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2013年8月 1日 (木)

そして男はポルシェを買う(笑)

日本人へ  塩野七生  文芸春秋

 サブタイトルは、リーダー篇ですが、リーダーというか、トップというか、キャプテンというか、取りあえずのその道のプロ集団の代表という事になるんだろーけど、そーゆー人材って日本が一番苦手としている分野じゃなかろーか?

 さて、本書は時事エッセイでしょーか?まぁこの手の話しはその日の内に陳腐化してしまう、賞味期限が超短い世界ですから、今見ると取り上げられている話題、ニュースはちょい古な気がしないでもないんですけど、でもまぁ言われている事は時がたっても同じという点では、2000年昔のローマも、今現在も変わりなしという事でしょか(笑)人類は進歩していると思いたい…今日この頃(笑)世界はそんなに変わるものではないよと、後頭部張り倒されている気がしないでもないですけど…

 初っ端の現実のとこでの箇条書きがまず凄くて…「一、結局は軍事力で決まるということ、二、アメリカ合衆国への一極集中、三、国連の非力、四、日本の無力」って、これはもー言い逃れできるレベルではないよねぇ(笑)経済大国なんて浮かれていた時もありました、が、最早そんなの関係ねぇー(死語?)というか、そもそも関係なんて最初から無かったんやぁーっの世界か(笑)

 ないない尽くしという点で行けば、国際情勢を左右できる政治力も経済力もなく、また軍事力もない。その上、大義もなく、かといって新秩序をつくる力もないと…素晴らしきかな日本とかタイトル出せそーか(笑)

 アリス的に時事…うーん…社学的な視点からの方があると思いますなのかなぁ?それなら准教授の方が分がありそーだけど、あの方はまず個ありきの学究を営まれているみたいだしなぁ…アリス的無理矢理こじつけ的な接点としては、テロ問題のとこで地下室の処刑が被るかもなぁ?だろか?

 そのテロも米だとテロとの戦争とテロと戦争を結び付けちゃいました、今も実行していますの世界だろーけど、本書にもあるけど日本の立場としてはテロは犯罪であるで、テロと戦争ではなくてテロと犯罪でいった方が理も利もありそーだけど?いかがなものか?まぁ殿方は拳振り上げ系が好きだからなぁ?分かり易いし…米のマッチョ思考は、通常運転乙なんでしょかねぇ?

 ちなみにこれまた全然知らなかったのですが、伊って海外派兵昔からずっと続いていらっさったんですね…ベイルート、湾岸戦争、ソマリア、ボスニア、東ティモール、アフガン、イラクと豆に参加なさっていらっさる模様…伊式では人は出すが金は出さないという、日本とは真逆の方針を貫いていらっさったとは…しかもその派兵について国会で審議中の内にもー現地に向かって出航しているんだから凄い…着いても議会で可決しなかったらどーするのかと言ったら公海で待機、万が一否決されたら帰還するという潔さ…戦争対応というか、紛争対応が即時対応になっているとこが凄い…伊でもスピーディなとこはスピーディだったんですね(笑)

 も一つ伊軍でへーへーへーと思わされたとこは、現地で米軍と対立した時も米側が現地の伊司令官の解任を求めた時の本国伊がスゲェ…「司令官を解任するなら彼の指揮下の兵士も全員引き揚げる」と伊の防衛大臣は言い放ったとな…同じ状況で、日本だったらと考えるとアレだよねぇ…

 何にしても日本の外交政策の後手後手フリというか、センスの無さというか、無能フリというかは今更な話しらしくって薄々分かっちゃあいたが、派兵問題も「よく外交担当者たちが、他の国々もわが国の立場を理解してくれています、なんて言うが、世界中では「カネは出せないが人は出せる」という国のほうが圧倒的に多く、その中で「カネは出すが人は出せない」という日本の存在は、不都合ではまったくないからである。理解などしてくれるはずもないではないか」とな…日本的に理解の押しつけというより、理解の幻想ですか?いや、もー外務省と防衛省はうるわしい世界に住んでいらっさるんだな、きっと(笑)

 成程、護憲と叫んでいると世界からどー思われているのか?というのが分かってナイスかも(笑)「ユダヤ教徒にとっての神は、日本人にとっては、憲法をつくったというアメリカ人かと、アメリカ嫌いでは人後に落ちないフランス人などは勘繰ったりしている。それでもカネを出しつづけているかぎりは、けっこうですよ、それで、とは言っているのだが。だから、今後ともカネを出しつづけるつもりならば、他の国々の「理解」もつづくと思う」そな(笑)何か、ここで言う理解って?どの理解?少なくとも日本の外交担当者の理解と、世界各国の理解の間には、深くて暗い川がある位では済まないと、理解、して宜しいんでしょーか(笑)

