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2013年11月16日 (土)

非本来的絶望(笑)

ぼくらの頭脳の鍛え方  立花隆 佐藤優  文芸春秋

 サブタイトルが、必読の教養書400冊なんですが、著者達については今更なのでアレですが、ブックガイド…本の並びもありますが、何で本書を選択したか?な対談の部分が、いよーにかっとんでいるというか、濃いぃぃというか(笑)一球入魂というか、本に対する構えがまずパンピーとは違うよーな…

 さて、時代はネットでして、今更時間かけて本なんて読まなくても情報なら瞬時に入るやんけの世界ですけど、「ネットで最先端の情報に辿り着き、わかるためには、評価の定まった基礎的な本を読んでおかなければならない。そうでないと、そもそも検索エンジンにどういうキーワードを入れていいのかわからないはずですよ」(@立花)という事になるのかなぁ?まぁ年々、世代が若くなるにつれて本とか、紙媒体に対するソレが薄まっている気がしないでもないが?その内、本読めなんてのも老害とか言われる日が来るのだろーか?

 読書に対する概念とか、スタンスが今後どーなるか?はともかく、「脳と読書・識字の相関は脳科学の世界では常識です」(@立花)という事になるらしー…「日本語の場合、平仮名があって、片仮名があって、漢字がある。それで音と文字と意味とがそれぞれに微妙にずれている。脳はこうしたずれがあればあるほど、その複雑さに順応するために高次の発達をとげるんです。だから日本人の脳はすごくいい脳になった」(@立花)とな…ホンマでっかぁーっ?だとしたら日本語万歳なのか(笑)

 アリス的に読書、ガイド、うーん作家的にありなのか(笑)ただ、アリスが選択したらミステリ100冊になりそーだけど?どか?准教授だと、やはり学生に読んでもらいたい100冊になるのかなぁ?でもこの手のガイドでいくと大学の先生としてはウルフ先生が選んだ100冊の方が何となく安心感がある気がするのは何故なんだぜ(笑)

 後、著者の佐藤氏の出身大学が何と同志社大でして、ちなみに神学部だそーですが、神学部って試験が一切無いんだそー…年に一度レポート書けとな…で、神学部の先生は相当に出来る人ばかりなりの世界らしー…で、先生に気に入られると(?)「一年生のときからマン・ツー・マンの授業を受けていました。アルバイトする余裕なんか全くなかった。大学というところはあんなに勉強させられるところだと思いませんでしたね」という大学生活だったらしー…しかも必修はドイツ語だったんだけど、「ちょっと余力があるようだから、ギリシア語とヘブライ語とラテン語をやれ。ギリシア語は二つやれ。あとチェコについても勉強したいんなら、ロシア語もやってこい」と言われる世界…うーん、こーなると准教授の学生時代って相当にアレだったんだろーか?

 でもって、マルクスの資本論を訳した高畠素之も同志社大神学部中退という「ものすごく不思議な男です」(@佐藤)というお人らしー…同志社大神学部って人の基準が違うのか?他にも「日本基督教の精神的伝統」を書いた魚木忠一とかも同志社大の神学者だって言うし…他にも土井たか子って同志社大法学部卒なのか?アリスの先輩な訳ですか?うわぁー…

 他にアリス的という事で准教授のコーヒー中毒にちなんでコーヒー話で、代用コーヒーの話が出てきたり、アレって戦時中だけの話かと思っていたら「末期のソ連はコーヒーのために外貨を支出することができなくなって、モスクワではコーヒーの代わりに代用コーヒーが出されるようになったんです」(@佐藤)って、20世紀末でもそーだったのか?ちなみに大豆とコーヒーの香りのする葉っぱが原料の代用コーヒーはカフェインレス…もしかして、こちらの方が健康にはいいんだろーか?

 も一つ「ソ連時代、「コーヒーにしますか、紅茶にしますか」と質問して、紅茶と答えたら保守派、コーヒーなら進歩派。ほぼ八割当たります。コーヒーはインテリの飲み物なんです」(@佐藤)って…所変われば品変わるって奴なんだろか?グルジア紅茶な話は聞いた覚えがあるが、コーヒーにもそんな曰くがあったのか?ちなみに当時のソ連には喫茶店は一軒も無し、レストランは漏れなく盗聴器付だったそな…素晴らしいモスクワ世界ってか?

 喫茶店文化なとこからいくと「緩く結びついたコミュニティがこれまでの出版文化を支えてきた傾向があります。コーヒー・ハウス的な、インフォーマルな情報交換の場が消えたことと、本がどんどん売れなくなってきていることは相当関係がある」(@立花)だそな…そーだったのかぁーっ?本を読む人って、緩いというか、無駄を受容できる人なのか?

 出版文化つながりで翻訳本の話のとこがまた…前振りに「私は、外交官や通訳など職業的に外国語をマスターしていることが必要な人を除けば、外国語が得意でなくてもかまわないと思っています」(@佐藤)とあって、続けて「一般論として、外国語によるコミュニケーションが発達していない国では、翻訳文化が発達するんです。実際、現在フランスやロシアではドイツよりも外国語の翻訳が非常に多いんです。日本もそうですね。重要なのは、外国語から自国語へ翻訳する過程で、自分たちの文化になじむように文章を咀嚼するから、思想的な深みが増すことです」(@佐藤)思考するなら母語の方が誰だって早いという事か?

 何より驚いたのは更に続けて「外国語の学習にはものすごい時間がかかる。そこに過剰なエネルギーを割くことは時間の無駄だと思うんですね」(@佐藤)と元外交官というか、外交の前線にいた人が言うと…日本人の一億総知力の配分も考えた方がいーという事か?知の効率化とか?

