« にーど、すぴーど、ぐりーど(笑) | トップページ | ピアノの調べ♪ »

2013年10月26日 (土)

仏界入り易く、魔界入り難し(笑)

骨董あそび  白洲信哉 写真・森川昇  文芸春秋

 サブタイトルが日本の美に生きるでして、判型が多分A4位ありまして、何とゆーか写真集かカタログのような本でございます(笑)掲載されているのは、陶磁器とガラス、古裂でして主に焼物がメインかなぁ?

 表紙の白さから始まって、初っ端が李朝白磁なんで、著者は焼物は焼物でも白くてつるっとしていて、でもよく見ると不揃いがあるぞみたいな焼物が好みみたいです。人それぞれに好みありだからなぁ…著者は日常使いをしているみたいで、わりとシンプルなものが多いみたいです。いえ、骨董品でご飯を食べる…セレブじゃね、の世界ですか…

 で、こーゆーのの目利きってどーするの?というか?偽物つかまされそーな気がするパンピーとしては、著者のおばあ様の言が一番かと「ニセモノを怖れるな」「モノが悪いということは、即ち自分が悪い」(@白洲正子)至言です…ここまで言い切れたら、ざっつとらいしかないでしょー(笑)

 でで、結局、その決め手は何か?と言えば、味わいッスかねぇ…「日本に伝わる独特の感覚で、完全無欠のものより不完全な歪んだものに価値を見出す態度である」と著者はおっさっていらっさいます。おかしみとか、おもしろみとか、近年で言うところのかわいいでしょーかねぇ?ええ、ピピっと来るんですよ、日本人ならば(笑)

 アリス的に骨董…その内、京都を舞台にしたお話で出てきそーだと思うのは気のせい?アリスの雑学データベースなら書画・骨董も十分範囲だと思うんだが、どだろ?本書に掲載されているとこでは、白い兎がでウサギ文なんか、どでしょ?古伊万里の染付は器としては失敗作なんですけど、そのひっくり返っているとこが面白いってとこでしょかねぇ?明朝のお皿なんかは、エアブラシみたいな兎だし(笑)日本だと月に餅のイメージだけど、中国の月兎文は「不老不死・再生の象徴」なんだそー…成程、仏教奥が深い(笑)

 豆知識も満載で、例えば古九谷は実は加賀で焼いたものではなくて、前田からの注文で伊万里で製造していたモノだったとか、古唐津や志野焼は「日本の焼きもので初めて、食器に絵付けを施したことだ」とか、焼物の素地は土地の土に特徴づけられるとか、古美術には、二系統あって一つは鑑賞陶器という、まさに見てるだけの世界と、骨董という触っちゃえの世界があるとな…そんな厳然と分かれていたのか?とか…

 とにかく、見て美しい本ですので、是非眺めてみてはとお薦めしとこー(笑)著者と同じ趣味なら楽しい本です(笑)で、個人的には、トーシロにも分かり易い鍋島かなぁ?形も綺麗、絵付けも綺麗で、何とゆーか古さがないとこが宜しかと(笑)デザインも斬新だし、色も鮮やかだし…で、こちらは名前から分かる通り、佐賀は鍋島藩の官窯。更にこちら藩御用達という事で、売り物じゃないです。全て贈答用…だから民間には一切流出していなかったので明治になるまで知らない人の方が多かったと…むしろ、知っている人の方が珍しいという事になるんだろーか?それにしても当時の1セットと30個揃えだったのか?それは、それで同じモノをとすると、人の手によるものだから、物凄く大変じゃね?の世界か?

 それにしても、日本製のものが多いとはいえ、中国・韓国から流れてきたものも多しで、今となると製造元の国にないのも多しというのが何とも、日本ってか(笑)この収集癖というか、好みのモノは何百年でも風化せずに残るところも、また日本かも…骨董も国柄で趣味浮彫なんだろか?これも一つの国民性って奴ですか(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

|

« にーど、すぴーど、ぐりーど(笑) | トップページ | ピアノの調べ♪ »

文化・芸術」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 仏界入り易く、魔界入り難し(笑):

« にーど、すぴーど、ぐりーど(笑) | トップページ | ピアノの調べ♪ »