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2013年7月27日 (土)

昔懐かしい味?

剣客商売包丁ごよみ  池波正太郎 料理・近藤文夫  新潮社

 どゆ本かというと、著者の剣客商売シリーズの食のシーンとの派生本という事になるんだろーか?その場面ありの、エッセイありの、プロの料理人による再現料理ありの、レシピもどきありの、何でもありか(笑)と思いつつ、その実写真が奇麗です。うん、何か素直に日本のご飯だなぁとゆー構成…それが一年毎月こんな感じと綴ってあるとな、まさに百聞は一見にしかずな本でしょか(笑)

 どの料理、どのページも美味しそうなんですけど、季節的に一番に上げるとしたら、今なら鰻かな?と思いまして…本書では10月に掲載されているんですけど、土用の丑の日で、真夏の食べ物のイメージが…著者も「万葉集にも、鰻が夏痩せによいことは詠んだ、大伴家持の一首がある」とな(笑)

 尤も、鰻というと蒲焼が真っ先に浮かぶけど、これって意外と歴史の浅い調理法だったとみえて、江戸中期?後期の今から百数十年前からという事らしい…それまでは丸焼きというから、昔の人って豪快だったのね…

 ちなみに本書では、蒲焼の他に、鰻の山椒味噌付け焼きが掲載されております。

 アリス的にというと異形の客でのボタン鍋で、イノシシでしょかねぇ?本書ではズバリ猪鍋として掲載されていますが…それにしても意外や意外、昔の日本人は肉系は殆ど食べなかったけど、その日本人に一番馴染みがあった肉となると、猪肉という事になるそーな…となると、ボタン鍋の歴史もまた古いのなぁ?ちなみに本書の猪鍋の中身はというと、猪肉に、こんにゃく、ゴボウ、春菊、焼き豆腐という構成…味噌味という事になる模様…何かこーして見ると冬の御馳走という雰囲気だよなぁ?あったまりそー(笑)

 後は京都的なところで、筍の章かも?「京都の南郊、乙訓は、見事な竹藪で有名だ」だそーで、京都の筍料理専門店のお話が出てきます。京都の筍有名だものなぁ…ついでといっていいのか?松茸でも丹波篠山のが一番いいみたいな話しも松茸の章で出ています(笑)他に京都というと、好時福蘆(村上開新堂)がエッセイで出ていたり…ちなみに晩秋から春先までしか販売してないそーな?季節限定お菓子という事か?どゆ菓子というと、ミカンのゼリー寄せみたいな感じか?器もその蜜柑のままというのが、いかにも和菓子っぽいよなぁ(笑)

 さて、和食の一年暦みたいなので、魚にはことかかないというか、メイン魚多しで、これは魚魚魚のアリスでなくてもどの魚にするか?は頭を悩ますとこじゃないだろか?日本にはこんなに魚料理があったのだなぁと納得の出来でございます。ただ、本書的には「煙草の火寒鮒釣りにもらいけり」というこの一句から、鮒に軍配を上げたいところ(笑)

 目次参照  目次 食物

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