« 過去は未来において真に生き残る(笑) | トップページ | おまえをみればこころがひえる(笑) »

2013年9月10日 (火)

ズルズルやん、ズルズルやんか(笑)

ヤバンな科学  池内了  晶文社

 タイトルがタイトルなのでちょっとかまえてしまったんですが、科学一般のエッセイで甘辛色々取り揃えておりますが、何か?の世界かなぁ(笑)甘い方というか、夢というか、皆で科学マインドを持とうよの提唱でしょかねぇ?科学がパンピーからとても離れて老若男女皆科学離れになってしまった今日この頃、本来科学っていうのはもっと生活に密着していたものなんじゃないの?センス・オブ・ワンダーじゃないの?ですかねぇ?

 ちなみに子供の科学離れって先進国は皆同じ傾向らしー…「優秀な学生は弁護士や医師を希望するからだ」そで、おべんきょで同じ苦労するなら実入りがいい方がいいにそりゃ決まっているという事ですか…本当に有難うございました…

 科学の世界も色々あって、一つが還元主義が席巻しているとこでしょか?「専門分化が進むにつれ、科学者は、自分が実際の研究するごく狭い領域についてはよく知っているが、それ以外のことについてはまったく無知になっている」とな…なのに「自分の知らない問題についても無知者として振る舞わず、知者の持つ傲慢さで臨むようになった」となな…かくて表題に行き着く訳で「科学者こそ近代の野蛮人ではないか」となとな(笑)ちなみにこー批判したのはオルテガ・イ・ガセット(文明史家/西)だそで…見えている人には見えているもんなんですね、いつの時代も(笑)

 しかも今、現代は国がスポンサーとなりましたの世界で「科学者はもっぱら国家に奉仕する」よーになったと…御用学者が増える訳だわ、と(笑)まぁ2年半前を思い出すまでもないですか、そーですか(笑)

 アリス的に科学エッセイ…お星さま関係が被るかなぁ?ジャバウォッキー繋がりで、准教授は昔、天文少年でしたマルとか(笑)後は乱鴉絡みで米のキャンパス紙の広告には卵買いますとあったりして…ちなみにこの卵は卵子の事…「アメリカでは、公然と卵子の売買が行われているらしい」だとか…さすが米というとこですかねぇ…「2001年11月、アメリカのバイオ企業の研究者が、ヒトクローン胚の作成には成功したが、幹細胞にまでは成長しなかったと発表した」とな…いやもーこれ既にアレですか?時間も経過してますし、事実は小説より奇なりというか、先なりの世界か?

 米的なおステキさでは特許戦争もアレですけど、本書的に一つ上げるとしたら遺伝子組み換え食品のとこでしょか?米の特許局が遺伝子組み換え作物も発明と認めたのもアレだけど、人道的援助という名目で例えばアフリカの国に贈るとなった場合、その後、「将来的に特許料込みの種子を買わねばならない状況を作り出すことを狙いしていると考えざるを得ないのだ」となるとな…「人道的支援の装いをしていても、根底には経済論理が貫徹しており、アフリカの搾取がなお続くことになってしまうだろう」よーするに最初は一歩は無料でやるよ、だけどその後はずぅーと買ってもらうけどね、の世界か…米的商法半端ねぇ…

 後は大阪的なお話で、関空の話がチラっと出てくるとこですかねぇ?「関西空港を海上に建設するとき、埋め立て方式かブイによる浮上方式かが検討されたが、さてどのような計算がなされて埋め立て方式が採用されたのか点検してみる必要があるだろう。開港して9年にしかならないのに、既に顕著な地盤沈下が進み始めているだから」だとか…そーだったのか?関空?何かどこでも大きなハコモノ作るとメンテナンスがえらい事になってると思うのは気のせいか?

 それとカオス理論のとこでバタフライ効果…線系と非線系、行き着く先はどこへなんですかねぇ?

 著者は科学者の倫理、良心について警鐘を鳴らしていらっさるのかなぁと…科学が兵器として応用された時、開発された時、科学者の「常套の言い訳は、「私がやらなくても、いずれ誰かがやるのだから」であり、「責任は、作った者ではなく、使った者にある」」だとな…「科学者は、科学研究の推進を無条件で肯定し、科学の利用の問題は社会が考えることであって、科学者の行為とは無縁のことと考えがちなのである」まぁ、どこの世界も俺は悪くない、悪いのは俺以外の奴だがまかり通っている模様(笑)まさに、そんなの関係ねぇーそんなの関係ねぇー(死語?)でしょか?

