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2013年8月 8日 (木)

一日一力一心…

室町戦国史紀行  宮脇俊三  講談社

 日本全国、歴史の舞台を求めての旅でしょか?しかも年代順に各地を訪れていらっさる模様…しかも著者のお名前を知っている人にはアレだけど、この手の紀行にしては交通関係のチェックが凄い、どこに行くにも何に乗り、何時何分発で何時何分着かが明確に記載されているんですよ…かくて著者の行動速度が如実に分かろうというもの(笑)

 それと、移動距離がどれだけ遠かろーと、日本って国内移動なら一日というか、半日位で何とかなるのだなぁとこれまた納得…新幹線での移動でもだいたい三時間見積もればある程度のとこまで移動できるし、飛行機使えばそれ位で国内主要飛行場には着くもんなぁ(笑)そーゆー点では日本って物流をどこにでも、そして速くというのが、DNAに刻まれているのだろーか?とふと思ってしまった(笑)

 で、本書ですが、室町ですので後醍醐天皇が隠岐からアイシャルリターンだぜな島根の御来屋からとな…ここに「後醍醐天皇御腰掛岩」があるそーな…今から約700年前位になる訳でそれが今でも残っているとこが日本なのか(笑)でもって、ラストは天下分け目の関ヶ原でござるですかねぇ…室町頭から江戸頭までとなると約270年位の歴史の旅となる模様…

 アリス的に室町戦国…まぁ戦国のラストは秀吉と幸村ですが、室町となると舞台が京都というか、関西多し的なとこで被ると言えば被るのか?どちらにせよ、後醍醐天皇の戦いも京都に上る、天下を取るですから、そーだ京都に行こうがメインの行軍…さて、そんな中で最初にアリス的な土地というと信貴山ですかねぇ?ちなみにこちらに向かうのに著者は鶴橋から近鉄の準急で向かっておりまする(笑)海奈良の焼き肉からスタートか(笑)

 護良親王が立てこもったお山でござるだとか…結局、室町は南北朝を生み出した事でアレですが、皆官位というか、権利の主張が凄い事になっていたんだなぁーと言う事は分かるよな…そんな訳で吉野にも著者は行く訳で柿の葉寿司の老舗が並んでいるぞなとなると…これまた片桐さん乙の世界か(笑)

 さて、江戸以前の歴史となると京都を抜きでは語れませんは日本的ジャスティスなのか?本書はあちこちに移動しつつも京都に戻るみたいな旅だよなぁ?著者的には移動は東京からなのに、歴史的には京都からな旅でしょか?その京都は天竜寺で、これ後醍醐天皇の鎮魂の為に創建されたお寺だったのですね…常照皇寺、等持院、そして同志社大も出てきます(笑)大覚寺、金閣寺、ちなみに金閣寺の建設費用って守護大名達からなんですね、ざけんなと怒った大内義弘は「応永の乱」で敗死しているとな…

 続いて、京都五山巡り(天竜寺、相国寺、健仁寺、東福寺、万寿寺)とその上に南禅寺という事になるらしー…相国寺は四風荘で出てきたよな(笑)ちなみにこれ皆禅寺なんですけど、全部臨済宗で、曹洞宗はないそな…しかも臨済宗でも妙心寺や大徳寺という大寺が入っていないとこは足利尊氏が帰依した無窓派と関係あるそで、世の中いつでも派閥争いってか(笑)それにしても相国寺、応仁の乱の時に「相国寺合戦」の現場になっていたとは…

 もーどんだけ京都通ってんねん、の世界ですので本書的にも二回祇園祭に遭遇しています。ちなみに「女性は浴衣姿で団扇を手にしている。これが宵山のしきたりだそうだ」で、いやまさに京都でんなぁですか(笑)一方著者は跡地巡りで赤松満祐の屋敷跡に行ったりしてますが…そして、アリス的には来たぁーの銀閣寺っ、宝鏡寺、二条第、旧本能寺小学校跡、天王山、妙喜庵(茶室)、西本願寺(書院)、北野天満宮、御土居跡、豊国神社。

 大阪というと四条畷神社、堺では鉄砲鍛冶達の跡地を、石山本願寺跡(大阪城)。各所についての詳細は本書をドゾ。いずれも日本史の舞台になったところですので、いわくはそれこそいぱーいってか(笑)アリス的に付け加えるなら柳生で食べた蕎麦が美味しかった模様…うん、アリス何かと蕎麦食べているよーな(笑)

 そんな訳で本書は日本全国日本史の舞台ならどこへでもですのでいろんなとこが出ていて圧巻なんですが、個人的には種子島の回がインパクトあったかなぁ?どーやって行くんだと思ったら行きは鹿児島からジェットフォイルで、帰りは飛行機で大阪に飛んでいるんですね、小型機の航空路もぱねぇ…種子島というとロケットが飛ぶところのイメージだったけど、日本史的には鉄砲伝来の地だったと…

 鉄オタ的には紀勢本線の列車って天王寺が起点になっていたのか?アリス的には便利と思うけど著者的には「何かと不便」だそで…新大阪から直通特急が出るよーになったのはよかった探しなのか(笑)大阪から長浜への移動も快速で向かっているのですが、特急並の速度だそーで…「関西の鉄道は速度、サービスともに東京首都圏とは比較にならなぬほど質が高い」とあったりするんですよね(笑)いやまぁ著者の気持ちは痛いほど分かるけど(笑)後はやはり新幹線の本数は世界的に見てもアレのよな(笑)東京-新大阪間の輸送客数は、パリ-リヨン間の10倍だそー…まぁいつでも走っていると(笑)

 最後に歴史エビなとこで一、清州城の天守閣の再建…どゆ史料によって建てたのか?に窓口の職員曰く「史料がありませんので、たぶんこんなものかということだそうです」だそーです(笑)北畠親房が書いた「神皇正統記」の奥書に「ある童蒙に読ませるために老筆をとった」とあるそで、いや世の中知ってる知らないに分かる分からないがある訳で(笑)

 歴史においては「東が西を攻める場合は、あっけなく攻略するが、西が東を攻めるときは手こずるようである。質実剛健な東国人のほうが戦いに強いのだろう」とな…そゆもんなのか?それはともかく、本書的に一番インパクトありましたなエビは古代ギリシャ史の泰斗、故村川堅太郎のお言葉「古代史は史料が少ないので、ありがたいです。もしアレキサンダー大王がアレキサンドリアの図書館を焼かなかったなら、文献がありすぎて、日本人が古代ギリシャ史について説をたてるのは不可能だったでしょう」ですかねぇ…

 歴史とは史料との戦いなのか?無いと困るし、有りすぎても困るとか(笑)

 目次参照  目次 国内

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