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2013年11月26日 (火)

あーしたてんきになぁーれ(笑)

文芸誤報  齊藤美奈子  朝日新聞出版

 週刊朝日と朝日新聞に掲載された書評をまとめたものらしーのですが、数にして172本というから、一冊見開き二頁で結構な厚みのある本でござるの巻か(笑)それにしても思ったのは、日本ってこんなに小説出ていたのか?だったりして…普段、フィクションをあんまり読まない方なので、タイトルにしても、著者名にしても、そーだったのかぁと単純におべんきょになりました…いや、ホント…情けない事に最近のベストセラーなんてとんと知らないし…何か日本人的に浦島太郎している気分にもなれたりして(笑)

 文学界では一大イベントの芥川賞、直木賞もいつ、どこで、だれがも知らないので、本書では結構煩雑に出てくるとこにまたおろろいた…うん、文学的にはそこを抑えないといけないよねの世界だよね、かな?まぁ何はともあれ、本書は巻頭の「文学作品を10倍楽しく読む方法」の項だけで十分モトは取れる本だと思うけど、どたろ?よーは構えて読むな気楽に読めだと思うんだけど、著者の本に向かう姿勢は言葉は平易だけど、真摯だもんなぁ(笑)

 アリス的に書評…新聞に書評が載る、載らないでは売上部数が全く違ってくるとどこかで聞いた覚えがあるんだが、そーなんでしょか?新聞広告欄とかもそーで、書店員になるとまず全国紙全紙の書評と広告欄は毎朝チェックしないといけないとか、これまたどこかで聞いたよーな記憶薄らと?珀友社は出しているんでしょか?片桐さん(笑)

 アリス的なとこで文学書についての一言、「えてして作家は、自分とかぶる作風の作品には厳しい。新人文学賞の選考委員を実作者と一緒に何度かつとめてみて得た、これは私のうそ偽わざる実感である」だそで、だから「選考委員の作品を読んで傾向と対策を練るなど愚の骨頂。むしろ逆を目指すべし」だそーですよ、奥さん(誰?)となると、ゴールドアロー賞もそんなとこ?何だろか?アリスとか(笑)

 ついでに言うと文学書関係っていぱーいあって、何が何だか?これまた区別が全くついていかないトーシロなんですけど、「角川書店の「野生時代」が主催する青春文学大賞は「作家も評論家も引っこんていろっつーの、おめーら、うぜーんだよ」というコンセプトの賞である」とな…ホンマでっかぁーっ?文学賞にも新人一発勝負とか、一見さんお断りとか、色々あるんだろか?

 で、これがポプラ社小説大賞になると「選考委員を入れずに選ぶ賞って、なぜかみんなリーダブルなヤングアダルト小説に流れるのだろう」だそーだが、そーなのか?ついでに言うと本賞は賞金は2000万円だそーで、一掬千金ならこれだ、だそな(笑)

 後、作家へ一言となるのか?「受賞の言葉は読まなきゃよかったよ。「受賞の言葉」だって作品なんだぜ」とあって、成程プロというのは、自分の言葉全てが見世物なんだなぁと納得したり…も一つ「余計なお世話かもしれないが、小説家を志すライターの人はライターを主人公にするのは封印したほうがいい。マスコミ人を主役にすると、物語が軽くなるから」だそー…それはキャラのせーなんだろか?と素朴な疑問が(笑)

 でで、直木賞直結の文春文学を目指すなら、「文春文学の得意技は、ちょい社会派の人情話なのではないか。希望のある終わり方も必須条件。平均点が高いことも重要。とか書くと、ほんとに予備校みたいだが」なる程、賞取りって傾向と対策の果てにあるものなんだなぁ(笑)「芥川賞・直木賞はますます入学試験に近づいて「ひとまずあれを取っとかないとな。よしやるか」な領域に入っているのではないか。で、入学試験を突破したら思う存分羽を伸ばす…」となるそーな…何だかなぁ(笑)

 他にアリス的といっていいのかペット論的と言うべきか?で、「離婚、再婚などなど、家族のゴタゴタに巻きこまれたペットの位置は微妙である。犬だから介護保険程度もないし、犬だからって「施設にいれちゃえ」みたいなわけにもいかない」とな…昨今、どんどん家族の解体が進んでいる中、ペットの生活、老後はどうなる?の世界か…これちょっとペルシャ猫のに被るのかなぁ?まぁ元カノに押し付けられた猫を飼い続けるだけ人の良い人で良かったとゆー事にもなるんだろーか、うん…

 後、動物関係的な本としては「のりたまと煙突」(星野博美)があったり、「きょうの猫村さん2」(ほしよりこ)があったりします。他にアリス的にというと大阪が関係しているので「その街の今は」(柴崎友香)とか、「阪急電車」(有川浩)とか、

 そーいえば、一昔前感動系というのが流行ったよーな記憶があるが、著者によると「「涙が止まりませんでした」みたいな感想が読者から出てきたら、それはもう作家の敗北ではないのか」になってしまうらしー…成程、純文はパネェ(笑)でこれ出すのはアレだけど「愛と死をみつめて」(大島みち子・河野実)、これの二人って同志社大だったとは知らなんだ…

 で、読破して思ったのは何とゆーか、世界が狭いというと角が立つか…小説の舞台がご町内限定というノリだなぁと?家族というか、家庭内?もしくは学校というより教室内?身近な世界に終始しているよーな気がするのは気のせいか?「職場での悩みのトップが「人間関係」という時代ならではの、ちまちましながらも身につまされる短編集といえるだろう」なノリが多いよな?世の中そんなにミクロコスモス的になってしまったんだろか?とふと思ってみたり…まぁ大風呂敷的に行くなら「君命も受けざる所あり」(渡邊恒雄)とかになるんでしょーか?ちなみに著者は「帯いわく、(権力と時流に動ぜずわが内なる声に従う)だって。なるほど「外なる声は聞かない」わけだね。なぜって、ハハ、自分が「権力」で「時流」だからな。「さる人」はもういいよ。そろそろ「去る人」になってはどうか」と切り捨て御免してますが(笑)

 さて、本書はそれこそいぱーいいばーい、そのまたいぱーい解説されているので、どこもかしこも秀逸なんですけど、最後に一つだけ選ぶとしたら「家日和」(奥田英朗)のとこかなぁ?奥さんと別居した旦那の行く末とゆーか、そゆ件のとこで「彼の家はやがて帰宅拒否症の同僚たちのたまり場と化す(男が自分の部屋を持てる時間って、金のない独身生活時代までじゃないか。でもな、本当に欲しいのは三十過ぎてからなんだよな。(略)けれどそのときは自分の部屋がない…)そうそう、だから「結婚しない男」が増えるのである。男所帯にウジがわいても平気な時代じゃ、もうないのだ」ですかねぇ…

 まぁ三十過ぎても准教授もアリスも気軽な独身暮らしで、二人とも自室に更に書斎持ちみたいな日常だからなぁ(笑)准教授に至っては職場も書斎みたいなもんだろーし(笑)そゆ点であの二人は、デンを持つ男の余裕があるのかもなぁと(笑)

 他にも至言の嵐ですので詳細は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文系

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