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2013年10月25日 (金)

にーど、すぴーど、ぐりーど(笑)

にせもの美術史  トマス・ホーヴィング  朝日新聞社

 サブタイトルが、鑑定家はいかにして贋作を見破ったかなんですが、著者はメトロポリタン美術館の元館長、と言えば分かる人はピンとくるお名前か?自らの体験も踏まえての、贋作史というか、世の中こんなに贋作溢れてますけん、しかも贋作、今時の話だけじゃなくて、紀元前の昔から、フェニキアの昔からありますよっての世界らしー…本物があれば、偽物があるとな…ちなみに美術館に展示、所蔵されているものだって、贋作でんがなというものが多数ある模様…プロも騙される贋作の数々という事でしょか?著者的には「じつにその四十パーセントが、偽物か、修復しすぎたものか、年代の特定をまちがえた結果贋作同然に使われても不思議のないような代物だった」そな…しかもその後偽物の占める割合は増加傾向でないのという私見を述べられ、なのに「美術界のプロはほとんど、われわれの住むところが、日々あらたな、無節操きわまる、きわめて活発な贋作の世界だということを認めたがらない」そー(笑)海外にも想定外ってあるんですかねぇ?責任の所在はどこに行くんだろー(笑)

 とまぁ、本書はそんな紀元前の世界から現代までの贋作にこんなのありまっせという、これでもか、これでもかなお話がいぱーいですかねぇ…画商に学者に修復家、プロの贋作者に、美術館に政府に競売会社と入り乱れての大騒ぎかなぁ?いえ、詳細は本書をドゾ。読んでいく内に、むしろ本物があるのだろーか?な気になって行くのは何故なんだぜ(笑)

 アリス的に美術部門と言えば天農画伯の出番だと思うんだけど、贋作…画家的にアマノンはどー捉えているのか?気になるところ、かな?鑑定家的なとこで、どーだろ?な話もあるしなぁ?本書を拝読していくとローマというか、伊、何か贋作天国な気がしてきたが気のせいか?でも、そんな伊ですけど「現在もっとも厳しい鑑定家は、イタリアのジュウゼッペ・"ピコ"・チェッリーニは、ほとんどのアメリカの美術館が運営基金を支える富豪や理事たちに気兼ねして、贋作美術品を隠そうとする傾向があると信じている。その指摘はあながち誇張ではない」とかあって、米の美術館も皆それぞれに腹の内がある模様…

 ちなみに真の鑑定家とは「貴重な血統の猫である」そな、准教授(笑)「あらゆる分野の偽物を瞬時にして見破る-いわば六感、あるいは七感というべき-特異な能力を有する人間なのである」そー…ある種超能力者的なソレなのか(笑)これまたちなみに「美術館のキュレーターや鑑定家は例外なくチェックリストを持っている」そーで、「彼らはそれによってムラのない鑑定をおこない、安心を得るのである」そー…それで済む場合もあれば、そーはいかない場合もあると…

 これまたちなみに贋作者とはどゆ人達か?に「彼らが悪党ではないという人は多い。人をだますなんてとんでもない。ただ器用で、才気のある、快活なおもしろい人間であり、悪ふざけのつもりで偽物をつくっただけですよ、と」な…「しかし、そのような贋作者はごくまれである」そーですよ、奥さん(誰?)よーは「金銭欲こそ美術品偽造の根底にある最大の動機である」とな…「贋作者は大半が守銭奴の詐欺師」とゆー事になるらしー…一攫千金の為なら、何でもやりまっせってか(笑)

 どゆ事かというと、「美術贋作の事件ほどつかみどころのないゲームはないし、その実行犯もまたとらえどころのない対戦相手である」とな…陰謀と嘘が錯綜しているカオスってか?まぁ何にせよ、事件が明るみに出ても「贋作者が犯行を認めるケースはまれである」という事になる模様…認めたとしても他にもいっぱいありまっせ、あれもこれもそれもおれさまの贋作と言い出す始末、後に残るは混乱、混乱、また混乱ですか(笑)准教授とアリスの二人で乗り出したとしても犯人は貴方ですとはいかないのか(笑)でもまぁこれも一つの犯罪となれば、犯社の範疇に入るのだろーか?