 研究者のモラルというとこでは「アメリカでは、実験データの捏造や偽造、剽窃や改竄など、科学への信頼を貶めるような不正行為が数多く摘発されてきた」そで…何せあちらは成果主義のお国柄ですし、研究費獲得は熾烈だし、何より「大学の研究者と企業の結びつきが強い」とな…結果が伴わなきゃ企業は金なんか出さねぇぜとゆー事なんですかねぇ…ばれなきゃ何でもいいという風潮が漂っているという事なのか?さすが米、そこにしびれるあこがれるぅってか(笑)

 まぁ翻って日本だって、水俣病に、薬害エイズに、BSEにとお上のやってきた事は「科学的確証がない」ですからねぇ…「日本の官僚が持つ、国民の健康より業界の保護を優先し、曖昧な判断のまま「不作為」で逃げ切ろうとする体質」は今更の話じゃないし…今だとただちに問題はありませんでしょか(笑)そして問題起きても、想定外だから責任ありませんだろーし(笑)

 その関係でというのではないですけど、「核融合装置の開発では、トカマク型と呼ばれる装置を開発している原子力研究所と、ヘリカル型と呼ばれる装置を開発している核融合科学研究所は、同じような磁場によるプラズマの閉じ込め研究をしているが、異なった設計となっている」そで…「もし、この二機関を統合して超大型装置一つに賭けてしまった場合、後戻りして見直すことがなくなり、失敗の可能性が大きくなるだろう」とな…科学分野での統廃合はそんなに簡単なモノのじゃねぇとゆー事ですかねぇ…

 核関係で続けてアレだけど、9.11の時に日本でも「海上保安庁は、九月末までに全国十七ヵ所の原発周辺海域に巡視船を派遣し、二十四時間警戒態勢をとるなどパトロール強化を行った」とな…陸地の方も厳戒態勢だったよーで「刈羽村全体が冷蔵庫の中に入ったようだ」な世界を展開していたとは…テロだろーと地震だろーと、何かあった時の事を考えれば原発、真面目に考えないといけない問題なんですよね…

 地震予知とか、環境問題とか、科学的に今すぐどーにもならない事多数で、科学に対する信仰というか、ライフはもーゼロよの世界か?パンピーにそっぽ向かれてもやっていけると思い込むのは科学者村も同じという事なんですかねぇ?この手の村人達の上から目線乙は如何なものか?とか…まぁ、新潟の松之山町みたいに町役場は木造の古い建物、小学校は豪雪にも耐えるピカピカの建物みたいなとこもあると…役人の良心が残っているとこもまだ日本にはあったのか?何か天然記念物、絶滅危惧種な気がしてならないんだけど…公僕とは公共の福祉を念頭におく人達のはずなんだが(笑)

 と暗い話題が続いてもアレなので、最後は日本の偉人、寺田寅彦でいこーってか(笑)寺田と弟子の中谷宇吉郎のエビなんかは日本の科学者の良心、誇り的なお話だよなぁ…金じゃないよ、心意気ってか(笑)この国に根差す科学とは何ぞや?という立ち位置もあるんですよねぇ…どこぞのぐろーばるすたんだーどじゃなくて(笑)

 そゆ寺田の残した言葉の一つに「災害は文明とともに進化する」とあるのは、やはり偉人は足元を知り、先の先の先の世界を見通しているもんなんだなぁと…その他、科学に対するエビ満載ですので詳細は本書をドゾ。食に対する章なんかは、なるほろの嵐、エコというより自然を重視したお家の建て替えは参考になるんではなかろーか?身近な事からコツコツと…千里の道も一歩からなんですよ、奥さん(誰?)

 目次参照  目次 理系

|

« 過去は未来において真に生き残る(笑) | トップページ | おまえをみればこころがひえる(笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

理系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ズルズルやん、ズルズルやんか(笑):

« 過去は未来において真に生き残る(笑) | トップページ | おまえをみればこころがひえる(笑) »