 官僚的な話もチラホラ出ていて「よく情報の世界の人間にからかわれました。「外交において日本は複素平面に存在しているような国だ。普段は見えないんだけど、何か見えるときには二乗されて必ずマイナスになってくる」と」(@佐藤)って、それはヤバイのでは(笑)官僚とはいうのは二種類しかないそで「下級公務員としていじめ抜かれる側になるか、そうてでなければ人をいじめる側になっていく、この世界では、どっちかしかない」(@佐藤)とな…いじめ駄目絶対とか、いじめかこわるいとか、いじめはありませんとか、言っている監督省庁からしていじめの温床って…さすが建前と本音の国日本ってか(笑)

 精神力の強さについても「私が外務省にいたころの幹部の人たちのほうが乃木さんよりよっぽど精神力が強い。機械的な計算で自分の出世だけ求めて、部下の犠牲は屁とも思っていない。最強の陣容です」(@佐藤)となるらしー…誰がために官僚はあるの世界か?今の外務省と外交についても「外交がこんなに体たらくであっても、外務官僚が相対的に政治家より強いという状況は維持できています。もちろん国際的な外交戦において日本外務省は負けています。しかし、日本国内における対永田町戦略には常に勝利する。こういう構造になっているんですよね。だから、今後も外務省は絶対に個別問題に通暁している専門家はつくらない。その専門家をつくると、ある段階で、その専門家が確実に政治家とくっつくからです」(@佐藤)、国益より省益、これ大切、絶対(笑)

 ちなみに外交官にとって通訳は追加的な業務だそーで、やったらやったで責任を負わされるから誰もやりたくない仕事なんだそー…昔はできないなんて言えなかったけど、「いまの霞ヶ関には、「できない」と言っても許される文化が生まれているんです」(@佐藤)、民間企業では英語を公用語になんて宣っている一方で、国の最前線のはずの外務省ではできなくてもオケって、さすが日本、そこにしびれるあこがれるぅ(笑)

 これまた日本の官僚組織によくある科白…「うまくやれ」…「最終的に失敗したら「何できちんと報告しないんだ」と部下に責任を押しつける」(@佐藤)で、うまくいった場合は「「指示どおり、きちんとやった」と言って、上司が成果を吸い上げる」(@佐藤)素晴らしき官僚世界ってか(笑)

 他にも豆知識満載で例えば幕末のエビなんかでは「水戸の志士たちは大きな犠牲を払ったにもかかわらず維新後、権力を失って、薩長を中心とする新政権から排斥された。これを恨みに思っている水戸人は多いんです」(@立花)そな…いやー、薩長といえば会津かと思っていたら、やっぱあちこちで結構恨まれたままなんだなぁ…江戸(東京)人でも、いい話は聞かないし…

 と、端からあげていったらキリがないので、最後に二つ。一つは毛沢東と文化大革命の件…「彼は文化大革命のときに、民衆を愚民化して操りやすくするためにはリテラシー、読書能力を落とせばいいと考えた。本を読めば読むほど人間は愚劣になる。余計なことは読んで考えるな、まずは行動せよ、と過去の論文を取り出して説いたのです。中国のように本を読むのはエリートという伝説のあるところで、読書文化を絶ち、思考する脳回路を停止させようとしたんです」(@佐藤)って、そーだったのかぁーっ?独裁者傾向のある人程、愚民化政策がお好きなのは何故なんだろぉ?国の行く末より俺様なのかなぁ?

 も一つは本との付き合い方、「読者にお勧めなのは、巨大書店の書籍をすべて隅から隅まで見て回ることです。すべて見るのが大変なら、文庫と新書コーナーだけでもいい。現代社会の知の全体像が大ざっぱでもつかめると思います。アマゾンでもいいけれど、書店の棚にはやはり全体像がある。僕は今でも週に何度か気に入った書店に行きますよ。思わぬ本との出会いがあるから」(@立花)に尽きるのかもなぁ?やっぱ、本って、物だし、見て、手にとって、ナンボのよーな?でもって、出会いがあるか?ないか?はこれまた偶然とは思えないえにしがあるから(笑)騙されたと思って行ってみるも、あると思います、ます(笑)

 他にも面白&ためになるエビ満載ですので、詳細は本書をドゾ。うん、騙されたと思って、ドゾ(笑)

 追記、書き終わって一つ抜けていたとこを思い出しました…「女性の外交官って結構、大変なんですよ。入省するときの成績は抜群にいいんです。ところが、十年経って、使いものになる人がほとんどいない」(@佐藤)とな、「似たような現象は、あらゆる企業で聞きますよ(中略)就職試験で(中略)男にゲタを履かせないと合格させられない」(@立花)とな、でもって「外務省専門職員の採用試験にかかわった上司から、「点数だけで評価したら、男女比は八割女性になる」という話を聞いたことがあります」(@佐藤)とあって、後に使いものにならないのは「試験には反映しない男の能力があって、採用して何年か経つとそれが表に出てくる」(@立花)「外務省の場合、女性が何で失敗するかというと、男でしくじることが多いのです」(@佐藤)とな…何だかなぁですかねぇ(笑)元々、女性だからしょーがないとでも言うんだろーか?と素朴な疑問が?むしろ、そんなに優秀な女性陣が入ってきて使いものに育てられなかった職場環境と上司と教育係の責任は如何に?だよなぁと思うのは気のせいか?もーいっその事、外務省女の子ver.を造って現外務省と対抗させたらいいのに、とすら妄想してしまったりして(笑)と越後屋に相談してみるてすとか(笑)やはりここは、教えて安西先生というより宗方コーチか?

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