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2013年9月 1日 (日)

丁か?半か?

カジノの文化誌  大川潤 佐伯英隆  中央公論新社

 カジノというと、せいぜいモナコかラスベガスのイメージだったのですけど、世界的にカジノ市場って拡大していたんですねぇ…アジアで言うなら、マカオとシンガポールでしょか?世界に広げようカジノの輪とか(笑)さて、後書きによると著者達は「筆者の佐伯と大川は経済産業省に1974年に入省した同期生である。この本のきっかけは、同じく同期生で現在、和歌山県知事として活躍している仁坂吉伸氏の「和歌山県には米国ラスベガス型、欧州型のどちらのカジノがふさわしいのか」という問題提起から始まった」そな…だからなのか?そーなのか?本書の読後の正直な感想は、男の人の書いた文だなぁ…だったりして(笑)

 ちなみにその後書きによると「佐伯は知られたギャンブル通」だとかで、「海外ではもっぱらカジノで運を試している。ジュネーブに参事官として滞在した3年間、勤め先のジュネーブよりフランスのカジノの地、ディボンヌでの滞在時間のほうが長いと言われ、「ディボンヌ参事官」と称されたこともあったギャンブル実践派である」そな…非常に心強いお話だよねぇ…も一人の筆者大川氏の方は各地のカジノに足を運んではいるけど、見学タイプらしー自称「勉強はするが実践がついていかないタイプ」だとな…

 そんな二人が書き上げたお友達の疑問へのお返事書いたが、本書という事でオケ?なんでしょか?てな訳で、簡単なカジノのゲームの説明とか、世界のカジノ事情とかが解説されている感じかなぁ?

 アリス的にカジノ…そーいえば准教授の見かけの雰囲気が流離いのギャンブラー的なとこがどこかにあったよな?後はベンツ取得のいきさつですかねぇ?何にせよ、准教授がその道に走ったら凄い事になりそーでこあい(笑)何にしてもいつも堅気に見えないのは、仕様なんですってか(笑)

 カジノの歴史からすると本書によると16世紀には現在のカジノの原型が成立していたというから、4-500年の歴史はあるという事なんでしょか?ちなみにカジノという言葉は「紳士淑女の遊び場」というイメージが未だにあるそーで、それを建て前でも維持しよーとしているのが欧州なら、老若男女誰でも来いやぁーっ的なのが米なんだそー(笑)ビジネス、ビジネスって事ですね…かくて欧州ではドレスコードあり、入場の際に身分証、会員証などなどのチェックあり、勝とうが負けようが騒がず慌てず淡々とゲームを進めるのが基本だとか…米とは違うんだよ、米とは、という事か?

 てな訳で、ヨーロッパには英、仏、独、スイスの他に、イタリア、モナコ、オーストリア、チェコ、オランダ、ギリシャ、クロアチア、スウェーデン、スペイン、スロベニア、デンマーク、ハンガリー、フィンランド、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マケドニア、ルーマニアとたいていの国にあるそーで、むしろないとこはリヒテンシュタインとノルウェー位じゃね?の世界らしー…そーだったのかぁー?

 ちなみにモナコのグラン・カジノはあまりにも有名だけど、外観、内装とも豪華絢爛で素晴らしスなんですけど、こちらパンピーが入れるのは表部分だそーで、その奥にお得意様用のお部屋があるそーな…そちらを見ないと結構と言うなという事だとか…何事もメンバーズオンリーは凄い事になっている模様…まぁ豪華さで行くならバーデンバーデン(独)のカジノは相当に凄いらしく、かのディートリッヒが「世界で最も美しいカジノ」と言ったそな…それにしてもバーデンバーデンって温泉地かと思っていたらカジノもあったのか?

 マカオやシンガポールや米のインディアン・カジノ辺りの詳細については本書をドゾ。いや、どこも諸事情がパネェ…米のカジノと言えば一昔前はラスベガスとアトランティック・シティだったんですが、全米各地に新たにカジノが建設されるにつれてアトランティック・シティのカジノは右肩下がり気味らしー…衝撃的だったのが、世界で一番厳しいと言われるゲーミング委員会の出した結果が、「MGMに対し、アトランティック・シティでのカジノのライセンスを保持したいのであれば、マカオでのカジノ経営のパートナーであるパンジー・ホー女史との関係を断ち切る必要があると通告した」そな…で、MGMはどーしたかと言うとアトランティック・シティで一番成功しているカジノからの撤退・売却、マカオに軸足を持っていったとな…ええ、何事も儲かる方が大切、これ一番大事(笑)金の為なら自国だろーが、他国だろーが、そんなの関係ねぇー(死語?)という事ですかねぇ…そこにしびれるあこがれる(笑)

 まぁ全世界的にカジノ市場規模は2010年で約1093億ドルだそーで、内米市場が565億ドル、アジア太平洋が323億ドル、欧州が145億ドルだそーで、しかも欧米市場が縮小気味なのに対してアジアの割合が増えているとなれば、MGMの選択もむべなるかな?の世界っスかねぇ…ちなみにアジア市場の躍進は今後も続くというのが予想されているそで…マカオとシンガポールはどこまで加速するのか?神のみぞ知るでしょか?

 さてさて、カジノのゲームの方ですが、ハウス・エッジが一番低いのってバカラだったとは知らなんだ…故にバカラの最低掛け金、所謂ミニマムはお高いのが普通…「ハウス・エッジの低いゲームのミニマムは高く、ハウス・エッジの高いゲームはミニマムを低く、というのがカジノ運営の大原則である」とな…て事はミニマムを見れば確率が分かるって事なんだろか?かくてスロットマシーンなんかも金額の低い方が当たる確率低いのか…大数の法則以前に、カジノのマネージャさすがやでの世界か(笑)

 最後に本書のラストの章は日本とカジノ的なお話になっていますので、興味のある方は本書をどぞ。なんですが、うーん、まぁ思惑は皆さんその人それぞれにあると思いますらしーんだが、まとめっぽいとこで「「時流に乗って、何でもよいから、とりあえず作ってしまえ」という考えでは、何年後かには、必ず行き詰まる」とあるとこでしょかねぇ…バブルは遠くになりにけりでしょか?とありながらその前に「リゾート法の時代には、宮崎・シーガイヤの佐藤種良氏と長崎・ハウステンボスの神辻義邦氏が象徴であったが、両氏の獅子奮迅の活動がなければ、リゾート法自体がなかったかもしれない。残念ながら両リゾートも経営再建の道を歩まざるを得なくなったが、今でもこの両氏の活躍は記憶に残るところである」そーですよ、奥さん(誰?)

 何か気分はハムレットな気がするのは気のせい(笑)まぁ日本的なとこで実感するのはTOTOの件かなぁ?結局アレ、サッカーくじのはずなのに肝心のサッカーの方にはあまりお金落ちて来ないんですよねぇ…その辺りが当る当らない以前にサポ的にどーよってのがくすぶっていると聞いた覚えが(笑)

 まっ日本の場合は公営競技よりパチンコ利権がアレな気が(笑)本書的には日本にカジノを、観光立国の目玉を、的な話も絡めたいんだろーけど、観光立国に鼻息荒いのも、カジノに鼻息荒いのも千代田区南端な人達ばかりだからなぁ(笑)

 てな訳で、詳細は本書をドゾ。これもカジノの一面ですよねぇ…だだしギャンブル依存症とか、治安の方は別途宜しくってか(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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