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2013年10月14日 (月)

男子が厨房に入ったら(笑)

男の隠し味  丸谷馨 写真・関博  読売新聞社

 食のエッセイ本なのか?インタビュー本なのか(笑)取りあえず、基本コンセプトはゲストに会いに行って、一品(?)料理してもらって思い出を語るでしょか?だいたいお一人様見開き2頁で、でも写真がその半分もっていっているから、文の方は本当に短い、エッセンス的なエピになっているのだろーか?それでも食の背景が何となく分かるから、食べ物って凄い…そして、出来た一品も掲載されていますが、レシピ的には何を使ったかは載っていても、分量は載っていないと…目分量で行けという事だろーか?

 男の料理というと、やたら凝った料理が出てくるのか?と思っていたら、意外とシンプルなものが多いのには驚きました。こだわりのポイントは人それぞれだけど、適当に手抜きなとこが日常料理っぽいのだろーか?

 とはいえ、プロが作った料理は未来指向というか?逆にいっちゃった感がこれまた凄い、世界三大珍味世紀末料理(@三國清三)なんて、フォアグラ、トリュフ、キャビアが揃い踏みですから…それにしても、個人的に一番味の想像がつかなかったのが、NOBUの白菜ステーキ(@松久信幸)でしょかねぇ?ステーキなのに白菜というところからして、?なんですが、出来上がりを見ると白菜の塊の上に鰹節がのっていて、ある種ほうれん草のお浸しを思い出してしまうノリなんですけど?白菜のカタチ的には丸くてステーキか?ソースは抹茶オイル・ドレッシング…桜エビとかミニアスパラとかついてますけど、食べるとシャキシャキするんだとか?調理の工程を見る分には簡単そーなんですけど、味を再現するのは素人には難しいみたい…シンプルに見える料理程、調理人の腕が出るとゆー事でしょか?

 アリス的に、男の料理…アリスが調理しているとこというと、卵焼いているか、蕎麦ゆがいている位だろか?果たして、この手の企画が持ちこまれた場合、アリスはいったい何を作るのか?非常に興味深いんですが(笑)准教授の方は、思い切り普通か、逆に思い切り手抜きできそーだよなぁ(笑)

 アリス的にレシピを眺めると、ダリ繭の卵ではいぶりっこオムレツ(@根本光晴)とか、絶叫城その他のパスタで漬物伊太利亜麺(@坂田雅彦)とか、粘り腰のタリアタッレ(@川口和久)とか、若葉印鱲子スパゲティ(@酒井一圭)とか、旬菜賄いパスタ(@原田慎次)とか、海奈良の魚魚魚で鯛の書生焼き(@奥本大三郎)とか、陽気な鮪のなめろう(@白石康次郎)とか、メデタイ日の香草焼き(@江守徹)とか、江戸前人情南蛮漬(@三笑亭夢丸)とか、ハマチ天狗納豆丼(@上妻宏光)とか、鯖の「オ」茶漬け(石野勲)とか、ラフレシアのカクテルでAGAWA's DRY MARTINI(@阿川弘之)とか、スウェーデン館のすき焼きでキムチパワーのすき焼き(@マイケル富岡)とか、朱色のサラダで温製安短健サラダ(@古川俊治)とか、朱色その他の蕎麦で向付一口塩蕎麦(@川村六郎)とかですかねぇ?

 個人的に意外だったのが、カレー料理がなかった事…男の料理というとこだわりのカレーとか、BBQとか有り勝ちな気がしていたんだが?気のせい?ついでに言うと肉の塊をそのまま焼くみたいな豪快系とか(笑)

 本書は豆知識的なこだわりというか、おばあちゃんの知恵袋的な話が出て来るとこも乙かなぁ?例えば温泉をガスで炊くのと、薪で炊くのではお湯のなめらかさが違うとか、お正月のお餅の乾いたのを大きな包丁でざく切りにして七輪で煎るとおかきが出来るとか、昔の日本の日常は今ではもー贅沢なお話になってしまいましたからねぇ…

 本書は本当にもーそれは料理と言えるのか?と言う程簡単なレシピから、そこまでやるか?まで幅広いんですけど、個人的におろろいたのを二つ(笑)一つは、未完熟バナナの甘辛焼き(@荒俣宏)でしょか?用意するものバナナ、スライスチーズ、グラニュー糖のこれだけ、レシピ的にはバナナを2cm幅に切って、ホットプレートで焼き片面にスライスチーズをのせると、で焼いて両面にグラニュー糖かけて焼いて砂糖が飴状になると出来上がりという…カロリー的にどーよと思うが、シンプルなレシピ(笑)一応、これデザート系でオケなんでしょか?

 も一つが二泊三日難局鍋(@西村淳)ですか?かの南極越冬隊の料理長のお料理、南極ではゴミが出せないという事から、とにかく使い回しが凄い、こちらも一日目はキャベツと豚バラ肉の炊き上げ、二日目は昨日の残りのつゆで水炊き、三日目はその汁でカレーにするという究極のエコレシピ(笑)とにかく、ある物を使う、徹底的に使うが基本コンセプトなんで、まず食材ありきの世界なんだなぁと…

 とにかく、南極、乗り越えるには宴会しかないというのが、また(笑)「参加経験から得た哲学とは、艱難辛苦を共にする仲間と打ち解けあうのは、宴会に限るというものだった」って…同じ釜の飯を食ったって、そこ大切なとこなんでしょか?ガラムマサラの代わりに太田胃酸とか、シラタキの代わりに葛きりとか、代用レシピも凄い裏ワザな気がする(笑)

 他にも興味深いレシピ満載ですので、詳細は本書をドゾ(笑)

 目次参照  目次 食物

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