 本書でも一つ面白(?)エピ的には安保理の常任理事入り問題のとこに触れていて、ここでのパワーゲームについてのカードが笑えた…「一、拒否権をもっていること、二、常i任理事国であること。三、海外派兵も可能な軍事力、四、核をもっていること、五、他国に援助も可能な経済力」だそーで、言うまでもないけど、日本の切れるカードって五位しかないとゆー…冷静になれよの世界か(笑)どー考えても「「拒否権」をもつ五か国は、この権力を手離さないし、他国に与えることもしないだろう」ですかねぇ(笑)更に著者は「とくに中国は、半永久的に日本を二流国に定着させるこの好機を絶対に逃さないだろう」とな…しみじみ思うに外務省の見込みで成功した例って今まで一つでもあったのだろーか?って素朴な疑問が(笑)例のマグロの時がそじゃね?というが、その後の英米の対応がアレですっかり日本は悪者に定着してるみたいですけど?その辺の評判をきっちり回収は決して外務省は対応しないからなぁ…鯨の件を見れば、おして知るべしとか(笑)

 で、戻って護憲なんですけど、何にせよ法律は法律、人のつくったものなんだから、時と場合に合わせてメンテナンスが必要という著者の意見はスパっとしてらっさるんだけど、日本人がというより、国民が改憲に及び腰なのは法を盲信しているからだけでなく、むしろ、変える事そのものが問題であるというより、変えて多分良い方向に変わる分の方が怪しいと思っているからではないかなぁと?政治家と官僚がかかわって良い事が起こるなんて、あるんかぁー?と疑っているからじゃないでしょーか?何せ日常あの人達がつくっていらっさる法律があまりに素晴らしい出来なので(笑)やっぱ人間、信用第一、普段の行いがモノを言うんですよ、あいつらに任せる位ならこのままの方がきっとマシに一票ってか(笑)

 本書にもある通り、庶民は基本上を信じていないのが歴史的相場じゃなかろーか?というのも「上部構造が機能しなくなると、上部構造自体はさっさと逃げてしまい、上部構造が機能しなくなったがゆえの弊害を、残された下部構造だけがモロにかぶる」とな…よーは「地位や権力や財力をもっている人は危険が迫るやいつでもどこにでも逃げられたのに対し、地位もなく権力もなく資力もなかった庶民は、そこに留まるしかなく」となって、「殺されていったのである」となるとな…信用第一、日頃の行いでしょ(笑)いざという時どーなのか?言っている事とやっている事の違いはどーなのか?まぁそれはこの前の震災でも一部露呈した通りですしね(笑)

 さて、本書は著者が海外在住のせいか?外交問題についてのコメント多しかなぁ?総じて日本の外交下手が浮き彫りになるし、日本のメディアの海外ニュースの少なさもでして、皆で外交音痴なら恐くないの世界なんですかねぇ…諸々のエピは皆それぞれにご尤もの嵐でして、詳細は本書をドゾ。

 まっ海外編で一例を上げるなら隣国のアレって伊でもそーだったのかぁー…なとこですかねぇ…「これまでの例ならば、国の経済力が上昇するとその国は、経済の向上で得た力を国内のマイナス方面を改善するのに使う。具体的には、失業者を職場に吸収するという形で。だが、先進各国への中国からの密入国者はあい変わらずだし、イタリアの中国人コミュニティの内部では、先着の中国人が後着の中国人を奴隷のようにこき使って摘発される例は後を絶たない」そな…ちなみに密輸入の方も麻薬に食品、非衛生的な物産がどんどこどんな状態が普通って…司法関係者の潜入は人種的にすぐばれるという事で、「手が出せない状態が続いている」とは…アフリカ大陸を前にして移民スペシャリストの伊ですら、もてあます人達なんだろか…

 まぁ尤もこれに関しての著者の予言がこれまた「大国とは何によらずはた迷惑な存在だが、遠からず中国は、最もはた迷惑な大国として君臨することになるだろう」とは…

 笑っていいのか?泣いていいのか?溜息ついていいのか?と言う訳で、最後に笑って締めよーという事で、本書で一番笑わせてもらったとこを一つ。

 章題も笑いの勧めなんですが、「中年後期の男の生産性はなぜ落ちるか、反対に同年代の女の生産性はなぜ上がるか」について…その心は「若い女ばかり追いかけている中年後期の男は、それゆえに心身ともに無理をし生活も不規則になって、おかげで仕事面での生産性が落ちるというわけだ。反対に女のほうは、誘いをかけてくれる男も少なくなったことから心身ともに無理をすることもなくなり、日常も規則正しく変わり、おかげで仕事面での生産性は向上する一方となる、というのである」いやまぁ、あのカサノヴァだって38歳限界説だったよな(笑)モテ期って本人が思っているより、ずっと短いものなりき、らしいです(笑)自覚できるかどーかは、あのゲーテですら72、3歳の時にプロポーズしてますから、17歳の女性に(笑)結果については、悲歌を作成しましたが何か?ですかねぇ(笑)そーゆー点では、ゲーテ生産性を上げているのか(笑)詩人って転んでもただで起きないのね(笑)

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