 フェニキア、バビロン、エジプトの昔からの贋作の歴史の詳細については本書をドゾ。今も昔も何ちゅーか、何ちゅーかですかねぇ…何かももー卵が先か、鶏が先かの世界のよな…科学的鑑定、測定も開発された先からそれをくぐり抜ける贋作方法が見いだされていく辺りもこれまた凄い…本物か、偽物かで同じものでも桁が違ってくれは、そりゃ情熱傾けますってか(笑)費用対効果が違うって事だもんなぁ(笑)所謂一つの効率化?

 ちなみにセレブが贋作をかまされたりした場合のその答えの一つがこれまた凄い…「どっちでもかまわんよ。わたしは誰にも真実を言う気はないし、知らん人間の方が多いんだ。気にする人もいないと思うよ」とな…個人所有をしている場合には本人が本物だぁーっと信じていればそれでオケという事になるんだろか?本格的な鑑定でもしない限りはトーシロには見分けがつかない訳だし…うーむ…

 美術館じゃそーはいかないだろーけど、回りの人はあの展示物贋作じゃね?と皆知っているけど、所蔵美術館だけは認めないで未だ展示している例なんてのもありまする…詳細は本書をドゾ。誰しも他人が騙されるのは構わないけど、自分が騙されるのは認めないとゆー事ですか?そーですか(笑)

 そゆ訳(?)で、アラン・タリカ(仏)によると「1987年の競売で、日本の保険会社である安田火災海上が三千九百十万ドルで落札した「ひまわり」も、ファン・ゴッホ自身の手ではなく、よくできたシューフェネッカーの作品ではないかと疑問を呈している」そで、著者によると「シューフェネッカーがゴッホの助手をしていた時代のものだというタリカの説は、かなり説得力がある」とな…偽物か、本物か、それが問題だだけど、これ日本にあるからという理由が一番のよーな気がするのは気のせい?他にも似た構図のひまわり二点もあるのに、そちらは疑われていないよーだしなぁ(笑)

 本書的なそれでいくなら、ヒューバート・フォークナー・ヴォン・ソンネンバーグ氏に鑑定してもらったらすっきりするよーな気がするが、どーだろー?鑑定のプロ中のプロじゃね?な気もするが?でもゴッホって、ゴッホ関係者しか鑑定できないんだっけ?いや、もー何だか、全てか藪の中ってか(笑)

 そんなソンネンバーグさんは彼だけで一章、章がある程の方でして、それにしても独にはドエルネル研究所というのがあって、「戦後の美術保存技術を研究する施設としては世界最高といわれている」とは知らなんだ…そんな組織ですけど、中の人的には色々ある模様…まぁこちらの詳細も本書をドゾ。そしてこれまたそんなソンネンバーグのお言葉は「ほんとうによく出来た贋作が展覧会に出てくることはない。出てきたとしても、人々はこれほどみごとな贋作が存在するという事実を信じることができないかもしれない。ところが、それは完全に誤解なのだ!」そーですよ、おぞーさん(笑)

 贋作については本当に皆さん一家言ありまして、長く眺めて付き合えば分かる的な話もあれば、「まず警告しておきます。わたしたちは出来の悪い贋作についてしか話ができません。見破られたものだけです。言いかえれば、すぐれた贋作はいまも壁にかけられているのです」(セオドア・ルソー@ヨーロッパ絵画部門の主任キュレーター・メトロポリタン美術館)てゆー事なんでしょね…

 とゆー訳で、その他エビいぱーいですので、詳細は本書をドゾ(笑)それにしても、これからは美術館や博物館に行っても、どれが本物か、偽物なんだろかという視線で見てしまいそーだよなぁ(笑)分かるっかなぁ?分かんねぇーだろーなぁってか(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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コメント

にせもの美術史・・興味深いですね。

投稿: 自然治癒力@吉野 | 2013年10月26日 (土) 03時36分

>自然治癒力@吉野様
コメント書き込み有難うございましたm(_ _)m

投稿: ELL | 2013年10月27日 (日) 01時20分

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