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2013年7月29日 (月)

金を遣ったもん勝ち(笑)

誰も知らない五つ星ホテルの24時間  イモジェン・エドワーズ・ジョーンズ&匿名  ソニーマガジンズ

 サブタイトルが、匿名ホテルマンの爆笑告白記だそーで、一応架空の五つ星ホテル・ホテルバビロンでの一日の出来事でしょか?何か24に似ている創りかなぁ?フィクションとは言うものの、元ネタはホテルの日常の暴露記でしょか?一応前書きには「これから記すことはすべて真実である」から始まっていますから(笑)信じる信じないは読者次第という事か?

 ロンドンにある五つ星ホテルは客も従業員も一筋縄ではいかんぜよ?の世界かなぁ?よくもまぁこれだけ次から次へとトラブルが続くと思うけど、まぁその点はフィクションだから、詰め込みました感がパネェというとこか?「信用詐欺、薬物、不幸、愛、死、狂気」それ以外にも色々と凄い人達が登場しまする…いや、ホテルには人生の全てがあるから、でしょか(笑)

 で、一応、フィクションという建て前の手前、主人公はレセプション係の男性…ちなみにレセプション係は4人の交代制だったらしーんだけど、一人は退社し、も一人は仮病でサボり魔、も一人は相性がイマイチという状況で、12時間労働のはずが24時間立て続けに働かなきゃいけなくなった一日を、主人公の一人称で追っている感じでしょーか?

 アリス的にホテルというと、暗い宿一連のホテルシリーズになるんだろーけど、こちらと被るのは201号室のかなぁ?大都市の老舗ホテルとなると、泊り客は有産者ばかりなりのはずなんだけど、まぁ濃い人達の群れでしょーか?対するホテル側も、皆見よーによってハゲタカの集まりって感じかなぁ?ホテル従業員にとって有り難い客は、テキサスの成金もといセレブと、アラブの成金もといセレブなんだなぁと納得の一冊…理由はただ一つ羽振りがいい、桁違いに…という事はチップの額が並じゃないという事なんですね…

 彼らからしたら、チップを払わないもしくは少額というのは言語道断なのはともかく、普通に払っていく程度の人達もその他大勢に過ぎないんだなぁというのが如実に表れている雰囲気が半端ない…その一番分かり易い例が、テキサスのセレブが「追加の枕」を要求した場合即座に対応しているとこでしょーか?ちなみに追加の枕とは高級な夜の女、コールガールの事だったりして…ホテルで売春行為に励むのはまず米人、次に日本人だそな…「金を払ってセックスするのは、まあ年配の客だね」「ホテルで夢中になって買春するのは、普通は50がらみの妻子持ち」だとか…

 更にヨーロッパ人に目を向ければ、「一番好き者はドイツ人」という事になるらしー…仏人とか伊人とか愛に生きている人達のはずなのにそーでもないそな…ただし、さすが英人が書いた文章、辛辣でして「いや、持ち合わせがないだけかもな」と…売春・買春も経済力かモノを言いますってか(笑)露人は自前で連れて来るし、英人はゲイだそーで…

 で、買春も薬も建前上はやってはいけないという事になっているけど、これまた蛇の道は蛇で、そんなの関係ねぇー(死語?)と言うより、「どんな世界にもサラブレッドは存在する。そして、高級ホテルほど、いわゆる二重基準がまかり通ってるところはないんだ」とホテルマン自身が言い切る辺り、素晴らしスってか(笑)よーは上客は何をしても許されるところ、といったとこか…

 ちなみに見分け方の一例、「彼女たちはとにかく目立つ。長い脚、長い髪、ミニスカート、明らかに魅力的な女ってのは必ず男にエスコートされているもんだが、そうじゃないってことは、つまり商売女だってことだ」とな…いやもーホテルの客と従業員とコールガールとの丁々発止についての詳細は本書をドゾ。世の中何事も本音と建て前ですよ、奥さん(誰?)

 まぁ主人公がシビアなのは自分達自身に対してもあって「たぶん、俺たち高級ホテル業界の人間なんて、しょせんはみんなコールガールなんだって思えてしまうからだ」むしろ「正直思い知らされるっていうほうが正しいかも」と言い切っていらっさいます。それは何故かと言えば「来る日も来る日もあっちこっちに媚びへつらい、ろくでなしども-とりわけ、金持ちのろくでなしどもに愛想を振りまいて、チップをもらおうとしているんだから」とな…ギブミーチョコレートもとい、ギブミーマネーってか(笑)

 かよーにして、同じ宿泊客でもサービスに物凄く差がつくのは当たり前の世界が展開していきまする。その他裏方の従業員の殆どが不法労働者達だったり、表の従業員達の小金稼ぎだったり、または取り入ろうとしている納入業者の賄賂もとい接待、付届けでホクホクとか…ここまでくるとちょっとした手心とかチップですで澄ます世界じゃないよーな…

 また宿泊客も一筋縄でいかない人達が、ポルノライン使い過ぎて宿泊料より高い通信料金払っていくとか、眠られぬ夜に愚痴が止まらない客とか、全裸でホールに下りてくるラリった客とか、飲み過ぎでトイレで倒れて打ちどこ悪くて血まみれで救急車に運ばれる客とか、隙を見て忍び込んで酒をかっぱらっていくホームレスとか…枚挙に尽きない感じですので、詳細は本書をドゾ。うん、不倫なんてまだ甘い話だったのだなぁと痛感するっていったい(笑)

 最後に日本人的に聞き捨てならないのが「狙われる「お一人様の日本人客」の章でしょーか?ちなみにたいていのホテルではオーバーブッキングは当たり前の世界らしー…突然ドタキャンするお客も多いという事ですね…で、部屋は一日だって空けておきたくないホテル側としては部屋より多めの予約客をとるのは普通の商売行為らしー…で、事前に予約したにも関わらずホテルのフロントに着いたら部屋がない客が出てしまう日もあるとな…で、そーゆー時「一番イヤがられるのが、「お一人様一泊のみ」ってパターンだ」だそで、日本のビジネスマンは狙い撃ちの世界らしー…「毎度-割を食うのは日本人ビジネスマンってことになる」そー…で、違うホテルに追っ払われるという次第(笑)

 なる程、経済大国日本ってか?軽く見られているよなぁ(笑)笑っちゃうのがこれ飛び込みのアラブのセレブの場合は即座にスイートが用意されるんだぜ…支配人曰「当ホテルには、最高のスイートが二つございまして」だそー…人間の本音って凄いっ(笑)

 とまぁ、最初から最後まで人間の本性という出来ですので、詳細は本書をドゾ。多分に毒含みなのはブリテッシュ・ジョークって奴だからだろーか?それはともかく、主人公の言う通りなんでしょねという事で〆の一言はこちらを「とにかく、ホテル業界じゃすべてがあまりにもいい加減なんで、内情を知ったらきっと誰だってぶったまげるだろう」お後が宜しいよーで(笑)あっ本書はあくまでもフィクションですから(笑)ついでに有名人エピもいぱーいですので、そこも必見でしょか(笑)

 目次参照  目次 フィクション

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