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2013年7月25日 (木)

真夏の鍋(笑)

男の作法  池波正太郎  新潮社

 どゆ本かというと昭和の本かなぁ?著者的には、このタイトルにいくらか思うとこがあるらしく「私は、他人に作法を説けるような男ではない。しかし今度も、前に出したときのタイトルゆえ、変えないでくれとのことで、仕方なく、そのままにしておくことにした」と言うから、不本意な名前付けだった模様(笑)

 で、肝心の内容はとなると、男の日常かなぁ?食べる物から、食べ方から、持ち物から、人との接し方から、これ一冊で戦前戦後の殿方とはこんな風でしたよというのがよく分かるノリでしょーか?合いの手というか、質問も含めてパンピー代表なのか担当の編集者がちょこっと出てはくるのですが、概ね、こちらも昭和の香りがの世界か?ただ、作家と同じ昭和でもスケール感がかなり違ってくる気がするのは若さ故か(笑)

 さて、男の食という事で寿司やら、蕎麦やら、天ぷらやらこれまた出てくるのですが、一番印象に残ったのがすき焼きだったので、というのも、実にリアルだなぁと思ったのが、すき焼きは、いい肉か、安い肉かで作り方が違ってくると(笑)いい肉の時は、鍋に割り下いれて肉から少しずつ煮て(焼いて)は食べして、その後に野菜を入れて食すと…で安い肉の時は最初から具材全部入れて煮る(焼く)とな…やはり、すき焼きってお肉を食らうものだったんだなぁと、ちょっと納得したり(笑)

 すき焼きに関しては、特にはうんといい肉でやらなきゃ美味しさが分からないとな…味も経験なんですねぇ…それにしても「どういうわけか、男っていうのは、すきやきをやりたがるんだよ。それぞれ自分の流儀でね」というのはけだし名言かなぁ?そして誰もが自分の作り方が一番美味いと思っているとこが、ミソでしょか(笑)

 アリス的に、男っていう奴は論は、どーなんだろぉ?やはりミステリ作家としてはハードボイルドやでぇな男の生き方が規範なんだろか(笑)アリスが狙うと微笑ましいけど、准教授がやったら洒落にならない気が…

 寿司屋に行ったら業界用語は使わない方がいいとか(アガリとか、シャリとかね)、初めてのお寿司屋さんで入るのに値段が気になったら、テーブル席があるかで決めるとか、トロばかり頼んではいけませんとか、成程、気を使うとはこーゆー事なんだなぁと…自分も気持よく、相手も気持ちよく生きるとはどういう事かが日々の中にもあるんですねぇ…それが実践できるか?否か?がその人の器量というものなんでしょか(笑)

 作家的なとこでは、休日が一日もないと嘆いていらっさいます(笑)毎日原稿書いてますとな…アリスもそんな毎日なのか(笑)他には原稿依頼で知らない編集者から突然依頼状がやってくるとか…予定のアポも有無なしでいきなりってあるんですねぇ?業界って凄いや(笑)

 他にアリス的なとこでは京都に行くなら空いている時に、という訳で「十二月が一番いいんです」だそな…年末の京都って観光客はそんな閑散としているのか?忘年会とお正月の準備で人がごった返しているかと思ってました…それにしても師走…人がいないのはいーけど、京都の冬…物凄くものすごーく寒い気がするんですが、パンピーでも出歩けるんだろーか?うーん?

 後、うどんのとこかなぁ?「大阪のほうの人がよく書いているじゃない。「東京のうどんなんか食えない…」って。ああいうのがばかの骨頂というんですよ。なんにも知らないんですよ」とな…「うどんはやっぱり上方の薄味のおつゆのほうが、ぼくらでもうまいんですよ」だそー(笑)でもまぁ食べ物はいずこの街も皆それぞれにだから「やたらに東京のうどんをこきおろす大阪の人は、本当の大阪の人じゃないんだよね」とか…他所から大阪に移り住んだ人に限って「東京の何はよくない、大坂のほうがずっといいとかね」とやるそーな…

 ちなみにやたらと江戸っ子だの、浪速っ子だのと主張する人もたいていは土地の人ではないそーな…何かもーうどん一つで人間の業が見えてしまいましたの世界か…

 他にも分相応に一点豪華主義はおかしいとしながらも、万年筆は別腹だったりしてアレなんですけど、概ね男の雑な選択に喝っですかねぇ(笑)ちなみに著者によると麻雀より映画とか読書しなさいの世界観らしー…実に作家的な気が(笑)

 とまぁ、これから社会人になる男の人とか、も少し前で大学入学時にとかに一読しとくと今でもヘーヘーヘーな指南書な気がしないでもないですけど、やはりそこは昭和な香りがというか、殿方の殿方による殿方の為の本なので、女性観のところは違和感ありまくりかなぁと思いますた(笑)

 性風俗については、これも一つの時代だからというのがありましょーが、結婚観が何とゆーか、男と女では全然違うんもんなんだなぁーと(笑)著者は実母と奥さんの三人暮らしたみたいですけど、家庭内についての感覚が違うよな?本人的には妻の実家にも気配りしているいい夫みたいですけど、そして聞き役の編集者もへぇーと感心しているみたいですけど…率直に言わせてもらうとそれってアリですかぁー?の世界かなぁ?

 特に浮気の項では、男の本音ダダ漏れですかねぇ…何にせよ、女性関係でいつも思うのは、殿方には罪悪感が全くないところだよなぁ…「つまり、この人の女房になれなくてもいい。とにかくこの人のことが自分は好きだったんだからしょうがない、と」尽くしてくれる女性ですか?そーですか(笑)今時そんな奇特な女性いるんでしょーか?絶滅危惧種というか、これはもー感心するしかない…遊びたいなら結婚するなよ、と思ってしまうのは短絡的過ぎるんだろか?よーは浮気しても、妻にも愛人にも許されるに違いないというのが大前提になっているんだぜぇーって…

 こーしてみるとカエサルって偉大だったんだと変なとこで納得したりして(笑)とまぁ、女性問題では女嫌いなのにやたらとモテる准教授の意見も聞いてみたい今日この頃(笑)他にいろいろエピが揃っていますので、詳細は本書をドゾ。

 最後に江戸の日本について、著者によると「世界一の文化国家だからね」になるそーな。明治に入って機械文明からいったら後進国かもしれないけど、文化度を見ればトップとな…「だから、そういうことはよくよく小学校のうちに歴史で教えないと駄目なんだよ。もっとも、いまの先生がそういうことをわかっていないんだからどうしようもない」って…それは(笑)

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