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2013年9月18日 (水)

この国にはパンピーがいるっ。

人を助けるすんごい仕組み  西條剛央  ダイヤモンド社

 サブタイトルが、ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか、なんですが、いやーこれこそまさに事件は現場で起きているんだぁーっの世界ですねぇ…四の五を言わずにまず読んでくらはいとしか言いよーがないよーな…

 「「誰かに会ったときも本人に「大丈夫だった?」とは聞けるけど、「家族は大丈夫?」とは聞けないっすね。ほとんどの場合、誰かが亡くなっているから…」と、ともちゃんは言った」…もーこれだけでこのリアルさが分かろうというもの…被災地の現実を実際に見て、かかわってきた人の報告、そして被災者の言葉は重みが全く違うんですよね…

 ある意味、著者の立場は知ってしまった以上、逃げも隠れも出来ない。に尽きるよーな…ならば「こうなったら全部やってやる」になるのは必定か、これはその戦いの、もとい救済のもとい、これからの為の記録であるですかねぇ…人々よ、心して見よの世界かも。見方によってはザルで水を汲むよーな行為かもしれないけど、「僕らが少しでも進めておけば、そこを出発点として、子どもたちが、次の世代がさらに進めてくれる。強い意志は継承されます」、陽はまた昇る…本書の前向き度は並じゃないんですよ、奥さん(誰?)

 アリス的にボランティア…うーん、英都大も何かかかわっていそーだけど?どだろ?准教授というとこか?本書的には当時の東大阪市長と大阪市長のつながりが出てきます。「東大阪市では、短期-長期他は支援するための態勢を整えていたのだが、岩手県庁に支援はいりませんと断られてしまい、どうしようと頭を悩ませていたという」って…結局、ふんばろうの方で陸前高田市長とつなげる事になったり…

 大阪市の支援物資は「市は岩手、宮城、福島県に必要な品目と数を問い合わせてたが、要望は少なかった」(@読売新聞)な事態に直面、実際の現場では、例えば南三陸町の場合「震災後二か月たっても水道復旧率1%、三か月時点でわずか7%だった」とな…故に「水はまったく足りておらず、実際はいくらでも需要はあった」とな…かくしてふんばろうがこれまたつないで「大阪市が提供してくれた、IKEAの新品のベッド200個を含むすべての物資をマッチングして送ることができたのである」とな…必要な物資を必要としている人の下へ…これが一番大切だと思うのですけどねぇ…

 とある現地の場合「市長の動きが悪く、当たり障りのないことばかり言って何もしないと多くの市民が憤っているという」な事態だった模様だし、東京都の場合、放置自転車を被災地に送ろうの手続きにて「ある区の担当者が「自治体までは送るが、個々の避難所までは送らない」と頑として聞かなかったことがある」とな…副都知事の鶴の一声が事なきを得たみたいだけど、結局、行政の中の人の能力がいざという時にモロに反映してしまうのだなぁという事が浮き彫りになった結果ですかねぇ…

 「支援の仕組みを避難所に周知すること自体は簡単にできる」…だがしかしっ「行政が自ら紹介するという形になると、問題が起きたときには知りませんというわけにはいかなくなる。つまり「責任」が生じる」とな…前例があれば前例のせーにして責任転嫁もできるけど、自ら責任とる立場になんかなりたくないという事で、お断りしますという事に…市民や県民が死にそーな時に、この緊急時に、己のメンツが一番って…さすがだ、公務員、そこにしびれるあこがれるぅ(笑)

 まぁ全てが全てそんな中の人じゃない事も確かですけど、そんな人や組織があったからこその、ふんばろうプロジェクトになる訳ですよね…かゆいところに手が届くというか、建前の支援の手の届かない人達にも支援の輪をというか、完全にニッチな世界…行政の穴を一生懸命、民間が繕っているって…いやもー日本の良心はパンピーにあるという事ですか、そーですか(笑)

 リアルな現実としては「地区会長さんがしっかりしているところは支援物資が行き渡っているが、会長さんが亡くなったり、他に移っていないくなった地区は、物資が行き渡らず悲惨な状態になっている」とかあったり…現実って…

 ちなみに現地の情報は、役人に聞くのではなく、現場のその辺に歩いている人に聞くというのが一番の近道というのが何とも…口コミや民間の手の方が信頼できる話と人間という現実がこれまた…救援物資の分配に機能停止している気仙沼の仕分けに乗り出したクロネコヤマトの話も美談なんだけど、何か切ない…「糸井「気仙沼とは逆に、「それはちょっと」と、お断わりになる市町村もあったわけですか」木川「ありました。われわれの善意は受けとめてくださるのですが、現場の指揮命令権は手放したくない。そこは自分たちの責任であると。そう言って、ご自分たちでがんばられた市町村もたくさんありました」」とな…

 そして行政の中の人だけでなくメディアもこれまたホンマでっかな世界に突入…「以前、あるテレビ局が、救出しているときの映像や人が波にさらわれたている映像はないかとしつこく食い下がってきた。あいつらはあまりにも無神経で失礼だった」はこーゆー事をナマの声として聞かねばならないとは…マスゴミぇ…

 更にリアルな声は続き「子どもたちは目の前で親がさらわれたり、消せない傷を負っている。ものすごいハンデを負っている。卑屈な子にはしたくない。教材などをちょっと揃えたくらいで支援が終わったと思われたら困る。学校等々の各施設には、カウンセラーが数名は常駐してもらう必要がある。先生が子どもの話を聞くといっても、その先生もすべてを失っている本人なんだよ。どうやって話を聞けというのか。そういう支援はどうしても必要だ。自分たちはいい時代も経験してきた。しかし、子どもたちはこれからだ。いまは校庭も何もない。何が何でも子どもたちに環境を整えてあげたい…」という現地の消防団の後に団長になる方のお言葉なんですが…正論過ぎて何も言えねぇ…

 とにかく、今、そして今後のお話がメインですかねぇ…地震は地震、津波は津波、起きてしまった事は仕方ない、ならどーするかってパンピーレベルの今日の生活、明日の生活の立ち上げなんですよねぇ…支援、復興、色々言葉ありますけど、本書はある意味ロジスティクスのお話かなぁと…物流とエネルギーを全域に行き渡らせてこその先進国だと思われなんですけどねぇ…

 てな訳で本書は非常にあついお話だと思われですけど、これまた非常に淡々としていらっさいます。こーゆー事してます。ノウハウはオープンソースにします。これからに役立てましょーと引き続き引き続くと…詳細は本書をドゾ。いや本当に日本人なら読んでおいて損のない本です。

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