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2013年10月 2日 (水)

ジーニアス(笑)

河鍋暁斎 奇想の天才絵師  監修・安村敏信  平凡社

 サブタイトルが、超絶技巧と爆笑戯画の名手でして、コピーとしては幕末・明治の動乱期、強烈な個性を前面に押し出し、日本画の表現領域を広げ続けた 桁外れの絵師がいた。なんですが…こちら別冊太陽の一巻という事でまさに雑誌の別冊形態といおーか、版型もA4位あって図が大きいの世界か(笑)

 さて、河鍋暁斎は何ぞや?というと天保二年に生まれて、明治二十二年にお亡くなりになっているので、まさに動乱の幕末・維新の時期に活躍した画家というには制作範囲が大きすぎるよな(笑)ちなみにご本人は、浮世絵の歌川国芳に入門し、更に狩野派にも入門したお方…ある意味、当時の芸術界のエキスパートの薫陶を受けて育った芸術家という事になるんだろか?

 武士の二男に生まれた事や、幼少期から絵の才能が高かった事から、絵の道一直線な生き方なんですけど、暁斎の描いた作品群は、一直線というよりクリスタルな屈折率といって方がいいんじゃない?の世界が展開…まずは見て見よ、とはこの人程似合いの方はいらっさらないんではなかろーか?

 アリス的に暁斎、うーん、アリスはこの手の遊び心に溢れた作品、好きそーだけどなぁ?どだろ?まさに日本画という世界から、マンガじゃね?までその作風の幅の広い事、広い事(笑)その中でもアリス的なとこでいくと大阪なとこから、地獄太夫の一連の絵ですかねぇ?ちなみに地獄太夫とは堺の高須町の遊郭にいた遊女…「苦界に身を置くようになったのは前世の愚行の報いと自ら地獄太夫と名乗った」というお人…で、この太夫と一休和尚との蓮歌のシーンを描いた作品が、これまた凄い…どー凄いのかは本書を是非ご覧下さいなのだ(笑)いやー、太夫の美人画はともかく、相方の一休さんがおちゃめすぎて…メメントモリなシーンのはずなんですけど、笑えるのは何故だろぉ…

 後は月関係で、浦島太郎と鶴亀の一幅、月と松竹梅と亀の絵ですかねぇ?能狂言画衆の望月とか?准教授じゃないですけど、猫関係でいくと芝居説話画帖の巨大化猫とか、ネコナマズとか、鳥獣戯画・画稿・猫又と狸とか、結構猫の絵あったりして…ちなみに歌川国芳も猫好きだった模様…画家にも猫好き多いのか?

 その他でいくと実は暁斎は四月七日生まれ、で准教授とアリスと同じであろう四月生まれなんですね、でもって亡くなった日が四月二十六日…アリスの誕生日とされる日と同じとゆー…うーん、こじつけ臭いが縁があるぞとゆー事で(笑)

 暁斎のユニークなとこは交友関係がこれまた広いというか、海外の方多しで…エミール・ギメ、フェリックス・レガメ、ウィリアム・アンダスン、モーティマー・メンピス、エルヴィン・ベルツなど錚々たる面子…その中でも一人と言えば、門下生にもなったジョサイア・コンデル,ええ、あの建築家のコンドルですよ…結構、仲良かったとみえて、日記(絵日記)にもちょくちょく登場、更に二人で日光に旅行に行っていたり、微笑ましい日常が披露されていたりします(笑)

 でまぁそんな暁斎の作品はどこに行けば見れるんだぁーっ?と思っていたら、埼玉に河鍋暁斎記念美術館があったんですねぇ…関西だと京都国立美術館に所蔵されているみたいですが、もっと凄いのが海外の美術館に結構所蔵されているところ…ギメ美術館(仏)、リンデン美術館(独)、ビティヒハイム市立美術館(独)、ケルン市立東洋美術館(独)、大英博物館(英)、ヴィクトリアインドアルバート博物館(英)、ライデン国立民族学博物館(蘭)、キヨソーネ東洋美術館(伊)、ボストン美術館(米)、ピーポディ・エセックス博物館(米)、メトロポリタン美術館(米)、フーリア・ギャラリー・オブ・アート(米)、カウンティー・ミュージアム(米)、クリーヴランド美術館(米)、シカゴ美術館(米)、フィールド自然史博物館(米)、フィラデルフィア美術館(米)、インディアナポリス美術館(米)、ウスター美術館(米)、カーネギー美術館(米)にあるとな…詳細は本書をドゾですけど、さすが暁斎、多作だなぁという事なんでしょか?

 何はともあれ、本書は本当に見て見ての世界ですので、是非見て見てくらはい。圧倒される質感というのはこーゆーのを言うんじゃね?と(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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