴社会という事ですか?大卒でないとマネージャーにはなれないそで、もー最初から出世コースが決まっているそな…一部のマネージャーもしくは候補と、一生ヒラの従業員に大別される訳で殆どはこの層になると…で、ごたぶんにもれず、米は人種構成によって学歴が物凄く違う世界なんですよ…大学に行くにはお金がかかるという理由もあるし…なので年間の学士号取得者数は白人系が75%、ヒスパニック系が9%、アフリカ系が8%になるのだとか…21世紀に入っても少し変わっているんじゃないか?と思われですけど、就職スタート地点から格差が当たり前なのか?

 まさに世界が違うで、表向き平等社会の米としては管理職クラスがヒラを叱責すれば「往々にして責める側と責められる側とで人種の偏りができてしまう」とな、しかも「これはアメリカ社会では、けっして人に見せれないタブーだ」そーで…怒れないならどーするか?持ち上げるしかないじゃない…ですか(笑)更に個人主義が徹底しているから、仕事より自分が大事、これ当たり前なんですね…職場での自分の仕事なんてどこまでいっても先が見えているんだから会社の行く末も気にならないし、士気なんて上がる訳がないとな…こーなるとサービス業に向いてない国民性となるんじゃなかろーか?と危惧するが?何かを率先してやるより、自分の儲けにならないなら手を抜くまでいかなくても最低限の労力でいいじゃないと…個人的効率化ですか(笑)最低の労力で最大の賃金を得る、これ大切です(笑)

 それにしてもコレ、アングロサクソンの植民地での愚民政策のなれの果てと思うのは穿ち過ぎか?支配する者と支配される者で、支配される者が馬鹿、もとい無知な方が支配しやすいというアレ…まぁ今は差別のない平等な国ですから、米は、きっと違うと思いますけど(笑)

 後は法の国の人だもの、でして…さすが裁判の国米ですよねぇ…法的に有利ならそれでいいな世界が満載している模様…契約書を交わしたら、その内容から1mmもずれなしの世界なんですね…融通が利かないという点では米に勝るものなしな気が…まぁ少しでも良くしよう、客のニーズに答えよーとすれば従業員の仕事が増えるだけですから(笑)チップももらえないのにやっていけるか、が本音の模様…

 で、更にチップに対する考え方がこれまた違う…サービスが気にいらなかったらチップを必ずしも払う必要はないはよく聞く科白だけど、チップ払わない選択というのは本書によると「日本流の考え方」だそな…「アメリカのサービス業に携わる多くの労働者は、チップで生計を立てている」でして「チップを受け取る立場にいる労働者は、その分、給料が安く設定されている」とな…だから「アメリカで"チップはよい仕事をしたことへのご褒美"と考える労働者はいない」そな…貰って当然な感覚でオケって事ですかねぇ…

 でで、日本人的にチップというと、ウェイターやウェイトレスと客室清掃係辺りを想定するんだと思われなんですけど、ドアマンやベルマンも対象だったのか?まっ荷物運んでくれる時はアレかもしれないけど、金額もピンキリあるらしー…観光ガイドにはレストランのチップは15-20%払いましょーとあるけれど、ベルマン、ドアマンに払いましょーと書いてあるのは少ないそーで、となると払わないゲストも出てくるとな…「彼らはチップの支払いが悪かったり、額の低い傾向のある国のゲストからは、できれば離れていたいという感情すら持っている」でして、これってチップ払わないと働かないよと言っているのと同じと思うが気のせいか?

 かくて日本人宿泊者の荷物の移動なんかだと「チップは払ってくれるんだろうな?」と確認が入る始末…「日本人はチップの払いが悪いから、近づきたくないのだ」そー(笑)ちなみにプラザ基準は「ドアマンにはゲストひとりにつき一ドル五○セント、ベルマンには荷物一個につき二ドルだった」しかも、これ別々にちゃんと払わないといけないそで…誰か一人に代表して渡してもちゃんと分配するなんて事は彼らはしないとな…

 ちなみにコレ、物の貸出なんかもそーで、どの部署から借りたかで返却する時もその部署に一々返さないといけないそな…通りすがりのホテルの従業員についでにこれも一緒に返却しときますね、なんて通用しないとな…勿論頼み事も同じでその担当者でないと言っても渡してもスルーされる模様…客はいちいちホテルの従業員の仕事範囲まで把握していないといけないとゆー事ですね、分かります(笑)

 で、これヒラだけの話しじゃないんですよ、例えば宴会を頼むとするじゃないですか、契約書的にはホテルに宴会料+サービス料22%も払う事になるんですが、このサービス料からはホテルのマネージャーにはチップ入らないそで、米人はそれが分かっているから別に団体手配担当マネージャーにチップを払うそー…日本の商慣習ではないし、ましてやサービス料は契約書的に払っている事になっているしで、払わないのが普通らしー…かくて日本担当の人は貰いが少ないという事になるのか?ちなみに産油国の宴会だと相当のチップが入るらしく、物の場合「新品のロレックスのダイヤモンド入り腕時計」とかもあったそな…いやはや、さすが米、上も下もチップと言えば聞こえはいいけど、金金金なんですね…

 まぁ米でお客様扱いして欲しかったら、チップの大盤振る舞いをしなせぇーの世界が普通みたいです。ある意味非常にストレートですよね、金の為に働いているんで、あんたの為に働いている訳ではないと(笑)

 著者によると日本人の海外渡航者数一位は米なので、もっと米に理解をという事になると思われなんですけど、コレ、ハワイが入っているから米が多いのであってステーツに行く観光客って、どの位なんだろ?と思うのは気のせいか?どちらかというとNYならビジネスで行く人の方が多いんじゃなかろーか?で、本書の立ち位置が日本と米のホテル事情の比較というか、日本に慣れている日本人客が米の商慣習に無知すぎるというスタンスで書かれていると思われですけど、どちらかというと日本人客が比較しているのは、日本のホテル・旅館より、米以外の海外でのホテルと米ではないだろーか?

 他国の都市のホテルやリゾート、日本人的には海外は海外で一括りですから、皆同じまでいかなくても似たよーなものだと思うやんかぁ?それが一番通用しないのが米な気がしないでもないんですけど?個人的にも米のホテルやエアラインのサービス良かった記憶がないし、ついでに良かったと聞いた事もないよーな(笑)二度と行かないまではいかないまでもハワイ以外では、なるべくなら米以外でという人達しか見た事ないよな(笑)

 米関係者的には米に理解をという郷に入りては郷に従えという金科玉条を上げてくるけど、米のサービスレベルが世界的にどの辺かという事も理解した方がいいのではなかろーか?まぁ米が観光立国目指しているのかは知らんが、ついでにNYなんて超大金持ちのセレブだけが来ればいいんだわの世界みたいだし(特に従業員的には/笑)

 取りあえず、米のホテル的常識を知りたい人は一読をの世界かなぁ?それでもNY行きますか?の世界とも言うだけど、これがアメリカン・スタンダードで、グローバル・スタンダードというならば、パス一させてくらはいの世界かなぁ(笑)BSEの件辺りでも、やはり感性全然違うと思ったし(笑)まぁ逆にこーゆー米をもろ手上げて歓迎の人もいるんだろーな、ですかねぇ…世界って広いや(笑)

 目次参照  目次 宿泊・温泉

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